コンピューター同士を通信で繋ぐコンピューターネットワークシステムの設計・構築、運用・保守を行います。データを送りたいところに正しく送ることができる環境を作り、その環境を保証することが使命です。
仕事をしていく上で、ネットワーク・プロトコルやネットワークセキュリティ、ルータやL3スイッチ・L2スイッチといった各種ネットワーク機器の知識が必須となります。特にプロトコルであるTCP/IPはネットワークのベースであり、DNS、IPパケット、ルータ、TCP、UDP、イーサネット、QoS、専用線、VLAN、VPN、SNMPといったインフラにおいて必要な技術が使われている為、まずはTCP/IPを習得することが重要となります。そして、基本の通信の仕組みを理解することができた後は、HTTP・SNMPといったアプリケーション・プロトコルや、DNSやルーティング・プロトコルといった応用分野の習得を進めていきます。
ITインフラの拡大とデータ量の増大にともなって、ネットワークエンジニアの需要は増えており、未経験からスタートできる求人も数多く出ています。未経験からスタートした場合には、頭で理屈や理論を理解するだけではなく、開発環境で設定作業をしたり実機に触ったりと、実践的に学ぶことがスキルを習得する一番の近道といえます。
ネットワークエンジニアの平均年収は464万円となっており、設計・構築フェーズの経験を積んだり、マネジメントの経験を積んでいくことで、更なる年収アップが見込めます。問題を分析し、周辺機器全体を見ていく必要があることから、物事を広範囲な視点から見ることができ、その都度柔軟な対応のできる人が向いているといわれています。