James Dyson Award 2017 国内表彰式セレモニー

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    2017年12月6日(水)、NEWoMan Shinjyukuにてジェームズダイソンアワード2017の国内表彰式セレモニーが開催されました。

    毎年開催されるこのアワードは、ダイソンから発足した一般財団法人ジェームズ ダイソン財団主催によるもので、今回で12回目を迎えます。
    「未来のエンジニアの育成」を目的に、「問題解決をデザイン」をテーマにアイディアの募集を行っており、今年は世界23ヶ国から1,000を超える応募があったといいます。

    お金を稼ぐ為に会社に入るのか それとも自分のやりたいことやチャレンジをして生きていくのか

    セレモニーの最初に、国内審査員の林 信行さん、前回と前々回の国内審査受賞者の山田 泰之さん、そして今回のジェームズダイソンアワード2017国内最優秀賞・受賞者の孫 小軍さんの3名によるディスカッションが行われました。

    右より、孫さん、山田さん、林さん

    ディスカッションの中で孫さんは、問題解決をデザインしていくには4つのスキルが必要だと話しました。
    4つとは「専門性」「人を巻き込む力」「お金をとってくる力」「ビジネス力」
    まずは、デザイン・開発を進めていく為の専門性が必要であり、また、自分が持っていない専門性を持った人たちの力を借りる為に人を巻き込んでいくことが必須だといいます。そして、プロジェクトを進める為には、学校やベンチャーキャピタル、クラウドファウンディングからお金を獲得することが重要であり、また、実際にアイディアを実現する為にはビジネス力も求められると語りました。

    山田さんは、「会社に入るとやりたいことやってお金を稼ぐのは難しい」と、仕事や生き方について話をし、「お金を稼ぐ為に会社に入るのか、それとも楽しいことをする為に生きていくのか」を真剣に考えていく必要があると会場に投げかけました。


    山田さんの話を受け、林さんも大企業に入って成功した個人はあまり思いつかないということを話し、いまだに20世紀型の課題解決をしている会社に入ってしまうのはもったいなく、現在は、以前に比べ課題解決できる環境あるのだから、どんどんチャレンジをしていってほしいと語りました。

    国内第5位 空間型VR映像システム「ReverseCAVE」

    これまでのVRは、専用のディスプレイ装置を付けたプレイヤーだけが作られた世界を体験でき、周りの人は何をしているのかがわからないという状態でした。そこで、誰もがその世界観を楽しめるようにと開発されたのが「ReverseCAVE」。これは、半透明のスクリーンと多数のプロジェクターによって構成されたシステムで、プライヤーが体験している世界がスクリーンに投影されることにより、プレイヤーだけでなく周りの人々も一緒にVRの世界を体験し、共有することができます。VRは何をやっているかがよくわからなかったり、わからないのでプレイしている様子がださく感じられて、プレイするのに二の足を踏んでしまうことがありましたが、プレイヤーと傍観者が体験を共有することによって、より多くの人を巻き込んでいくことができるといいます。
    これまでのプレイヤーだけに限定されていたVR体験を、周りの人も巻き込むことによって、傍観者をもプレイヤーにするという発想が、これまでのVR体験の現状や、デジタル化していく世の中の課題を変えていく可能性があると評価されました。

    国内第4位 Telewheelchair

    Telewheelchairは電動車いすシステムで、遠隔地からのリモート操作、障害物探知、環境認識の機能が備えられています。
    遠隔地にいる操縦者が、車いすから送られてくる映像をVRのヘッドマウントディスプレイを使ってみながら、電動車いすをリモートで操作。ただ、これだけでは完全に周りの環境を把握することは難しい為、AIを用いた障害物探知と環境認識の機能がそれを補います。人など何かが車いすの前に現れたり、前方に障害物を探知した場合には、自動的に停止したりと、その場で起きた事象に対して素早い判断を瞬時に行うことが可能となっています。
    人間知能と人工知能を組み合わせたTelewheelchairは、高齢化社会や介護不足である現状を、「遠隔介護」「集中管理型介護」を実現することで変えていくことができるといいます。

    国内第3位 クローラユニットシステムを用いた雪上にて走行可能な小型モビリティ~Cuboard~

    Cuboardはスケートボードのデッキに独自開発した電動式のクローラユニットを取り付け、雪上や砂上での走行を可能とした電動スケードボードです。悪路を走ることができ、更には水の中を走ったり、階段を登ることも可能です。重さも1人で持てる重量なので、持ち運びすることができます。
    現在は、同大学初のベンチャー企業も立ち上げており、商品化に向け、既に動かれているということです。

    国内準優秀賞 Digital Garden

    Digital Garden from Ben Berwick on Vimeo.

    Digital Gardenは折り紙工学によてデザインされたソーラーパネルで、家の窓に簡単に取り付けることが可能です。パネルの跳ね返りによって、部屋の内部まで照らされるようになっています。折り紙工学を利用したアイディアと、一面積あたりの人口密度が高くなっている現代において、エネルギー問題を変えていく可能性があるという将来性が評価されました。

    国内最優秀賞 SuKnee -障害者のモビリティを高めるロボット義足

    開発者である孫さんは、9歳の時に病気で足を切断。ご出身である中国ではまだ義足に関しての福祉制度が無かったので、当時は松葉づえを使って生活されていたそうです。その後日本に来日されてから、福祉制度を利用して義足を使い始めました。
    ただ、既存の義足は疲れやすい、歩行距離が短い、安全性が低いといった問題がありました。それを改善したいと考えた孫さんは、ロボットと人間の身体をかけ合わせた新たな義足を開発。電動アシスト機能が加えれたことによって、膝の伸展や屈曲、振出、転倒の防止、椅子からの起立や階段の昇降をアシストすることを可能としました。

    今回のアワードに孫さんチームが提出したプロトタイプは細かい検証もしっかりとされていたそうです。

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