CentOSのダウンロードとVirtual Boxへのインストール手順を解説 | サービス | プロエンジニア

    CentOSのダウンロードとVirtual Boxへのインストール手順を解説

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    前回の記事では、Windows10にVirtual Boxをダウンロードして、インストールする手順までをご紹介しました。

    今回は、Windows10のVirtual Box上にLinuxディストリビューションの一つである、CentOS7をインストールしていきます。
    まだVirtual Boxのインストールが完了していない方は、以下の記事でVirtual Boxのダウンロードとインストール方法を解説していますので、参考にしてください。

    【関連記事】仮想化ソフトVirtualBoxのダウンロードとインストール手順を解説

    1.LinuxとCentOS

    パソコンを構成するソフトウェアは、さらにOS(オペレーションシステム)とアプリケーションに分けることができます。
    OSは、ハードウェアとアプリケーションの間に位置し、ハードウェア上でアプリケーションが動くための環境を提供しているソフトウェアです。

    1.1 LinuxとはOSの一種

    LinuxはOSの一種です。
    OSにはLinuxの他、マイクロソフト社のWindowsや、アップル社のMac OSなどがあります。
    Linuxは普通のPCでも利用することはできますが、主にサーバー用途として使われることが一般的です。

    1.2 CentOSはRed Hat系ディストリビューション

    Linuxという名称は、厳密にはLinuxの中核にあるカーネルのことを指しています。
    カーネルとは、メモリ管理やネットワーク管理などを行うもので、カーネル単体ではOSとしての機能を利用することができません。
    LinuxをOSとして利用するためには、カーネルの他にも多くのソフトウェアが必要になります。カーネルとそれらのソフトウェアをまとめてLinuxOSとして使えるようにしたものを「ディストリビューション」と言います。

    ディストリビューションは大きく分けて
     ・Red Hat系ディストリビューション :CentOS、Fedoraなど
     ・Debian系ディストリビューション  :Ubuntuなど
    があり、上記のどちらにも属さないディストリビューション(Slackwareなど)もあります。

    今回インストールするCentOSはRed Hat系のディストリビューションです。

    2.Virtual Boxの環境設定

    それでは、さっそくCentOSをVirtualBox上にインストールしていきます。
    まず最初に、Virtual Boxの環境設定を行います。
    Virtual Box上にゲストOSをインストールする前に、ゲストOSをインストールするための箱として、仮想マシンを作成する必要があります。

    2.1 仮想マシンの作成

    ① Virtual Boxを起動して、「新規」ボタンをクリックします。

    ② 仮想マシンを作成します。
    名前は任意で構いません。名前を入力すると、タイプ(Linux)とバージョン(Red Hat(64-bit))は自動で入力されます。設定を確認をしたら、「次へ」をクリックします。

    ・名前 :名前は任意で設定します。※今回は「CentOS 7」にしました
    ・タイプ:Linux
    ・バージョン:Red Hat(64-bit)

    ③ 仮想マシンに割りあてるメモリーサイズを指定します。
    デフォルトのまま、1024MBを指定して、「次へ」をクリックします。

    ④ ハードディスクを指定します。デフォルトのまま、「仮想ハードディスクを作成する」を選択して、「作成」をクリックします。

    ⑤ ハードディスクのファイルタイプを指定します。
    デフォルトのまま、「VDI(VirtualBox Disk Image)」を選択して、「次へ」をクリックします。

    ⑥ 物理ハードディスクにあるストレージを指定します。
    デフォルトのまま、「可変サイズ(D)」を選択して、「次へ」をクリックします。

    ⑦ 仮想ハードディスクの容量を設定します。デフォルトでは8GBですが、ここでは16GBに設定します。設定したら、「作成」をクリックします。

    ⑧ 仮想マシンが作成されました。これでVirtual Boxの環境設定は完了です。

    3.CentOSのダウンロード手順

    CentOSのダウンロード手順を解説します。

    CentOSは、公式サイトからリンクされているミラーサイトから、ISOイメージをダウンロードできます。ISOイメージとは、CDやDVDに書き込める形のファイルのことをいいます。

    通常、OSはCDなどのメディアからインストールすることが多いですが、CentOSはミラーサイトから直接ISOイメージをダウンロードすることが可能です。

    3.1 公式サイトからISOイメージをダウンロード

    ① 以下のURLを入力し、公式ホームページにアクセスします。

    【CentOS 公式サイト】
    https://www.centos.org/

    ② 画面上部の「GET CENTOS」をクリックします。

    ③「DVD ISO」をクリックします。
    ダウンロード可能なISOイメージの違いは以下の通りです。今回は標準構成でインストールを進めていきます。

    ・DVD ISO :標準構成でインストール
    ・Eveything ISO :標準構成に加え、CentOS7で提供された全ての追加機能を含めてインストール
    ・Minimal ISO :最小構成でインストール

    ④ ミラーライトのURL一覧が表示されます。
     Actual Countryの部分が日本でのミラーサイトですので、この中から選択してクリックします。

    ⑤ ダウンロードが始まりますので、「OK」をクリックします。
    「DVD ISO」のファイルは、全体で4GBほどの大きさがあり、回線速度にもよりますがダウンロードには、数十分かかりますので、ご注意ください。

    ⑥ ISOイメージのダウンロードが完了です。

    3.2 Virtual BoxからCentOSのISOイメージを起動

    Virtual Boxを起動して、ダウンロードしたCentOSのISOイメージをインストールしていきます。

    ① Virtual Boxを起動します。
     前述の手順で作成した、CentOSの仮想マシンを選択して、「起動」ボタンをクリックします。

    ② 起動ハードディスクを選択する画面が表示されます。
     右下のフォルダのマークをクリックして、ダウンロードしたCentOSのISOイメージを選択します。

    ③ CentOSのISOイメージを選択したら、「起動」をクリックします。

    4.CentOSのインストール手順

    4.1 CentOSのインストーラーを選択

    ① ISOイメージを起動すると、以下の画面が表示されます。
    デフォルトでは「Test this media & install CentOS 7」が選択されているので、矢印キー「↑↓」で操作して、一番上の「Install CentOS Linux 7」を選択してEnterを押下します。

    ※なお、Virtual BoxでゲストOSの画面を操作した場合、カーソルがゲストOS内のみで動作するようになります。
    カーソルをホストOSへ戻したい場合は、「右ctrl」キーを一度押して、カーソル解除をしてください。

    ② インストール時に使用する言語を選択します。「日本語」を選択して、「続行」をクリックします。

    4.2 CentOSインストールの概要

    CentOSのインストールの概要画面が表示されます。

    4.2.1 地域設定

    まずは、地域設定です。前述の手順で「日本語」を選択しているので、地域設定については以下になっていることを確認します。

    ・地域設定
    日付と時刻:アジア/東京 タイムゾーン
    キーボード:日本語
    言語サポート:日本語

    4.2.2 ソフトウェア

    次はソフトウェアです。
    ここでは「ソフトウェアの選択」を設定します。デフォルトでは、「最小限のインストール」となっており、CUI環境となっていますが、今回は、GUIも利用できるように設定を変更します。

    CUI(character user interface)とは、キーボードを利用して、コマンドなどの文字情報だけで処理を行う方法です。
    GUI(graphical user interface)とは、マウスを利用して、アイコンなどで視覚的に操作して処理を行う方法のことを言います。

    ・ソフトウェアの選択

    ① 「ソフトウェアの選択」をクリックします。

    ② 「サーバー(GUI使用)」を選択して、左上の「完了」ボタンをクリックします。

    4.2.3 システム

    続いてシステムです。
    ここでは、インストール先、ネットワークとホスト名の2つを確認・設定していきます。

    ・インストール先

    ① まず、インストール先の設定を確認します。「インストール先」をクリックします。

    ② 仮想マシンのハードドライブにチェックが入っていることを確認して、左上の「完了」をクリックします。

    ・ネットワークとホスト名

    ① ネットワークとホスト名です。
    デフォルトでは「接続していません」になっているので、これを変更します。「ネットワークとホスト名」をクリックします。

    ②右上のスライドボタンをクリックして、「オフ」から「オン」に切り替えます。
    Virtual Boxの機能により、自動的にIPアドレスが取得されます。左上の「完了」をクリックします。

    4.3 インストールの開始とユーザ設定

    インストールの準備ができました。
    以下の画面と同じ設定になっていることを確認して、「インストールの開始」をクリックします。

    「インストールの開始」ボタンがグレーアウトされてクリックできない場合は、未設定の項目が残っている場合がありますので、前述の設定内容を再度確認してください。

    4.3.1 rootパスワードの設定

    インストール中、「rootパスワードの設定」と、「ユーザの作成」を行います。

    Linuxでは、実際に作業で利用するユーザの他、システム全体に権限を持った管理者ユーザとしてrootユーザがありますので、ここで設定していきます。

    ※ここで設定したrootパスワード、およびユーザ名とパスワードは今後も使用するものなので、忘れないように注意してください。

    ① 「ROOTパスワード」をクリックします。

    ② パスワードを2回入力します。rootユーザのパスワードなので、より複雑でランダムなパスワードを設定することをお勧めします。
    設定ができたら、左上の「完了」をクリックします。

    4.3.2 ユーザの設定

    次に、実際に作業を行うためのユーザとパスワードを設定します。

    ① 「ユーザーの作成」をクリックします。

    ② ユーザを作成します。
    フルネーム(任意)、ユーザ名、パスワードを2か所入力して、左上の「完了」をクリックします。

    ③ インストールが完了するまで少々待ちます。

    ④ インストールが完了したら、以下の画面が表示されます。
    右下の「再起動」をクリックします。

    5.CentOSへのログイン

    再起動が終わったら、初期セットアップの後、CentOSにログインしていきます。

    5.1 CentOSの初期セットアップ

    ① 再起動が終わると、以下の画面が表示されます。
    ライセンス同意の画面ですので、「LICENCE INFORMATION」をクリックします。

    ② 「ライセンス規約に同意します」にチェックを入れて、左上の「完了」をクリックします。

    ③ 「ライセンスに同意」になっていることを確認して、「設定の完了」をクリックします。

    5.2 ユーザーでCentOSへログイン

    ライセンスに同意すると、以下のようなログイン画面が表示されます。

    ① インストール時に作成したユーザ名が表示されるので、ユーザ名をクリックします。

    ② インストール時に設定した、ユーザーのパスワードを入力して、「サインイン」をクリックします。

    ③ サインインすると、初回のみ、言語の選択を促されます。「日本語」を選択して、右上の「次へ」をクリックします。

    ④ 入力について選択します。こちらも初回のみ、ここでも「日本語」を選択して、右上の「次へ」をクリックします。

    ⑤ オンラインアカウントとの接続は今回はしないので、そのまま「スキップ」をクリックします。

    ⑥ 以上で設定が完了です。「CentOS Linuxを使い始める」をクリックします。

    ⑦ 以下のようなヘルプ画面が表示されますが、「×」ボタンで閉じて構いません。

    ⑧ CentOSのデスクトップが表示されます。

    以上でCentOSのインストールが完了です。
    Virtual Boxを使って、Windows上にLinuxの環境を構築することができました。

    6.まとめ

    Virtual Boxを使って、Windows10上にLinux環境を構築する手順を解説しました。 Linuxに触れてみる機会として、またはLPICの勉強用などに、是非参考にしてください。

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