ソニックウォール(SonicWALL)は、ラヴィ兄弟によって設立されたネットワークセキュリティ機器の会社です。同社は中核製品としてUTM(統合脅威管理)やFirewallを販売していました。2012年に、DELLの資本参加に入り、Dell SonicWALLとして販売をしています。
Dell SonicWALLは、FireWall、VPN、アンチスパイウェアなどの機能に加えてアプリケーションの可視化を行うアプライアンスです。また、リモートで様々なデッバイスから社内へアクセスする際に安全なネットワーク環境を提供できます。複雑化するネットワークセキュリティをシンプルにかつコストを抑えて運用管理することが可能です。Dell SonicWALLは、大手企業から、中小企業まで幅広く導入されています。ISPのケイオプティコム社、千葉県市原市役所などにも導入されています。また、NTTアドバンステクノロジ、キヤノンITソリューションズ、ソフトバンク コマース&サービス、マクニカネットワークス、丸紅情報システムズなどがDell SonicWALの代理店として販売から導入・運用までを行っています。
IOTの普及により、今後企業のセキュリティニーズはさらに高まることが予想されます。具体的な活躍の機会としてはSIer、ISP、データセンターやクラウドサービス業者においてのネットワークやセキュリティ分野が考えられます。Dell SonicWALLは、2014年度国内SSL-VPN市場で出荷台数においてシェアNo.1を獲得しており、今後も高いシェアを維持すると考えられるため、エンジニアとしては身に着けておくべき技術の1つといえるでしょう。