磯部さんプロフィール(29歳)
現場監督からキャリアをスタートし、コロナ禍を機に自営業としてECショップを運営。その後IT業界へ転身し、インフラエンジニアとしてキャリアを積む。2024年にフリーランスとして独立。現在はAWSやGCPを扱う金融系インフラ案件に従事し、スキルアップと自由な働き方を実現中。
❶ 現場監督からエンジニアへ。自由を求めたキャリアの原点
【Q】フリーランスとして働く前は、どのようなお仕事をされていましたか?
エンジニアになる前は、現場監督として働いていました。ただ、新卒一年目から忙しい日々が続き、心身ともに負荷を感じたため、将来を見据えて転職を決意しました。当時はちょうどコロナが流行り始めた時期。
IT業界への興味はあったものの、未経験からの転職はハードルが高いと感じ、自営業という形で一度自由な働き方に挑戦することにしました。
自営業ではECサイトを運営。全くの異業種でしたが、「場所や時間に縛られずに働く心地よさ」はこの時に強く実感しました。
ただ、ITスキルを活かしたキャリアに再挑戦したい気持ちはずっとあり、コロナ収束のタイミングで改めてIT転職にチャレンジすることにしました。
【Q】なぜエンジニアを目指そうと思ったのですか?
正直に言えば「冬は暖かく、夏は涼しい室内で働きたい」と思ったのが理由の一つです(笑)。
それに昔からパソコンが好きで、MMORPGなどのゲームをよくプレイしていました。PCに触れることに抵抗はありませんでした。高校生の頃から、街づくりや資源管理みたいな、ロジックを組み立てるタイプのゲームが好きだったので、今思えば、システムや仕組みを考えるのが得意だったのかもしれません。
一番の決め手は「需要の高さ」ですね。いくら努力しても、需要のない業界では生活が安定しません。その点、IT業界は成長産業ですし、「努力が報われやすい」と思いました。
【Q】エンジニアとしての初仕事について教えてください
最初はSES会社に就職し、オンプレとAWSのインフラ構築・運用保守を担当しました。
その会社は、やる気のある人に対して資格取得の支援をしてくれていて、「3か月以内に決められた試験に合格できなければキッティング案件に回す」といった方針でした。その分、合格すればAWS案件に参画できるという制度があったので、1か月目にLPICを取得、2か月目でAWSの資格であるAWS Certified Cloud PractitionerとAWS Certified Solutions Architect - Associateを取得しました。
その後、実際のプロジェクトにもすぐ参画し、短期間で技術力を高められたのは、本当に貴重な経験でした。
【Q】フリーランスに転身されたきっかけは?
2024年10月からフリーランスになりました。
それまではSES会社で働いていたのですが、「この働き方なら会社に所属しなくてもいいのでは?」と感じたんです。もちろん恩義はありますが、正社員だとどうしても会社の意向に沿わないといけない場面も多く、「もっと自分の意思でキャリアを切り拓いていきたい」と思うようになりました。
その点、フリーランスであれば選択肢の幅が広がりますし、毎日出社して退勤するという働き方自体は変わらないので、あとは税金などの手続きを自分でこなす覚悟さえあれば、十分やっていけると判断しました。
❷ プロエンジニアとの出会いが、フリーランスの未来を切り開いた
【Q】プロエンジニアに出会ったきっかけは?
友人に「フリーランスはいいぞ」と勧められていて、その流れでインターノウスを紹介してもらいました。実務経験が1年ほどだったので、直請け案件は厳しいかと思ってエージェントを使おうと考えていたんです。
担当の尾崎さんとつながってスキルシートを提出したところ、意外にもたくさんの企業から声をかけていただけて、「これなら自分にもチャンスがあるかもしれない」と感じました。
また、尾崎さんとはLINEで連絡を取り合っていたのですが、案件選定も対応もとにかくスピーディーかつ丁寧で、信頼できると感じました。
【Q】実際の案件探しや参画までの流れについて教えてください
案件は、スキルアップを最優先に選びました。
「とにかく学べる環境で、クラウドに関われる仕事を」と尾崎さんにお願いし、紹介された案件はすべてエントリーする勢いで取り組みました。
尾崎さんと連絡を取り始めてから、約1か月半で、AWSとGCPを扱う金融系インフラの運用保守案件が決まりました。会社員時代と比べて、収入は1.5~2倍にアップ。契約条件にも大満足しています。
【Q】担当エージェントのサポートはどうでしたか?
尾崎さんのサポートには本当に助けられました。
LINEでのやり取りなので、ちょっとした疑問も気軽に聞ける。
「え、こんなこと聞いていいのかな?」ということも、ストレスなく相談できます。
参画前の流れについても、私の場合はどうなるのかを具体的に説明してくださったので、初日を安心して迎えることができました。「困ったら尾崎さんに相談すれば大丈夫」と思える安心感があるのは大きいです。
❸ フリーランスという選択がもたらした"自由と成長"
【Q】フリーランスになってから働き方の変化はありましたか?
生活リズムや働き方そのものは、正直あまり変わっていません。
でも「将来を見据えて仕事をしている」感覚が強くなったと思います。
正社員時代は、会社から言われたことをこなしていればよかったですが、今は常に「自分の働きぶりが評価されている」という意識があります。ボーッとしていたら生き残れないという危機感がある分、常にアンテナを張って働けています。
【Q】フリーランスとしての魅力は何ですか?
一番は「仕事を選べる自由」ですね。 新たなスキルを習得したいと思えば案件を変えることもできますし、1か月休んで次の案件を探すのも自由。
ロングバケーションを取れるのは、フリーランスならではの特権だとも思います。
さらに、自営業の経験があるので、確定申告などの税金面も問題なく対応できています。
節税ができるのも、フリーランスならではの魅力ですね。
【Q】今後のキャリアについて教えてください
今後もインフラ・クラウド分野を軸にキャリアを広げていきたいです。
現在はAWS、オンプレ、GCP(Google Cloud)に少しずつ関わっていますが、特に注目しているのがAI技術です。
最近はAI関連のセミナーにも積極的に参加しています。
AIをうまく活用すれば、知見が浅い分野でも成果を出せると感じているので、最新技術やトレンドを押さえながら、自分の強みを広げていきたいと思っています。
❹ まずは一歩踏み出してみる。不安を行動に変えるためにできること
【Q】最後に、これからフリーランスエンジニアを目指す方にアドバイスをお願いします!
まずは「とりあえずやってみる」ことが大事だと思います。
不安はあって当然。でも、実際に動けば景色は変わります。
いきなり独立が怖いなら、まずはフリーランスエージェントに相談してみるのがおすすめです。
自分のスキルがどの程度通用するのか、プロの目で判断してもらってください。
漠然とした不安を具体的な行動に変えていけば、次の一歩が見えてくるはずです。