CCIEとはどんな資格?難易度から受験料、取得後の年収までまとめました

    • このページをはてなブックマークに追加

    公開日:2017年06月14日 最終更新日:2019年09月26日

    ネットワーク関連の資格の中でも、ベンダー資格であるシスコ技術者認定は、世界的にスキルを証明できる資格としても有名です。本コラムでは、その上位資格にあたる「CCIE」についてご紹介します。
    ・CCNPを勉強中、もしくはCCNPに合格したので、上位資格のCCIEについて知りたい
    ・聞いたことはあるけれど、CCIEとはどんな資格なの?
    など、CCIEについての概要を知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

    目次

    1.CCIEとは? シスコ認定の上位技術者資格

    2.CCIEの試験

    2.1 試験コースは6種類
    2.2 CCIEの試験は2段階
    2.3 受験の前提条件
    2.4 出題形式
    2.5 CCIE認定までの流れ

    3.CCIE Routing and Switching

    3.1 試験範囲
    3.2 試験時間と問題数
    3.3 学習情報
    3.4 必要なスキル

    4.CCIE Security

    4.1 試験範囲
    4.2 試験時間と問題
    4.3 学習情報
    4.4 必要なスキル

    5.CCIE Collaboration

    5.1 試験範囲
    5.2 試験時間と問題
    5.3 学習情報
    5.4 必要なスキル

    6.CCIE Data Center

    6.1 試験範囲
    6.2 試験時間と問題
    6.3 学習情報
    6.4 必要なスキル

    7.CCIE Wireless

    7.1 試験範囲
    7.2 試験時間と問題
    7.3 学習情報
    7.4 必要なスキル

    8.CCIE Service Provider

    8.1 試験範囲
    8.2 試験時間と問題
    8.3 学習情報
    8.4 必要なスキル

    9.CCIEの難易度は?

    9.1 ITスキル標準では「レベル4」
    9.2 難易度の比較

    10.CCIEの受験料は

    11.CCIEの受験スケジュール

    11.1 筆記試験
    11.1.1 予約方法および申込期間
    11.1.2 オンラインのピアソンVUEを利用
    11.1.3 試験会場
    11.1.4 受験当日の流れ
    11.1.5 受験当日持参するもの
    11.2 ラボ試験
    11.2.1 予約方法および申込期間
    11.2.2 試験会場
    11.2.3 受験当日の流れ
    11.2.4 試験結果

    12.CCIEの勉強方法

    12.1 シスコプレス
    12.2 CCIEの勉強サイト
    12.2.1 シスコラーニングネットワークジャパン
    12.2.2 CCIEのちから

    13.CCIEの更新の有効期限と試験科目

    13.1 資格の有効期限はどれくらい?
    13.2 資格更新の際に選ぶべき科目は?

    14.CCIE取得者の実際の年収は?転職、年収アップ、キャリアアップはできる?

    14.1 CCIE取得者の給与および平均年収
    14.2 CCIEを取得すると、転職は有利になる?
    14.3 CCIEを取得すると、キャリアアップは可能?
    14.4 CCIEを取得すると、年収アップは可能?

    15.まとめ

    1.CCIEとは? シスコ認定の上位技術者資格

    CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)とは、シスコシステムズ社が提供するシスコ技術者認定の5つのグレードのうち、エキスパートレベルの技術者を認定する資格です。

    ネットワークやシスコ全般の専門知識において、最も高い水準のスキルを世界中で証明できる資格として、CCIEはネットワークエンジニアの間では大変価値のある資格となっています。

    ※アーキテクトレベルのCCArは、デザイン分野(CCDE)の上位資格となっています。

    2.CCIEの試験

    2.1 試験コースは6種類

    CCIEの試験コースは、6種類に分類されています。6つのコースのうち、いずれか1つに合格すれば、CCIEホルダーとして認定されます。

    ・CCIE Routing and Switching:ルーティング&スイッチング
    ・CCIE Security:セキュリティ
    ・CCIE Collaboration:コラボレーション
    ・CCIE Data Center:データセンター
    ・CCIE Wireless:ワイヤレス
    ・CCIE Service Provider:サービスプロバイダー

    2.2 CCIEの試験は2段階

    各コースとも、筆記試験とラボ試験(実技試験)があります。

    筆記試験に合格すると、ラボ試験を受験することができ、筆記試験とラボ試験の両方に合格することで認定されます。

    No. コース 資格名 試験番号
    1 ルーティング&スイッチング CCIE Routing and Switching ・筆記試験:400-101
    ・ラボ試験
    2 セキュリティ CCIE Security ・筆記試験:400-251
    ・ラボ試験
    3 コラボレーション CCIE Collaboration ・筆記試験:400-051
    ・ラボ試験
    4 データセンター CCIE Data Center ・筆記試験:400-151
    ・ラボ試験
    5 ワイヤレス CCIE Wireless ・筆記試験:400-351
    ・ラボ試験
    6 サービスプロバイダー CCIE Service Provider ・筆記試験:400-201
    ・ラボ試験

    2.3 受験の前提条件

    CCIEには、受験の前提条件はありません。

    CCNPには前提条件がありましたが、CCIEはどのコースからでも、18歳以上であれば誰でも受験することができます。

    とはいえ、シスコ独特の試験の雰囲気や問題の言い回しなどに慣れておくためにも、下位資格であるCCNAやCCNPから、段階を踏んで着実に受験されることをおすすめします。

    2.4 出題形式

    筆記試験はCCNPと同様、全国の試験センターにて、すべてコンピュータ上で行われ、モニタ上に問題が表示され回答します。

    ラボ試験は、これまでのシスコ技術者認定試験とは全く異なるものであり、シスコ支店のラボルームにて合計8時間の実技試験が行われます。

    2.5 CCIE認定までの流れ

    CCIEに認定されるまでの流れは、以下のとおりです。

    受験ポリシーとして、ラボ試験には期限が設けられていますので、筆記試験だけではなく、ラボ試験も見据えた試験スケジュールを組むとよいでしょう。

    【CCIE受験ポリシー】

    (筆記試験)

    ・筆記試験が不合格の場合は、試験翌日から起算して15日間は受験不可

    (ラボ試験)

    ・筆記試験合格後、18か月以内にラボ試験の1回目を受験する必要がある

    ・ラボ試験が不合格の場合、30日間は受験不可

    ・ラボ再受験は、最後のラボ受験日以降12か月以内に行う必要がある
    ※筆記試験の有効性を保つため

    ・筆記試験合格後、3年以内にラボ試験に合格できなければ、筆記試験は失効となる
    ※新たに筆記試験から受験する必要がある

    3.CCIE Routing and Switching

    CCIE Routing and Switchingは、CCNAやCCNPの知識がベースになることなどから、CCIEのエントリーとして受験者も多く、人気のあるコースです。

    3.1 試験範囲

    CCIE Routing and Switchingの試験範囲は以下のようになっています。

    【筆記試験】

    試験番号 試験範囲 試験言語
    400-101
    CCIE Routing and Switching
    1. ネットワークの原則
     1.1 ネットワークの理論
     1.2 ネットワークの導入と運用
     1.3 ネットワークトラブルシューティング
    2. レイヤ2テクノロジー
     2.1 LANスイッチングテクノロジー
     2.2 レイヤ2マルチキャスト
     2.3 レイヤ2WAN回線テクノロジー
    3. レイヤ3テクノロジー
     3.1 アドレッシングテクノロジー
     3.2 レイヤ3マルチキャスト
     3.3 基本的なルーティング概念
     3.4 RIP(v2 および v6)
     3.5 EIGRP(IPv4 および IPv6 用)
     3.6 OSPF(v2 および v3)
     3.7 BGP
     3.8 ISIS(IPv4 および IPv6 の場合)
    4. VPN テクノロジー
     4.1 トンネリング
     4.2 暗号化
    5. インフラストラクチャのセキュリティ
     5.1 デバイスのセキュリティ
     5.2 ネットワークセキュリティ
    6. インフラストラクチャ サービス
     6.1 システム管理
     6.2 QoS
     6.3 ネットワークサービス
     6.4 ネットワークの最適化
    7. 最新テクノロジー
     7.1 クラウド
     7.2 ネットワークプログラマビリティ(SDN)
     7.3 Internet of Things(IoT)
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Routing and Switchingのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。
    閲覧するには、cisco.comへのユーザ登録(無料)が必要となっています。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Routing and Switching
    ラボ試験の内容 (要ログイン) 英語

    3.2 試験時間と問題数

    CCIE Routing and Switchingの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 400-101 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 トラブルシューティングセクション(2時間)
    コンフィギュレーションセクション(5.5時間)
    診断セクション(30分)

    3.3 学習情報

    公式サイトでは、トレーニングとして「Cisco Expert-Level Training for CCIE Routing and Switching」を推奨しています。

    シスコ認定インストラクターによるワークショップを含む学習ロードマップなど、詳しい内容は以下のページから確認することができます。

    推奨トレーニング:【 Cisco Expert-Level Training for CCIE Routing and Switching

    ※学習ロードマップはこちらから

    3.4 必要なスキル

    複雑なネットワークインフラストラクチャの設定、検証、トラブルシューティングのほか、インフラストラクチャの各コンポーネントの相互運用に関する理解、機能要件に従って特定デバイスを設定することなど、7年以上の実務経験を持つことが望ましいとされています。

    詳しい内容は下記の公式サイトで公開されています。

    ・CCIE Routing and Switching 筆記: CCIE Routing and Switching 筆記試験バージョン 5.1

    ・CCIE Routing and Switching ラボ: CCIE Routing and Switching ラボ試験

    4.CCIE Security

    CCIE Securityは、他のコースと異なり、筆記試験とラボ試験の範囲が1つのカリキュラムにまとめられており、それぞれの試験で出題比率が割り当てられています。

    4.1 試験範囲

    CCIE Securityの筆記試験、およびラボ試験の範囲は以下のようになっています。

    No. 試験範囲 筆記試験割合(%) ラボ試験割合(%)
    1 境界セキュリティと侵入防御 21 23
    2 高度な脅威からの保護とコンテンツ セキュリティ 17 19
    3 セキュアな接続とセグメンテーション 17 19
    4 アイデンティティ管理、情報交換、アクセス制御 22 24
    5 インフラストラクチャのセキュリティ、仮想化、自動化 13 15
    6 進化するテクノロジー 10 対象外
    7 合計 100 100

    4.2 試験時間と問題数

    CCIE Securityの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 400-251 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 トラブルシューティングモジュール(2時間)
    診断モジュール(1時間)
    構成モジュール(5時間)

    4.3 学習情報

    推奨トレーニングは特に指定されていません。

    受験者向け情報ポータルサイト(シスコラーニングネットワークジャパン)では、試験対策の指針となる学習マトリックスなどが公開されています。詳しい内容は以下のページから確認することができますので、参考にされると良いでしょう。

    シスコラーニングネットワークジャパン:【 CCIE Security認定

    4.4 必要なスキル

    筆記試験では複雑なセキュリティテクノロジーおよびソリューションの説明、設計、導入、運用、トラブルシューティングに必要な専門知識とスキルが必要とされます。

    ラボ試験では、所定の仕様と複雑なセキュリティシナリオに基づき、計画、設計、導入、運用、トラブルシューティングを行うことが求められ、7年以上の実務経験を有することが推奨されています。

    詳しい内容は下記の公式サイトで公開されています。

    ・CCIE Security : CCIE Security バージョン 5.0

    5.CCIE Collaboration

    電話、メール、テレビ会議などの様々なコミュニケーションツールを統合し、シームレスなコラボレーションを実現することで、コスト削減や生産性の向上など、ワークスタイルの変革を図ることができます。

    5.1 試験範囲

    CCIE Collaborationの試験範囲は以下のようになっています。

    【筆記試験】

    試験番号 試験範囲 試験言語
    400-051
    CCIE Collaboration
    1. シスコ コラボレーション インフラストラクチャ
    2. テレフォニー規格とプロトコル
    3. Cisco Unified Communications Manager (CUCM)
    4. Cisco IOS UC のアプリケーションと機能
    5. シスコ コラボレーション ソリューションの QoS とセキュリティ
    6. Cisco Unity Connection
    7. Cisco Unified Contact Center Express
    8. Cisco Unified IM およびプレゼンス
    9. 最新テクノロジー
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Collaborationのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。 閲覧するには、cisco.comへのユーザ登録(無料)が必要となっています。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Collaboration
    ラボ試験の内容 (要ログイン) 英語

    5.2 試験時間と問題数

    CCIE Collaborationの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 400-051 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 詳細はこちらから

    5.3 学習情報

    公式サイトでは、トレーニングとして「Cisco Expert-Level Training for CCIE Collaboration」を推奨しています。

    試験対策の指針となる学習ロードマップなどもあり、詳しい内容は以下のページから確認することができます。

    推奨トレーニング:【 Cisco Expert-Level Training for CCIE Collaboration

    ※学習ロードマップは こちらから

    5.4 必要なスキル

    企業のコラボレーションおよび通信ネットワークの計画、設計、導入、運用、トラブルシューティングの知識とスキルが必要とされ、7年以上の実務経験があることが推奨されています。

    詳しい内容は下記の公式サイトで公開されています。

    ・CCIE Collaboration筆記: CCIE Collaboration 筆記試験バージョン 1.1

    ・CCIE Collaborationラボ: CCIE Collaboration ラボ試験

    6.CCIE Data Center

    CCIE Data Centerは、Securityコースと同様、筆記試験とラボ試験の範囲が1つのカリキュラムにまとめられており、それぞれの試験で出題比率が割り当てられています。

    6.1 試験範囲

    CCIE Data Centerの筆記試験、およびラボ試験の範囲は以下のようになっています。

    No. 試験範囲 筆記試験割合(%) ラボ試験割合(%)
    1 シスコデータセンターL2/L3テクノロジー 24 27
    2 シスコデータセンターネットワークサービス 12 13
    3 データセンターストレージネットワーキングおよびコンピューティング 23 26
    4 データセンターの自動化およびオーケストレーション 13 14
    5 データセンターファブリックインフラストラクチャ 18 20
    6 最新テクノロジー 10 対象外
    7 合計 100 100

    6.2 試験時間と問題数

    CCIE Data Centerの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 400-151 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 診断モジュール(筆記1時間)
    コンフィグレーションとトラブルシューティング(実技7時間)

    6.3 学習情報

    推奨トレーニングは特に指定されていません。

    受験者向け情報ポータルサイト(シスコラーニングネットワークジャパン)では、試験対策の指針となる様々な情報が公開されています。詳しい内容は以下のページから確認することができますので、参考にされると良いでしょう。

    シスコラーニングネットワークジャパン:【 CCIE DataCenter認定

    6.4 必要なスキル

    合格に必要なスキルは、データセンターの要件把握、異なるコンポーネントの相互運用、およびそれをデバイスコンフィグレーションに反映させる能力など、複雑なデータセンターテクノロジーの設計、導入、診断、トラブルシューティングに関する専門知識を持ち、8年以上の実務経験を有することが望ましいとされています。

    詳しい内容は下記の公式サイトで公開されています。

    ・CCIE DataCenter : CCIE Data Center v2.0

    7.CCIE Wireless

    7.1 試験範囲

    CCIE Wirelessの試験範囲は以下のようになっています。

    【筆記試験】

    試験番号 試験範囲 試験言語
    400-351
    CCIE Wireless
    1.計画および設計 WLAN テクノロジー
    2.ネットワーク インフラストラクチャの設定およびトラブルシューティング
    3.自律型導入モデルの設定およびトラブルシューティング
    4.統合型導入モデルの設定およびトラブルシューティング(中央集中型)
    5.統合型導入モデルの設定およびトラブルシューティング(コンバージド)
    6.セキュリティとアイデンティティ管理の設定およびトラブルシューティング
    7.Prime Infrastructure と MSE の設定およびトラブルシューティング
    8.WLAN メディアとアプリケーション サービスの設定およびトラブルシューティング
    9.最新テクノロジー
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Wirelessのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。
    閲覧するには、cisco.comへのユーザ登録(無料)が必要となっています。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Wireless
    ラボ試験の内容 (要ログイン) 英語

    7.2 試験時間と問題数

    CCIE Wirelessの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 400-351 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 詳細はこちらから

    7.3 学習情報

    推奨トレーニングは特に指定されていません。

    公式の受験者向け情報ポータルサイト(シスコラーニングネットワークジャパン)では、試験対策の指針となる様々な情報が公開されています。

    詳しい内容は以下のページから確認することができますので、参考にされると良いでしょう。

    シスコラーニングネットワーク:【 CCIE Wireless認定

    7.4 必要なスキル

    合格に必要なスキルは、WLANテクノロジーの計画と設計、実装と運用、トラブルシューティング、および企業内 WLANソリューションの実装など、7年以上の実務経験を推奨しています。

    詳しい内容は下記の公式サイトで公開されています。

    ・CCIE Wireless筆記: CCIE Wireless 筆記試験バージョン 3.1

    ・CCIE Wirelessラボ: CCIE Wireless ラボ試験

    8.CCIE Service Provider

    CCIE Service Providerは、筆記試験とラボ試験の範囲が1つのカリキュラムにまとめられており、それぞれの試験で出題比率が割り当てられています。

    2017年6月21 日以降に受験する場合、推奨試験バージョンが4.1となりますのでご注意ください。

    8.1 試験範囲

    CCIE Service Providerの試験範囲は以下のようになっています。

    【筆記試験】

    (2017年6月21日以降に受験する方に推奨)バージョン4.1

    No. 試験範囲 筆記試験割合(%) ラボ試験割合(%)
    1 コア ルーティング 25 30
    2 サービスプロバイダーのアーキテクチャおよびサービス 21 22
    3 アクセスおよびアグリゲーション 18 21
    4 ハイアベイラビリティおよび高速コンバージェンス 14 15
    5 サービスプロバイダーのセキュリティ、運用、および制御 12 12
    6 進化するテクノロジー 10 対象外
    7 合計 100 100

    (2017年6月21日より前に受験する方に推奨)バージョン4.0

    試験番号 試験範囲 試験言語
    400-201
    CCIE Service Provider 4.0
    1.サービス プロバイダー アーキテクチャおよび進化
    2.コア ルーティング
    3.サービス プロバイダー ベースのサービス
    4.アクセスおよびアグリゲーション
    5.ハイ アベイラビリティおよび高速コンバージェンス
    6.サービス プロバイダー セキュリティ、サービス プロバイダーの運用および管理
    7.最新テクノロジー
    英語

    【ラボ試験】

    CCIE Service Providerのラボ試験範囲は、以下のリンクから確認することができます。
    閲覧するには、cisco.comへのユーザ登録(無料)が必要となっています。

    試験番号 試験範囲 試験言語
    ラボ試験
    CCIE Service Provider
    ラボ試験の内容 (要ログイン) 英語

    8.2 試験時間と問題数

    CCIE Service Providerの試験時間、および問題数は以下のとおりです。

    No. 試験 試験時間 問題数
    1 400-201 筆記 120分 90~110問
    2 ラボ試験 8時間 詳細はこちらから

    8.3 学習情報

    推奨トレーニングは特に指定されていません。

    公式の受験者向け情報ポータルサイト(シスコラーニングネットワークジャパン)では、試験対策の指針となる様々な情報が公開されています。

    詳しい内容は以下のページから確認することができますので、参考にされると良いでしょう。

    シスコラーニングネットワーク:【 CCIE Service Provider認定

    8.4 必要なスキル

    合格に必要なスキルは、サービスプロバイダーの設計、導入、診断、および複雑なネットワークシナリオにおける、機器の設定、最適化、診断、トラブルシューティングのスキルを要し、7年以上の実務経験があることを推奨しています。

    詳しい内容は下記の公式サイトで公開されています。

    ・CCIE Service Provider筆記: CCIE Service Provider 筆記試験バージョン 4.1

    ・CCIE Service Provider筆記: CCIE Service Provider 筆記試験バージョン 4.0

    ・CCIE Service Providerラボ: CCIE Service Providerラボ試験

    9.CCIEの難易度は

    9.1 ITスキル標準では「レベル4」

    経済産業省は、ITスキル標準「ITSS(IT Skill Standard)」のキャリアフレームワークにおいて、ITキャリアパスを11職種35専門分野、および7つのレベルで分類しています。

    「ITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係(ISV Map Ver10r3)」によると、CCIEは7レベルのうち、「自らのスキルを活用することによって、独力で業務上の課題の発見と解決をリードする、レベル4」にあたります。

    9.2 難易度の比較

    難易度の比較として、前述した「ITSSキャリアフレームワークと認定試験・資格の関係(ISV Map Ver10r3)」によると、各資格の難易度は以下のようになっています。

    レベル 主な資格
    レベル4 CCIE、ネットワークスペシャリスト、OracleMaster Platinumなど
    レベル3 応用情報技術者、OracleMaster Gold、LinuC-3、LPIC-3、PHP上級 など
    レベル2 CCNA、基本情報技術者、OracleMaster Silver、LinuC-2、LPIC-2、ドットコムマスターダブルスター、OCJ-P、Ruby Gold、PHP準上級など
    レベル1 CCENT、OracleMaster Bronze、LinuC-1、LPIC-1、ドットコムマスターシングルスター、OCJ-A、Ruby Silver、PHP初級など

    ネットワークエンジニア向けの資格として、国家資格のネットワークスペシャリストがあります。

    CCIEはネットワークスペシャリストと同一の、レベル4として掲載されていますが、CCIEはレベル4以上と見なされているのが実際のところです。

    ネットワーク業界においてCCIEは、最も高い難易度であり、大変価値のある資格として認識されている、と言っても過言ではないでしょう。

    10.CCIEの受験料は?

    2017年6月現在、CCIEの受験料は以下のとおりです。

    なお、受験料は予告なしに改定されることがありますので、随時公式サイトをチェックすると良いでしょう。

    ・筆記試験:54,000円(税抜)
    ・ラボ試験:192,000円(税抜)
    ・総額:246,000円(税抜)

    受験費用だけでなく、1回で合格する人が稀なほど難易度も高い試験ですので、再受験ともなれば、当然費用もその分かかってきます。

    CCNA、CCNPとは桁違いの金額ですので、受験費用を負担して取得を推奨する企業もあるようです。

    11.CCIEの受験スケジュール

    11.1 筆記試験

    11.1.1 予約方法および申込期間

    試験の予約方法は3つあり、申込方法によって受験料の支払方法も異なります。自分の好きな日程と場所で受験することができますが、直前だと日程やテストセンターによっては空きがない場合もありますので、まずは試験日を決めて先に予約をすることをおすすめします。

    予約の変更およびキャンセルは、予約した試験日時の24時間前までにピアソンVUE(もしくは直接予約したテストセンター)に連絡をすれば可能です。

    予約方法 受付方法 予約期限 支払方法
    クレジットカード バウチャー 銀行振込 現金
    Webサイト 随時 前日まで × ×
    カスタマーサービス お問い合わせフォーム または電話 入金確認後の調整 ×
    テストセンター 随時 テストセンターによる ×

    ※ 電話受付:9:00~18:00(土・日・祝日 及び 年末年始を除く)

    11.1.2 オンラインのピアソンVUEを利用

    オンラインで予約するには、事前にピアソンVUEのWebサイトからアカウントを作成し、ログインすることで予約ができます。

    詳しい予約方法などはこちらから確認できます。

    11.1.3 試験会場

    試験会場は全国のピアソンVUE公認テストセンターとなります。

    詳しくは試験会場を確認してください。

    11.1.4 受験当日の流れ

    当日は試験開始時刻の 15 分前までにテストセンターに到着し、写真撮影や電子署名などの受付を済ませます。試験場には、当日テストセンターから配布されるホワイトノートとペンのみ、持ち込みが可能です。

    11.1.5 受験当日持参するもの

    受付には、本人確認のため2種類の身分証明書が必要です。

    そのうち1点は必ず顔写真付きの証明書が必要となりますので、詳しくはこちらを確認してください。

    また、予約上の氏名と、持参した身分証明書の氏名が異なると受験はできませんので、早めに確認されることをおすすめします。

    11.2 ラボ試験

    ラボ試験会場は世界中にあり、日本では東京で実施されます。東京で受験する際の予約方法などは以下のとおりとなっています。

    11.2.1 予約方法および申込期間

    予約方法:ラボ試験の予約はCCIE Online( こちら)から行います。

    予約には以下の情報が必要です。
    ・有効なCiscoユーザアカウント
    ・筆記試験の登録時に使用したID番号
    ・筆記試験合格日
    ・筆記試験合格時の得点

    支払方法:銀行振込のみ ※詳しい振込方法などは こちらに掲載されています

    振込期日:試験日の90日前まで
    ※振込手続きに遅くとも1週間程度かかるため余裕をもって
    ※試験日の90日前を切っている場合の予約は即日振込が必要

    キャンセル:
    (試験日の91日前までの場合)
    ・CCIE Online(こちら)から無料で可能
    ・すでに振込済の場合、オンラインサポートへ連絡すれば受験料の返金も可能

    (試験日の90日前を切っている場合)
    ・有料で予約の変更が可能
    ・実質キャンセルは不可であり、受験料は返金されない
    ・当日受験しない場合はno showのステータスとなり、30日間は再受験予約が不可

    11.2.2 試験会場

    日本のラボ試験は以下の会場で行われます。
    会場への詳しいアクセス方法などはこちらを確認してください。

    試験会場:〒107-6227 東京都港区赤坂 9-7-1 ミッドタウンタワー21F

    11.2.3 受験当日の流れ

    当日の試験開始時間は、ラボ試験予約後に送信されるEメール、またはCCIE Online(こちら)から確認できます。2時間以上遅刻した場合は受験できません。

    11.2.4 試験結果

    ラボ試験の結果は、CCIE Online(こちら)から通常48時間後には確認ができます。

    12.CCIEの勉強方法

    CCIEは難易度が大変高い試験ですので、従来の試験対策のような一冊の問題集を繰り返し解くというよりは、どれだけ多くの技術書を読むか、実機による検証をどれだけたくさん行うかが、王道のスタイルとなるようです。

    12.1 シスコプレス

    シスコ唯一の公式本、シスコプレスの参考書です。

    CCIEは試験範囲も広範囲になりますので、まずはシスコの公式本を地道に読み進めていくことが重要になります。

    中身は英語表記ですが、実際の試験も英語で実施されますので、英語が苦手な方も読み進めることで、シスコの表現方法などに慣れておくとよいでしょう。
    以下はRouting and Switchingの公式本となります。

    CCIE Routing and Switching v5.0 Official Cert Guide, Volume 1

    CCIEのエントリーとして人気のRouting and Switchingの公式本です。

    2冊に分かれており、volume1では以下の範囲を網羅しています。
    1.LAN Switching
    2.IP Networking
    3.IP IGP Routing

    CCIE Routing and Switching v5.0 Official Cert Guide, Volume 2

    CCIEのエントリーとして人気のRouting and Switchingの公式本です。

    Volume2では以下の範囲を網羅しています。
    1.IP BGP Routing
    2.QoS
    3.WAN
    4.IP Multicast
    5.Security
    6.MPLS

    12.2 CCIEの勉強サイト

    12.2.1 シスコラーニングネットワークジャパン

    公式受験者向け情報ポータルサイトとして、「シスコラーニングネットワークジャパン」があります。

    資格取得を目指している受験者同士の情報交換や、シスコ技術者認定の最新情報など、試験に関するあらゆる情報が日本語で提供されています。

    各コースのトレーニングプログラムのほか、シスコ技術者認定ホルダーへのインタビューのページでは、実際にCCIEを取得した人の勉強方法なども載っていますので、参考にされると良いでしょう。

    12.2.2 CCIEのちから

    個人のサイトですが、CCIEに関する情報がまとめられています。技術解説などもあり、同サイト「ネットワークエンジニアとして」(http://www.infraexpert.com)では、ネットワークエンジニアに役立つ様々な情報が提供されています。

    13.CCIEの更新の有効期限と試験科目

    13.1 資格の有効期限はどれくらい?

    CCIEには、認定を受けてから「2年間」という有効期限が設けられています。

    2年のうちに更新ができなかった場合、1年間は資格停止の状態になります。

    資格停止の1年のうちに更新ができない場合には、資格喪失となるため、CCIEの認定を受けるには、筆記試験とラボ試験を再度受験する必要があります。

    13.2 資格更新の際に選ぶべき科目は?

    資格の有効性を証明するには、2年のうちにいずれかのCCIEの試験に合格し、更新を受ける必要があります。

    資格更新と認定される試験は、公式サイト上では以下のようになっています。

     ・現行の CCIE 筆記試験、またはラボ試験の 1 つに合格する
     ・現行の CCDE 筆記試験または実技試験に合格する
     ・アーキテクト インタビューおよびアーキテクト委員会審査に合格する

    14.CCIE取得者の実際の年収は?転職、年収アップ、キャリアアップはできる?

    ネットワーク業界で最高水準の資格であるCCIEですが、取得後の実際の年収などの情報をまとめました。

    14.1 CCIE取得者の給与および平均年収

    シスコ社が独自に調査したデータ「日本におけるCCNA, CCNP, CCIE 認定保有者の需要と給与リサーチ 2013」が公開されています。

    こちらのデータによると、CCIE保有者に提示される条件としては、
    ・必要経験年数:4年以上
    ・平均年収:645~900万
    となっています。

    ネットワーク全般のエキスパートとして、相応の専門知識と実務経験があり、なおかつプロジェクトリーダーやマネジメントなどの経験も併せ持つ、管理職レベルの人材が対象となっています。

    (参考)サイトURL(https://learningnetwork.cisco.com/docs/DOC-22967

    14.2 CCIEを取得すると、転職は有利になる?

    CCIEは初心者向けというよりも、実務経験を豊富に積んだネットワークエンジニアが、さらなるスキルアップを目指して取得する資格と言えます。

    ネットワーク業界で最も評価される資格ですので、CCIEホルダーともなれば、それだけ仕事として期待される度合いも大きくなります。

    転職活動では実務経験も重視されるため、CCIEさえあれば必ず有利とまではいきませんが、面接でCCIEを取得していることがアピールできれば、まず一目置かれることは間違いないでしょう。

    14.3 CCIEを取得すると、キャリアアップは可能?

    CCIEで得られる知識は、高度なネットワークの業務を円滑に遂行するための土台となりますので、これまで以上に自分が活躍できる場が増え、自信にも繋がるでしょう。

    CCIEを取得するには、相当な努力が必要とされますが、仕事の幅が増えれば、それだけ評価される場も増えていきます。

    CCIEへのチャレンジは、スキルアップだけではなく、昇給あるいは転職などによるキャリアアップを目指すための、大きな手助けになるでしょう。

    14.4 CCIEを取得すると、年収アップは可能?

    転職活動では実務経験も重視されるため、CCIEを持っている「だけ」では大幅な年収アップをすぐには望めないところですが、CCIEは最も価値のある資格なので、年収アップの可能性は大いにあります。

    経験を積み、ネットワークエンジニアとして更なる年収アップを図るのであれば、CCIEだけではなく、プロジェクトリーダーやマネジメント経験など、プラスアルファ「自分の強み」を持つことで、自然と年収アップを狙える可能性も高まるでしょう。 

    15.まとめ

    CCIEは難易度、価値ともに、ネットワーク業界で最高峰とされるレベルの資格です。

    受験勉強にあたっては、得るものはもちろん多いですが、膨大な時間とコストを伴いますので、取得の目的が明確でなければ、モチベーションを保つことも難しくなります。

    まずは勉強を始めてみる、というのも大変意味のあることですが、途中で投げ出してしまうにはあまりにもリスクが大きい試験と言えます。

    それゆえ、まずは自分にCCIEがなぜ必要なのか、CCIEを取得する「目的」をしっかりと検討したうえで、受験にチャレンジされると良いでしょう。

    最新案件情報をチェック!

    • このページをはてなブックマークに追加

    おすすめ記事

  • ピックアップ

    正社員

    【Cisco】サーバーエンジニア|商用サーバー・ネットワーク機器の構築

    年収 :350万円〜650万円

    【業務内容】 ・商用サーバー、ネットワーク機器の構築/運用/保守  サーバーOS: Unix系、Linux系  ...

    株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズ

    正社員

    【Linux】インフラエンジニア|ネットワーク/サーバの導入・構築・運用

    年収 :300万円〜600万円

    ネットワーク/サーバの導入・構築・運用管理・システム運用支援業務をご担当いただきます

    ワイズマトリックス株式会社

    正社員

    【Cisco】ネットワークエンジニア|NWシステムの設計・構築・運用

    年収 :300万円〜

    ネットワークに関わる基本設計から構築、運用までを担当頂きます。

    株式会社アクロウェーブネット

    正社員

    【Linux】インフラエンジニア|サーバー・ネットワークの構築

    年収 :400万円〜

    仮想環境上でのサーバー構築やネットワーク構築のほか、アプリケーション(データベース、バックアップ...

    株式会社アナザーウェア