「システムエンジニアとして副業を始めたいけど、どんな働き方になるのか不安」「システムエンジニアの副業案件を探す方法が知りたい」「システムエンジニアが副業をするメリット・デメリットは何だろう」と悩んでいませんか。
エンジニアのスキルを活かして副業で収入を得られたら、キャリアの可能性がぐっと広がります。しかし、最初の一歩がなかなか踏み出せないという方は多いです。
そこで今回は、
• システムエンジニアが副業をする際の働き方と仕事内容
• システムエンジニアの職種別の副業案件と単価例
• システムエンジニアが副業するメリット・デメリット
という流れで、エンジニアの副業について解説します。
副業の注意点やおすすめ資格についても紹介しています。「エンジニアの副業について詳しく知りたい」という方は、ぜひ最後までお読みください。
1.システムエンジニア(SE)が副業をする際の働き方と仕事内容
まずは、現在システムエンジニアとして働く人が副業をするときの働き方や仕事内容についてご説明します。
1.1 主な働き方
システムエンジニア(SE)の副業には、主な働き方が2つあります。
• 土日勤務
• 週1~勤務
ひとつは、平日に会社の仕事をして土日に副業をするという働き方です。仕事に影響しにくく、まとまった時間を確保できます。ただ、土日のみの案件は少ない現状のため、希望の案件を見つけるには視野を広げて探す必要があるかもしれません。
もうひとつは、週1日から仕事をする働き方です。週1日からできる副業案件は多く、自分に合った案件を見つけやすいでしょう。
1.2 主な仕事内容
エンジニアの副業には、次のような仕事があります。
• Webサイト制作
• アプリケーション開発
• プログラミングスクールの講師やメンター
• プログラミング関連記事の執筆
Webサイト制作やアプリケーション開発は、エンジニアのスキルを直接活かして仕事をします。エンジニアの副業のなかでも案件数が多く、単価も高めです。そのほか、システムエンジニアとしての専門知識を活かして講師やライターの副業もできます。
1.3 主なフリーランスの仕事の探し方
主なフリーランスの仕事の探し方は、次のとおりです。
• クラウドソーシングサイトを活用する
• エージェントを活用する
• 個人で営業する
クラウドソーシングサイトは、仕事を発注したい人と受注したい人をマッチさせるサービスです。フリーランスや副業の案件探しでよく利用されています。一方で単価感はまちまちです。
エージェントは、仕事を探している人に最適な案件を紹介するサービスです。業界に精通したプロの視点から、案件を見つけられます。
その他、現職で得たコネクションなどを使って個人で企業に対して営業し、案件を受注するパターンもあります。
1.4 【参考】フリーランス人口の変化
近年は、社会全体として副業を認める会社が増えてきました。フリーランスの仕事探しの幅自体も広がっています。
こうした背景を受けて、フリーランス人口にも大きな変化が現れています。クラウドソーシングサイトのランサーズが発表した『フリーランス実態調査 2021』によると、2021年のフリーランス人口はすべての労働人口の24%を占める1,670万人で、過去最大となりました。
また、経済規模も28兆円となり、昨年比約10兆円増加で過去最大となっています。
「副業元年」と呼ばれた2018年と比較すると、日本のフリーランス人口は500万人以上増加しています。
ちなみにアメリカでは労働人口の36%がフリーランスです。日本は現在24%ですが、今後さらなる増加が見込まれるでしょう。
1.4.1 フリーランスで「月収10万円以上稼いでいる人」はどれくらい?
では「フリーランスとして月収10万円以上稼いでいる人」はどれくらいいるのでしょうか。内閣官房が発表した『フリーランス実態調査』によると、フリーランスのうち「月収10万円以上稼いでいる人」の割合は副業としてはおよそ26%、本業としてはおよそ84%です。
実際のグラフを見ていきましょう。「主たる生計者以外が本業として行う場合」や「副業として行う場合」では、フリーランスとしての年収は100万円未満が74%と最も多くなっています。
出典:フリーランス実態調査結果|内閣官房日本経済再生総合事務局
なお、副業ではなく「主たる生計者が本業としておこなう場合」のフリーランスの年収は200万円以上300万円未満が19%と最も多いです。
出典:フリーランス実態調査結果|内閣官房日本経済再生総合事務局
「副業で10万円以上稼ぐ人は26%程度」と少ないように感じられるかもしれません。しかし、エンジニアは副業のなかでも高単価の案件が多く、稼ぎやすいです。フリーランスの月収目安の1つである「10万円」をクリアすることは難しくはないでしょう。
2. フリーランスエンジニアの年収の目安
フリーランスエンジニアの年収の目安は720万円~840万円です。エンジニアの案件が月額単価60万円~70万円が多くなっています。
ただし、年収の目安は年齢とキャリアによって変化します。かけだしエンジニアの場合は、月額単価30万円~40万円、年収360万円~480万円が目安。一方で、上級エンジニアなら月額単価150万円、年収1,800万円が最高額の目安となります。
このように、エンジニアはかけだしから上級者まで高単価の案件が多いため、副業でも稼ぎやすいです。
3.【職種・種類別】システムエンジニアの副業案件と単価例
システムエンジニア(SE)の職種・種類別の副業案件と単価例についてご説明します。
大きく次の2つにわけ、さらに細かい職種ごとにまとめました。
• 開発エンジニア
• インフラエンジニア
あなたの現在の職種に近いものをご覧いただくと、より参考になるはずです。
3.1 開発エンジニアの副業案件と単価例
開発エンジニアの副業案件と単価例についてご説明します。
ご紹介する職種は次の6つです。
• フロントエンドエンジニア
• サーバーサイドエンジニア
• テストエンジニア
• 組み込みエンジニア
• ゲームエンジニア
• AIエンジニア
各職種ごとに、仕事の概要や向いている人、年収目安や実際の案件例など詳しくを見ていきましょう。
3.1.1 フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、主にサイトやアプリのデザインなどフロントエンドに携わるエンジニアです。フロントエンドとは、直接ユーザーの目に触れる部分を意味します。つまり、サイトやアプリの見た目などのデザインや実装がメインです。
フロントエンドエンジニアに向いている人は次のとおりです。
• デザイン系・システム開発系の両方に興味がある人
• 新しい技術に興味を持って学べる好奇心旺盛な人
• ユーザーの気持ちに寄り添える人
年収の目安は388万円前後です。フロントエンドの案件自体はそれほど単価が高くないため、年収はエンジニアのなかでも低めといえるでしょう。スキルや知識を身につけてキャリアアップすることで、年収を上げることが可能です。
当サイト「プロエンジニア」から実際に応募可能な、フロントエンドエンジニアの実際の求人例は次になります(フルタイム勤務の案件です)。
▶ 案件情報:フロントエンドエンジニア★HR企業での人材管理プラットフォーム開発
HRテック事業や医療事業でシステム開発をする内容で、月額単価は50~60万円です。
3.1.2 サーバーサイドエンジニア
サーバーサイドエンジニアは、サーバー側の処理に必要なプログラムの開発や、サーバーで扱うデータ管理などをおこなうエンジニアです。主に、画面から情報を受け取ったあとのサーバー側でおこなう処理の開発を担当します。たとえばデータの登録機能を作る場合は、画面で入力された値を受け取り、データのチェックをした上でデータベースにデータを登録します。
サーバーサイドエンジニアに向いている人は次のとおりです。
• 画面まわりではなく、入力後の処理を開発したい人
• サーバーの構築など、サーバーサイドに興味がある人
年収の目安は500万円前後となっています。ネットワークやセキュリティの知識など、プラスアルファの専門スキルを身につけることで年収アップを実現可能です。
当サイト「プロエンジニア」から実際に応募可能な、サーバーサイドエンジニアの実際の求人例は次になります(フルタイム勤務の案件です)。
▶ 案件情報:サーバーサイドエンジニア★コンシューマゲーム開発
コンシューマーゲームのサーバーサイドの開発をする案件で、月額単価は70~80万円です。
3.1.3 テストエンジニア
テストエンジニアは、アプリのテストを推進するエンジニアです。アプリ開発チームの規模によって、テスト計画や各種設計を担当した上でテスト自体は外注や下請け、アルバイトなどに依頼することもあります。もちろんテストエンジニアが直接テストを担当することもあります。
サービスや製品の開発において、テストは欠かせない工程です。テストエンジニアに向いている人は次のとおりです。
• 単調な作業が苦にならず、コツコツ取り組める人
• マニュアル通りに仕事をするのが得意な人
• 細かい点に気を配り、正確な仕事ができる人
テストエンジニアの年収の目安は388万円です。テストやデバッグ(バグの発見・修正)の案件は単価がそれほど高くないため、エンジニアのなかでもやや低くなっています。
当サイト「プロエンジニア」から実際に応募可能な、テストエンジニアの実際の求人例は次のとおりです(フルタイム勤務の案件です)。
▶ 案件情報:テストエンジニア★クレジット決済システムのテスト設計
システムの受託開発をおこなう会社でクレジット決済システムのテストをする業務です。月額単価は40~50万円となっています。
3.1.4 組み込みエンジニア
組み込みエンジニアは、自動車や家電などの機器に組み込まれるプログラムをつくるエンジニアです。近年はIoT(Internet of Things:モノのインターネット)が進み、あらゆるものがインターネットとつながるようになってきています。AmazonのAlexa(アレクサ)などが典型的な例です。
今後もIoT分野の発展が見込まれることから、組み込みエンジニアの将来性は高いといえるでしょう。組み込みエンジニアに向いている人は、次のとおりです。
• ものづくりが好きな人
• ハードとソフトの両方に興味がある人
• IoT分野に携わりたい人
組み込みエンジニアの年収の目安は560万~600万円となっています。需要の高まりが予想されていることから、高いスキルを持つ組み込みエンジニアは重宝されるでしょう。
当サイト「プロエンジニア」から実際に応募可能な、組み込みエンジニアの実際の求人例は次になります(フルタイム勤務の案件です)。
▶ 案件情報:組み込みエンジニア★車載ソフトウェアの開発(RTE)
組み込み関連に特化した企業で、最先端技術を搭載した制御系システムの開発をする業務です。月額単価は70~80万円となっています。
3.1.5 ゲームエンジニア
ゲームエンジニアは、家庭用ゲーム機やスマートフォン、パソコンなどのゲームを開発するエンジニアです。3Dモデリングなどのデザイン系業務や、サウンド系業務なども携わることがあり、幅広い部門との連携が求められます。
ゲームエンジニアに向いている人は次のとおりです。
• ゲームが好きで熱意を持っている人
• 数学や物理学が得意な人
• 好奇心の高い人
ゲームエンジニアの年収の目安は500万円前後です。プロジェクトマネージャーのキャリアを経験すると年収はさらに高まります。
当サイト「プロエンジニア」から実際に応募可能な、ゲームエンジニアの実際の求人例は次のとおりです(フルタイム勤務の案件です)。
▶ 案件情報:ゲームエンジニア★PC・スマホ向けゲームクライアント開発
ゲームの受託開発企業で、パソコンやスマートフォンのゲームにおけるクライアントサイド開発を担当する業務です。月額単価は70~80万円となっています。
3.1.6 AIエンジニア
AIエンジニアは、AIシステムの開発やデータの分析をおこなうエンジニアです。
近年、AIや機械学習の分野は急速に成長しており、高い注目を集めています。特に画像解析や自然言語処理などの制度が大きく向上したことで、車の自動運転やチャットボットなどの新しい技術が有名になりました。
AIエンジニアに向いている人は、次のとおりです。
• 理数系科目が得意な人
• 論理的に物事を考えられる人
• 新しいことを学び、吸収できる人
AIエンジニアの年収の目安は595万円となっています。AI人材は特に優れたスキルを持つ人材の需要が高く、スキルがあれば高収入を得ることは十分に可能です。
AIエンジニアの実際の求人は次になります(フルタイム勤務の案件です)。
▶ 案件情報:Webエンジニア★AIとビックデータを活用したマーケティングプラットフォームの開発
AIやビッグデータを活用したマーケティングプラットフォームを展開する企業で、プログラムをリプレースする業務です。月額単価は70~90万円となっています。
3.2 インフラエンジニアの副業案件と単価例
インフラエンジニアの副業案件と単価例についてご説明します。
ご紹介する職種は次の3つです。
• ネットワークエンジニア
• セキュリティエンジニア
• クラウドエンジニア
各職種ごとに、仕事の概要や向いている人、年収目安や実際の案件例など詳しくを見ていきましょう。
3.2.1 ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークの構築・保守・管理をおこなうエンジニアです。顧客向けシステムや社内LANなどのネットワークの構築や運用を担当します。快適な通信環境は会社にとって重要なインフラで、欠かせないものといえます。
ネットワークエンジニアに向いている人は次のとおりです(フルタイム勤務の案件です)。
• 新しい知識を学ぶことが好きな人
• 同じ作業の繰り返しが苦にならない人
• 広い視野を持てる人
ネットワークエンジニアの年収の目安は450万円~600万円前後となっています。収入を上げるにはネットワークに関連する知識を身につけることが大切です。ネットワーク関連の資格を取得するのも有効でしょう。
当サイト「プロエンジニア」から実際に応募可能な、ネットワークエンジニアの実際の求人例は次になります(フルタイム勤務の案件です)。
▶ 案件情報:某企業向けネットワーク全般の構築・運用
ネットワーク全般の構築・運用をする内容です。月額単価は70万円~80万円となっています。
3.2.2 セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、情報セキュリティを専門にするエンジニアです。サーバー攻撃を受けると個人情報漏洩やウイルス感染など、企業や団体にとって重大なトラブルにつながりかねません。セキュリティに配慮したシステム設計・運用や、サイバー攻撃を未然に防ぐための調査・対策をおこないます。
セキュリティエンジニアに向いている人は、次のとおりです。
• 細かい点を見逃さない正確性のある人
• 責任感が強く、最後までやり抜く人
• 粘り強く考え、対策を立てられる人
セキュリティエンジニアの年収の目安は600万円前後となっています。スキルや技術レベルによって大きく変わるため、年収を上げるためには積極的に学ぶ姿勢が大切です。
当サイト「プロエンジニア」から実際に応募可能な、セキュリティエンジニアの実際の求人例は次になります(フルタイム勤務の案件です)。
▶ 案件情報:保険会社向けグローバルセキュリティ基盤構築
保険会社向けのグローバルセキュリティ基盤構築が業務です。月額単価は90万円~100万円となっています。
3.2.3 クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、クラウドサービスを利用したシステムの設計・構築・運用をおこなうエンジニアです。自社のインフラ環境をクラウドへ移行する会社が増加しています。クラウドはITインフラとしても機能しており、クラウドとインフラの両方の知識が求められる職種です。
クラウドエンジニアに向いている人は次のとおりです。
• インフラとクラウドの両方に携わりたい人
• 社内の文化にすぐに対応できる柔軟性のある人
• 地道な作業を苦に感じない人
クラウドエンジニアの年収の目安は600万円前後です。クラウドの需要が高まっていることから、インフラエンジニアやネットワークエンジニアより高くなるケースも多くなっています。
当サイト「プロエンジニア」から実際に応募可能な、クラウドエンジニアの実際の求人例は次のとおりです(フルタイム勤務の案件です)。
▶ 案件情報:クラウドエンジニア ★自社クラウド製品の開発運用
自社クラウド製品の開発運用の業務です。月額単価は60万円~80万円となっています。
4. プログラミング言語別の副業案件と単価例
システムエンジニアの副業収入は、扱うプログラミング言語によっても上下することがあります。プログラミング言語別にも、副業案件と単価例を表にまとめました。
プログラミング言語 | 主な用途 | 案件例 | 想定月収 | 案件URL※ |
---|---|---|---|---|
Python | AI開発やビッグデータ解析、DjangoによるWebアプリ開発など | 企業向けスコアリングサービスの開発 | 80万円 | 【Python】機械学習エンジニア★企業向けスコアリングサービスの開発 |
Ruby | Ruby on RailsによるWebアプリ開発、システム開発など | オンライン学習サービスの開発・運用 | 100万円 | 【Ruby】バックエンドエンジニア★オンライン学習サービス開発 |
PHP | Webサイト制作、Webアプリ開発など | 求人Webサービスの開発・機能追加・保守 | 80万円 | 【PHP(Laravel)/JavaScript/Git】バックエンドエンジニア★求人WEBサービスの開発 |
Java | 基幹システム開発、組み込みシステム開発、Web・パソコン・スマホなどのアプリ開発、ソフトウェア開発など | クレジットシステムの開発 | 80万円 | 【Java/SQL】システムエンジニア★次期クレジットシステムの開発 |
C# | Web・パソコン・スマホなどのアプリ開発、VR・MR開発、ゲーム開発 | スマホゲームの開発 | 80万円 | 【C#.NET】スマートフォン向けソーシャルゲームの開発/運用 |
HTML/CSS/JavaScript | Webサイト制作 | スポーツ関連サイトのコーディング | 60万円 | 【HTML/CSS/JavaScript/Git/Photoshop/Illustrator】コーダー★スポーツ関連サイトのコーディング |
※各案件はフルタイム勤務の案件です
それぞれの案件について詳しく知りたい方は、案件URLからご覧ください。
4.1 システムエンジニアが副業するメリット・デメリット
システムエンジニア(SE)が副業をするメリットとデメリットについてご説明します。メリットとデメリットを知ることで、システムエンジニアの副業を冷静に理解できるでしょう。
4.2 システムエンジニアが副業するメリット
副業をするメリットは、次の3つです。
• 収入が増える
• スキルアップができる
• 人脈が広がる
副業をすれば、会社の給料以外に自分で稼げるので、収入を増やせます。会社の昇級を待つよりも、自分で副業をしたほうが早く収入アップを実現できるでしょう。
また、副業では好きな仕事を選べるので、自分が高めたいスキルを磨くことも可能です。
副業を通して人脈が広がれば、独立のチャンスも生まれるでしょう。
4.3 システムエンジニアが副業するデメリット
副業をするデメリットは、次の2つです。
• 本業がおろそかになる可能性がある
• プライベートの時間が減る
副業によっては、「週20時間の稼働必須」という案件もあります。副業で仕事量が多くなり、本業に影響しかねません。また、業務後や休日の時間を副業にあてるとなると、必然的にプライベートの時間が減ることになります。
副業は、仕事量や時間のバランスを見て案件を得ることが大切です。
5. システムエンジニアが副業で収入を増やすための注意点
副業で収入を増やすための注意点は、次の3つです。
• 単価が低い案件を避ける
• 時給ではなく固定報酬の案件を選ぶ
• エンジニアとして優れたスキルや実績を持つ
収入を増やすには、案件数を増やすか単価を上げるかが重要です。副業で案件数を増やすのは難しいため、単価が低い案件を避けて少しずつ単価を上げましょう。
また、時給ではなく固定報酬の案件を選べば、効率化により収入が増やせる可能性があります。
エンジニアの収入を大きく左右するのはスキルと実績です。普段から向上心を持って学び、スキルアップと実績獲得に努めることで、収入アップを実現できます。
6.【副業の収入額別】税金や確定申告に関する注意点
副業の収入額別に、税金や確定申告に関する注意点をご説明します。
副業で収入を得るようになると、自分で確定申告をして税金を納めなければなりません。
収入額ごとに必要な手続きが異なるため、まとまった金額の収入を得るようになったら注意が必要です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
6.1 年間の副業収入が20万円を超える場合
年間の副業収入が20万円を超える場合は、所得税の確定申告が必要です。
所得税とは所得(売上−経費)にかかる税金のこと。確定申告は所得税額を自分で計算して申告することを意味します。
副業で得た所得は、不動産や株取引での利益などをのぞいて、ほとんどが雑所得です。
令和2年度の改正により、その年の前々年の雑所得の収入金額(売上)が年間で300万円以下の場合、もともと小規模事業者にしか認められていなかった特例の現金主義での申告が可能になりました。
現金主義とは、現金の収支があった場合のみ帳簿に記入する方法です。
令和4年分の所得税の確定申告から影響があるので、注意しましょう。
6.2 年間の副業収入が300万円を超える場合
その年の前々年における年間の副業収入が300万円を超える場合は、現金や預貯金関係の帳簿の作成と保存が義務化されています。
帳簿は、副業に関する収入と経費の集計表、現金収支の集計表などが必要です。
どれもエクセルや会計ソフトを利用すれば簡単に作成できます。
6.3 年間の副業収入が1,000万円を超える場合
その年の前々年における年間の副業収入が1,000万円を超える場合は、収入や経費の内容を記載した収支内訳書が必要です。
収支内訳書は、年間の収入や事業にかかった費用を記載して、所得金額を計算する書類になります。
控除を受ける場合、各種控除関係の書類も必要なので用意しましょう。
7. フリーランスエンジニア向けのおすすめ資格
フリーランスエンジニア向けのおすすめ資格は次の2つです。
基本情報技術者試験(FE) | 高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身につけた者が対象の資格です |
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応用情報技術者試験(AP) | 高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者が対象の資格です |
フリーランスエンジニア向けのおすすめ資格については、以下の記事でもご紹介しています。よければ参考にしてみてくださいね。
8. まとめ
今回は、
• システムエンジニアが副業をする際の働き方と仕事内容
• システムエンジニアの職種別の副業案件と単価例
• システムエンジニアが副業するメリット・デメリット
の流れで、SEの副業の探し方や年収、注意点など解説しました。
エンジニアが副業をするときは、本業と両立できる働き方で、自分のスキルを磨きながら収入アップができるよう取り組みましょう。
今回ご紹介した内容を参考に、エンジニアの副業にぜひチャレンジしてみてくださいね。
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