平木さんプロフィール(32歳)
大学卒業後、新卒で大手SIerのグループ会社へ入社。主にお客様先へのパッケージの導入・運用・保守に携わる。5年後、フリーランスとして独立。独立後は、上流SEとして、プロジェクトを推進する傍ら、小規模プロジェクトのPMとして、現場管理、ユーザーの要件定義の調整などのキャリアも積む。
❶ 転職を検討していた時期。友人から聞いたフリーランスの働き方に魅力を感じ、フリーランスエンジニアへ転身を決意しました
【Q】フリーランスエンジニアとして働く前は、どのようなお仕事をされていましたか?
新卒で、大手SIerのグループ会社へ入社。電子カルテのパッケージをお客様である病院に導入していく仕事に携わっていました。実際にお客様のところへ訪問して要件を詰めて、詰めた要件をもとにシステムを構築、テストし、リリースしていくという仕事をしていました。
【Q】ご自身でプログラムを書くこともありましたか?
主に上流の仕事がメインでしたので、プログラムを修正することはありましたが、1から自分で手を動かすことはありませんでした。
【Q】入社から5年後、フリーランスエンジニアとして独立されていますが、何故、フリーランスエンジニアになろうと思ったのでしょうか?
入社から5年が経った頃、そろそろ転職しようと考えるようになりました。その時、友人から「フリーランスエンジニアという働き方もあるよ。」と教えていただいたんです。
話を聞くまでは、フリーランスの働き方自体を知りませんでしたので、当時は、自分自身がフリーランスになるとは思ってもみませんでした。
ただ調べていくなかで、フリーランスという働き方自体に魅力を感じ、フリーランスエンジニアとして独立することにしました。
1番の独立の決め手は、お金周りの知識を身に着けられること。
会社員時代、残業が多く、沢山税金を引かれていたのですが、「何故こんなに引かれるのだろうか」と分かりませんでした。フリーランスとして働くことで、このお金周りの知識も身に着けることができると思いました。
❷ 会社員時代より、スキルの評価が給料に直結するようになり、残業時間も大幅に減りました
【Q】実際フリーランスエンジニアになってみて、想像していたフリーランスエンジニアとギャップや会社員との違いはありましたか?
勢いでフリーランスエンジニアになったため、どんな生活になるのか想像はしていませんでした(笑)
しかし、会社員との違いは大きく2つあると思っています。
1つ目が、お金回りをちゃんと自分でやらなければいけないこと。
2つ目が、スキルを評価されて、そのレベルがお給料に直結してくることです。
正直、最初、報酬を提示された時は、「こんなに貰えるのか!?」と驚きましたね(笑)
【Q】前職は残業が多かったそうですが、フリーランスエンジニアになって残業は減りました?
残業は、とても減りました。今のご時世では考えられないかもしれませんが、私が会社員だった当時は、年間残業時間が1000時間を超えることもありました。
現在のSESという雇用契約では、働く時間に規定があるため、契約上、守られています。そのおかげで、私生活とのバランスが取りやすくなったと思います。
現在の現場の残業時間は、多くても1時間程度です。
【Q】一方、会社員と変わらない点はありますか?
働き方は、会社員時代と大きく違いありません。決まった時間に出社、またはテレワークにて業務を開始し、退社時間になったら残業がなければ退社という、通常の会社員と働き方は変わりません。そこは良かったなと思っています。
❸ プロエンジニアは、1次請け案件の豊富さと支払いサイクルの短さ、提示金額の透明性の高さが魅力です
【Q】2年前から当社エージェントをご利用いただきありがとうございます!平木さんは他エージェントも利用経験がありますが、当社を使うメリットを教えてください
プロエンジニアが良い点は、大きく3つあります。
1つ目は、1次請けの案件を多く持っているところです。
最初、別のエージェントさんから紹介していただいた案件に参画したのですが、そこが5次請けの案件だったんですね。責任者が誰だか分からないですし、間に多く入っているから、抜き額が多いんだろうなと感じ、正直働きにくかった記憶があります。その点、2次請け以上の案件しか扱っていないプロエンジニアは、安心して参画できます。
2つ目は、支払いサイクルが短いところです。法律ですと60日後までに設定でき、多くのエージェントが45日サイトのため、正社員時代の25日サイトより長くなるところが多いです。一方、プロエンジニアは、20日サイトととても短いので、正社員時代と変わらないので助かります。
3つ目は、報酬を明確に提示してくれるところです。例えば、「税抜きでこの価格、消費税込みでこの価格」というように、実際貰える金額の内訳を教えてくれます。また、「企業との契約で、当社(プロエンジニア)はマージンが何%なので、この金額になります」など、貰える報酬の背景も説明してくれるので、とても透明性が高いと感じています。
【Q】ありがとうございます!ちなみに、平木さんはどんな観点で案件を選ばれているのでしょうか?
1番重要視しているのは、スキルマッチです。
私は上流SEなのでプログラミングが得意ではないため、がっつりプログラミングをやるような案件は向いていません。
一方で、コミュニケーションとるのがすごく好きで、上流の仕事やマネジメントの経験があるので、その経験にマッチするような案件を探すようにしています。
基本、勤務先などの条件面は気にしていませんが、単価が少し低いと感じる場合には、碓井さん(当社キャリアアドバイザー)に交渉いただくこともあります。
❹ 会社員時代の経験を活かせる上流SE案件に参画中。将来は、得意分野を伸ばしつつも苦手な開発にも携わっていきたいです
【Q】現在の現場では、どのような仕事に携わっていますか?
会社員時代と同様に、自社パッケージの導入の仕事に携わっています。
今はコロナの影響で、お客様との打ち合わせはオンライン上でおこなうことが多いですが、お客様と打ち合わせをして要件を詰めるところから、開発、テスト、リリースまで関わっています。
現在、プロパーの方が業務の中心にいて、それにつく形で仕事をしていますが、将来的にはメインに立てるようになりたいと思いながら日々仕事に励んでいます。
【Q】自分の会社員時代の経験を活かして働かれているんですね。ちなみに今後はどんな案件に携わってみたいですか?
今後、スキルアップをしていきたいなと思っているので、次の案件ではマネジメントに特化するなど自分の経験値をアップできる案件を見つけられたと思っています。
また、将来的なところを考えると、開発も多少できた方が良いのかと思っていますので、開発に少し携われるようなところも視野に入れていきたいです。
❺ プログラミングスキルに自信がなくても大丈夫。業界知識を持っていることが大きな強みになります
【Q】平木さんご自身の夢を教えていただけますか?
このままフリーランスを続けていくかどうかは迷っていますが、会社員に戻ることは考えていません。
フリーランスのよいところは、副業という概念もないですし、広くいうとなんでもできるという点ですので、そこで沢山の経験を積み、将来は自分でサービスを作って提供するような仕事をしていくことが理想ですね。
【Q】最後に、これからフリーランスエンジニアを目指す方に応援のメッセージをお願いします!
ITエンジニアとして働く会社員の方々の中には「自分はフリーランスとしてやっていけるほどスキルに自信がありません」「プログラミングを自分でやったことがないので、フリーランスとしての需要がない」と思っている方が多いと思います。
実際、これらの心配は無用です。どこの現場にいったとしても、現場の方が教えてくれますし、業務中に発生した不明点は聞けばちゃんと教えてくれます。もちろん自分で調べて理解できる点は自身で調べて解決することも大事ですけどね。中にはプログラミングスキルが必要ない案件もたくさんあります。
私自身、プログラミングスキルに自信はありませんが、前職で培った経験や知識が様々な現場で重宝されています。またSESとして働くことでさまざまな現場で働くことになります。1つ1つの現場が自分の新たなスキルとして成長もできますし、様々な"業界" の知識も増えていきます。自分の経験で養った業界知識は大きな強みになるので、SEの皆さんも自信を持ってフリーランスエンジニアの世界に飛び込んでみてください。
プロエンジニアのようなエージェントさんを利用すると、自分のスキルを把握や案件参画まで支援してくださるので、「フリーランスとして働いてみたい」という気持ちがあるなら、SESという形からチャレンジしてみるのも手ですよ!