何がお得?フリーランスにおすすめの健康保険を種類別に解説 | サービス | プロエンジニア

    何がお得?フリーランスにおすすめの健康保険を種類別に解説

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    公開日:2018年09月03日 最終更新日:2019年10月08日

    会社員からフリーランスとして独立する場合、自分自身で様々な手続きが必要な保険制度。日本の保険制度は「健康保険」の他に「公的年金」や「介護保険」も保険に含まれます。フリーランス(個人事業主)の場合、年金は厚生年金から国民年金への切り替えが必要な他、税金の納付方法についても会社員とは変わってきます。これらすべては国民全員の加入が義務付けられているものでもあります。こうした保険制度のうち本記事ではフリーランスが加入すべきおすすめの健康保険についてご紹介したいと思います。

    1. フリーランスにおすすめの健康保険は?

    フリーランス(個人事業主)が選べる健康保険にはどのようなものがあるのでしょうか。

    【フリーランスにおすすめの健康保険】
    ・国民健康保険に加入する
    ・任意継続保険制度を利用する
    ・健康保険の被扶養家族になる
    ・文芸美術国民健康保険組合に加入する

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    2.何がお得?フリーランスにおすすめの健康保険種類別解説


    フリーランスとしてどのような保険を選べば負担が軽減し、その上、必要なサービスを受けられるのでしょうか。様々な条件はありますが、自分に最適な保険の種類を比較できるようにしておきたいところです。本章ではフリーランスにおすすめの健康保険について種類別に解説していきたいと思います。

    2.1 国民健康保険

    ◆各市町村で異なり、前年度の収入によって変動する。家族の人数分の保険を収める必要がある。
    ◆青色申告で確定申告をすれば、国民健康保険料の軽減につながります。

    国民健康保険は会社の社会保険(健康保険)に加入していない人すべてが加入する保険です。一般的には自営業者、扶養家族に入っていない無就業者やフリーターなどが加入し、フリーランスが加入する多くは国民健康保険となります。前年度の収入に応じて保険料が増減する保険なのでフリーランスのように収入が一定ではない場合は、保険料が高くなったり安くなったりします。保険料は会社員の時には会社と本人とが半分ずつ負担していましたが、国民健康保険の場合は、本人が全額を負担しなければなりません。また社会保険と違って扶養という制度はなく、扶養する家族人数分の保険料を納める必要があります。国民健康保険は年収の10%程度の保険料が徴収されますが、住む自治体によってその保険料は異なります。青色申告で確定申告をして経費をしっかりと差し引けば、経費を引いた分の金額で計算されて、保険料を下げることができます。

    2.2 任意継続保険制度

    ◆会社員時代の健康保険が引き継げて扶養家族分も継続できるが支払いは2倍。2年まで継続可能。
    退職する時に会社が加入していた健康保険組合の健康保険を継続する方法です。退職日までに2ヶ月以上継続して社会保険に加入していた人でこれから独立・フリーランスになる人なら、この任意継続保険を検討してみても良いでしょう。原則2年間まで継続できます。これまでの健康保険が引き継げるので便利ですが、会社が保険料を折半していたものが、全部自分で支払う事になるので、単純に保険料は2倍になります。任意継続では会社員の頃に扶養に入っていた家族も継続されます。加入できる期間が決まっていて、退職日の翌日から20日以内に加入しないと任意継続は出来ませんし、1日でも遅れると即日で脱退させられ2度と任意継続ができません。また、資格を喪失したり、加入から2年経過したあとは国民健康保険など他の保険制度に加入しなければなりません。

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    2.3 健康保険の被扶養家族制度

    ◆保険料は無料となる方法。年収が130万円以下で一定の条件がそろえば一番安く済む。
    会社員として働いている夫や妻、両親などあなたの家族が社会保険に加入していて、その扶養に入れる場合には扶養家族の枠に入れてもらうことができます。この場合保険料は無料となるのでこれが一番安く済む健康保険の加入方法でしょう。稼ぎが少ないときには利用できる可能性がありますが、フリーランスとして家計を支えていくことを考えると扶養に入る選択肢は現実的ではないかもしれません。下記の条件に自分が該当するかどうか確認してみましょう。

    【扶養家族の枠に入る条件】
    ・被保険者と三親等以内
    ・扶養される本人の年間収入が130万円未満で(60歳以上は年収180万円未満)、
    なおかつ家族(被保険者)の年間収入の半分未満であること。
    ・健康保険の被保険者と生計を共にしていること。
    ・退職日の翌日から5日以内に加入すること。

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    2.4 文芸美術国民健康保険組合

    ◆収入に関わらず一定の保険料。高収入(目安は所得300万円以上)になればなるほどお得になる。
    フリーランスとして働く場合、文芸美術国民健康保険組合が人気です。文芸美術国民健康保険組合は、文芸や美術、著作活動に従事していて、組合加盟団体に入っている人とその家族が加入できる国民健康保険制度です。一番の特徴は収入が多い少ないにかかわらず保険料は一定額で良く継続して加入できることです。収入が低いときは国民健康保険より高い金額を負担することになりますが、高収入になればなるほどお得感は増します。


    【令和元年度 文芸美術国民健康保険組合の保険料】
    ・組合員 1人月額 19,600円 (医療分 16,000円 後期高齢者支援金分 3,600円)
    ・家族 1人月額 10,300円 (医療分 6,700円 後期高齢者支援金分 3,600円)
    ・介護保険料 (満40歳から64歳までの被保険者)
    ・1人月額  4,000円


    目安として、所得がおよそ300万円を超えるなら国民健康保険より文芸美術国民健康保険組合への加入を検討すると良いでしょう。文芸美術国民健康保険組合の加入資格は以下のように定められています。他の健康保険と異なり、その業種で働いていることを証明できる書類の提出が必要になります。


    【文芸美術国民健康保険組合への加入資格】

    日本国内に住所を有し、文芸、美術及び著作活動に従事し、かつ、 組合加盟の各団体の会員である者とその家族。

    ◆ 組合加盟の各団体一覧はこちら

    例えば、フリーランスのWebデザイナーの場合、まず日本イラストレーション協会(JILLA) や、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)の会員になる必要があります。詳しくは各協会のホームページをご参照ください。

    その他、文芸美術国民健康保険への加入には、所得税の確定申告書B控や作品例などの提出も求められます。

    詳しくは下記をご確認ください。
    ◆ HP:文芸美術国民健康保険組合

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    3.国民健康保険と任意継続はどちらが得なのか

    多くのフリーランスの場合、会社勤めを辞めた後の健康保険の選択肢として国民健康保険か任意継続のどちらかの選択になるかと思います。会社退職後に国保と任意継続で迷った場合はどちらにすべきかこのふたつの違いについて比較してみましょう。

    3.1 国民健康保険と任意継続の比較 

    国民健康保険 任意継続
    加入条件 他の保険制度に属さない人すべて ・2ヶ月以上社会保険に加入していた
    ・退職後20日以内に申請
    加入期間 条件を満たす限りずっと 2年間
    脱退条件 他の保険制度に加入したとき ・加入後2年が経過したとき
    ・1日でも滞納したとき
    ・就職して社会保険に加入したとき
    手続き場所 各市区町村役場 協会けんぽ各都道府県支部
    手続き書類 社会保険の資格喪失証明書 資格取得申出書
    保険料計算 市区町村により異なる 都道府県により異なる
    保険料 前年度の所得により変動
    (所得が多いほど保険料が上がる)
    変動なし
    (所得に関係なく一律)

    国保と任意継続を簡単に比較してみると分かるように国保は所得が多ければ多いほど保険料が上がっていきますが、任意継続保険の場合、契約そのものが最長2年で保険料は変わりません。独立した1年目の収入が会社員時代の収入を大きく上回る見込みがあるようでしたら任意継続にしておいた方が安くなる可能性が高いと言えます。逆に独立して1年間の収入がサラリーマン時代の収入を大きく下回る場合は、国保に加入しておいた方が安くなるでしょう。

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    3.2 扶養家族の有無で違いが出る

    国保と任意継続が決定的に異なるところは扶養の考え方です。国保には扶養という考え方が無いため加入する人数によって保険料が異なりますが、任意継続では条件さえ満たせば扶養家族として保険証を追加することができ、この場合の追加の保険料はかかりません。つまり、独身や扶養家族が少ないならば国民健康保険、扶養家族が多い方であれば、任意継続を選択する方がお得と言えるでしょう。

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    4.まとめ

    日本では必ず加入が義務付けられている様々な保険。会社員として勤めていた時は、健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険の4つの社会保険に会社が加入してくれています。保険料は、健康保険と厚生年金は折半、労災保険は全額、雇用保険も半分以上を会社が支払ってくれています。フリーランスはこれらについてすべて自分で引き受けなければなりません。フリーランスにとって、健康保険の選択はとても重要です。これから独立を考えている方は、事前に健康保険料の比較検討を行い、できるだけ早めに余裕をもって確認していくことをお勧めします。

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