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業務未経験のエンジニアが「AWSのクラウドプラクティショナー」を取得する方法
公開日:2019年11月08日 最終更新日:2019年11月22日
クラウドベンダーの代表「AWS(Amazon Web Service)」が実施するAWS認定試験「AWSクラウドプラクティショナー」の取得方法について解説します。「AWSクラウドプラクティショナー」は入門レベルの資格になります。クラウド業務未経験の方でも取得可能な資格となっています。
41. AWS認定クラウドプラクティショナーとは?
クラウドサービスを提供するAWS(Amazon Web Services)では、AWSの知識を証明する認定資格を実施しています。
AWSの認定資格は「基礎レベル」、「アソシエイトレベル」、「プロフェッショナルレベル」、「専門知識」のカテゴリで全11種類あります。
「AWS認定クラウドプラクティショナー」は AWSの基礎知識を証明する資格です。
クラウドエンジニアだけでなく、
- マネジメント
- 営業
- ファイナンス
などAWSに関わる担当者が取得するのに最適な入門レベルの資格です。
日経 xTECHが実施した「人気沸騰のIT資格、取得したい資格ランキング」では、「AWS認定資格」が1位になっています。
2. AWSクラウドプラクティショナー受験の前提条件と推奨される知識は?
● 前提条件
「AWSクラウドプラクティショナー」の受験に前提条件は特にありません。AWS認定資格は全ての資格で前提条件を設けていませんので、どのレベルの資格からでも受験する事が可能です。
● 推奨知識
「AWS認定クラウドプラクティショナー」を受験するにあたって推奨される知識は
・テクノロジー、マネジメント、販売、購買、またはファイナンスの分野で最低6か月のAWSクラウド使用経験
・IT サービスの基本的な知識と、それらのサービスのAWSクラウドプラットフォームでの使用に関する知識となっています。
公式サイトでは、「最低6ヶ月のAWSの使用経験」とありますが、AWSクラウドの実務経験がなくても書籍や各種資料でしっかりと学習すれば、業務未経験者でも十分合格可能な資格です。
3. AWSクラウドプラクティショナーの試験概要
「AWSクラウドプラクティショナー」の試験時間は90分、受験料は11,000円(税抜)です。試験はAWSの公式サイトから申し込む事ができます。試験ガイドもありますので、一通り目を通してみてください。
AWS公式認定サイト:
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/「AWS認定クラウドプラクティショナー」:試験ガイド
回答形式
択一選択問題、複数選択問題 試験時間
90分
受験料
11,000円(税別) 合格ライン
70% 4. AWSクラウドプラクティショナーを効率よく勉強する方法
4.1. 資格対策本でAWSの基礎を体系的に学習する
クラウドプラクティショナーの対策本は、SBクリエイティブから出版されています。
【タイトル】AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
【著者】 山下光洋/海老原寛之 著
【出版日】2019/04/20
【価格】2,380 + 税
【出版社】SBクリエイティブ
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/gp/product/4797397403/
また、一つ上位の資格である「AWSソリューションアーキテクト」の対策本ですが、時間があればこちらのAWSサービス全体の概要も読んでおくことをおすすめします。
【タイトル】徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書
【著者】株式会社ソキウス・ジャパン 編/菖蒲 淳司 著/烏谷部 昭寛 著/宮口 光平 著
【出版日】2019/01/18
【価格】2,380 + 税
【出版社】インプレスブックス
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4295005495/
4.2. AWS公式サイトのサンプル問題をといてみよう
AWSクラウドプラクティショナーの認定サイトでは、試験の為の様々なリソースを提供していますので試験勉強に活用しましょう。
AWS公式サイトには、サンプル問題が10問ありますので試験の難易度をチェックしてみましょう。
「AWS認定クラウドプラクティショナーのサンプル問題 10問(英語)」
4.3. AWS主催のトレーニングで勉強する
Amazonのアカウントが必要になりますが、AWS公式サイトの無料オンライントレーニングで試験の勉強をしてみましょう。
●AWS公式サイトの無料オンライントレーニング
オンライントレーニングでは、以下の内容を学習できます。
- コースの紹介(2分)
- AWSクラウドの概念の紹介(20分)
- AWS の主要なサービス(45分)
- AWS の統合サービス(100分)
- AWS のアーキテクチャ(30分)
- AWS のセキュリティ(50分)
- 料金とサポート(30分)
- コースのまとめ(1分)
- コース最後の知識の確認(30分)
各章の最後にサンプル問題もありますので、ある程度AWSについて把握している方は章末問題で力試しをしてみてはいかがでしょうか。
4.4. AWS認定資格の模擬試験を受けてみよう!
本試験より難易度は低くなりますが、模試試験を受験する事をおすすめします。
「AWSクラウドプラクティショナー」の模試試験はオンラインで受験する事ができます。通常の試験申し込みと同じ方法で「AWS認定サイト」より申し込みます。
AWS認定サイト:https://www.aws.training/Certification
5. まとめ
今回はAWS認定の基礎資格「AWSクラウドプラクティショナー」について、解説をしてきました。本資格は、クラウドに関わる営業やファイナンス担当などの非エンジニアの方にもおすすめの資格です。 クラウド化の需要は今後ますます上がっていきますので、クラウド知識とスキルの証明としてベンターの資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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