• <a href> HTMLリンクの作成

    公開日:2016年08月15日 最終更新日:2022年04月25日

    ホームページ内に別ページや外部サイトなどの「リンク」を作成する場合は、アンカー【<a>】タグを使います。 <a>は英語の"anchor"の略で、「錨(いかり)」、「(船を)錨で固定する」という意味になります。HTML文書の中でも、よく使われるタグの一つを学習していきましょう。

    プロエンジニアの無料会員登録はこちら

    1. Webサーバー内の別のリソースにリンクを作成する

    1.1. 同一フォルダー内の文書にリンクを作成する【<a href="文書のファイルパス">】

    HTMLやテキストなどの文書がWebサーバー内で同じフォルダ内、つまり二つの文書が同じ階層にある場合の「リンクタグ」の記述方法を確認していきましょう。

    サンプルファイルのフォルダー内の構成は以下の通りです。 リンクを作成する文書の「index.html」とリンク先の文書「tulip.html」が同じ「www」フォルダー内に配置されています。

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    「index.html」にサブページ「tulip.html」へのリンクを張る場合、「index.html」の"body"要素にアンカー「<a>」タグを記述します。アンカータグの基本書式は以下の通りです。

    ●アンカータグの基本書式

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    リンク先の文書の指定をするには"href"属性を使います。"href"とは"Hyper Text Reference"の略で参照先のHTML文書やテキスト文書のURL(ファイル名)を値として設定します。 今回は、同一フォルダー内のHTML文書なので、「HTMLファイル名」のみを指定します。
    また、アンカー「<a>」タグの開始タグと終了タグの間には、ブラウザーに表示される「アンカーテキスト」を記述して下さい。

    ●「index.html」

    <!DOCTYPE html>
    <html lang="ja">
    <head>
    <meta charset=”utf-8″>
    <title>HTML入門-リンクの作成</title>
    </head>
    
    <body>
    <h1>花の図鑑</h1>
    	<p><img src="img/tulip.jpg" width="200" height="100" alt="チューリップの写真"><br>
    	<a href="tulip.html">チューリップ</a>
    	</p>
    </body>
    </html>

    「index.html」ファイルをテキストエディターなどで開き、アンカータグ(11行目)を追加します。

    <a href="tulip.html">チューリップ</a>
    

    「href属性」にはリンク先ファイル名の「tulip.html」を指定し、アンカーテキストには「チューリップ」を指定しました。

    ●ブラウザーの表示(index.html)

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    アンカータグ「<a></a>」で囲まれたテキストには、何も指定しない場合、青字に下線がついてブラウザーに表示されます。
    内部リンクのテキスト「チューリップ」をクリックするとリンク先として指定した「tulip.html」の文書が開きます。

    ●リンク先のページ(tulip.html)

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    ▲ページトップへ戻る

    1.2. 画像にリンクを作成する【<a href="画像ファイルパス">】

    画像にリンクを作成すると、リンクを張った画像のみを大きく表示したり、ロゴなどの画像から他のページに移動するリンクを張る事ができます。
    画像を指定する「<img>」タグを「アンカータグ」で囲んであげます。"href"属性には、画像の保存されている「ファイルパス」を指定します。

    ●「index.html」

    <body>
    <h1>花の図鑑</h1>
    	<p>
    	<a href="img/tulip.jpg">
    	<img src="img/tulip.jpg" width="200" height="100" alt="tulip" title="拡大できます">
    	</a>
    	<br>
    	<a href="tulip.html">チューリップ</a>
    	</p>
    </body>

    画像ファイルの保存場所は、「index.html」ファイルと同一フォルダー(階層)ではなく、「imgフォルダー」内に「tulip.jpg」という名前で保存されています。

    ●「www/img/tulip.jpg」

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    このフォルダー階層の場合、「href属性」に指定するファイルパスは

    <a href="img/tulip.jpg">
    

    となります。

    「アンカータグ」をつけても、画像に変化はありませんがマウスを合わせると「拡大できます」のツールチップが表示されてクリックできるようになりました。

    ●リンク先のページ(tulip.html)

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    画像を左クリックするとリンク先に指定した「img」フォルダー内の「tulip.jpg」の画像がブラウザーに表示されます。

    ●リンク先のページ(tulip.jpg)

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    ▲ページトップへ戻る

    1.3. 新しいウィンドウ(別タブ)でリンク先を開く【target属性】

    「アンカータグ」の "href"属性で指定されたページは、通常クリックするとリンク元のページと同じ画面上に表示されますが、「target属性」を使うと、リンク元のページとは別の新しいウィンドウを開いて、リンク先のページを表示することができます。

    ●「index.html」のHTML

    <body>
    <h1>花の図鑑</h1>
    	<p><img src="img/tulip.jpg" width="200" height="100" alt="チューリップの写真"><br>
    	<a href="tulip.html" target="_blank">チューリップ</a>
    	</p>
    </body>

    4行目の「アンカータグ」では、別ページの「tulip.html」を"href"属性に指定しています。加えて、 "target属性"の値に「_blank」を指定します。

    <a href="tulip.html" target="_blank">チューリップ</a>
    

    「index.html」の「チューリップ」のリンクをクリックすると、新規のウィンドウ(もしくは別タブ)でリンク先のページである「tulip.html」が表示されます。

    ●新規ウィンドウで表示(tulip.html)

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    ▲ページトップへ戻る

    1.4. リンク先文書の特定の部分に飛ぶようにリンクを作成する

    リンク先の文書を開く時に、ページの特定の位置を指定して開くことも可能です。

    ●メインページ「index.html」

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    メインページ「index.html」の「花の名前」のリンクをクリックすると「flower.html」のそれぞれの花の説明に飛ぶようにHTMLを記述してみましょう。

    ●リンク先のページ「flower.html」

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    まずは、リンク先ページ「flower.html」のHTMLコードに目印である「id属性」をつけます。 リンクを張りたいタグに「id属性」とその値として、識別しやすい名前を半角英数で記述します。

    ●flower.html

    <body>
    <h1>花の図鑑</h1>
    <h2 id="tulip">チューリップ</h2>
    	<img src="img/tulip.jpg" width="350" height="200" alt="チューリップの写真">
    	<p>ユリ科</p>
    	<p>別名を「鬱金草(ウッコンソウ)」、学名は「Tulipa」です。<br>
    	秋植えの球根植物で、育てやすく種類もたくさんあります。3月~5月に開花します。</p>
    <h2 id="sunflower">ヒマワリ</h2>
    	<img src="img/sunflower.jpg" width="350" height="200" alt="ヒマワリの写真">
    	<p>キク科</p>
    	<p>別名をサンフラワーと言います。<br>
    	漢字表記は「向日葵」、学名は「Helianthus annuus」です。
    	原産地は北アメリカで、7月~9月に大きな黄色の花を咲かせます。</p>
    <h2 id="hydrangea">アジサイ</h2>
    	<img src="img/hydrangea.jpg"  width="350" height="200" alt="アジサイの写真">
    	<p>ユキノシタ(アジサイ)科</p>
    	<p>漢字表記は「紫陽花」、学名は「Hydrangea macrophylla」です。<br>
    	原産地は熱帯アジアで、5月~7月に開花します。日本には約10数種があります。</p>
    </body>

    サンプルコードでは、花の名前である見出しの「h2」タグ(4,10,17行目)にそれぞれ「id="tulip"」、「id="sunflower"」、「id="hydrangea"」を追加しました。

    次に「index.html」を編集します。

    ●index.html

    <body>
    <h1>花の図鑑</h1>
    <h2>花の名前別</h2>
    	<ul>
    		<li><a href="flowers.html#tulip">チューリップ</a></li>
    		<li><a href="flowers.html#sunflower">ひまわり</a></li>
    		<li><a href="flowers.html#hydrangea">アジサイ</a></li>
    	</ul>
    </body>

    「href属性」の属性値に、

    a href = "リンク先のファイルパス井桁マーク「#」リンク先の「id名」"

    を指定します。(6~7行目)

    ●「index.html」

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    「index.html」の"ひまわり"のリンクをクリックすると「flower.html」の"ヒマワリ"の説明へ飛びます。

    ●「flower.html」

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    ▲ページトップへ戻る

    2. 外部サイトへのリンクを作成する【<a href="URL">】

    1章では、同一サーバー内の文書にリンクを張りました。次に、外部のサイトへのリンク作成をしてみましょう。外部のサーバー上にある文書へのリンクを張るには、そのサイトのURLを指定します。
    先程の内部リンクを作成した「index.html」に外部リンクを追加してみましょう。

    ●index.html

    <body>
    <h1>花の図鑑</h1>
    <h2>花の名前別</h2>
    	<ul>
    		<li><a href="flowers.html#tulip">チューリップ</a></li>
    		<li><a href="flowers.html#sunflower">ひまわり</a></li>
    		<li><a href="flowers.html#hydrangea">アジサイ</a></li>
    	</ul>
    <h2>植物園へのリンク</h2>
    	<ul>
    		<li><a href="http://www.ins.kahaku.go.jp/">国立科学博物館 付属自然教育園</a></li>
    		<li><a href="http://www.showakinen-koen.jp/">国営昭和記念公園</a></li>
    	</ul>
    </body>

    13、14行目で外部リンクへのアンカータグを作成しています。
    href属性に、「http://~」から始まるURLを指定します。

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    リンクをクリックすると外部サイトが開きます。

    ●外部サイト(国立科学博物館 付属自然教育園)

    リンクの作成【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    ※外部のサイトへリンクを張る場合は、著作権やリンクについて記述してある「サイトポリシー」などを確認しましょう。「リンクフリー」と記述のあるものは、製作者への連絡なしにリンクを張ることができますが、リンク先のURLなどが指定されている事があります。

    ▲ページトップへ戻る

    関連記事:初心者のためのHTML入門
    関連記事:HTML入門:link要素の使い方
    関連記事:HTML入門:外部CSSファイルの読み込み方
    関連記事:HTMLでソースコードや特殊文字を表示する方法
    関連記事:HTML&CSS 学習者におすすめの本 10選

    月額単価70万円〜
    勤務地 東京都 渋谷区
    月額単価70万円〜90万円
    勤務地 東京都 文京区
    月額単価100万円〜
    勤務地 フルリモート
    月額単価70万円〜80万円
    勤務地 東京都 中央区

    フリーランスの方でこのようなお悩みありませんか?

    • 定期的に案件を紹介してほしい
    • 完全フルリモートワークや、週1出勤など、働き方を選びたい
    • 単価交渉など営業周りが苦手なので、誰かに任せたい

    プロエンジニアにお任せください!

    プロエンジニアはほとんどEND直案件!高額単価案件ならお任せください。
    完全フルリモートや、週1出勤など、希望に合わせた働き方ができる案件を多数ご用意しています。
    単価や契約交渉などは弊社キャリアコンサルタントに全てお任せください。

    無料登録して、あなたの希望に合った案件をチェック!

    簡単60秒!無料登録はこちらから

    おすすめ記事

  • ピックアップ

    フリーランス

    NEW 【Ruby/React/Node.js】フルスタックエンジニア★動画配信プラットフォームの開発

    動画配信プラットフォームを提供する企業にて、Ruby / React、Node.js のフルスタックエンジニアとして...

    月額単価:70万円〜

    フリーランス

    【C#.net】システムエンジニア★クラウドサービスのソフトウェア開発

    自社内で複数パッケージソフトの開発や、ソフトウェア設計、開発を提供している受託開発企業にて、C#.ne...

    月額単価:70万円〜90万円

    フリーランス

    【TypeScript】フルスタックエンジニア★ディーラー予約システムの開発

    新規プロジェクトでディーラーの予約受付システムの開発に携わっていただきます。 車種を選んで、来店...

    月額単価:100万円〜

    フリーランス

    【TypeScript/React】フルスタックエンジニア★入札資格情報サービスの機能・保守開発

    クラウドソーシング事業やBPO事業を展開している企業にて、官公庁・自治体等の入札資格情報を管理できる...

    月額単価:70万円〜80万円

SCROLL TOP