• 「ラッコWEBサービス」ゼロからの開発組織づくり!-ラッコ株式会社のフリーランス活用

    公開日:2023年03月15日 最終更新日:2023年03月13日

    ラッコ株式会社

    プロエンジニアのフリーランス人材をご活用いただいているラッコ株式会社の代表取締役 坂谷様にインタビューをさせていただき、フリーランス活用方法や採用について幅広くお答えいただきました。


    坂谷 泰翔|ラッコ株式会社 代表取締役

    2009年ドメイン販売事業開業。2011年「株式会社アクセライト」設立。2016年ラッコ株式会社の前身となる会社に取締役CTOとして参画。同社にて株式会社アクセライトを吸収合併。2018年代表取締役就任(現任)。

    会社紹介文

    2018年より、Webサイトを運営されている方向けに「ラッコWEBサービス」という自社開発のサービスを提供しています。
    サイト売買プラットフォームの「ラッコM&A」、マーケティングリサーチツールの「ラッコキーワード」、インフラ系サービス「ラッコドメイン」「ラッコサーバー」など、計7つのサービスを展開しております。

    ラッコIDという共通IDを介して複数のサービス間の連携を実現することにより、ストレスフリーに活用していただけます。
    現在、ラッコWEBサービスの中でも一際伸びているのがサイト売買プラットフォームの「ラッコM&A」です。2021~2022年において成約数No.1を達成し、現在累計の成約金額は10億円を超え、成約数も100件突破、順調に成長し続けております。

    ラッコ株式会社について

    「ラッコWEBサービス」ゼロからの開発組織づくり!-ラッコ株式会社のフリーランス活用【フリーランスエンジニア案件情報|プロエンジニア】

    【Q】貴社のエンジニア組織について教えてください

    役員を除いて23名のメンバーのうち、エンジニアが15名です。
    エンジニアの内訳は正社員が10名、業務委託の方が5名です。東京本社と福岡にも拠点があり、業務委託の方のうち3名は福岡在住者です。
    ラッコWEBサービスの各サービスごとにチームを設けており、1チーム3~5名程度のメンバーで開発に取り組んでいます。

    環境作りで気を付けていることは、個々が開発に集中できるような環境を作ることです。
    ミーティングは極力少なくする方針をとっており、定例ミーティングは各プロジェクトで2週間に1回実施、所要時間は各15分程度に絞っています。それ以外は適宜必要な時に各チームの中で実施するようにしています。

    コミュニケーションツールはSlack、backlog、GitHubを使用しています。
    基本的には非同期のコミュニケーションを中心として、個々が自身の開発タスクに集中できるよう徹底しています。
    要件や仕様で詳細な確認、複雑な確認が必要となる際は、Slackのハドルミーティング機能を使用しており、相手も応じてくれやすい環境づくりもしています。

    それ以外、要件や仕様で詳細な確認、複雑な確認が必要となる際は、Slackのハドルミーティング機能を使用しており、相手も応じてくれやすい環境づくりもしています。


    【Q】7つのウェブサービスを「15名で回す」って大変じゃないですか?

    現在はこのうち4つのサービスにメンバーが集中しています。
    エンジニアは基本的に個別サービスを専門的に担当しており、一部メンバーおよび共通IDであるラッコIDの担当者が、横断的な対応も行っています。
    プロジェクトの注力度合いや負荷にもよりますが、基本的には半年~1年程度で組織内でメンバーの入れ替えを行っています。

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    外部エンジニアを利用するまで

    【Q】サービス立ち上げ当初は1人で開発を行っていたそうですね

    2018年ラッコWEBサービスの開発に着手し始めた当初はエンジニアが1名しか在籍していませんでした。まずは開発メンバーの募集を進めてエンジニア組織を作る必要がありました。

    その時は組織でプロダクトを開発することに関してリードする人材を社内に置きたかったため、優秀なエンジニアを正社員で採用しようと試みました。


    【Q】エンジニア1名で進めるのと「組織づくり」って全然違いますよね。外部エンジニアを利用したきっかけを教えてください

    正社員採用を試みたのですが、採用に非常に苦労しました。サービスのリリースをこれから進めるという、知名度のない小さな会社では魅力的な募集にならず、応募者が集まりませんでした。
    このままだと採用できないまま時間だけが過ぎていくため、外部のプロジェクトマネージャーや、開発会社に委託することにしました。参画エンジニアの選定も含めて外部にお任せしていたのですが、PM/エンジニア双方の質が想定していたより高くなく、上手く回りませんでした。そのため最終的にエージェントを介し業務委託の方を採用することにしました。

    採用した結果、システムの改善点の洗い出し、コードの質の改善、開発環境の整備が大きく進みました。チーム開発の経験が豊富で、プロフェッショナル意識の高い方は1人で参画されてもパフォーマンスを出し、チーム改善を促すものだと実感しました。


    【Q】「プロエンジニア」から採用いただいた方はいかがでしたか?

    「ラッコWEBサービス」ゼロからの開発組織づくり!-ラッコ株式会社のフリーランス活用【フリーランスエンジニア案件情報|プロエンジニア】

    現在、「ラッコキーワード(マーケティングリサーチツール)」の開発に携わっていただいています。スキル、経験、コミュニケーション共に大変良好で満足しています。

    ラッコキーワードは難易度の高い技術構成となっており、社内でも担当できるエンジニアが限られています。プロエンジニアから参画いただいた方は、短期間でキャッチアップし、すぐにアウトプットを出していただいたので、開発スピードが上がりとても助かりました。


    【Q】その方はズバリどこが良かったですか?

    「キャッチアップの速度が早い」というところです。これは企業がフリーランスのエンジニアに求める大事なポイントの一つだと思います。
    複雑なプロダクトほどキャッチアップが困難で時間がかかりますし、また不明な点を既存のメンバーに質問し開発の手を止めてしまうことで、一時的にマイナスが出てしまいます。その後の実装で挽回するとしても、挽回できるフェーズに至るまでのスピードが速いほど助かります。

    フリーランスの方もご経験は様々で、大企業のプロジェクトの部分的な開発しか経験が無い方は向いていません。対応が柔軟で、キャッチアップが早く短期間で開発に貢献できるところまで進んでいただいたのは、非常に有難かったですね。


    【Q】その他フリーランスエンジニアを採用したことで、会社にとってどのようなメリットがありましたか?

    育成枠で入社した正社員エンジニアが、フリーランスエンジニアと一緒に仕事をすることにより、スキルがぐっと伸びるといういい循環が作れています。
    フリーランスエンジニアの中でプロフェッショナル意識の高い方達は、「会社に成果を残さなければいけない」というスタンスで仕事をされます。エンジニアとして模範的なプロセスをお持ちで、コード・レビュー・設計資料など資産になる情報を会社やメンバーに対して残していただけます。そんなハイスキルのフリーランスエンジニアの方にいかに長期で継続していただくかということがポイントだと考えています。


    【Q】フリーランスエンジニアに長期で継続していただくために、何か取り組まれていることはありますか?

    とにかくエンジニアにとって働きやすい環境作りにこだわっています。
    コロナを機に在宅ワークを取り入れ、冒頭でもお話したミーティング頻度・時間や非同期コミュニケーションにこだわっています。

    自立/自律したハイスキルのエンジニアであれば、アウトプットで成果が目に見えます。例えば細かい勤怠管理を行うことでエンジニアにストレスをかける必要はなく、またこちらの管理工数をかける必要もありません。そのため、出勤退勤チェックも行っていません。
    在宅ワークのメリット(ご家庭や個々の事情に柔軟に対応できる勤務体系)を活かしていただくことで、気持ちよくパフォーマンスを発揮していただけます。


    【Q】そのような環境下で開発しているメンバーの雰囲気ってどんな感じですか?

    ある意味ドライな仕組みを作っているわりには、メンバーの仲はいいです。
    Slackのコミュニケーションの雰囲気は良く、誰かが発言した内容に同意や共感の絵文字で反応する絵文字リアクションも多いです。

    過度なコミュニケーションにならず、かと言ってドライになりすぎずというのは難しいところではありますが、結果として皆さんフリーランスとしては相当長く継続いただいています。
    現在5名の業務委託の方のうち、2名は3年以上、2名は1年半以上契約が続いています。それなりの頻度で食事会も開催され、楽しく参加いただいています。

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    今後について

    【Q】今後の目標について教えてください

    「ラッコWEBサービス」ゼロからの開発組織づくり!-ラッコ株式会社のフリーランス活用【フリーランスエンジニア案件情報|プロエンジニア】

    現在、ラッコ株式会社では「go swimmingly(意味:スイスイと、とんとん拍子に進む)」というビジョンを掲げ、「シンプル・サクサク・わかりやすい」というプロダクトポリシーを体現した「Webサイト運営に関わる方々に向けたサービス」を開発提供しており、今後もそれらを体現したサービスを提供していきたいと思っています。

    また、昨今話題になっているChatGPTなどのAI・自然言語処理の領域にも目を向けています。ラッコキーワードでは大規模データを取り扱う機能も増えてきているため、これらの技術があるエンジニアさんにもリーチしていきたいと思っています。


    【Q】今後の目標を達成するためには、どのようなエンジニアと一緒に働きたいですか?

    自立と自律を体現されている方が、弊社の仕組みにマッチしていると考えています。
    仕事のスタンスとしてはフリーランスの方に限らず、客観的、合理的、具体的であることを重視しています。物事を俯瞰的に見て整理したうえで、特にエンジニアの場合は細かい点までこだわって追及できる方が望ましいです。

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    まとめ

    今回のインタビューを通じて『ラッコWEBサービス』のゼロからの開発組織づくりの成功要因には"自立" と"自律" が鍵ということがわかりました。

    エンジニアとしての技術力は勿論、仕事をする上で細部までこだわりを持って追及されている方々が集まっているプロフェッショナル意識が高い組織です。

    その組織体制を作りあげるために、プロフェッショナル意識の高いフリーランスエンジニアを活用し、開発環境の整備なども大きく促進させておりました。

    またラッコ株式会社では、エンジニアが集中できる開発環境を徹底して作り、着実にサービスとしても成長されているからこそ、プロフェッショナル意識の高いフリーランスエンジニアが定着しているのだと思います。

    詳細が気になる方は、ProEngineerにお問い合わせください。
    今後も各社に取材し、成功要因を探っていきます。どうぞお楽しみに。

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