クリエイティブ系の転職時に作成する「ポートフォリオ」について解説します。「ポートフォリオ」の概要と簡単に「ポートフォリオWebサイト」を作成できるWebサービスについてご紹介します。
目次
1.1. ポートフォリオとは?
1.2. ポートフォリオの種類
1.3. ポートフォリオの構成
2.1. salon.io
2.2. Strikingly
2.3. Portfoliobox
2.4. JAYPEG
2.5. Behance
1. ポートフォリオの作成
1.1. ポートフォリオとは?
ポートフォリオとは、アーティストやクリエイターの「作品集」の事で、例えば「Webデザイナー」や「UI・UXデザイナー」などの求人職種に転職をする際に、履歴書や職務経歴書などと一緒に「ポートフォーリオ」の提出を求められる事があります。
1.2. ポートフォリオの種類
職種や求人先などにより、どのような形で「ポートフォリオ」を作成するかは異なってきます。
「ポートフォリオ」は主に「ポケットファイル」、「冊子」、「PDF」などの紙媒体として作成する方法と「Webサイト」として「ポートフォリオ」を作成する方法などがあります。本コラムでは、Webサイトで「ポートフォリオ」を作成する事を前提として話を進めて行きます。
1.2. ポートフォリオの作り方
転職活動で作成する「ポートフォリオ」には、「自己紹介(プロフィール)」、「制作作品集(実績)」を盛り込みます。
「自己紹介」には、使用可能なソフトや言語、主な実績、受賞歴、担当業務やポジションなどを記載します。また、「制作作品集(実績)」には、作品ごとにディスクリプション(「作品のタイトル」、「作品の画像やスクリーンショット」、「制作年月日」、「作品のコンセプト」、「制作環境」など)を必ず加えるようにします。
ポートフォリオが作成できるWebサービスをご紹介しますが、多くのクリエイターの「ポートフォリオWebサイト例」も参考にしながら作成できますので、是非活用してみて下さい。
2. ポートフォリオが作成できるWebサービス
オンラインサービスで「ポートフォリオWebサイト」を作成できるサービスがあります。無料版と有料版がありますが、無料版でも転職用の「ポートフォリオサイト」を作成するには十分なツールなので活用してみて下さい。
2.1. salon.io
salon.io URL:https://salon.io/
●salon.io
無料で「画像150枚」、「3ページ」まで作成でき、「ライブ編集機能」、「HTML、CSSによるカスタマイズ」ができます。有料版は、プランにより、「ページ数・画像枚数の増加」、「独自ドメインの作成」や「Eメイルサポート」、「広告の非表示」などのサービスを受ける事ができるようになります。また、前プランでコーディング不要のドラッグ&ドロップでの操作ができ、動画・音声・地図・Webフォントを使う事が可能です。
2.2. Strikingly
Strikingly URL:https://www.strikingly.com/
●Strikingly
「Strikingly 」沢山のデザインてーんプレートがあり、クリエイターだけでなく、デザインやコーディングの知識のないユーザーでも見栄えのよいWebサイトを簡単に作成する事ができます。
無料プランで、いくつでも無制限のサイトを作成する事ができます。ただし、月間転送量5GBの制限がありますので、転職用にポートフォーリオのサイトを作成するという場合などには、無料プランでも問題ないと思います。有料プランには「Limited版」、「Pro版」があり、「カスタムドメイン」「無料ドメイン」、モバイルユーザー向けの「モバイルアクションボタン」、「HTML・CSS・JavaScriptの埋め込み」などのサービスがあります。また「Strikingly」はポートフォーリオだけでなく、Eコマース機能「シンプルストア」を搭載しているので、簡単にECサイトを立ち上げることが可能です。
2.3. Portfoliobox
Portfoliobox URL:https://www.portfoliobox.net/
●Portfoliobox
「ポートフォリオ」に特化した無料のオンラインポートフォーリオWebサイトです。ブラウザーだけでサイトの構築・管理ができます。またサイトはレスポンシブに対応していますので、「PC」、「スマホ」、「タブレット」などすべてのデバイスで見栄えよく表示する事ができます。
無料版では、「画像30件」、「10ページ」、「10商品」のホスティングが可能です。有料の「PRO版」は「727円/月」で「画像1000件」、「ページ・商品件数」の制限解除、「無制限ブログの投稿」、「Googleアナリティクスと統合」などのサービスを受ける事ができます。
2.4. JAYPEG
JAYPEG URL:https://jypg.net/
●JAYPEG
「Facebook」や「Twitter」のアカウントでユーザー登録ができ、気軽にサイトを作成する事ができます。 世界中のクリエイターの作品を見て、意見交換をしたり独自のコンテストも実施されています。見やすいサイトと使い勝手の良いWebサービスです。
2.5. Behance
Behance URL:https://www.behance.net/
●Behance
「Behance」は、「アドビ」のアカウントや「Facebook」、「Google+」のアカウントを使って登録します。世界のクリエイターが自身の作品を公開しており、求人情報も掲載されるサービスです。日本語もサポートされています。無料で見た目を重視したポートフォリオの作成ができます。世界中のクリエイターの作品が豊富で、様々なカテゴリや評価をもとに作品を検索して、自身のポートフォリオ作成の参考にしましょう。