日本でも注目「VP of Engineering」の役割について解説! | サービス | プロエンジニア

    日本でも注目「VP of Engineering」の役割について解説!

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    公開日:2018年11月10日 最終更新日:2019年09月26日

    欧米の開発チームや、エンジニア組織で耳にする「VP of Engineering」という役職が、日本でも耳にするようになりました。VP of Engineeringはエンジニアチームの最高マネジメント責任者であり、その役割はエンジニアチームの成功、成長に導くことです。ここでは、CTOとの違いや、求められる役割、日本におけるVP of Engineeringの存在について解説します。

    1.VP of Engineeringとは

    VP of Engineeringとは、開発チーム、エンジニアチームのマネジメント責任者です。欧米のエンジニアチームでは、この役職が浸透しつつあり、エンジニア組織の規模が拡大するためには、必要不可欠な存在であると考えられています。日本ではVP of EngineeringとCTOの役割が混在している、または分けられていないのが実情ですが、その役職や肩書きを耳にする機会も増えてきました。

    アメリカの事例で見ると、2018年に、電気自動車メーカーのテスラ社は、スナップ社の収益化担当副社長であるスチュアート・ボウワーズ(Stuart Bowers)をVP of Engineeringとして雇ったことを明らかにしており、事業規模を拡大する、エンジニア組織を成功に導く上でVP of Engineeringの存在が鍵となることが読み取れます。

    (Reuters) - Electric carmaker Tesla Inc said on Tuesday it had hired Snap Inc's vice president of monetization, Stuart Bowers, as VP of engineering.

    2.CTOとVP of Engineeringの違い

    日本においては、まだエンジニア組織にVP of Engineeringが存在しない、またはCTOがVP of Engineeringを兼務されているケースが多いですが、VP of EngineeringとCTOの役割の違いを見てみましょう。

    2.1 CTOの役割

    CTOとは最高技術責任者であり、Chief technical officerまたは、Chief technology officerの略です。組織の中で最も高い技術力が要求されます。

    ・ 企業の技術的方向性の判断
    ・ 知的財産保護の戦略策定
    ・ 自社技術を保護するための特許をはじめとする認定申請
    ・ 特許や技術保護に関する法務的知識対応
    ・ 新技術に関する社会的需要の調査
    ・ M&Aに関する適正判断

    2.2 VP of Engineeringの役割

    VP of Engineeringとは最高マネジメント責任者であり、Vice President of Engineeringの略です。日本ではVice Presidentというと、副社長の英訳として使われていますが、ここでは、マネジメントの最高責任者として使われています。

    ・ エンジニア組織のチームビルディング
    ・ エンジニアの採用、育成
    ・ エンジニアチームの課題抽出とその解決
    ・ CTOを初めとした、社内上層メンバーとの連携

    3.VP of Engineeringの存在が開発チームの成功の鍵

    日本ではまだ、CTOが技術責任者かつ、エンジニアチームのマネジメントも兼務しているケースがほとんどかもしれません。事業規模が小さいうちはそれでも業務をこなすことができますが、事業スケールが拡大した際に、CTOの役割の中でエンジニア組織のマネジメントが負荷となり、本来の役割である技術アプローチが煩雑になってきてしまうことがあります。

    事業スケールに伴い、CTOとVP of Engineeringが役割を分担しつつ、互いを尊敬、信頼することで、CTOは技術アプローチに集中することができます。また、VP of Engineeringはエンジニア組織のマネジメントに注力することができ、次のような課題解決にも繋がります。

    ・ 事業規模拡大に伴い、エンジニア組織も拡大してもVP of Engineeringが存在することでCTOは、事業の技術力向上や策定に注力し、事業が成功に向かうスピードを加速させることができる

    ・ エンジニアの採用に関する役割が抜けることで、CTO本来の業務に注力する時間が増える

    4. VP of Engineeringを配置しているIT企業事例

    日本でもVP of Engineeringという概念を広める動きは出てきており、株式会社サイバーエージェントでは2017年に「VP of Engineering meetup by CA」を開催しています。同社ではまだVP of Engineeringという役職が存在してはいませんが、同等の役職は存在しており、その実例を紹介しています。
    当日のスライドはこちらです。

    また、株式会社メルカリでは2017年からCTOとVP of Engineeringの2頭体制となり、CTOは技術的な基盤・開発チームをグローバルにリード、VP of Engineeringは組織基盤を強化と役割が分けられました。VP of Engineeringの柄沢氏はこう語っています。

    CTOとVP of Engineering、役割を明確に分けるスタイルは、グローバルなテックカンパニーではスタンダードなんですよね。僕と名村さんで「世界で戦える開発組織」を組織と技術の両軸でつくっていくことになります。

    グローバルで戦うレベルで事業拡大するには、VP of Engineeringの役割は必要不可欠であり、同職をCTOが兼務することは、事業の加速を落とすことに繋がることが、柄沢氏の話から読み取ることができます。

    5.まとめ

    事業規模の拡大に伴うエンジニア組織の拡大。当然それをマネジメントするのは組織として必然的であると考えられます。最高技術担当者であるCTOがマネジメント最高責任者であることは、前述で説明した通り、事業スケールの拡大とともに兼務が難しくなってくることがご理解頂けたのではないかと思います。

    エンジニアとしてCTOのキャリアを目指すか、VP of Engineerを目指すか、自身のエンジニア経験がどちらにより値するか、この記事がそのきっかけになれば幸いです。

    関連記事:CTOの役割とは?エンジニアのトップキャリアパスを目指す方法
    関連記事:テックリードとは?エンジニアチームリーダーとしての役割を解説
    関連記事: CTO養成講座&CTO転職支援サービス「OCTOPASS(オクトパス)」第2回無料講座受付スタート

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