フリーランスとして働く中で、相談相手や人脈づくりに困った経験はありませんか?今回ご紹介するのは、フリーランスエンジニアにおすすめのコミュニティ10選。交流会やスキルアップイベントなど多彩な場を提供してくれるコミュニティは、きっとあなたのフリーランスライフをより良いものにしてくれるでしょう。ぜひご活用ください。
1. フリーランスエンジニアがコミュニティを活用する3つのメリット
実際に活用したことがない方にとっては、コミュニティは未知の世界。利用する前に一体どんなメリットがあるのか知りたいところです。フリーランスエンジニアにとってコミュニティとは、どんな恩恵を受けられる場所なのか、代表的なメリットを3つご紹介したいと思います。
1.1 人脈が増え、案件獲得の幅が広がる
様々な出会いを通じて人脈の広がりが期待できるコミュニティ。メンバーとの交流を通して新規案件を獲得できることもあり、仕事の幅が広がる点においてもメリットがあると言えるでしょう。
ライター、デザイナーなど他業種のメンバーと協力してチームで仕事をするなど、新しいワークスタイルに挑戦できるチャンスもあります。
親しき仲にもビジネスライクな一面も忘れず、報酬の支払い方法などしっかり取り決めておくことをお忘れなく。
1.2 問題解決やスキルアップにつながる
多くのコミュニティは、勉強会や懇親会、オンラインサロンなどのイベントを定期的に開催しています。
継続的な学習が必要とされるエンジニアにとって、スキルアップ術や成功のためのノウハウなどを学べる機会はありがたいもの。多様なスキルを持った人々との交流は悩みの早期解決につながり、仕事におけるタイムマネジメントの向上が期待できるでしょう。
また、コミュニティ内で知識を共有しあうことは、自身のスキルアップにもつながります。
1.3 仲間の存在が不安解消とモチベーションUPになる
コミュニティは、フリーランスやエンジニアとして働く同士たちの集まり。同じような悩みを抱えているメンバーも多く、良き相談相手が見つかる場でもあります。
常に高いモチベーションで仕事をしたり、一人で解決策を考えたりすることは至難の技。コミュニティ内で互いに刺激しあい、相談しあえる仲間を見つけることで、いつでも志高く仕事に取り組める環境をつくることができるでしょう。
2. 【タイプ別】フリーランスエンジニアにおすすめのコミュニティ10選
では実際に、どんなコミュニティがあるのか項目ごとにおすすめをご紹介したいと思います。自分にあったコミュニティを探す参考にしてください。
2.1 問題解決系コミュニティ
効率よく仕事を進められるよう、問題解決に役立つ内容が充実したコミュニティ。新たな技術の習得につながることもあり、エンジニアには重宝するコミュニティです。
2.1.1 Qiita
エンジニアリングに関する知識を記録・共有するためのサービス。コードを書いて気づいたこと、自分がハマった仕様など、様々な知識を他のエンジニアと共有できます。技術者界隈では知らない人がいない程の有名なコミュニティです。
◆ ポイント
・技術者としての社会貢献にもなる
>>qiita
2.1.2 stack overflow
プログラマーとプログラミングに熱心な人のためのQ&Aサイト。海外の高い技術を知りたい時は海外版がおすすめです。日本では知恵袋的な立ち位置ですが、海外エンジニアの間では、立派なコミュニティとして扱われているそうです。情報量も多く、弊社エンジニアも日ごろお世話になっているコミュニティのひとつ。
◆ ポイント
・エンジニアとして最新の情報を得やすい
>>stack overflow海外版
>>stack overflow日本版
2.1.3 Developersjp
孤独なエンジニアの集える場所として立ち上がったオンラインコミュニティ。深い議論がしたい、良い情報交換がしたい、一緒に学ぶ仲間がほしいといった悩みを解決してくれるサイトです。
◆ ポイント
・Slackを使ったコミュニケーション
2.2 情報交換系コミュニティ
勉強会やイベント、コメントを通して意見を交換したり、知識を増やすことのできるコミュニティ。第一線で活躍する方の成功術などを知りたい時に。
2.2.1 新しい働き方Lab
交流や学びを目的としたイベントやセミナー、スキルアップ動画、相談室など多彩な場を提供してくれるコミュニティ。フリーランス、副業、会社員問わず、新しい働き方を目指す人に向けたお役立ち情報が見つけやすいコミュニティです。
◆ ポイント
・「フリーランスあるある」という相談室が、誰もが思う疑問に回答してくれていて参考になる
2.2.2 Lancepod
ゆるくつながる、がテーマのフリーランスSNS。パーティを作って仕事を共有したり、スキルをシェアしたり、集まって話したりと使い方は自由自在。気になる人を見つけて、つながりたい人同士で楽しめる気軽さは、コミュニティ初心者でも始めやすいのでは。
◆ ポイント
・facebook感覚で気軽にプロフィール登録ができる
>>Lancepod
2.2.3 connpass
エンジニア向けのIT勉強会支援プラットフォーム。Twitterやfacebookと連携しており、興味のあるイベントをお知らせしてくれる機能や参加者専用アプリがあって便利です。候補者の志向性や興味がある分野が理解出来るため、エンジニア採用担当者からも注目されています。イベントやセミナーを通じて、転職に有効に活用できることも。
◆ ポイント
・忙しくて忘れがちな人にうれしい通知機能付き
>>connpass
2.2.4 TECH PLAY
エンジニア向けのIT勉強会やセミナー情報を検索できるコミュニティ。キャリアアップにつながるイベントが満載です。第一線で活躍するiOS、Android、クラウド、スタートアップ、UI/UX(デザイン)の専門家が「TECH PLAYアンバサダー」として就任。イベントでの交流や直接質問など、専門的な見地から、テクノロジストへの支援をしています。
◆ ポイント
・キーワードやエリアを条件に興味のある情報を探しやすい
2.3 案件獲得系コミュニティ
仕事に直結する人脈や仲間が欲しい人向き。チームでの案件を獲得しやすく、大きなプロジェクトに参加できるチャンスも。
2.3.1 FreelanceNow
4,000人以上のフリーランスと無償ですぐにマッチングしてくれるコミュニティ。
◆ ポイント
・登録者のポートフォリオを確認できるページがあり、パートナー探しにも役立つ
2.4 コワーキングスペース
異なる職業の人たちとオフィス環境を共有し、仕事も私生活も幅を広げたい人に。移住やシェアハウスなど、自由な働き方を提案してくれる。
2.4.1 まるも
多種多様なフリーランスが南房総のコワーキングスペースをシェアするコミュニティ。多種多様なメンバーとアットホームな雰囲気が魅力です。
◆ ポイント
・コミュニティ内に部活があり、学生時代のような楽しさがある
>>まるも
2.5 ライフプランサポート
フリーランスとして働く上で欠かせない情報のひとつ。独立したばかりで、確定申告や保険など、どうしたらいいか不安という方は参加の価値があるでしょう。
2.5.1 フリーランス協会
フリーランス向けのライフラインサポートが充実したコミュニティ。各種保険について、会計税務、法務相談など自分だけではなかなか解決できないことを専門的にサポートしてくれます。フリーランス向けに発表される、世の中のライフプランに関する情報をいち早くキャッチすることも。
◆ ポイント
・独立への手びきなどもあり、フリーランスになったばかりの人に有力な情報あり
>>フリーランス協会
3. フリーランスがコミュニティを選ぶ際のポイントと注意点
たくさんのコミュニティをご紹介しましたが、どのコミュニティに参加していいかイメージが浮かばない、という方は、下記のポイントを参考にしてみてください。
3.1 自分が行くべきイベントを厳選して参加する
やみくもにイベントや勉強会に片っ端から参加するのはお勧めできません。
できるだけ自分が得たい技術や情報を吟味して参加するよう心がけましょう。
3.2 何を目的にコミュニティに参加するのかを明確にする
困った時に問題解決の糸口が欲しいのか、異業種の人と交流して仕事の幅を広げたいのか、勉強会に参加して知識やノウハウを深めたいのか。
何を目的として参加するかをしっかり考えることが大切です。
3.3 自分に合ったスタイルのコミュニティを選ぶ
困った時だけ閲覧したい、常に新鮮な情報を届けてほしい、仕事以外でも交流を持てる関係を築きたいなど、それぞれに理想とする利用方法があると思います。
業務の負担にならない、自身のスタイルに合ったコミュニティを選びましょう。
4. まとめ
コミュニティと一言でまとめられていますが、用途や目的によってそのカタチは多種多様。
フリーランスエンジニアとして、自分に今一番必要なものは何なのかを考えながら活用していくことが、コミュニティとの上手な付き合い方なのではと思います。
自然体で参加できるコミュニティを選び、参加前には自分をしっかりPRできるように、名刺やポートフォリオなどを今一度見直しておくことも忘れないようにしてくださいね。