2019年4月18日(木)~4月20日(土)にRubyKaigi2019が福岡国際会議場で開催されます。Rubyに興味があってRubyKaigiに参加してみたいけれど、一体どんな内容なんだろう?という方へ向けて、RubyKaigiの全貌をまとめてみました。
1.RubyKaigiとは
RubyKaigiとは、プログラミング言語Rubyの国際カンファレンスです。
2011年までは「日本Ruby会議」として開催されていましたが、2013年よりRubyKaigiに改称して現在に至ります。
RubyKaigiは、Ruby生みの親まつもとゆきひろ氏の基調講演はもちろんのこと、国内だけでなく海外からも多くの登壇者が参加し、様々なセッションが行われるRuby最大規模のイベントで、2006年から開催されています。
Ruby言語はWebアプリケーション開発の現場で広く利用されており、初心者からでも学習しやすい言語としても知られています。 RubyKaigi以外でも、TokyoRuby会議のほか、松江Ruby会議や沖縄Ruby会議など東京以外の地域コミュニティ会議も全国で随時開催されています。Ruby技術者同士のコミュニティが活発であることも、Ruby言語の特徴と言えるでしょう。
2.RubyKaigi2019の開催概要
RubyKaigi2019の概要をまとめました。
海外からも参加者が集うRubyKaigiは、毎年日本で開催されており、2019年は福岡県の福岡国際会議場で開催される予定となっています。近隣の福岡国際センター(福岡市博多区築港本町2-2)と混同しやすいのでお気をつけください。
期間 | 2019年4月18日(木)~4月20日(土) |
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会場 | 福岡国際会議場(福岡市博多区石城町2-1) https://www.marinemesse.or.jp/congress/access |
参加費 | 一般早割:20,000円 ※2019年4月18日 0:00まで 一般:30,000円 ※2019年4月20日 12:00まで 学生:7,500円 |
申込方法 | https://rubykaigi.doorkeeper.jp/events/85006 |
公式HP | https://rubykaigi.org/2019 |
福岡県は、「福岡県Ruby・コンテンツビジネス振興会議」を2012年に設立しています。同団体は、まつもとゆきひろ氏を会長に迎え、Ruby関連のセミナーやフォーラム開催を中心として、Rubyの発展に市をあげて取り組んでいるようです。
3.RubyKaigiの登壇者
RubyKaigi2019の登壇者は、まつもとゆきひろ氏に始まり、RubyやRailsのコアチームメンバーでGitHub社のアーロン・パターソン氏など、Rubyの第一人者をはじめ、70人以上によって構成されています。
登壇者のセッションは、メモリやライブラリといったRubyの技術的側面からの内容がほとんどのため、Ruby初心者の場合は少々敷居が高く感じられるかもしれませんが、RubyKaigi2018の様子が公式サイトで公開されています。
RubyKaigiの雰囲気を掴むことができるだけでなく、Rubyの経験が浅い方にとってもクスっと笑える場面があったりするので、ぜひ覗いてみてください。
4.RubyKaigi official party(Ruby前夜祭)とは
RubyKaigi official partyとは、RubyKaigiの前夜に開催される、RubyKaigiの公式イベントです。
夕食を囲みながらLTを通してRuby技術者同士の交流を深め、翌日からのRubuKaigiへ向けて熱気を高めることを目的としています。
前夜祭はここ毎年開催されており、2019年の一般参加枠はすでに2019年4月8日の抽選待ちとなっているようです。
5.チーフオーガナイザー 松田明さんはどんな人?
RubyKaigi2019のチーフオーガナイザーを務めるのは松田明さんです。
松田明さんはどんな人?
・Ruby地域コミュニティ「Asakusa.rb」の設立者
・プログラミング言語Ruby、およびフレームワークRuby on Railsのコミッター
・kaminariやactive_decoratorなどのライブラリ開発者
松田明さんが創設した地域コミュニティAsakura.rbは発足以来、2019年2月で500回を超えるmeetupを行っており、Ruby技術者のアウトプットの場として活動を続けられいます。
6.連日参加する場合は今すぐ宿泊施設を確保しよう!
RubyKaigi2019が開催される福岡国際会議場ですが、近隣にはマリンメッセ福岡があり、アーティストのコンサート等が開催される場合は、周辺ホテルがすぐに満室になってしまう可能性も予想されます。
RubyKaigi2019の開催期間は3日間あります。
博多駅周辺は出張等でホテルを利用するビジネスマンも多いので、連日の参加を希望している場合は宿泊施設を早めにチェックしておくことをおすすめします。
遠方から訪れる人は飛行機や新幹線のチケット、自家用車の場合は近隣の駐車場の場所をチェックするなど、交通手段の考慮も忘れずにしておきましょう。
7.まとめ
Rubyの経験は浅くとも、これからRuby技術者として活躍していくためにまずはRubyKaigiに飛び込んでみて、Rubyコミュニティの世界を肌で感じてみるのも良いかもしれません。
2006年の開催以来、Ruby世界規模のカンファレンスとして10年以上もの歴史があるRubyKaigi。
Rubyエンジニアと交流を深めたり、Rubyの新しい知見を得たり、RubyKaigiスピーカーの話を直接聞いたりしてみたい方は、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
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