Eclipseは、IBMが1994年にアプリケーション・サーバー用の開発環境として開発した統合開発環境(IDE:Integrated Development Environment)です。2001年11月には、オープンソースコミュニティにソースが寄付されたことがきかっけで、急速に普及しました。Eclipseでは、CVS、Subversion、Gitなどのバージョン管理システムと呼ばれるソースコードの管理システムが用意されています。
また、コード支援機能やJavaのソースコードからJUnitテストコードの自動生成等プログラミングの工数を削減できる機能があります。Eclipseは拡張性が高く、Java開発環境自体が標準実装されており、それ以外にもプラグイン次第でC++、PHP、Perl、C#、Python、Ruby、JavaScript、などの言語への対応も可能です。
Java学習においては通常Eclipseをダウンロードするところから始めます。Eclipseは英語で提供されており日本語化するためにはPleiadesプラグイン、もしくは、PleiadesとEclipseが本体とセットになっているもの(Pleiades All in One)をダウンロードするのが良いでしょう。Eclipseの競合製品ではNetBeansに加え、IntelliJ IDEAも注目を浴びています。しかし、市場シェアではEclipseが圧倒的であり今後もJavaとEclipseはセットで使用され続けると考えて問題ないでしょう。