フリーランスのための請求書の書き方と作成サンプル

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    フリーランスは個人で案件を受注する以上、請求も納品も自分で行う必要があります。今回は大切な報酬を手際よく受け取るための、請求書の書き方についてご紹介したいと思います。

    目次

    1.フリーランスの請求書とは?

    1.1 フリーランスの請求書とは

    請求書とは商品やサービスに対する対価の支払いを請求する際に発行する、帳票の一種です。 フォーマットの似ている見積書との違いは、見積書には契約前の変更する可能性のある情報を記載するのに対して、請求書には確定した情報を記載するという点です。

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    1.2 請求書作成のメリット

    年間所得が38万円を超える場合、確定申告が必要になります。確定申告では、所得を申告する際に請求書が重要な証明書になります。

    また38万円を超えない場合でも取引先(クライアント)との支払いトラブル回避という面から、個人事業主(フリーランス)にとって請求書は重要度の高い帳票となっています。

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    column_image5926_01

    2.請求書の作り方

    白色申告の手順を簡単にまとめると、次のような流れになります。

    2.1 請求書に記載する必須項目

    国税庁のホームページに掲載されている「請求書等の記載事項や発行のしかた」によると、請求書への記載事項は次の5項目とされています。

    (1)書類作成者の氏名又は名称
    (2)取引年月日
    (3)取引内容
    (4)取引金額(税込み)
    (5)書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称

    しかしこの5項目はあくまでも税金の申告に必要な項目であり、請求元にも請求先担当者にも分かりやすいよう、必要な項目を追加しても問題ありません。

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    2.2 フリーランスの請求書サンプル

    国税庁の推奨する項目にいくつか項目を追加した、フリーランス向け請求書のフォーマットサンプルです。

    請求書のフォーマットは、取引先から指定される場合もあります。どういったフォーマットで請求書を作成するのか、あらかじめ取引先と相談しておくことがおすすめです。

    column_image5926_02

    <ヘッダー部>

    (1)帳票タイトル

    請求書であることが分かりやすいよう、大き目に「請求書」と記載します。

    (2)請求書の宛名

    請求書の宛名を記載します。会社名であれば「○○御中」、担当者名など宛先が個人が相手であれば「○○様」と記載します。

    (3)請求日(発行日、作成日)

    請求書の発行年月日を記載します。

    (4)請求書番号

    請求書の管理番号を記載します。後で自分が照会しやすいよう、任意の値を割り振ります。

    (5)請求者(発行者)情報(請求者名、郵便番号、住所、電話番号、捺印・電子印鑑など)

    請求者(自分)の連絡先などを記載します。

    電子印鑑、もしくは印刷後に捺印します。なくても法的には問題ありませんが、印刷物に捺印することで原本であることの証明になります。

    (6)請求金額

    消費税や源泉徴収税などを加味した上での、最終的な支払金額を記載します。

    (7)支払い期限

    何日までに振り込んで欲しいのか、契約時にあらかじめ取り決めておいた支払い期限を記載します。

    <明細部>

    (8)品目

    品目(仕事(作業やサービス)の内容含む)を記載します。

    (9)数量

    各品の数量を記載します。

    (10)単価

    品1件あたりの単価を記載します。

    (11)金額

    数量×単価の値を記載します。

    <フッター部>

    (12)小計

    明細の各金額を積算した小計を、税抜きで記載します。

    (13)消費税額

    消費税が発生する場合、その金額を記載します。

    (14)合計

    小計に消費税額を加えた合計金額を記載します。

    (15)振込先(振込先金融機関名、支店名、口座番号、口座名義など)

    振込先の金融機関情報を記載します。振込手数料をどちらが負担するかも記載する場合があります。

    (番外)源泉徴収税額

    上のサンプルには欄がありませんが、提供したサービスの内容や取引先の形態(法人・企業であること)などにより、源泉徴収税をあらかじめ差し引いた状態で報酬が支払われる場合があります。その場合、消費税と合計の間に「源泉徴収税額」欄を追加するなどして対応します。請求書への記載は義務ではありませんが、追加しておくと確定申告の時に便利です。

    源泉徴収の対象となる報酬・料金等やその計算方法についての詳細は、次の記事で紹介しています。

    【関連記事】フリーランスのための源泉徴収基礎知識(予)

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    column_image5926_03

    3.無料で使えるWebサービスやテンプレート

    現在Web上で公開されている、無料の請求書作成サービスやWeb上で動くクラウド会計ソフト、さらにExcelの無料テンプレートなどを集めてみました。

    【無料請求書作成サービス「MISOCA」】
    https://www.misoca.jp/

    【みんなのExcelテンプレート】
    http://all-excel.net/c_seikyusyo.html

    【bizocean - 書式の王様】
    https://www.bizocean.jp/doc/category/27/

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    column_image5926_04

    4.適切な請求書で仕事を円滑に

    国税庁が示す請求書に必要な項目は少ないですが、詳細に記載することでトラブルを回避することができます。さらに請求書をExcelなどで作成した場合は、改ざんを防ぐためにもPDFなどに変換してから送付するよう心がけておくことがおすすめです。

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