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ソフトウェアとは、パソコンに読み込ませると特定の作業を行うプログラムのことです。マイクロソフト社の提供するOSであるwindowsから、企業の情報セキュリティを守るノートン社のアンチウイルス、最近話題になっているビッグデータの分析ソフトなどまでを幅広く総称して呼びます。
OS分野では、マイクロソフト社のWindowsやアップル社のMac OSが有名です。
ERP(Enterprise Resource Planning / 企業内基幹システム)では、ドイツのSAP社、また国内ではERPの中でも人事に強いワークスアプリケーションズ社のCOMPANYが有名です。また、仮想化技術(1つのハードウェア上に複数のOSを動かす技術)では、VMwareがシェアを伸ばしています。
このように、ソフトウェア業界と言っても様々な分野に分かれているので注意が必要です。
1. パッケージソフト vs クラウドソフト
以前は、ソフトウェアと言えば、社内のパソコンやサーバーにインストールするタイプのパッケージソフトが主流でした。例えば、会社の経理担当のパソコンには、弥生社の弥生会計やオービック社の勘定奉行などという会計ソフトをインストールして社内の経理作業を行っておりました。しかし、インターネットが発展し回線スピードが上がった結果、こういった会計ソフトをパソコンにインストールしなくとも、インターネットを通してソフトを使用するというクラウドサービスが主流となってきました。
会計ソフトの例でいえば、経理担当者は職場にあるどのパソコンからでも、経理ソフトのIDとパスワードさえあれば、インターネットを通して自社の経理情報へアクセスすることができます。
身近なクラウドの例では、Googleの提供するGmailが有名です。
クラウドサービスが登場するまで、メールを利用するには、自分のパソコンにメールソフトをインストールする必要がありました。メールのチェックはソフトをインストールされた自分のパソコン以外では、できなかったのです。しかし、Gmailに代表されるようなクラウドサービスであれば、自分のパソコンからも、職場のパソコンからも、友達のパソコンからも、漫画喫茶のパソコンからも、GmailのwebサイトにアクセスしIDとパスワードさえ打ち込めば同じようにメール履歴を見たりメールの送信をしたりすることが出来ます。クラウドのメリットは、パソコンやその他のIT機器等の端末(ハードウェア)に依存せずにサービスを使えるということです。