• CCIEとはどんな資格?難易度から受験料、取得後の年収までまとめました

    公開日:2022年05月25日 最終更新日:2022年05月26日

    ネットワーク関連の資格の中でも、ベンダー資格であるシスコ技術者認定は、世界的にスキルを証明できる資格としても有名です。本コラムでは、その上位資格にあたる「CCIE」についてご紹介します。

    • CCNPを勉強中、もしくはCCNPに合格したので、上位資格のCCIEについて知りたい

    • 聞いたことはあるけれど、CCIEとはどんな資格なの?

    など、CCIEについての概要を知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

    プロエンジニアの無料会員登録はこちら

    1. CCIEとは?シスコ認定の上位技術者資格

    CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)とは、シスコシステムズ社が提供するシスコ技術者認定の5つのグレードのうち、エキスパートレベルの技術者を認定する資格です。
    ネットワークやシスコ全般の専門知識において、最も高い水準のスキルを世界中で証明できる資格として、CCIEはネットワークエンジニアの間では大変価値のある資格となっています。

    CCIEとはどんな資格?難易度から受験料、取得後の年収までまとめました【フリーランスエンジニア案件情報|プロエンジニア】

    ※アーキテクトレベルのCCArは、デザイン分野(CCDE)の上位資格となっています。

    ▲トップへ戻る

    2. CCIEの試験


    2.1 試験コースは6種類

    CCIEの試験コースは、6種類に分類されています。6つのコースのうち、いずれか1つに合格すれば、CCIEホルダーとして認定されます。

    • CCIE Enterprise Infrastructure:エンタープライズインフラストラクチャー

    • CCIE Security:セキュリティ

    • CCIE Collaboration:コラボレーション

    • CCIE Data Center:データセンター

    • CCIE Enterprise Wireless:エンタープライズワイヤレス

    • CCIE Service Provider:サービスプロバイダー

    ▲トップへ戻る

    2.2 CCIEの試験は2段階

    各コースとも、筆記試験とラボ試験(実技試験)があります。
    筆記試験に合格すると、ラボ試験を受験することができ、筆記試験とラボ試験の両方に合格することで認定されます。

    No. コース 資格名 試験番号
    1 エンタープライズインフラストラクチャー CCIE Enterprise Infrastructure ・筆記試験:ENCOR 350-401
    ・ラボ試験
    2 セキュリティ CCIE Security ・筆記試験:SCOR 350-701
    ・ラボ試験
    3 コラボレーション CCIE Collaboration ・筆記試験:CLCOR 350-801
    ・ラボ試験
    4 データセンター CCIE Data Center ・筆記試験:DCCOR 350-601
    ・ラボ試験
    5 エンタープライズワイヤレス CCIE Enterprise Wireless ・筆記試験:ENCOR 350-401
    ・ラボ試験
    6 サービスプロバイダー CCIE Service Provider ・筆記試験:SPCOR 350-501
    ・ラボ試験

    ▲トップへ戻る

    2.3 受験の前提条件

    CCIEに、受験の前提条件はありません。
    5年から7年程度のCISCO社製品を用いた実務経験を持つことが推奨されていますが、18歳以上であれば誰でも受験することができます。
    とはいえ、シスコ独特の試験の雰囲気や問題の言い回しなどに慣れておくためにも、下位資格であるCCNAやCCNPから、段階を踏んで着実に受験されることをおすすめします。

    ▲トップへ戻る

    2.4 出題形式

    筆記試験はCCNPと同様、全国の試験センターにて、すべてコンピュータ上で行われ、モニタ上に問題が表示され回答します。
    ラボ試験は、これまでのシスコ技術者認定試験とは全く異なるものであり、シスコ支店のラボルームにて合計8時間の実技試験が行われます。

    ▲トップへ戻る

    2.5 CCIE認定までの流れ

    CCIEに認定されるまでの流れは、以下のとおりです。 受験ポリシーとして、ラボ試験には期限が設けられていますので、筆記試験だけではなく、ラボ試験も見据えた試験スケジュールを組むとよいでしょう。

    CCIEとはどんな資格?難易度から受験料、取得後の年収までまとめました【フリーランスエンジニア案件情報|プロエンジニア】


    【CCIE受験ポリシー】

    (筆記試験)

    • 筆記試験が不合格の場合は、試験翌日から起算して15日間は受験不可

    (ラボ試験)

    • 筆記試験合格後、18か月以内にラボ試験の1回目を受験する必要がある

    • ラボ試験が不合格の場合、30日間は受験不可

    • ラボ再受験は、最後のラボ受験日以降12か月以内に行う必要がある
    ※筆記試験の有効性を保つため

    • 筆記試験合格後、3年以内にラボ試験に合格できなければ、筆記試験は失効となる
    ※新たに筆記試験から受験する必要がある

    ▲トップへ戻る

    3. CCIE Enterprise Infrastructure

    CCIE Enterprise Infrastructureは、CCNAやCCNPの知識がベースになることなどから、CCIEのエントリーとして受験者も多く、人気のあるコースです。


    3.1 試験範囲

    CCIEEnterprise Infrastructureの試験範囲は以下のようになっています。


    【筆記試験】

    試験番号 試験範囲 試験言語
    350-401 Implementing Cisco Enterprise Network Core Technologies(350-401 ENCOR) ・デュアルスタック(IPv4 および IPv6)アーキテクチャ
    ・仮想化
    ・インフラストラクチャ
    ・ネットワークアシュアランス
    ・セキュリティ
    ・自動化
    【詳細はこちら】
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Enterprise Infrastructureのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Enterprise Infrastructure v1.0
    ラボ試験の内容 英語

    ▲トップへ戻る

    3.2 試験時間と問題数

    CCIE Routing and Switchingの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 305-401筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 詳細はこちらから

    ▲トップへ戻る

    3.3 学習情報

    公式サイトでは、トレーニングとして「Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies (ENCOR)」を推奨しています。

    シスコ認定インストラクターによるワークショップを含む学習ロードマップなど、詳しい内容は以下のページから確認することができます。

    ▶ 推奨トレーニング:Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies(ENCOR)

    ▲トップへ戻る

    3.4 必要なスキル

    試験範囲の内容をよく理解し、5年から7年のエンタープライズネットワーキングテクノロジーおよびソリューションの設計、導入、運用、最適化の経験を持つことが推奨されています。

    詳しくは公式サイトをご確認ください。

    CCIE Enterprise Infrastructure 認定とトレーニングプログラム

    ▲トップへ戻る

    4. CCIE Security

    CCIE Security 認定を受けることで、複雑なセキュリティソリューションのスキルが証明されます。


    4.1 試験範囲

    CCIE Securityの筆記試験、およびラボ試験の範囲は以下のようになっています。


    【筆記試験】

    試験番号 試験範囲 試験言語
    350-701 Implementing and Operating Cisco Security Core Technologies(SCOR 350-701) ・ネットワークセキュリティ
    ・クラウドセキュリティ
    ・コンテンツ セキュリティ
    ・エンドポイントの保護および検出
    ・セキュアなネットワーク アクセス
    ・可視性、およびエンフォースメント
    【詳細はこちら】
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Securityのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Security
    ラボ試験の内容 英語

    ▲トップへ戻る

    4.2 試験時間と問題数

    CCIE Securityの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 350-701筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 詳細はこちらから

    ▲トップへ戻る

    4.3 学習情報

    公式サイトでは、トレーニングとして「Implementing and Operating Cisco Security Core Technologies(SCOR)」を推奨しています。

    シスコ認定インストラクターによるワークショップを含む学習ロードマップなど、詳しい内容は以下のページから確認することができます。

    ▶ 推奨トレーニング:Implementing and Operating Cisco Security Core Technologies(SCOR)

    ▲トップへ戻る

    4.4 必要なスキル

    試験範囲の内容をよく理解し、5年から7年のセキュリティテクノロジーおよびソリューションの設計、導入、運用、最適化の経験を持つことが推奨されています。

    詳しくは公式サイトをご確認ください。

    CCIE Security 認定とトレーニングプログラム

    ▲トップへ戻る

    5. CCIE Collaboration

    電話、メール、テレビ会議などの様々なコミュニケーションツールを統合し、シームレスなコラボレーションを実現することで、コスト削減や生産性の向上など、ワークスタイルの変革を図ることができます。


    5.1 試験範囲

    CCIE Collaborationの試験範囲は以下のようになっています。


    【筆記試験】

    試験番号 試験範囲 試験言語
    350-801 Implementing Cisco Collaboration Core Technologies(350-801 CLCOR) ・インフラストラクチャーおよびデザイン
    ・プロトコル、コーデック、およびエンドポイント
    ・Cisco IOS XEゲートウェイとメディアリソース
    ・コールコントロール
    ・QoS
    ・コラボレーション アプリケーション
    【詳細はこちら】
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Collaborationのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Collaboration
    ラボ試験の内容 英語

    ▲トップへ戻る

    5.2 試験時間と問題数

    CCIE Collaborationの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 350-801 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 詳細はこちらから

    ▲トップへ戻る

    5.3 学習情報

    公式サイトでは、トレーニングとして「Implementing and Operating Cisco Collaboration Core Technologies(CLCOR)」を推奨しています。

    試験対策の指針となる学習ロードマップなどもあり、詳しい内容は以下のページから確認することができます。

    ▶ 推奨トレーニング:Implementing and Operating Cisco Collaboration Core Technologies(CLCOR)

    ▲トップへ戻る

    5.4 必要なスキル

    試験範囲の内容をよく理解し、5年から7年のコラボレーションテクノロジーおよびソリューションの設計、導入、運用、最適化の経験を持つことが推奨されています。

    詳しくは公式サイトをご確認ください。

    CCIE Collaboration認定とトレーニングプログラム

    ▲トップへ戻る

    6. CCIE Data Center

    CCIE Data Center 認定を受けることで、複雑なデータセンターソリューションのスキルが証明されます。


    6.1 試験範囲

    CCIE Data Centerの筆記試験、およびラボ試験の範囲は以下のようになっています。


    【筆記試験】

    試験番号 試験範囲 試験言語
    350-601 Implementing Cisco Data Center Core Technologies(350-601 DCCOR) ・ネットワーク
    ・コンピューティング
    ・ストレージ ネットワーク
    ・自動化
    ・セキュリティ
    【詳細はこちら】
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Data Centerのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Data Center
    ラボ試験の内容 英語

    ▲トップへ戻る

    6.2 試験時間と問題数

    CCIE Data Centerの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 350-601 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 詳細はこちらから

    ▲トップへ戻る

    6.3 学習情報

    公式サイトでは、トレーニングとして「Implementing and Operating Cisco Data Center Core Technologies (DCCOR)」を推奨しています。

    シスコ認定インストラクターによるワークショップを含む学習ロードマップなど、詳しい内容は以下のページから確認することができます。

    ▶ 推奨トレーニング:Implementing and Operating Cisco Data Center Core Technologies(DCCOR)

    ▲トップへ戻る

    6.4 必要なスキル

    試験範囲の内容を理解し、5年から7年のデータセンターテクノロジーおよびソリューションの設計、導入、運用、最適化の経験を持つことが推奨されています。

    詳しくは公式サイトをご確認ください。

    CCIE Data Center認定とトレーニングプログラム

    ▲トップへ戻る

    7. CCIE Enterprise Wireless


    7.1 試験範囲

    CCIE Enterprise Wirelessの試験範囲は以下のようになっています。


    【筆記試験】

    試験番号 試験範囲 試験言語
    350-401 Implementing Cisco Enterprise Network Core Technologies(350-401 ENCOR) ・デュアルスタック(IPv4およびIPv6)アーキテクチャ
    ・仮想化
    ・インフラストラクチャ
    ・ネットワークアシュアランス
    ・セキュリティ
    ・自動化
    【詳細はこちら】
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Enterprise Wirelessのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Enterprise Wireless
    ラボ試験の内容 英語

    ▲トップへ戻る

    7.2 試験時間と問題数

    CCIE Enterprise Wirelessの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 350-401 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 詳細はこちらから

    ▲トップへ戻る

    7.3 学習情報

    公式サイトでは、トレーニングとして「Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies (ENCOR)」を推奨しています。

    シスコ認定インストラクターによるワークショップを含む学習ロードマップなど、詳しい内容は以下のページから確認することができます。

    ▶ 推奨トレーニング:Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies(ENCOR)

    ▲トップへ戻る

    7.4 必要なスキル

    試験範囲の内容を理解し、5年から7年のエンタープライズワイヤレステクノロジーおよびソューションの設計、導入、運用、最適化の経験を持つことが推奨されています。

    詳しくは公式サイトをご確認ください。

    CCIE Enterprise Wireless認定とトレーニングプログラム

    ▲トップへ戻る

    8. CCIE Service Provider

    CCIE Service Provider 認定を受けることで、複雑なサービスプロバイダーソリューションのスキルが証明されます。


    8.1 試験範囲

    CCIE Service Providerの試験範囲は以下のようになっています。


    【筆記試験】

    試験番号 試験範囲 試験言語
    350-501 Implementing and Operating Cisco Service Provider Network Core Technologies(350-501 SPCOR) ・コアアーキテクチャ
    ・サービス
    ・ネットワーキング
    ・自動化
    ・QoS
    ・セキュリティ
    ・ネットワーク アシュアランス
    【詳細はこちら】
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Service Providerのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Service Provider
    ラボ試験の内容 英語

    ▲トップへ戻る

    8.2 試験時間と問題数

    CCIE Service Providerの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 350-501 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 詳細はこちらから

    ▲トップへ戻る

    8.3 学習情報

    公式サイトでは、トレーニングとして「Implementing and Operating Cisco Service Provider Network Core Technologies(SPCOR)」を推奨しています。

    シスコ認定インストラクターによるワークショップを含む学習ロードマップなど、詳しい内容は以下のページから確認することができます。

    ▶ 推奨トレーニング:Implementing and Operating Cisco Service Provider Network Core Technologies(SPCOR)

    ▲トップへ戻る

    8.4 必要なスキル

    試験範囲の内容を理解し、5年から7年のサービスプロバイダーテクノロジーおよびソリューションの設計、導入、運用、最適化の経験を持つことが推奨されています。

    詳しくは公式サイトをご確認ください。

    CCIE Service Provider認定とトレーニングプログラム

    ▲トップへ戻る

    9. CCIEの難易度は


    9.1 ITスキル標準では「レベル4」

    経済産業省は、ITスキル標準「ITSS(IT Skill Standard)」のキャリアフレームワークにおいて、ITキャリアパスを11職種35専門分野、および7つのレベルで分類しています。

    「ITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係(ISV Map Ver11r2)」によると、CCIEは7レベルのうち、「自らのスキルを活用することによって、独力で業務上の課題の発見と解決をリードする、レベル4」にあたります。

    参照:ITスキル標準V3|IPA

    ▲トップへ戻る

    9.2 難易度の比較

    難易度の比較として、前述した「ITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係(ISV Map Ver11r2)」によると、各資格の難易度は以下のようになっています。

    レベル 主な資格
    レベル4 CCIE、ネットワークスペシャリスト、OracleMaster Platinumなど
    レベル3 応用情報技術者、OracleMaster Gold、LinuC-3、LPIC-3、PHP上級 など
    レベル2 CCNA、基本情報技術者、OracleMaster Silver、LinuC-2、LPIC-2、ドットコムマスターダブルスター、OCJ-P、Ruby Gold、PHP準上級など
    レベル1 CCENT、OracleMaster Bronze、LinuC-1、LPIC-1、ドットコムマスターシングルスター、OCJ-A、Ruby Silver、PHP初級など

    参照:ITスキル標準V3|IPA


    ネットワークエンジニア向けの資格として、国家資格のネットワークスペシャリストがあります。

    CCIEはネットワークスペシャリストと同一の、レベル4として掲載されていますが、CCIEはレベル4以上と見なされているのが実際のところです。
    ネットワーク業界においてCCIEは、最も高い難易度であり、大変価値のある資格として認識されている、と言っても過言ではないでしょう。

    ▲トップへ戻る

    10. CCIEの受験料は?

    2022年4月現在、CCIEの受験料は以下のとおりです。 なお、受験料は予告なしに改定されることがありますので、随時公式サイトをチェックすると良いでしょう。

    • 筆記試験:44,800円(税抜)

    • ラボ試験(キットを借りる場合):1900USD(税抜)

    • ラボ試験(デバイス持参の場合):1600USD(税抜)

    ラボ試験の料金について詳しくは、公式サイトをご確認ください。

    CCIE/CCDE:Book your Lab/Practical Exam|Cisco

    受験費用だけでなく、1回で合格する人が稀なほど難易度も高い試験ですので、再受験ともなれば、当然費用もその分かかってきます。

    CCNA、CCNPとは桁違いの金額ですので、受験費用を負担して取得を推奨する企業もあるようです。

    ▲トップへ戻る

    11. CCIEの受験スケジュール


    11.1 筆記試験


    11.1.1 予約方法および申込期間

    試験の予約方法は3つあり、申込方法によって受験料の支払方法も異なります。自分の好きな日程と場所で受験することができますが、直前だと日程やテストセンターによっては空きがない場合もありますので、まずは試験日を決めて先に予約をすることをおすすめします。

    予約の変更およびキャンセルは、予約した試験日時の24時間前までにピアソンVUE(もしくは直接予約したテストセンター)に連絡をすれば可能です。

    ※スマホからは横スクロールしてご覧下さい。

    予約方法 受付方法 予約期限 支払方法
    クレジットカード バウチャー 銀行振込 現金
    Webサイト 随時 前日まで × ×
    カスタマー
    サービス
    お問い合わせフォームまたは電話 入金確認後の調整 ×
    テストセンター 随時 テストセンターによる ×

    ※ 電話受付:9:00~18:00(土・日・祝日 及び 年末年始を除く)

    ▲トップへ戻る


    11.1.2 オンラインのピアソンVUEを利用

    オンラインで予約するには、事前にピアソンVUEのWebサイトからアカウントを作成し、ログインすることで予約ができます。

    ピアソンVUEシスコ技術者認定試験予約ページ|ピアソンVUE

    詳しい予約方法などはこちらから確認できます。

    ▲トップへ戻る


    11.1.3 試験会場

    試験会場は全国のピアソンVUE公認テストセンターとなります。

    当日、席に空きがあればその場で予約、現金での支払いも可能なテストセンターもありますので、詳しくは試験会場を確認してください。

    ▲トップへ戻る


    11.1.4 受験当日の流れ

    当日は試験開始時刻の15分前までにテストセンターに到着し、写真撮影や電子署名などの受付を済ませます。

    試験場には、当日テストセンターから配布されるホワイトノートとペンのみ、持ち込みが可能です。

    ▲トップへ戻る


    11.1.5 受験当日持参するもの

    受付には、本人確認のため2種類の身分証明書が必要です。

    そのうち1点は必ず顔写真付きの証明書が必要となりますので、詳しくはこちらを確認してください。

    また、予約上の氏名と、持参した身分証明書の氏名が異なると受験はできませんので、早めに確認されることをおすすめします。

    予約の氏名変更はピアソンVUEカスタマーサービスへ申請する必要がありますので、結婚などにより氏名が変わっている場合は、早めに確認されることをおすすめします。

    ▲トップへ戻る

    11.2 ラボ試験

    ラボ試験会場は世界中にあり、日本では東京で実施されます。
    東京で受験する際の予約方法などは以下のとおりとなっています。

    ▲トップへ戻る


    11.2.1 予約方法および申込期間

    ■ 予約方法

    ラボ試験の予約はCCIE Online(こちら)から行います。

    予約には以下の情報が必要です。

    • 有効なCiscoユーザアカウント

    • 筆記試験の登録時に使用したID番号

    • 筆記試験合格日

    • 筆記試験合格時の得点


    ■ 支払方法

    銀行振込のみ

    ※詳しい振込方法などはこちらに掲載されています


    ■ 振込期日

    試験日の90日前まで

    ※振込手続きに遅くとも1週間程度かかるため余裕をもって

    ※試験日の90日前を切っている場合の予約は即日振込が必要


    ■ キャンセル

    (試験日の91日前までの場合)

    • CCIE Online(こちら)から無料で可能

    • すでに振込済の場合、オンラインサポートへ連絡すれば受験料の返金も可能


    (試験日の90日前を切っている場合)

    • 有料で予約の変更が可能

    • 実質キャンセルは不可であり、受験料は返金されない

    • 当日受験しない場合はno showのステータスとなり、30日間は再受験予約が不可

    ▲トップへ戻る


    11.2.2 試験会場

    日本のラボ試験は以下の会場で行われます。
    会場への詳しいアクセス方法などはこちらを確認してください。

    ▶ 試験会場:〒107-6227 東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウンタワー21F

    ▲トップへ戻る


    11.2.3 受験当日の流れ

    当日の試験開始時間は、ラボ試験予約後に送信されるEメール、またはCCIE Online(こちら)から確認できます。
    2時間以上遅刻した場合は受験できません。

    ▲トップへ戻る


    11.2.4 試験結果

    ラボ試験の結果は、CCIE Online(こちら)から通常48時間後には確認ができます。

    ▲トップへ戻る

    12. CCIEの勉強方法

    CCIEは難易度が大変高い試験ですので、従来の試験対策のような一冊の問題集を繰り返し解くというよりは、どれだけ多くの技術書を読むか、実機による検証をどれだけたくさん行うかが、王道のスタイルとなるようです。


    12.1 シスコプレス

    シスコ唯一の公式本、シスコプレスの参考書です。

    CCIEは試験範囲も広範囲になりますので、まずはシスコの公式本を地道に読み進めていくことが重要になります。
    中身は英語表記ですが、実際の試験も英語で実施されますので、英語が苦手な方も読み進めることで、シスコの表現方法などに慣れておくとよいでしょう。

    以下は筆記試験「ENCOR (350-401)」の参考書です。CCNPとCCIEで共通の試験です。

    『CCNP and CCIE Enterprise Core ENCOR 350-401 Official Cert Guide』

    著者:
    Kevin Wallace、Brad Edgeworth、Jason Gooley、David Hucaby、Ramiro Garza Rios

    出版社:Cisco Press
    発売日:2019年12月24日
    参考価格:8,050円
    ページ数:1024ページ

    出典:Amazon

    ▲トップへ戻る

    12.2 CCIEの勉強サイト


    12.2.1 シスコラーニングネットワークジャパン

    CCIEとはどんな資格?難易度から受験料、取得後の年収までまとめました【フリーランスエンジニア案件情報|プロエンジニア】

    出典:The Cisco Learning Network|Cisco

    公式受験者向け情報ポータルサイトとして、「シスコラーニングネットワークジャパン」があります。
    資格取得を目指している受験者同士の情報交換や、シスコ技術者認定の最新情報など、試験に関するあらゆる情報が日本語で提供されています。
    各コースのトレーニングプログラムのほか、シスコ技術者認定ホルダーへのインタビューのページでは、実際にCCIEを取得した人の勉強方法なども載っていますので、参考にされると良いでしょう。

    ▲トップへ戻る


    12.2.2 CCIE:取得方法、試験時間、受験料金

    CCIEとはどんな資格?難易度から受験料、取得後の年収までまとめました【フリーランスエンジニア案件情報|プロエンジニア】

    出典:CCIE:取得方法、試験時間、受験料金|ネットワークエンジニアとして

    個人のサイトですが、CCIEに関する情報がまとめられています。技術解説などもあり、同サイト「ネットワークエンジニアとして」では、ネットワークエンジニアに役立つ様々な情報が提供されています。

    ▲トップへ戻る

    13. CCIEの更新の有効期限と試験科目


    13.1 資格の有効期限はどれくらい?

    CCIEには、認定を受けてから「3年間」という有効期限が設けられています。
    3年のうちに更新ができなかった場合、資格喪失となります。その場合に再度CCIEの認定を受けるには、筆記試験とラボ試験を再度受験する必要があります。

    ▲トップへ戻る

    13.2 資格更新の際に選ぶべき科目は?

    資格の有効性を証明するには、3年のうちにいずれかのCCIEの試験に合格するだけでなく、継続教育プログラムのアクティビティを完了するという方法もあります。
    エキスパートレベルの試験に合格する以外に、プロフェッショナルコンセントレーション試験3つに合格する方法や、講師指導トレーニングに参加する方法もあります。

    詳しくは、公式サイトをご確認ください。
    再認定ポリシー

    ▲トップへ戻る

    14. CCIE取得者の実際の年収は?転職、年収アップ、キャリアアップはできる?

    CCIEとはどんな資格?難易度から受験料、取得後の年収までまとめました【フリーランスエンジニア案件情報|プロエンジニア】

    ネットワーク業界で最高水準の資格であるCCIEですが、取得後の実際の年収などの情報をまとめました。

    ▲トップへ戻る

    14.1 CCIE取得者の給与および平均年収

    シスコ社が独自に調査したデータ「日本におけるCCNA, CCNP, CCIE 認定保有者の需要と給与リサーチ」が公開されています。

    こちらのデータによると、CCIE保有者に提示される条件としては、

    • 必要経験年数:4年以上

    • 平均年収:645~900万

    となっています。

    ネットワーク全般のエキスパートとして、相応の専門知識と実務経験があり、なおかつプロジェクトリーダーやマネジメントなどの経験も併せ持つ、管理職レベルの人材が対象となっています。

    参照:日本における CCNA, CCNP, CCIE 認定保持者の給与リサーチ|Yumpu

    ▲トップへ戻る

    14.2 CCIEを取得すると、転職は有利になる?

    CCIEは初心者向けというよりも、実務経験を豊富に積んだネットワークエンジニアが、さらなるスキルアップを目指して取得する資格と言えます。
    ネットワーク業界で最も評価される資格ですので、CCIEホルダーともなれば、それだけ仕事として期待される度合いも大きくなります。
    転職活動では実務経験も重視されるため、CCIEさえあれば必ず有利とまではいきませんが、面接でCCIEを取得していることがアピールできれば、まず一目置かれることは間違いないでしょう。

    ▲トップへ戻る

    14.3 CCIEを取得すると、キャリアアップは可能?

    CCIEで得られる知識は、高度なネットワークの業務を円滑に遂行するための土台となりますので、これまで以上に自分が活躍できる場が増え、自信にも繋がるでしょう。
    CCIEを取得するには、相当な努力が必要とされますが、仕事の幅が増えれば、それだけ評価される場も増えていきます。
    CCIEへのチャレンジは、スキルアップだけではなく、昇給あるいは転職などによるキャリアアップを目指すための、大きな手助けになるでしょう。

    ▲トップへ戻る

    14.4 CCIEを取得すると、年収アップは可能?

    転職活動では実務経験も重視されるため、CCIEを持っている「だけ」では大幅な年収アップをすぐには望めないところですが、CCIEは最も価値のある資格なので、年収アップの可能性は大いにあります。
    経験を積み、ネットワークエンジニアとして更なる年収アップを図るのであれば、CCIEだけではなく、プロジェクトリーダーやマネジメント経験など、プラスアルファ「自分の強み」を持つことで、自然と年収アップを狙える可能性も高まるでしょう。

    ▲トップへ戻る

    15. まとめ

    CCIEは難易度、価値ともに、ネットワーク業界で最高峰とされるレベルの資格です。
    受験勉強にあたっては、得るものはもちろん多いですが、膨大な時間とコストを伴いますので、取得の目的が明確でなければ、モチベーションを保つことも難しくなります。
    まずは勉強を始めてみる、というのも大変意味のあることですが、途中で投げ出してしまうにはあまりにもリスクが大きい試験と言えます。
    それゆえ、まずは自分にCCIEがなぜ必要なのか、CCIEを取得する「目的」をしっかりと検討したうえで、受験にチャレンジされると良いでしょう。

    CCNAとはどんな資格?難易度から気になる受験料までまとめました
    IT系の資格には数多くのベンダー資格が存在しますが、それゆえにどの資格を選択すればいいのか、迷ってしまうこともあるのではないかと思います。 そこで今回は慢性的に不足していると言われているネットワークエンジニアにおすすめの資格として、必要な知…
    CCNPとはどんな資格?難易度、勉強方法や新試験の参考書をまとめました
    ネットワークエンジニアの間でよく耳にするベンダー資格としては、シスコ技術者認定資格の「CCNA」が最も有名です。今回は、その上位資格にあたる「CCNP」についてご紹介します。 • CCNAを勉強中で上位資格に興味をもった人 &…

    ▲トップへ戻る

    最新のフリーランスエンジニア情報をチェック!

    月額単価90万円〜
    勤務地 東京都 23区外
    月額単価50万円〜80万円
    勤務地 東京都 千代田区
    月額単価80万円〜
    勤務地 東京都 千代田区
    月額単価80万円〜90万円
    勤務地 東京都 港区

    フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?

    • 定期的に案件を紹介してほしい
    • 完全フルリモートワークや、週1出勤など、働き方を選びたい
    • 単価交渉など営業周りが苦手なので、誰かに任せたい

    プロエンジニアにお任せください!

    プロエンジニアはほとんどEND直案件!高額単価案件ならお任せください。
    完全フルリモートや、週1出勤など、希望に合わせた働き方ができる案件を多数ご用意しています。
    単価や契約交渉などは弊社キャリアコンサルタントに全てお任せください。

    無料登録して、あなたの希望に合った案件をチェック!

    簡単60秒!無料登録はこちらから

    おすすめ記事

  • ピックアップ

    フリーランス

    【ネットワークエンジニア】某生命保険会社向けNW導入

    Webアクセス制御の設計、検証、リリース 特殊クライアントのWebアクセス制御を行うために、プロキシ制...

    月額単価:90万円〜

    フリーランス

    【ネットワークエンジニア】ネットワーク設計構築・維持管理

    企業ネットワークの設定変更作業を含む、維持管理業務 ・NW設計構築 ・NW維持管理 ※面談は弊社...

    月額単価:50万円〜80万円

    フリーランス

    【ネットワークエンジニア】自社IDS/IPS製品のネットワーク設計構築・保守対応支援

    同社は企業向けにIPネットワークの関連製品やセキュリティ製品、ソリューションを提供している企業です...

    月額単価:80万円〜

    フリーランス

    【AWS】クラウドエンジニア★APIプラットフォーム基盤構築

    Salesforce中心にやAWS等のクラウドサービスを中心に開発を行っている企業にて、AWSを用いたクラウドAPI...

    月額単価:80万円〜90万円

SCROLL TOP