鳥越さんプロフィール(31歳)
飲食業界で店長・エリアマネージャーを経験した後、コロナ禍をきっかけにIT業界へ転身。独学でSQLやPythonを学び、未経験からデータエンジニアとしてキャリアをスタートする。正社員として実務経験を積んだ後、専門性をさらに高めるためフリーランスへ。現在はデータエンジニアとして、BigQueryやSnowflakeなどを活用した案件に携わりながら、AIを取り入れた新たなキャリアにも挑戦している。
❶ 飲食業からデータエンジニアへ。コロナ禍をきっかけに始まったキャリアチェンジ
【Q】フリーランスとして働く前は、どのようなお仕事をされていましたか?
全国チェーンの居酒屋を運営する会社で働いていました。ITとはまったく関係のない仕事で、店舗での調理や接客が主な業務です。
その後、店長やエリアマネージャーも経験し、飲食業界からIT業界へ転職しました。
きっかけはコロナ禍です。自宅で1カ月ほど待機する期間があり、そのときに今後のキャリアについて考えるようになりました。
当時はプライベートの時間をなかなか確保できず、収入面にも不安がありました。そんな中、YouTubeでデータエンジニアやデータアナリストという職種を知ったんです。
ちょうどデータ関連の仕事が注目され始めた時期で、調べていくうちに、自分が得意としていた「数字を見る力」や「論理的に考える力」を生かせるのではないかと思いました。それが、データエンジニアを目指して勉強を始めたきっかけです。
【Q】未経験から、どのようにSQLやPythonを学びましたか?
主に2つの方法で学習しました。
1つは、YouTubeの学習動画です。動画を見ながら、SQLやPythonの基礎を勉強しました。
もう1つは、Udemyの買い切り型教材です。動画だけでは理解しきれなかった部分を教材で補いながら、少しずつ知識を身につけていきました。
半年ほど独学を続けたあと、転職活動を始めました。ただ、実務経験がなかったので、転職活動はかなり苦労しましたね(笑)。
【Q】転職後は、どのように実務経験を積んでいきましたか?
最終的には、これからデータを活用してクライアント企業の業務改善に取り組もうとしていたベンチャー企業に採用していただきました。
当時は、データエンジニアという職種を設けている会社も今ほど多くありませんでした。採用していただいた会社が新しくデータ活用を始めるタイミングと、自分が勉強していた領域が偶然マッチしたという感じです。
未経験ではありましたが、実際のデータに触れさせてもらい、先輩方からSQLやPythonを教えていただきながら仕事を進めました。とにかくチャレンジさせてもらえる環境だったことが、一番ありがたかったですね。
当時は今のようにAIを気軽に使える時代ではなかったので、手探りで覚えていきました。仕事量も多く、業務後の勉強も必要だったため忙しい毎日でしたが、自分がやりたかった仕事に携われていたので、苦には感じませんでした。
❷ 専門性を高めるためにフリーランスへ。理想の案件を見極める仕事選び
【Q】フリーランスを意識するようになったきっかけを教えてください
正社員として働く中で、データを扱う案件が徐々に減り、データエンジニア以外の業務が増えてきたことがきっかけです。
特に、インサイドセールスに近い仕事を担当する機会が増え、データエンジニアとしての専門性をさらに高めていきたいという思いとの間に、少しずつギャップを感じるようになりました。
ちょうどその頃、業務委託の市場ではデータエンジニア向けの案件が増えていました。正社員の求人も見ていましたが、フリーランス向けの方が圧倒的にデータエンジニア案件が多かったため、独立することを決めました。
【Q】フリーランスになることへの不安はありましたか?
一番大きかったのは、フリーランスとして継続して働いていけるのかという漠然とした不安です。
それまでフリーランスという働き方を経験したことがなかったので、案件を継続して獲得できるのか、安定して生活していけるのかという心配がありました。
また、確定申告や税金の管理など、個人で事業を運営していくことにも不安を感じていました。会社員であれば会社が対応してくれることも、フリーランスになるとすべて自分で行わなければならないので、その点は大きなハードルに感じていましたね。
【Q】案件を選ぶうえで、どのような点を重視していますか?
重視している点は2つあります。
1つ目は、業務内容です。データエンジニアとして働くうえで、SQLを使ってデータベースをしっかり扱える案件かどうかを特に確認しています。
2つ目は、1年以上の長期で携われる案件であることです。
これは飲食業界で働いていた頃の影響もあると思いますが、一度お付き合いした方や、お世話になった方とは、できるだけ長く関わっていきたいと考えています。
短期間で現場を移るよりも、長く携わる中でしっかり実績を出し、企業の業績に貢献したいという思いがあります。
【Q】案件とのミスマッチを防ぐために意識していることはありますか?
案件探しで特に難しいと感じるのは、面談で聞いた業務内容と、実際に参画したあとの業務内容にギャップがないかを見極めることです。
過去には、案件情報に記載されていた内容と、実際の業務が異なっていたこともありました。
そのため、面談の最後に質問する機会があれば、「実際の現場では、どのクラウドサービスやツールを使用していますか」と必ず聞くようにしています。
案件情報に書かれているものと、面談で回答されたツールが異なる場合には、少し注意した方がよいという自分なりのルールを決めています。
❸ 豊富な案件と丁寧なサポート。プロエンジニアで理想の現場へ
【Q】プロエンジニアに出会ったきっかけは?
それまでお世話になっていたエージェントで自分のスキルを生かせる案件が見つからず、そこで、ほかのエージェントも調べてみようと思い、BigQueryやSnowflakeなど、自分が保有しているスキルをGoogleで検索しました。
そのときに気になる案件が表示され、掲載元を確認したところ、プロエンジニアだったことが登録のきっかけです。
【Q】担当エージェント・山口のサポートはいかがでしたか?
登録後、担当の山口さんから4社ほど案件を紹介していただき、そのうち3社の面談に進みました。登録してすぐに希望条件に合った案件を複数紹介していただけたことが、とてもうれしかったですね。
また、早い段階でLINEでのやり取りに切り替えてくださったことも助かりました。メールだと確認や返信が遅くなることもありますが、フリーランスは次の案件が決まるまで不安な気持ちがあります。「早く次を決めなければ」と焦ることもあるので、すぐにコミュニケーションを取れるだけでも安心につながりました。
今回は自分自身がかなり慎重に案件を選んでいたので、納得できる案件が見つかるまで、山口さんに何度も希望を伝えました。そのやり取りを通じて、理想の案件像を一緒に具体化していったという印象です。
登録から最初の面談までの約2週間も、自分のスキルを生かせる案件を数多く送ってくださいました。
特に印象に残っているのは、面談日程を細かくリマインドしてくださったことです。
複数社の面談が組まれていたため、日程を把握しきれないこともありましたが、面談当日の朝にも詳細を送ってくださり、安心して臨むことができました。
終始親身になって対応していただき、本当に感謝しています。
【Q】プロエンジニアを利用して、特に良かったと感じた点は何ですか?
良かったと感じた点は、大きく2つあります。
1つ目は、担当者の方がこまめにコミュニケーションを取ってくださることです。
面談日程を無理に組まれることもなく、こちらの都合を細かく確認しながら調整してくださいました。常にエンジニア側の立場に立ってサポートしてもらえていると感じられたことが、うれしかったです。
2つ目は、案件の多さです。
データエンジニア向けの案件の中にも、ほかのエージェントでは見たことがないものが多数ありました。自分が持っているスキルを生かせる案件を継続的に紹介していただけたので、案件が枯渇しているという印象はまったくありませんでした。
現在の現場にも、とても満足しています。参画前に感じていた不安はなく、現場の皆さんも歓迎してくださる温かい雰囲気です。
山口さんには直接お伝えできていませんが、本当に感謝しています。
❹ フリーランスで広がった可能性。市場価値を高め、AIを生かすキャリアへ
【Q】フリーランスになって、収入や働き方はどのように変わりましたか?
良い意味での一番大きな変化は、収入が増えたことです。正社員時代と比べて、約2倍になりました。
それによって、「自分のスキルには、これくらいの価値があるんだ」と知れたことも大きかったです。
同じスキルを持っていても、働く環境によって評価のされ方は変わります。フリーランスになったことで、自分の市場価値を知る良い機会になりましたし、自分のスキルを生かせるかどうかは、環境選びも重要なのだと実感しました。
働き方の面でも、ワークライフバランスが整いました。
リモート案件が多く、仕事を早く終えられれば、その分自分の時間に充てられます。正社員時代は、仕事が忙しくても落ち着いていても、決められた時間は働かなければなりませんでした。
フリーランスになってからは、成果を出しながら、自分で時間を調整できるようになったことが大きな違いです。
時間に余裕ができたことで、筋トレにも週4回通えるようになりました。通勤がないので、満員電車で疲れ切ることもありませんし、筋肉痛を気にせず自宅で仕事ができます(笑)。
【Q】一方で、フリーランスならではの大変さや不安はありますか?
確定申告や税金の支払いなど、お金に関することをすべて自分で管理しなければならない点は、慣れるまで大変でした。
フリーランスとして働くのであれば、技術だけでなく、お金についても勉強する必要があると感じています。
また、今の案件がいつまで続くのか分からないという不安は、フリーランスである以上、ずっと付き合っていかなければならない問題だと思います。
どの会社や案件も必ず長く続くとは限りません。そのため、現在の案件に取り組みながら自己学習を続け、今持っているスキルを磨いたり、新しいスキルを身につけたりする努力は必要です。
また継続して案件を獲得していくためには、信頼できるエージェントと出会うことも大切だと感じています。
【Q】今後は、どのようなキャリアを築いていきたいですか?
今後は、現在持っているデータエンジニアとしてのスキルに、AIを掛け合わせたキャリアを築いていきたいと考えています。AIを業務で活用できるようになれば、自分の専門性をさらに高められますし、一人で対応できる仕事の幅も広げられると思っています。
実際の業務でもClaudeなどのAIを使い、クエリやコードを作成することがあります。AIを活用することで、生産性が大きく向上したと感じています。
これからもデータエンジニアとしての専門性を高めながら、AIを使って何ができるのかを学び、自分ならではの強みを築いていきたいです。
今後も、フリーランスとして働き続けたいと考えています。収入に上限がなく、自分の努力次第で可能性を広げられることは、フリーランスの大きな魅力だと思います。
【Q】これからフリーランスを目指す方へ、アドバイスをお願いします
1つ目は、複数のエージェントを利用して、できるだけ多くの案件を見ることです。
エージェントによって保有している案件は異なります。さまざまな案件を見ることで、現在の市場でどのようなスキルが求められているのか、どの程度の経験があれば報酬を上げられるのかを把握できます。それは、自分の市場価値を知るだけでなく、今後のキャリアを逆算して考えるための判断材料にもなります。
2つ目は、自分のスキルを言語化しておくことです。
例えば「Pythonを使えます」と伝えるだけではなく、「どのような課題に対してPythonを使い、どのように改善し、どれくらい生産性が上がったのか」まで説明できることが重要です。先輩から指示された作業をそのまま行ったという話よりも、自分が現場で課題を見つけ、どのように技術を使って解決したのかを話せた方が、面談では評価されやすいと感じました。今回受けた3社の面談でも、使用できる技術そのものより、「実際の現場で何をしてきたのか」という実務的な質問が中心でした。
事前に自分の経験を整理し、深掘りして話せるようにしておくだけでも、案件を獲得できる可能性は大きく変わると思います。僕自身、ここまで自分の経験を話せるようになったのも、複数の面談を経験し、人に伝えることに慣れてきたからだと思っています。






