• Webコーダーの仕事内容はきつい?辛い?転職で求められるスキルやキャリアパス解説

    公開日:2021年07月02日 最終更新日:2024年04月05日

    「Webコーダーはきつい仕事なのではないか」「どんなスキルが必要なのか分からない」「キャリアパスにはどんなものがあるのか」と心配という方もいらっしゃるでしょう。本記事では、Webコーダーがきついと言われる理由や仕事内容、求められるスキルやキャリアパスを解説します。Webコーダーについて知りたい方必見です!

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    1. Webコーダーとは?仕事内容

    Webコーダーとはどんな仕事なのでしょうか。まずは、定義や仕事内容について解説します。

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    1.1 Webコーダーの定義

    Webコーダーとは、HTMLやCSS、JasvaScriptなどの言語を用いてコーディングを行い、Webページを作成する職種です。

    コーディングを行うことで、Webデザイナーの作成したデザインがブラウザに表示され、動作するようになります。

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    1.1.1 Webコーダーとフロントエンドエンジニアの違い

    Webコーダーと近い仕事をする職種として、フロントエンドエンジニアが挙げられます。Webコーダーとフロントエンドエンジニアの違いは、WebコーダーがWebサイトの見た目を作り上げるのが主な仕事であるのに対して、フロントエンドエンジニアはWebサイトの機能を作り上げるのが主な仕事である点です。

    近年、Webサイトはさまざまな機能を持てるようになり、それに伴って必要な技術も複雑化しました。複雑化した技術に対応できるよう生まれたのがフロントエンドエンジニアであり、比較的新しい職種でもあります。

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    1.2 Webコーダーの仕事内容

    次に、Webコーダーの仕事内容について具体的に解説します。



    1.2.1 デザインの確認

    Webデザイナーは、デザインカンプと呼ばれるデザインの見本を作成します。そのデザインを確認し、デザイナーへのヒアリングを行なって詳細の確認やイメージの共有をします。必要に応じて、ディレクターとミーティングを行う場合もあります。

    デザインカンプはAdobe XDSketchといったツールを使って作成されます。Webコーダーもデザイナーと同じツールを使い、デザインカンプから画像やテキスト、色、幅、高さなどの情報を取得します。

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    1.2.2 HTML・CSSによるマークアップ

    必要な情報が得られたら、HTMLCSSによるマークアップを行います。マークアップとは、テキストなどの情報をコンピュータが認識できるよう意味付けを行う作業のことを指します。

    マークアップによってブラウザ上でデザインを再現できることに加え、コンピュータに対してどの部分がタイトルでどの部分が見出しであるかなどの情報を伝える意味もあります。

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    1.2.3 JavaScriptによるコーディング

    次に、JavaScriptjQueryを活用してWebサイトに動きを与えます。jQueryとは、JavaScriptをシンプルに使えるようにするためのライブラリです。

    これらを使うと、ボタンにカーソルを重ねた時にメニューを広げて表示する、データの並び替えを行うなどさまざまな動作が可能になり、Webページをより便利に利用できるようになります。

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    1.2.4 テスト

    Webページを作成したら、そのページがどんな環境でも正しく表示されるかテストを行います。コーディングに使ったブラウザと異なるブラウザを使うとレイアウトや表示が崩れることがあるため、複数のブラウザを使ってページを確認します。

    また、PCとスマホなど画面の大きさが違う端末に対して、それぞれの端末に合わせたデザインを表示するレスポンシブ対応のWebページを作成した場合には、端末ごとに意図したデザインが表示されているかの確認も行います。

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    2. Webコーダーに必要なスキルと適性

    ここでは、Webコーダーに求められるものは何か、スキルと適性に分けてそれぞれ解説します。

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    2.1 適性編

    まずは、Webコーダーに求められる適性からご紹介します。



    2.1.1 コミュニケーション能力

    Webコーダーは、ヒアリングによってデザイナーやディレクターの意図を正確に汲み取る必要があり、そのためにコミュニケーション能力が求められます。

    デザイナーやディレクターとのコミュニケーションは、それぞれの意図が反映されたWebページを作成するためだけでなく、それに必要な実装工数やテストにかかる工数などを見積もるためにも必要です。

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    2.1.2 学習意欲

    Webコーダーは、Webクリエイターを目指す人が最初に経験することが多い職種です。しかし、自主的な学習を行わなければ、なかなか新しいスキルを身につけられず伸び悩んでしまうこともあります。

    次のステップへ着実に進んでいくためには、フロントエンドやサーバーサイドの知識を自主的に学べる学習意欲が必要です。

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    2.2 スキル編

    次は、Webコーダーに求められるスキルをご紹介します。



    2.2.1 コーディングスキル

    Webコーダーには、HTMLやCSSを使って正確にコーディングするスキルが求められます。ユーザーはさまざまな環境からWebページを閲覧するため、ブラウザや端末が変わっても意図した通りに表示されるようコーディングを行わなければなりません。

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    2.2.2 SEO

    HTMLやCSSはSEOにも影響を与えます。そのため、見た目や動作が正しいだけでなくSEOに適した形でのコーディングが求められます。

    SEOとは、検索エンジン最適化のこと。コーディングの際にSEOに配慮することで、同じ内容のWebページでも、検索エンジンで検索した際により上位に表示される可能性があります。

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    3. Webコーダーの年収の目安

    Webコーダーの平均年収は350万円前後。給与所得者の平均年収である436万円と比べるとやや低い水準です。

    前述の「Webクリエイターを目指す人が多い」という点が、この平均給与に影響を与えています。Webコーダーとしての経験を積みスキルを身につけた後は、フロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニアなど別の職種へのステップアップをおすすめいたします。

    出典:令和元年分 民間給与実態統計調査|国税庁

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    4. Webコーダーはきつい?激務?

    Webコーダーは、きつい・激務だとと言われることもある職種です。ここでは、その理由を解説します。

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    4.1 下流工程の作業になりやすい

    Webコーダーは、サイトの要件定義やデザインなど、上流工程の業務に携わる機会が少ない職種です。つまり、決められたものを決められた通りにコーディングする、下流の作業になりやすいということです。

    下流工程の仕事は、上流の納期がおした場合にしわ寄せが来やすく、それがきついと感じられることがあります。

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    4.2 未経験からの転職で「スキル不足」を感じるケースが多い

    Webクリエイターを目指す人が最初に経験することが多いWebコーダーは、未経験者採用も比較的多い傾向です。

    未経験からの転職の場合、デザイナーが要求する動きやレイアウトを自分自身のスキルで実装できず「スキル不足」で悩むこともあります。

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    4.3 ステップアップのための学習コストが高い

    Webコーダーに求められる技術的なスキルはHTML・CSSや初歩的なJavaScriptですが、フロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニアになるためにはそれだけではスキル不足です。

    フロントエンドエンジニアを目指すのであれば高度なJavaScriptライブラリの活用や、JavaScriptフレームワークを、サーバーサイドエンジニアを目指すのであればPHP、Rubyなどサーバーサイドの言語を学ぶ必要があり、ステップアップのための学習コストは高いと言えるでしょう。

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    5. Webコーダーを目指す人におすすめの資格

    Webコーダーは、資格が必須の職業ではありません。しかし、資格を取得しておくと就職活動で有利になる可能性があるとともに、資格取得のための学習で知識を網羅的に学ぶこともできます。

    ここでは、Webコーダーを目指す人におすすめの資格をご紹介します。

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    5.1 HTML5プロフェッショナル試験


    概要 HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を認定する試験。Level.1とLevel.2の2段階
    試験日程 随時
    受験料 16,500円
    出題範囲 Level.1 Webの基礎知識 HTTP、HTTPSプロトコル
    HTMLの書式
    Web関連技術の概要
    CSS スタイルシートの基本
    CSSデザイン
    カスケード
    要素 要素と属性の意味(セマンティクス)
    メディア要素
    インタラクティブ要素
    レスポンシブWebデザイン マルチデバイス対応ページの作成
    メディアクエリ
    スマートフォンサイト最適化
    APIの基礎知識 マルチメディア・グラフィックス系API概要
    デバイスアクセス系API概要
    オフライン・ストレージ系API概要
    通信系API概要
    Level.2 JavaScript JavaScript文法
    ES6(ECMAScript2015)以降の新機能
    WebブラウザにおけるJavaScript API イベント
    ドキュメントオブジェクト/DOM
    ウィンドウオブジェクト
    Selectors API
    History API
    テスト・デバッグ
    グラフィックス・アニメーション Canvas(2D)
    SVG
    Timing control for script-based animations
    マルチメディア メディア要素のAPI
    ストレージ Web Storage
    Indexed Database API
    File API
    バイナリーデータ(重要度:4)
    通信 Web Socket
    XMLHttpRequest
    Server-Sent Events
    デバイスアクセス Geolocation API
    DeviceOrientation Event
    パフォーマンスとオフライン Web Wokers
    High Resolution Time
    オフラインアプリケーションAPI
    Page Visibility
    Navigation Timing
    セキュリティモデル クロスオリジン制約とCORS
    セキュリティモデルとSSLの関係
    合格率 非公表
    公式URL https://html5exam.jp/

    Web技術のスキルを示せる資格で、Level.1は幅広く多くの人向け、Level.2はエンジニア向けです。合格率は非公表ですが、7割程度の正答率で合格となるよう設定されています。

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    5.2 PHP技術者認定試験


    概要 PHP7技術者認定初級試験 PHPプログラミングの基本知識を問う試験
    PHP5技術者認定初級試験
    PHP5技術者認定上級・準上級試験 PHPの言語仕様から実用的なプログラミングテクニックまでの知識を問う試験
    試験日程 随時
    受験料 PHP7技術者認定初級試験 12,000円
    PHP5技術者認定初級試験
    PHP5技術者認定上級・準上級試験 15,000円
    出題範囲 PHP7技術者認定初級試験 『初めてのPHP』(PHP7版)を主教材とし、一般的な知識やPHPオンラインマニュアルなどからも出題
    PHP5技術者認定初級試験 『初めてのPHP5』を主教材とし、一般的な知識やPHPオンラインマニュアルなどからも出題。主な対象バージョンはPHP5.3
    PHP5技術者認定上級・準上級試験 『プログラミングPHP 第3版』を主教材とし、一般的な知識やPHPオンラインマニュアルなどからも出題
    合格率 初級試験 70%程度
    上級試験 10%程度
    公式URL https://www.phpexam.jp/summary/

    サーバーサイドで動くPHPの技術力を問う試験です。上記の他に、一定の成績を取得したうえで論文を提出し、承認されると取得できる最上位資格「PHP技術者認定ウィザード」もあります。

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    6. Webコーダーのキャリアパス

    前述の通り、Webコーダーはスキルを身につけてステップアップすることが重要です。ここでは、Webコーダーのキャリアパスについて詳しく解説します。

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    6.1 フロントエンドエンジニア

    フロントエンドエンジニアとは、Web制作においてユーザーの目に触れる部分の機能を作る仕事です。

    フレームワークやライブラリも含め、Webコーダーよりも高度なJavaScriptの知識やスキルを求められます。トレンドの変化が早い分野であるため、最新の技術をキャッチする感度の高さと、それをいち早く身につける学習意欲が重要です。

    プロエンジニアには、美容師特化型の求人サービスを開発するフロントエンドエンジニアの案件が掲載されています。業務内容は管理画面やメッセージ画面の開発。

    この求人の詳細については以下のページでご覧ください。
    >>【Vue.js/Nuxt.js】フロントエンドエンジニア★美容師特化型求人サービス開発|プロエンジニア

    フロントエンドエンジニアの案件情報一覧は以下のページで見られます。
    >>フロントエンドエンジニアの案件情報(フリーランス)|プロエンジニア


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    6.2 サーバーサイドエンジニア

    サーバーサイドエンジニアは、Web開発においてユーザーから見えない部分の構築を行う仕事です。具体的には、各種ソフトウェア、フレームワーク、外部サービスの設定やデータベースとの連携、バグ修正、サービス改善などを行います。

    サーバーサイドで使用するプログラミング言語やデータベースに加え、OSや仮想環境、クラウドの知識もあった方が良いとされています。

    プロエンジニアには、電子チケット発券サービスやEC構築サービスの開発を行うサーバーサイドエンジニアの案件が掲載されています。具体的な業務内容としては、機能追加/改修、保守/業務運用などがあります。

    この案件についての詳細は以下のページをご覧ください。
    >>【Ruby】サーバーサイドエンジニア★エンタメ業界向け自社プラットフォームサービス開発|プロエンジニア

    サーバーサイドエンジニアの案件情報一覧は以下のページで見られます。
    >>サーバーサイドエンジニアの案件情報(フリーランス)|プロエンジニア


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    6.3 フリーランス

    WebコーダーからWebエンジニアを経て、フリーランスとして独立するというキャリアパスもあります。Webエンジニアとして活躍するのはもちろん、IT講師や技術ライターなど、幅広い分野で活躍できる可能性があります。

    ✔ おすすめ記事

    【現役フリーランスが語る】Web制作の流れ完全解説【コーディングはほんの一部分です】しょーごログ

    仕事を選び、収入が上がるといったメリットがある一方で、仕事や収入が不安定で、事務処理も自分自身で行わなければならない点がデメリットです。


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    7. まとめ

    ここまで、Webコーダーの仕事内容や必要なスキル、キャリアパスについて解説してきました。Webコーダーは、HTMLやCSS、JavaScriptなどを用いて、デザインを元にブラウザで閲覧できるWebページを作るのが仕事です。

    未経験者でも挑戦しやすい職種である一方で、年収が低い傾向があります。キャリアパスを考えたうえでスキルを磨き、ステップアップを目指しましょう。

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