• 音楽業界でのエンジニアの仕事とは?種類と内容、就職事情をまとめました

    公開日:2017年09月28日 最終更新日:2022年04月25日

    「音楽を仕事にしたい」「音楽業界に転職したい」「音楽に関わる企業の求人を探したい」 音楽が好きな方、バンドマンの方などは当然考える進路かと思います。音楽の仕事といっても、アーティストやバンドマンといった、ミュージシャンから、音楽制作、イベント運営会社の音響スタッフ、バックステージスタッフ、プロモーター、音楽講師、音楽ライター、などその業種はざっと20種類以上はあります。そこで、今回は音楽業界におけるエンジニアの仕事にスポットライトを当てて、どんな種類があるか、またその仕事内容や就職事情についてまとめました。

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    1. 音楽業界のエンジニアの仕事の種類

    音楽業界にはいくつかのエンジニア職が存在します。レコード会社や制作会社、ライブハウス、舞台、スタジオ、商業施設、と活躍するシーンや業界も様々です。エンジニアなしでアーティスト、バンド活動は成り立たないと言っても過言ではありません。ではどんなエンジニア職があるか、またどうしたらその職種に就けるのかについて見ていきましょう。

    1-1. レコーディングエンジニア(サウンドエンジニア)

    音楽業界でのエンジニアの仕事とは?種類と内容、就職事情をまとめました【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    レコーディングエンジニアとは、音のレコーディング作業で、音量などのバランスを調整する仕事です。音は、ボーカル、ギター、ドラムなどそれぞれのパートごとに録音されます。それを一つにまとめて、最終的に的確に音が調整されたマスターテープに仕上げます。レコーディング作業は、アーティストや演奏者と共に行うため、仕事の時間は不規則になることもよく見受けられます。

    1-1-1 レコーディングエンジニアになるには

    音響機器の操作や、マスタリングなどの技術が必要とされるため、それらの基礎知識は必要です。音楽関係の専門学校や、音楽大学のエンジニアコースで学んだ後に、レコーディングエンジニアとなるケースは多いです。または、レコーディングエンジニアの方のアシスタント、見習いスタッフとしてスタートし、現場でそのノウハウを学ぶこともあります。
    音の録音、編集、ミキシングを行うための音楽編集ソフトウェアの知識も必要です。多くのレコーディングスタジオで使われているのが、オーディオツール「ProTools」なので、操作方法を習得しておくと良いでしょう。また、レコーディングで使われる音響機器の操作、知識も必要です。また、これらのツールに不具合が起きた際に、冷静に対応すべく、電気工学の知識が必要になる場合もあります。
    レコーディングエンジニアは、アーティストやバンドマン、音楽プロデューサーなど、多くの方とコミュニケーションを取りながら、マスター音源を作り上げていきますので、コミュニケーション能力も求められます。

    1-1-2 レコーディングエンジニアの就職事情

    レコーディングエンジニアの就職先は、レコード会社、またはレコーディングスタジオが多いです。ただ、レコード会社所属のエンジニア職は、新卒からの採用が多い傾向もあり、音楽業界自体が人気であることから、狭き門となります。レコーディングスタジオでの募集はアシスタントスタッフとしての採用からスタートすることができるため、仕事を通じて技術力を高めることが出来ます。 スタジオ勤務の場合、雇用形態も様々ですので、まずは経験を積むということを考えて、アルバイトスタッフからスタートするのも一つの方法です。

    1-2. PAエンジニア(音響エンジニア)

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    特に資格は必要ありませんが、音響設備を会場に運ぶことこともあるので、普通自動車免許が応募の条件になる場合があります。 音響関係の専門学校や、大学の電気工学部などで知識や操作経験を学ぶ方は多いです。また、アルバイトからPAアシスタントをはじめ、そのまま一人前になるケースもあります。PAエンジニアは職人気質の方も多いので、現場の上司や、先輩と上手にコニュニケーションが取れることも大切です。

    1-2-1 PAエンジニアエンジニアになるには

    特に資格は必要ありませんが、音響設備を会場に運ぶことこともあるので、普通自動車免許が応募の条件になる場合があります。 音響関係の専門学校や、大学の電気工学部などで知識や操作経験を学ぶ方は多いです。また、アルバイトからPAアシスタントをはじめ、そのまま一人前になるケースもあります。PAエンジニアは職人気質の方も多いので、現場の上司や、先輩と上手にコニュニケーションが取れることも大切です。

    1-2-2 PAエンジニアの就職事情

    PAエンジニアは活躍できるシーンが多いことから様々な業界での求人が見られます。コンサート会場や、音響会社、ホールを持つ施設、結婚式場、イベント会社、テーマパークなどが挙げられます。テレビなどの放送局にもPAエンジニアの仕事はありますが、放送局自体でPAエンジニアの職種があるというよりは、下請の音響会社のスタッフが、放送局に常駐するというのが一般的です。

    1-3. 照明エンジニア

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    照明エンジニアとは、コンサート会場、舞台、イベントなどで、ライティング効果で演出をする仕事です。音楽業界だけではなく、結婚式や、トークショーなど照明演出が必要なシーンは多々あります。現場の内容に合わせて使用する照明機器や、ライティングの色味調整など、会場や、アーティストや出演者を演出するための効果的な演出センスも問われます。

    1-3-1 照明エンジニアになるには

    資格は必要ありません。アルバイトスタッフとして見習いからスタートし、現場で技術を学び、一人前になるケースもあります。また、コンサートや舞台の照明エンジニアの場合は、舞台や音楽そのものに興味を持ち、照明が芸術の一部としてどのように演出出来るのか、バランスを考えられるスキルも必要ですので、舞台や音楽など、芸術に興味がある方には向いているエンジニア職でしょう。 照明機器に不具合が発生した場合に備えて、電気工学の知識があることも強みとなります。

    1-3-2 照明エンジニアの就職事情

    照明エンジニアの就職、転職先は、コンサート会場や、照明会社、ホールを持つ施設、結婚式場、イベント会社、などが挙げられます。テレビなどの放送局はPAエンジニアと同様に、下請の照明会社のスタッフが、放送局に常駐することが多いです。

    1-4.映像エンジニア

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    映像エンジニアとは、プロモーションビデオ(PV)やCMの映像や音楽を編集して、映像を完成させる仕事です。最近ではWebムービー、WebCMといったWebコンテンツで使用する映像制作の仕事も増えています。編集業務だけではなく、映像の素材となる撮影から担当することもあります。また、映像素材としてCG制作も合わせて任せられることもあり、幅広い専門技術が必要となる職種です。

    1-4-1 映像エンジニアになるには

    資格は必要ありませんが、撮影技術、音声編集、CG制作ソフトの操作、編集技術など、映像編集に付随する様々な技術知識が要されます。また編集映像には高いクオリティが求められることから、実力主義の世界です。エンジニアという技術専門職でもありながら、人を惹きつける映像に仕上げるためのクリエイティブな感性も求められます。 また、近年アプリケーションの普及により、誰でも簡単に映像が編集出来るようになりました。よって、映像エンジニアには、より高い専門性や経験が求められる傾向にあります。

    1-4-2 映像エンジニアの就職事情

    高い専門知識が求められるため、新卒の場合は映像系の専門学校や、大学の学部で学んだのちに、映像制作会社に進むことが多いです。また、映像エンジニアはクリエイティブ性が求められることから、アシスタントからスタートというよりは、即戦力が求められます。独学から就職先を探す場合は、ご自身が編集された映像ポートフォリオの数を増やしておき、技術力のアピールに繋げましょう。また実力主義の世界でもあることから、フリーランスで活躍するし、受託で仕事を受ける映像エンジニアも増えています。

    2. 音楽業界エンジニアにバンドマン出身が多い理由

    音楽業界のエンジニア職として活躍するには、その職種に特化した専門学校や、大学で学び、新卒として就職される進路も多くありますが、バンドマンが、バンド活動をしながら、また活動を止めた後に音楽業界エンジニアに転向するケースも多く見られます。その理由は次の通りです。

    ・ 演奏先のライブハウスや様々な会場やスタジオに、各エンジニアが常駐していないことがあり、バンドメンバーが自ら音響調整やライティング作業を行わなければならないことがよくある。

    ・ 音源録音の作業はレコーディングエンジニアを介さず、自分が所有しているパソコン(Mac)でミキシング、マスタリングできる。

    ・ SNSなどインターネットを活用してバンド演奏映像を広めるために、バンドメンバー自らで映像を撮影、編集、公開している。

    ・ ライブハウスなどの演奏現場やレコーディングスタジオ現場で、常日頃エンジニアの方とやり取りしているので、仕事内容についての知見がある。

    ・ エンジニアを含めた現場スタッフの方と交流があることから、求人が出た時に、声を掛けられやすい環境にある。

    3. まとめ

    音楽業界には様々エンジニア職があり、求められる技術力や、就職先も様々です。各種エンジニアの経歴を見てみると、「元バンドマンです」という方が多いことも。 資格や学歴よりも、センスや高い専門性、職人気質、音楽への精通が求められるため、音楽活動と並行してエンジニアをされている方も増えているようです。 また、元バンドマンエンジニアに関しては、音楽業界エンジニアに止まらず、サーバーエンジニアやインフラエンジニアとして活躍されている方もいます。エンジニアの専門知識や、情報や、素材を収集しそれをアウトプットするという作業は音楽制作、演奏活動に精通するものがあるのかもしれません。

    大学中退バンドマンがエンジニアに向いている3つの理由

    音楽が好きで、その業界で何か専門性の高い仕事に就きたいと考えられている方は是非参考にしてみてはいかがでしょうか。

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