「プログラミングは得意なわけではないけれど、英語なら得意」というフリーランスエンジニアの方も、中にはいらっしゃるでしょう。技術知識を生かして英文のドキュメントを読み解いたり、マネジメントを行ったり、英語を使った技術的な問い合わせに対応するポジションのフリーランス案件にはどのようなものがあるか、気になりませんか?
今回は、常時8000件のフリーランスエンジニア向け案件を保有するエージェント「プロエンジニア」の担当者が英語が得意なフリーランスエンジニアにおすすめの案件を選定。
英語が活かしやすいヘルプデスク案件からブリッジSE案件、開発案件まで幅広くご紹介します。
インターノウス株式会社 ITアウトソーシング事業部
コンサルタント 尾﨑淳太
フリーランスエンジニア様への案件紹介をメインに担当しております。 エンジニア様ひとりひとりの幅広いニーズに沿ったご提案を心がけ、常にスピード感を持ち業務に取り組んで参ります。参画後のサポートも安心感をもってお任せください。 これまで培った営業職のキャリアを活かし、エンジニア様のキャリア形成のお手伝いをさせて頂くことは勿論のこと、広く多方面での伴走者といったイメージでお付き合いできればうれしいです!
インターノウス株式会社 ITアウトソーシング事業部
コンサルタント 秋澤拓実
ITアウトソーシング事業部のクライアントチームメンバーとして、エンジニアの募集ニーズがある企業様に対し提案をしています。特にスピード感を持った提案、ご契約頂いた後のフォロー対応を細かく行う事を意識し、同業他社が多い中でも差別化出来る様に取り組んでおります。また、電話や問合せ、社外のリファラル活動による新規企業の開拓も行っております。
インターノウス株式会社 ITアウトソーシング事業部
コンサルタント 碓井良輔
インターノウスITアウトソーシング事業部の発足メンバーとして参画。コンサルタントとして10年以上のキャリアを持つ。高単価かつスピード感のある提案はもちろん、参画後の報酬増の戦略、IT業界の慣習についての相談など幅広くきめ細やかな対応が強みです。あなたのご経験を存分に発揮できるお仕事をご紹介致します。まずはお気軽にご相談ください。
フリーランスは「英語が活かせる」と案件受注の幅が広がる
【Q】そもそもフリーランスエンジニアは「英語が得意」だと案件受注時に有利ですか?
有利です。典型例は「ブリッジSE」や「外資系」で、これらの企業ではプログラミング技術自体がそこそこだとしても英語に精通していれば「英語による技術的な内容の問い合わせに対応可能」といった点が高評価されやすいです。
また公用語が英語の国内企業も増えているので、こうした案件も受注しやすくなります。
またブリッジSEや外資系の案件ではないとしても、基本的にプログラミング言語の技術書は英語で書かれていることが多いため、英語が得意でなくても抵抗がないレベルであることが望ましいですね。
【Q】具体的にどのようなポジションの案件が増えているのでしょうか?
近年増えているのは、ブリッジSEとしての役割を期待するケースです。この場合「海外の開発会社にプロダクト開発を委託したい」というのが発注側の主要なニーズです。
よって仕様書の詳細を現地のエンジニアに、英語で正確に伝えられる「英語力」と「技術知識」の両方が求められます。PM経験と英語力が両方求められるポジションなので、対応できる人は多くはありません。よって単価感は伸びやすいですし、アフターコロナに伸びる職種の1つだと思います。
もう少し敷居が低いポジションには「ヘルプデスク」があります。特に国内サービスが海外展開する場合、「海外からの技術的な問い合わせに社内の人材が答えられない」ケースがしばしばあります。こうした場合に、ある程度の技術知識がありつつ英語にも長けた人は重宝されますね。
この場合、やり取りはテキストベースが主です。よって翻訳ツールを併用できるという点で、敷居は低いです。
上記の二例よりは、ニッチな事例ですが「機械学習」「ブロックチェーン」など海外が大きく先行する技術について「ドキュメントをどんどん読み解いて研究を進めたい」という場合に英語が重視されるケースもあります。
とはいえ、機械学習やブロックチェーンの分野ではエンジニアの数自体が少ないというのは事実です。これらの領域では日本語ドキュメントでも構わないので、学習や個人開発を優先する方がベターだと思います。
【Q】英語力を活かせる案件は、国内企業の案件よりも単価は高めですか?
「ポジション」によります。たとえば英語を使用するヘルプデスク案件の場合、ヘルプデスク案件の中では単価は上がりやすいです。月額単価としては50万円~が目安となり、技術理解の深さや経験によってより上がります。
一定の技術知識と英語力がありつつ、ヘルプデスク案件を探している方にとっては「美味しい」と思います。派遣で働いている方などは、フリーランスへの転身を検討する価値は十分にあると思います。
【Q】開発案件の場合はいかがですか?
公用語が英語で、エンジニアを開発ポジションとして募集している案件の場合は月額70万~90万円前後が目安です。実は2022年10月現在では、国内の開発案件とそこまで単価が変わりません。
背景として、やはり「コロナ」は避けて通れません。海外との折衝業務やブリッジSE系の案件は、コロナ前よりは少なくなりました。これらの案件が復活してくると、単価が伸びやすくなると思います。
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「英語を活かせる案件」に必要な英語力 | TOEIC850点~が目安
【Q】TOEIC/TOEFLの点数は何点程度が最低ラインとして必要ですか?
• TOEIC:850点以上
• TOEFL:80点以上
が1つの目安となります。この点数を下回る場合は、公用語が英語の環境にいきなり飛び込むよりは「まずは慣れる」ことをおすすめします。「翻訳ツールを使えばメールやチャットのやり取りはできる」くらいの語学力でも受注が可能な案件もあります。
こうした英語力に関する不安は、プロエンジニアに会員登録いただければ個別にキャリアコンサルタントが相談に乗ります。まずは難しく考えず、お気軽にご相談ください!
【Q】「英語自体は得意だけど実務経験はない」場合でも案件の受注は可能ですか?
可能です。もちろん実務経験があるに越したことはないですが、実務経験がなくとも「実生活で英語を日常的に使っている」ならば、現場にも馴染みやすいと思います。
あとは受注する案件で、どれくらい英語を使用するかも重要です。中には英語力を重視しつつも、英語を使う業務自体が「全体の業務の1‐2割程度」という場合もあります。この場合、そもそも英語関連業務の実務経験はほぼ問われません。
キャリアコンサルタントがおすすめする「英語が活かせるフリーランス案件」
【Q】現在プロエンジニアでおすすめな「英語が活かせる」案件を教えてください
Fintechサービスにおけるカスタマーサポート(英語対応)
勤務地: | 東京都 千代田区 |
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月額単価: | 40万円~50万円 |
就業時間: | 10時00分-19時00分(フルフレックス) |
服装: | 私服 |
年齢: | 年齢制限なし |
必須スキル: |
・カスタマーサポートとして、英語を使用した顧客対応・クレーム対応のご経験が3年以上
※電話ではなくテキスト対応がメインです。英語対応のテンプレートの用意はあるため、メール内容を確認してどのテンプレで使用するかの判断ができること。
・PCの基本的な操作スキルがあり、タッチタイピング入力ができる ・顧客の問い合わせを理解し、文章で返信ができる ・マニュアルに従って、正確に業務を行える |
尚可スキル: |
・金融業界や金融サービスにおけるカスタマーサポート経験 ・クレジットカード・プリペイドカードに関する業務全般への知見及び実務経験 ・ベンチャー企業における実務経験 ・Zendeskを利用したカスタマーサポート経験 |
詳細はこちら
フルスタックエンジニア★アドテクサービスの開発
勤務地: | 東京都 世田谷区(基本リモート) |
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就業時間: | 10時00分-19時00分 |
服装: | 私服 |
年齢: | 年齢制限なし |
必須スキル: |
・TypeScript+Reactでの開発経験1年以上 ・バックエンド開発経験1年以上 ・1人称での開発が問題なくできる方 ・英語スキル(読み書きできる程度) ※他部署と連携を取る際に英語の対応が発生する為 |
尚可スキル: |
・Goでの開発経験 |
詳細はこちら
【Q】ブリッジSE系の案件はリモートでの稼働は可能ですか?
「日本の拠点側のリモート環境や仕組みが整っているか」と「海外の開発会社との信頼関係」によります。
たとえば海外の開発会社との連携が始まったばかりの場合、技術的にはリモート可能だったとしてもまずは日本人エンジニアが現地入りし、現地のエンジニアとの関係性を作り上げた方がベターでしょう。開発にはトラブルが付き物ですし、古いようですが「対面で作業するからこそ分かること」もあるものです。
一方で海外の開発会社との関係値が深く、なおかつ日本の拠点側の環境が整っているならばリモートは可能です。
【Q】ヘルプデスク系の案件の場合はいかがでしょう?
こちらはテキストベースのコミュニケーションが多くなるポジションなので、リモートで稼働しやすいです。ただし「技術的な問い合わせにも答えられること」がある程度期待されるので、製品知識が頭に入るまでは出社した方がベターだと思います。
【Q】フリーランサーが英語を活かして仕事をする際の注意点を教えてください
職種にもよりますが、ブリッジSEとしてフリーランスで参画する場合を想定してお答えします。この場合「ステークホルダーを把握すること」が難航しやすいです。
開発は技術知識も重要ですが、決裁権を持つ人物との信頼関係も重要です。その人物がイエスとさえ言えば、プロジェクトが大きく動き出すケースが少なくないからです。
一方でフリーランスのブリッジSEの場合、自分自身が外部人材であり、なおかつ海外の開発会社が絡むため、人間関係が複雑になりやすいです。日本の開発会社でのPMよりも、ステークホルダーの把握も信頼関係構築も時間がかかりやすいことは覚悟しておくと良いと思います。
【Q】どういった心構えで稼働すると成功しやすいでしょう?
業務のみだけではなく、関わるプロジェクトやサービス、製品の知識を全部理解するぐらいの心構えでいると成功しやすいと思います。
また英語の場合は、日本語でのやりとりのように「曖昧なニュアンスで伝えること」はおすすめしません。シンプルに端的なコミュニケーションを心がけた方がベターです。
加えて「慣れ」も重要です。上記はブリッジSEの場合を想定してお答えしていますが、英語を重点的に使う業務が初めての場合はヘルプデスク案件にまずチャレンジしてみるというのも十分おすすめです。
【Q】フリーランス案件申し込みの流れをおしえてください
無料会員登録フォーム、または案件エントリーフォームよりご登録下さい。
登録時間は1分程度です。ご登録後には自動返信メールが届きます。1営業日以内に、プロエンジニア担当キャリアコンサルタントより、お電話及びメールにてご連絡させて頂きます。
コンサルタントから最後に一言
国内企業でみると、英語メインの案件や英語が必須な企業はまだまだ少ない印象です。しかしグローバルに事業を展開している企業や、低コスト高スキルなオフショア開発を上手く導入する企業、そもそも英語のドキュメントを読み解くスキルも重要視している企業などが増えつつあるので、国内企業でも今後ヘルプデスクなども含めた英語が得意なエンジニアの需要が増えてくると考えられます。
プロエンジニアでは、記事内で紹介しているおすすめ案件の他、非公開案件も多数あります。無料会員登録いただければ弊社コンサルタントが面談し、ご自身にぴったりの案件をご提案します。英語が活かせる案件に興味がおありの方は、ぜひご登録ください。お待ちしております。