Javaプログラミングを学びたいけど通常のJava入門書ではなく、どうせなら楽しくできそうなゲームを作成しながらJava言語を学習したい人向けのJavaゲームプログラミング入門書を5冊とゲームプログラミングを学べるオンラインサイトをご紹介します。
目次
1.1. 『ゲーム作りで学ぶJavaプログラミング入門 Java 7版』
1.2. 『15歳からはじめるJAVAわくわくゲームプログラミング教室』
1.3. 『新人君! RPGの世界でJavaを学ぼう』
1.4. 『遊んで作るスマホゲームプログラミング for Android』
1.5. 『14歳からはじめるHTML5 & JavaScriptわくわくゲームプログラミング教室 Windows/Macintosh対応』
1. おすすめの書籍
1.1. 『ゲーム作りで学ぶJavaプログラミング入門 Java 7版』
【著者】 中島省吾/工学研究社
【定価】 2,200円+税
【出版社】SCC Books
【第1刷発行】2012年4月1日
Javaの基本的なプログラムとゲームプログラミングを、およそ3ヶ月で終了する構成になっています。
週ごとに学習の区切りをつけて1週の最後にはまとめと練習問題をつけて復習出来るようになっています。完成しているゲームプログラムのサンプルもついていますので、動作を確認しながら学習することが可能です。「おみくじゲーム」、「ダンスゲーム」、「じゃんけんゲーム」、そして最後には「スロットマシーン」の作成の仕方を学びます。初心者用に飽きずに楽しく学習できる工夫がされている書籍です。
1.2. 『15歳からはじめるJAVAわくわくゲームプログラミング教室』
【著者】 大槻有一郎
【定価】 2,380円+税
【出版社】ラトルズ
【第1刷発行】2012年4月25日
初版の2色刷からオールカラーになりました。ソースコードの色分けもされていてとても読みやすい内容となっています。
「弾幕系シューティング」のサンプルプログラムがついています。
開発環境として、Windows OS用に「Eclipse 3.7 Indigo」と「Pleiades All In One」、Mac OS X用に「Eclipse IDE for Java EE Developers 3.7 Indigo」と、日本語化キット「Pleiades」が付属CD-ROMに収録されています。
1.3. 『新人君! RPGの世界でJavaを学ぼう』
【著者】 宮嵜 淳
【イラスト】 水野ゆうこ
【定価】 2,200円+税
【出版社】リックテレコム
【第1刷発行】2014年2月18日
Java言語の初心者でも基礎を学習しながら簡単なゲーム作成ができる内容となっています。
プログラムをRPGゲームをしているような感覚で学習するスタイルがとてもユニークな書籍です。ファンタジーの世界で会話形式に設問がだされて問題解決をすることでjavaの基本を理解してゆきます。
1.4. 『遊んで作るスマホゲームプログラミング for Android』
【著者】西田竜太
【定価】 2,800円+税
【出版社】秀和システム
【第1刷発行】2013年7月27日
タイトルの通り、Android OS上で動作するゲームプログラミングの入門書籍です。簡単なプログラム作成から始まり、ある程度の規模のゲーム作りまで解説していますので。いろいろなゲーム作成を体験することができます。開発ツールやサンプルコードが付属のCDに収録されています。
1.5. 『14歳からはじめるHTML5 & JavaScriptわくわくゲームプログラミング教室 Windows/Macintosh対応』
【著者】大槻 有一郎
【定価】 2,280円+税
【出版社】Rutles
【第1刷発行】2011年6月24日
「JavaScript」を使って、Webブラウザー上で動くゲーム作成に挑戦できます。JvaScriptやゲームプログラミング初心者だけでなく、「HTML」を知らない初心者向けの解説もありますので、他の書籍で挫折した方にもおすすめの1冊です。
2. オンラインで学ぶゲームプログラミング【番外編】
Javaのプログラミング基礎学習に関する書籍に比べると、Javaのゲームプログラミングを学習できる書籍はそんなに多くはありません。一昔前までは、初心者向けのゲームプログラミングの書籍はほとんどありませんでしたが、最近はプログラミング初心者のみならず、子供向けのプログラム教室やソフトなども出てきています。子供から大人まで学習することのできるプログラミング学習のオンラインサイトも数多くあります。プログラミングのアルゴリズムを分かりやすく簡単に学ぶことができますので、その一部をご紹介しましょう。
2.1. NPO法人Code.org
NPO法人Code.orgは、「アメリカのの全ての学校にプログラミングの授業を導入しよう」とう団体です。 「Hour of Code」では、フリーで誰でも、プログラミング言語の基礎を学ぶ事ができます。
4歳から18歳までのコースの他に、コンピューターサイエンスを学ぶ「上級コース(10歳~18歳対象)」や中高生向けの「アプリラボ」、「ゲームラボ」、「Web研究室」などがあり、ゲーム感覚でプログラミングやコンピューターサイエンスの基礎を学習することができます。
2.2. Hour of Code
「Hour of Code」では、「マインクラフト(Minecraft)」というブロックの世界でできたゲームアプリケーションのプログラムをゲーム感覚で記述していく事ができます。
●Minecraft Hour of Code
2014年にマインクラフトを手がけた”Mojang社”を買収したマイクロソフトが、2015年11月16日に提供したサービス(Minecraft Hour of Code)でマインクラフトをベースにしてプログラミングの基礎を無償で学ぶ事ができます。
●Minecraft Hour of Code
「Minecraft Hour of Code」の画面です。課題が与えられ、「前にすすむ」「左にまがる」などの処理を組み合わせてシーンをクリアすると、次のステップとしてもう少し難しい課題が与えられます。それぞれの課題を終了すると、自分の作成したコードを確認することも可能です。ビジュアルプログラミング言語を使った教育は今注目を浴びています。
その他にも「スター・ウォーズ:コードを書いて銀河を作ろう(6歳以上)」や「アナとエルザとコーディング(8歳以上)」、絵やデザインを作成する「アーティスト(4歳から104歳)」、などお好きなゲームを選んで楽しくプログラミングの概念を学んで下さい。プログラミングのコードやルールも学びますが、ゲーム作成の手順(アルゴリズム)を知るということに重きをおいてサイトを見るのがよいでしょう。プログラミング言語の構文やルールを学びたいという場合は、一般的なプログラミングの書籍やサイトを参考にするのをおすすめします。