普及率No.1のクラウドサービス ! Amazonが提供するAWSを選ぶメリットは? | サービス | プロエンジニア

    普及率No.1のクラウドサービス ! Amazonが提供するAWSを選ぶメリットは?

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    公開日:2019年11月30日 最終更新日:2019年12月06日

    2019年、今年は特に「クラウド」という言葉が世に浸透した一年でありました。個人が利用するクラウドサービスも広く普及しつつある一方で、企業でのクラウドサービス利用はすさまじい勢いで伸びており、特に、Amazon社が提供するクラウドコンピューティングサービスであるAWSという言葉は耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか。

    本記事では、このAWS(Amazon Web Services)について、メリットなどを中心にわかりやすく解説します。

    1. AWS(Amazon Web Services)とは何か?

    AWS(Amazon Web Services)とは、2006年3月にAmazon社が開始したクラウドコンピューティングサービスです。
    従来の大きな投資を伴う固定資産型のITに対し、初期費用無償、従量課金のサービス利用型を主とする新しいIT基盤を確立したクラウドサービスの先駆け的な存在です。

    サービス開始より10年以上の歳月を経て、現在、世界中で数百万のカスタマー(課金利用)がおり、日本でも10万を超えるカスタマーがいます。

    ◆ AWS(Amazon Web Services) 公式サイト(日本語)
    https://aws.amazon.com/jp/


    1.1 AWSはグローバルマーケットシェアもすごい!

    まず、クラウドは利用形態により下記の3種類に分類されます。

    【クラウドの種類】

    • SaaS (ユーザー向け:ソフトウェアの提供)
    • PaaS (開発者向け:アプリケーションの開発環境や実行基盤)
    • IaaS (開発者向け:インフラ基盤)

    そして、一般的にクラウドサービスといえば、IaaS・PaaSを指すことが多いです。


    調査会社Gartnerによるクラウドコンピューティングサービスのインフラ基盤(IaaS)のマーケットシェア調査によると、AWSは47.8%と50%近くを占め、2位以下を圧倒するシェアを誇っています。


    ◆ インフラ基盤(IaaS)のグローバルマーケットシェア2018

    企業 比率(%)
    Amazon(AWS) 47.8
    Microsoft(Azure) 15.5
    Alibaba(AlibabaCloud) 7.7
    Google(GCP) 4.0
    IBM(IBMCloud) 1.8
    Others 23.2

    参照元:Gartner社による調査(2019.7発表)

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    2. AWSを利用するメリットは?

    数あるクラウドサービスの中で、AWSがトップシェアである理由として、導入するメリットがたくさんあることが考えられます。

    2.1 初期費用ゼロと継続的な料金値下げ

    【コスト面でのメリット】

    1. 初期費用なしで利用できる
    2. 継続的な料金の値下げが実施されている

    1. AWSは使った分だけ課金される従量課金型サービスのため、初期費用なしで利用できます。

    2. AWSでは、全世界で急速に普及が拡大していることによる仮想サーバー1台あたりにかかるコストの低下や、技術革新によるITコストの低下などが可能となり、これらを定期的な料金の値下げを行う形でカスタマーに還元されています。

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    2.2 幅広いサービス対応

    主に、下記に挙げる4つの分野において、160以上のサービスが実施されています。


    • システム・アプリケーション・プログラムを実行するコンピューティングサービス
    • データを保存する記憶域であるストレージのサービス
    • データを一元管理するデータベースのサービス
    • セキュリティサービス

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    2.3 最先端技術をいつでも利用できる

    AWS利用カスタマーからの要望をもとに、毎年、1500~2000回ほどの機能拡張が実施されています。

    そしてそのほとんどがカスタマーに迅速にフィードバックされるため、国や地域にかかわらず、最先端の技術やサービスを統一した環境で利用することが可能です。

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    2.4 高セキュリティを確保できる

    セキュリティは最優先事項とされ、セキュリティへの大規模かつ継続的な投資が行われています。

    データセンター、インフラまわり、ネットワークなどはクラウドサービスに組み込まれており、AWS側が管理責任を持ち、セキュリティの専属部隊が対応します。 また、ネットワークからの攻撃リスクや自然災害などの環境リスクを考慮した上でのデータセンターの配置がされています。

    上記のようなことからも、AWSは、クラウドコンピューティングサービスの中でもとりわけセキュリティ関連の対応・強化が早いと言われています。

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    2.5 充実した手厚いサポートの提供

    AWSはこれだけの幅広いサービスを提供しているとなれば、ユーザー側としてもサポート面が気になりますが、AWSでは下記の4種類のサポートプランが用意されています。

    【AWSサポートプラン】

    • ベーシック:課金に関するQ&Aなど。無償
    • 開発者:技術的な質問にも対応
    • ビジネス:電話やチャットによる24時間365日の日本語サポート
    • エンタープライズ:専属のテクニカル担当者・最優先対応

    さらに、ビジネスプラン以上では、Trusted Advisorというサポートが付きます。
    これは、AWSで準備されているベストプラクティス(最適なAWS活用方法)にあわせて、現状の設定をコスト面・パフォーマンス面・セキュリティ面など50以上の項目を自動的にチェックしてくれる機能であり、無駄な利用料金の支払いを避けたり、高セキュリティをキープするなどの役に立ちます。

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    2.6 機械学習やIoTなど最新のトレンド技術への対応

    AWSでは常に最新技術に対応するサービスが提供されています。
    新しい技術に取り組む際には、開発が始まると仕様変更や方向性の転換などが起こりがちですが、必要に応じて関連サービスを組み合わせ、必要な分だけ利用することで少しずつ様子を見ながら進めたり、構築済みの基盤にしばられることなく新しい開発を実現することも可能です。
    下記に代表的なサービスをいくつか挙げます。

    【機械学習関連】
    Amazon SageMaker
    機械学習モデルの構築・トレーニング・デプロイ手段など、機械学習のワークフロー全体をあらゆる規模で迅速に構築できるプラットフォームサービス

    Amazon Lex
    Amazon Alexa の深層学習技術と同じ技術を利用して、音声やテキストに対応するチャットボットの構築を行うサービス


    【IoT(Internet Of Things)関連】
    Amazon IoT Core
    さまざまなデバイスから他のデバイスへの接続を簡単に行い、データや通信の安全性を保ちながらさまざまな処理を実現できるサービス

    Amazon IoT Analytics
    膨大なIoTデータ分析に必要な難解な処理を自動化し、データの処理・操作・管理を行うサービス。ハードウェアやインフラの準備も不要。

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    3. AWSを利用するデメリットは?

    これまでに様々なメリットを挙げてきましたが、導入におけるデメリット面もいくつか考えられます。

    3.1 目的に合う必要なサービスを選択する難しさ

    AWSには多種多様なサービスがあるゆえに、目的を達成するための本当に必要なサービスがどれかを見極めるのが難しいことがあります。
    また、次々に登場する新たなサービスや新技術へのキャッチアップも重要であり、クラウド全体をはじめとする、AWSの知識が豊富な人材の育成・確保が必要となるでしょう。

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    3.2 コストの概算が予測できず予算を立てづらい

    従量課金制のため、サービス導入からランニングコストまでの試算が難しいことがあります。
    利用月の翌月に届く請求書を見たら思いがけず高額で驚くという経験をされる方も多いようです。

    AWSでは、請求アラート(Billing Alerts)機能で、想定金額を上回った場合にアラート設定をしたり、さらに細かく設定を行いたい場合はAWS Budgetsというサービスを利用してコスト管理することも可能です。
    AWSの利用規模が大きくなり、コストの見通しが立てづらい場合などにはこれらの機能の利用を検討するといいでしょう。

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    4. AWSの活用例

    実際に、AWSを利用してどのようなことができるのでしょうか? サービスを組み合わせて実現できる具体例をいくつか挙げてみます。

    4.1 ウェブサイトの構築

    目的に合ったウェブサイトをさまざまなAWSのサービスを組み合わせることで構築できます。

    【ウェブサイトの構築例】
    ・ウェブサーバー2台
    ・データベース2台
    ・ロードバランサーによるアクセスの振り分け


    このようなウェブサイトをAWSのサービスを組み合わせて構築すると、次のようなメリットがあります。

    ・システム全体を複数のAZ*にまたがって構築することによる、災害や障害によるサービス停止の回避
    Amazon ELB(ロードバランサー)利用によってロードバランサーそのものに対する障害設計が不要
    Amazon RDS(データベースサービス)利用によるパッチ適用、バックアップの自動化

    オンプレミスでは時間がかかっていた工程を、AWS利用によって、大幅に短縮し、開発効率を上げることができます。

    * AZ(アベイラビリティーゾーン)
    物理的、ソフトウェア的に独立しているデータセンターの集合の単位を表します。

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    4.2 一時的なアクセスへ増への対応

    何らかのきっかけによって、または想定外で、一時的にサイト訪問者が急増した場合なども安心です。

    サーバーリソースの増強を自動化するAuto Scaling機能による新規インスタンスの自動追加、起動中のインスタンスの稼働状況を定期的に監視するAmazon CloudWatchサービスによる、管理者への通知およびインスタンスの自動再起動などで対応することが可能です。

    これらによって、コストの最適化、システム全体の起動中のインスタンス数の維持などが実現できます。

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    4.3 Windowsファイルサーバーへの移設

    社内などで利用中のWindowsサーバーをクラウドに移設できます。

    方法としては、Amazon VPC(仮想ネットワーク内のリソースの再起動を行う)を利用して、インターネットからのアクセスが不能なネットワークを準備し、そこにWindowsサーバーやデータベースを構築します。

    この際に、社内からは、設定済みのVPN経由*のみでのアクセスが可能な状態にしておくことでセキュリティを維持しながらクラウド利用ができます。

    また、データのバックアップに関しても、Amazon S3(データ保存のストレージサービス)へ定期的に保存されるため、データ消失の危機を限りなく回避できます。


    *VPN経由
    VPN(Virtual Private Network)を略した言葉で、その名の通り、"仮想的な専用ネットワーク線"という意味です。
    仮想的な専用のネットワーク線をインターネット上に設け、安全な経路を利用したデータのやり取りが可能になります。
    VPN経由でのアクセスでは、データ盗聴や改ざんとのような攻撃から情報を保護できます。

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    4.4 コンテンツ配信・動画配信

    AWSでは、サーバー・ストレージ・ネットワーク声帯すべてが従量課金のため、ユーザー数が一日の時間帯によって変動する動画配信や、限られた一定期間のみ利用するライブ配信などにも適しています。

    例えば、サーバー不要でコードを実行し、使用した時間のみに課金されるサービスであるAWS Lambdaを利用すると、画像処理時間の短縮、コスト削減などが実現できます。

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    5. まとめ

    AWS以外のMicrosoftや、Googleなどの主要クラウドサービスもさまざまなサービス展開を実施しており、まさに戦国時代となっているクラウドサービス業界ですが、AWSは長年の実績と経験の蓄積により、とりわけ知名度も普及度も高いのが現状です。

    また、"ITエンジニアがこれから取得したいと思うIT資格"調査においては、AWS関連の認定資格が、ダントツの人気No.1となっています(回答者455人中179人が取得希望)。
    【参照元資料】
    「人気上昇中のIT資格、見逃せない2つのトレンド」日経SYSTEMS(2019/09/25)

    多くのインフラエンジニアはもちろんのこと、クラウドによりネットワークやサーバー関連処理のハードルが下がったことによって、システムエンジニアもクラウド関連についての知識・技術習得が必要とされるようになりつつあります。

    上記に挙げたメリットなどをふまえつつ、まずは無料期間のサービスなどを利用して、実際にAWSを利用してみるのもおすすめです。
    よりAWSの便利さや手軽さ、使いやすさなどを体験できるかもしれません。

    利用に際しては、AWSの公式サイトには各サービスに関するドキュメントや利用ガイドなどについてもかなり詳しく説明されていますし、Quiitaなどの技術情報共有サービスなどから情報を得るのもおすすめです。

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