インターノウス株式会社(当社)は、自社サービスを利用する35歳以下のエンジニア101名を対象に、キャリアに関する調査を実施しました。調査結果を以下ご紹介します!
目次
1-1.生涯エンジニアとして働き続けたいエンジニアの割合は?
2-2.正社員、リモートワーク、フリーランスとして働きたい理由とは?
3-2.副業しているエンジニアの最も多い仕事内容と月収とは?
4-1.ワーケーションなど新しい働き方への興味あるエンジニアの割合は?
1.若手エンジニアのキャリア調査
1-1.生涯エンジニアとして働き続けたいエンジニアの割合は?
若手エンジニアのキャリアについて(n=101)
若手エンジニアに将来のキャリアについて質問したところ、90%がエンジニアとして働き続けたいと回答。この結果から、エンジニアはキャリアチェンジ志向は低く、生涯エンジニアとして働きたいと考えている人が多いことが分かりました。
1-2.若手エンジニアの目指すキャリア像は?
若手エンジニアの目指すキャリア像ついて(n=91/エンジニアとして働き続けたい方のみ対象)
若手エンジニアに目指すキャリア像について質問したところ、1位が56%で技術スペシャリストを希望。次いで2位CTO・PMなどマネジメント層、3位ITコンサルという結果になりました。
このことから、技術志向のエンジニアが多数派で、マネジメント層・ITコンサルなど、キャリアアップやキャリアの幅を広げたいと考えるエンジニアは少数派だという事が分かりました。
2.若手エンジニアの理想の働き方調査
2-1.理想の働き方は正社員?それともフリーランス?
若手エンジニアの理想の働き方(n=91/エンジニアとして働き続けたい方のみ対象)
若手エンジニアに理想の働き方について質問したところ、「正社員」と回答した割合が、通常勤務とリモートワーク併せて、73%。その中でも「リモートワーク」で働くことを希望している若手エンジニアが39%と最も多い結果となりました。
2-2.正社員、リモートワーク、フリーランスとして働きたい理由とは?
理想の働き方を選択した理由(n=91/エンジニアとして働き続けたい方のみ対象/自由回答)
正社員(通常勤務)を選択した34%は、「生活リズムの維持」、「収入の安定」、「チームワークにメリットを多く感じている」と通常勤務形態に満足しており、一番リスクが少ないと感じていました。
一方、正社員(リモートワーク)を選択した39%は、「時間や場所にとらわれずに働きたい」という思いは強いが、「事務手続きの面倒臭さ」などフリーランスになることで増える負担に不安を感じていました。同様に、フリーランスを選択した25%も、「時間や場所にとらわれず働きたい」という思いは強いが、リモートワークと異なり、「職場の人間関係が面倒」、「どこでも通用する技術の習得」など独立志向が強い傾向があることが分かりました。
3.若手エンジニアの副業に関する実態調査
3-1.副業しているエンジニアの割合は?
若手エンジニアの副業状況について(n=101)
若手エンジニアに現在の副業状況を質問したところ、13%が副業していると回答。全国の副業者比率4%※と比較すると3倍ほど高いことが分かりました。 ※総務省統計局 「平成 29 年就業構造基本調査」を参照
3-2.副業しているエンジニアの最も多い仕事内容と月収とは?
副業の業務内容と収入について(n=13/「副業をしている」と回答した方のみ対象)
なお、副業している人の主な仕事内容は、1位が「投資」と「講師」、2位が「ウェブコンテンツなどの制作や開発」と「YouTuber」でした。
また副業による収入は1~3万円が30%と最も多く、ついで10万円以上が20%でした。この結果から、10万円以上を副業で収入を稼いでいるエンジニアもいるということが判明しました。
4.若手エンジニアのワーケーションに対する意識調査
4-1.ワーケーションなど新しい働き方への興味あるエンジニアの割合は?
若手エンジニアのワーケーションへの興味について(n=101)
若手エンジニアに休暇中に旅先などで仕事をする“ワーケーション”への興味について質問したところ、72%が興味がある又は、既にしたことがあると回答。
この結果から、若手エンジニアは、ワーケーションなど場所や時間にとらわれない新しい働き方に対して関心が高いことが分かりました。
5.まとめ
5-1.キャリアチェンジ・キャリアアップへの関心は低い傾向 一方で、新しい働き方への関心は高い傾向
みなさん、調査結果はいかがでしたでしょうか。
若手エンジニアの9割がエンジニアとして働き続けることを希望しているというのは、IT業界にとっては嬉しいニュースです。一方、将来マネジメントを希望している割合が3割以下と低いため、今後もマネジメント層の不足感は大きな課題といえるでしょう。
また、リモートワーク・副業・ワーケーションなど新しい働き方への関心が高いことは、新しい技術トレンドを追っていくエンジニアらしさも表れているように感じました。これらの新しい働き方でよりエンジニアの生産性が高まることを期待したいですね。
5-2.調査概要
調査エリア:全国 調査対象者:17歳~35歳 男女 エンジニアとして就業している方 回収サンプル数:101サンプル 調査期間:2019年8月20日(火)~8月28日(水) 調査方法:自社サービス利用者に対してアンケートを実施 調査実施機関:インターノウス株式会社 【出典】PRTimes:【2019年度 若手エンジニアのキャリア調査】9割が生涯エンジニアを希望するが、マネジメント希望者は3割以下