目次
1. インターネット広告とは
インターネット広告とは、webサイト、メールなどを使った広告の総称です。
近年では、アプリ、Facebook、Twitter、YouTubeなど、インターネット広告の幅は広がっています。
インターネット広告における最大のメリットは、ユーザーの属性を細かく把握できることです。そのため、広告を出稿する企業は、広告効果の測定を容易に行うことができます。
また、成果報酬型の広告であれば、初期費用がかからない(または限りなく0円に近い)ため、広告予算がない企業でも手軽に始められるというメリットもあります。
こうした点から4媒体(TV、新聞、雑誌、ラジオ)への広告費用が年々減少傾向にある中で、インターネット広告費用は増加し続けています。
2. インターネット広告企業 ランキング
企業名 | 売上高 | 従業員数 | 平均年収 |
---|---|---|---|
サイバーエージェント | 2543億円 | 3,432人 | 772万円 |
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム | 1174億円 | 1,662人 | 574万円 |
GMOインターネット | 1093億円 | 3,686人 | 454万円 |
サイバー・コミュニケーションズ | 820億円 | 787人 | N/A |
オプトホールディング | 669億円 | 1,453人 | 571万円 |
セプテーニ・ホールディングス | 645億円 | 846人 | 545万円 |
アイレップ | 580億円 | 589人 | 488万円 |
アドウェイズ | 358億円 | 833人 | 522万円 |
ファンコミュニケーションズ | 319億円 | 291人 | 637万円 |
- (Yahoo! ファイナンスより)
3. インターネット広告の種類
インターネット広告と一口に言ってもその種類は細かく分けられます。
トラフィックの多い大手メディアにバナー広告を載せる方法、検索エンジンと連動して広告を表示するリスティング広告などがあります。
ここでは、代表的なインターネット広告の種類を紹介します。
3.1 バナー広告(純広告)
バナー広告とは、webサイトやスマホのアプリ等に表示される画像広告です。
例えば、下記のようにYahoo! Japanは、トップページの右側に常にバナー広告を表示させる広告枠を持っており、ここにランダムでバナー広告が表示されます。
3.2 リスティング広告(検索連動広告)
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!が展開する検索連動型の広告です。
Googleのリスティング広告は、AdWordsと言い、Yahoo!のリスティング広告は、Yahoo!プロモーション広告と言います。
例えば、下記のようにGoogleの検索エンジンで「ネット 広告」と検索をすると、
検索結果の上部や右側に「ネット 広告」というキーワードに関連した広告が
テキストで表示されます。
リスティング広告は、通常はPPC(Pay Per Click)広告であり、クリックごとに課金されます。
リスティング広告の運用は専門性が高いため、広告を出稿する広告主(企業側)が運用するのではなく、通常は運用の代理店に依頼します。
リスティング運用の代理店は、従業員1000人規模の大手から10人以下の代理店まであり、東京都内だけでも300社以上の代理店が存在しています。
4. Yahoo! 正規代理店(三つ星獲得以上の主な代理店)
社名 | 保有する星の数 |
---|---|
株式会社アイレップ | 五つ星(★★★★★) |
株式会社サイバーエージェント | 五つ星(★★★★★) |
株式会社セプテーニ | 五つ星(★★★★★) |
株式会社オプト | 四つ星(★★★★) |
GMO NIKKO 株式会社 | 四つ星(★★★★) |
トランスコスモス株式会社 | 四つ星(★★★★) |
株式会社あとらす二十一 | 三つ星(★★★) |
ソウルドアウト株式会社 | 三つ星(★★★) |
株式会社DYM | 三つ星(★★★) |
株式会社フルスピード | 三つ星(★★★) |
株式会社ブレイク・フィールド社 | 三つ星(★★★) |
株式会社メディックス | 三つ星(★★★) |
- (Yahoo! マーケティングソリューション 正規代理店一覧より)
4.1 リターゲティング広告
リターゲティングとは、一度webサイトを訪問したユーザーを追いかけて、
そのユーザーが別のwebサイトやアプリ等を閲覧している時に、
再訪を促す広告を出し続けるという仕組みです。
通常webサイトの訪問者の9割以上は、
その場で商品の購入やサービスの申し込みに至りません。
一度訪問したユーザーをコンバージョンに繋げるためには
リターゲティングを行うことがオンラインマーケティングでは重要なのです。
4.2 アフィリエイト広告
アフィリエイトとは、Amazonが商品を宣伝するために始めた広告です。
blog等を運営している一般のユーザーが、ある商品の広告を自身のblogに載せ、
その広告を別の閲覧者(訪問者)がクリックして商品を購入した際に、
そのblog運営者に一定の金額が報酬として支払われる仕組みを指します。
アフィリエイト広告は、通常はアフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)と呼ばれる広告会社を通じて取引されます。
5. アフィリエイトサービスプロバイダー(ASP)の大手
社名 | ASPサービス名 |
---|---|
株式会社ファンコミュニケーションズ | A8.net/nend |
バリューコマース株式会社 | バリューコマース |
株式会社アドウェイズ | JANet(ジャネット) |
株式会社インタースペース | アクセストレード |
リンクシェア・ジャパン株式会社 | リンクシェア |
5.1 DSP広告、SSP広告
DSP広告はDemand Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)の略で、
広告枠の買い付け、配信設定、入札単価の設定等の最適化を
自動的に行ってくれる仕組みです。
自動的にシステムが行ってくれることで、
広告主の広告効果を最大化するのが目的です。
DSPには、マイクロアド、フリークアウトなどの会社があります。
DSPを考える際には、SSPも同時に理解する必要があります。
SSPは、Supply Side Platform(サプライサイドプラットフォーム)の略で、
webサイト(媒体)側の広告収益を最大化出来るよう自動的にその都度
最適な広告を配信する仕組みです。
SSPには、mediba、AdLantis、マイクロアドなどの会社があります。