Webエンジニアのキャリアパスを一挙解説!

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    公開日:2020年08月27日 最終更新日:2020年10月15日

    Webエンジニアのキャリアパスには技術のスペシャリストやマネジメントサイド、フリーランスなどがありますが、どのようなスキルや経験が必要となるのでしょうか。キャリアパスの考え方から、それぞれの職種の平均年収・概要、キャリアパスの手順等をご紹介します。

    1. Webエンジニアのキャリアパスとは

    キャリアパス(Career Path)は日本語で「職歴を積む道」。目標とする職位や職務に就くために、どのくらいの期間でどのような経験とスキルを積みあげていくのか道筋を明確にし、計画していくことを意味します。

    目標を立てずに、Webエンジニアとしてただなんとなく日々の仕事をこなしていくのではなく、自分自身でキャリアパスを意識することは、働く上でのやりがいにもつながります。
    次項では、キャリアパスを考えることの大切さとメリット、キャリアプランの立て方を確認していきましょう。

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    1.1 キャリアパスを考える意味と重要性

    目標とする職位や職務に就くためのキャリアパスを考える際、何を経験してどのようなスキルを身に付ければいいのかを把握することが重要です
    自分自身のキャリアパスを明確にすることで、次のようなメリットが得られるでしょう。


    • ゴールが明確になることでモチベーションアップにつながる
    • その職における2~3年後の自身の姿が具体的になる
    • 目的意識をもって日々の業務に取り組める

    自身のなりたい姿や目標が具体的になることで、業務に対して当事者意識を持って励むことができ、自分自身の人生や仕事に対する満足度アップにもつながります

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    1.2 どうやってキャリアパスを考えれば良いのか

    では、どのようにキャリアパスを考えていけば良いのでしょうか。
    道筋を立てるために必要なことは下記の3つです。


    1.自分自身のキャリアのゴールを設定する

    まずは、自分なりの5年後、10年後のなりたい姿、ゴールを設定しましょう。
    ゴールが明確になることで、目的意識を持って日々の業務に取り組めるようになり、モチベーションアップにもつながります。


    2.自分の業務適性を認識しておく

    普段の業務の中で、面白いと感じる作業は何か、どんな仕事にやりがいを感じているか、またどのような点で仕事を評価されてきたか、自分なりの強みを分析し、抽出しておくことで、適職を選択しやすくなります。


    3.転職市場の評価や相場を把握する

    自分が希望する企業や職種の求人票で、具体的に求められている経験やスキルを確認します。転職市場では、即戦力を求められることが多いため、実際の経験やスキルが評価されます。目標とする企業や職種に就くために、時間をかけて経験とスキルを身に付けましょう。


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    2. Webエンジニアのキャリアパス例

    ひと口にWebエンジニアといっても、各業種ごとにキャリアパスが異なります。どのようなキャリアパスがあるのか、種類ごとにキャリアパスの例をご紹介します。

    2.1 技術のスペシャリストとしてのキャリアパス

    ここでは、技術系のスペシャリストとしてキャリアパスを検討したい人へ向けて、6つの職種(ポジション)へのキャリアパスについて、必要とされるスキルやそのポジションが必要とされる企業の傾向などを見ていきましょう。

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    2.1.1 エンジニアとしてコードを書き続けるという道

    • 平均年収:417万円
    • ボリュームゾーン:300~500万円

    出典:2020年7月プロエンジニア Webエンジニア正社員案件より算出

    エンジニアとして、ずっと手を動かしていたいと望む人も少なくないかと思います。
    実際に40代、50代になっても第一線で、活躍しているエンジニアも多数います。
    しかし、技術の進化の速いIT業界、Web業界では、若い人の方が技術習得が早いため、重宝されがちです。
    若手に負けず、市場価値が下げずに第一線で活躍するためには、コーディングの技術に加えて、下記のような経験があると望ましいでしょう。


    • 後輩の指導
    • 技術的なリード
    • マネジメント業務
    • 上流工程の業務経験

    コーディングだけでなく、マネジメントや上流工程の経験があれば、フリーランスのエンジニアとして手を動かし続ける道も目指せるでしょう。
    最近ではシステムが多様化・複雑化しており、より専門的な技術者としての知識を有した「エキスパート系プログラマー」のニーズも増えてきています。


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    2.1.2 ITアーキテクト

    • 平均年収:676万円
    • ボリュームゾーン:629~725万円

    出典:2020年7月ITアーキテクトの年収情報|求人ボックス 給料ナビ

    ITアーキテクトは、ITスペシャリストに経営的視点を加えた専門家の総称であり、システムやプロジェクトの「設計」する役割を担っています。

    ITアーキテクトになるためには、まずはプロジェクトマネージャーを目指すのが良いでしょう。

    業務の進捗管理や、進行のためのマネジメント能力をつけることができるプロジェクトマネージャーの仕事を経験することで、ITアーキテクトに必要なスキルを高めていくことができます。


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    2.1.3 ITスペシャリスト

    • 平均年収:601万円
    • ボリュームゾーン:469~554万円

    出典:2020年7月ITスペシャリストの年収情報|求人ボックス 給料ナビ

    ITスペシャリストは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が定めるITスキル標準(ITSS)で定義されている以下の6つの専門分野においてレベル3以上を満たす高度な専門性を持つエンジニアのことを指します。


    • プラットフォーム
    • ネットワーク
    • データベース
    • アプリケーション共通基盤
    • システム管理
    • セキュリティ

    エンジニアのスキルレベルは、IPAが主導で定義しているものの、特に資格を持っていなくても、特定の分野に関して高い技術力を持っていればITスペシャリストと名乗ることはできますが、対外的な信頼を得るためには、エンジニアとしてスキルを磨きながら資格試験合格のための勉強をしていくのが良いでしょう。


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    2.1.4 テックリード

    • 平均年収:700万円
    • ボリュームゾーン:596~682万円

    出典:2020年7月リードテックの年収情報|求人ボックス 給料ナビ

    テックリードとは、窓口の役割として、エンジニアチームと他部署などをつなぐコミュニケーション力が求められ、技術面ではエンジニアチームのリーダーとして、高度な技術力が求められます。

    欧米では既にメジャーな存在である「テックリード」ですが、日本でも「クックパッド株式会社」や「株式会社はてな」など、テックリードを配置している企業は増えてきています。

    テックリードは、CTOやVP of Engineerを目指す人にとって、キャリアパス形成において有効なプロセスとなるでしょう。


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    2.1.5 フルスタックエンジニア

    • ボリュームゾーン:600~800万円

    出典:2020年7月プロエンジニア フルスタックエンジニア正社員案件

    フルスタックエンジニアとは、すべての開発をひとりで対応できるといった専門知識を極めているエンジニアのことを指し、下記のようなスキルが求められます。今後、エンジニア人口が増える中、身に付けておきたいスキルです。


    • バックエンド・フロントエンドの開発スキル
    • モバイルサービス関連スキル
    • クラウドサービス関連スキル
    • マネジメントスキル

    こういったスキルと合わせて、IT業界のトレンドや動向に常にアンテナを張り、新しい技術に興味を持ってスキルアップを欠かさない気持ちを持っている人が向いています。

    フルスタックエンジニアの案件は、主に少数精鋭のスタートアップ企業からの需要が多い傾向です。

    また、ひとつのスキルしか持っていない人材に比べ、一人で何役もこなせる技術者でもあるフルスタックエンジニアは、転職では有利になる可能性が高いと言えるでしょう。


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    2.1.6 CTO

    • ボリュームゾーン:600~1500万円
    •  ※会社の規模などにより大きく幅が出るポジション

    出典:CTOになると年収はどれくらい?|プロエンジニア

    CTOとは「最高技術責任者」であり、その名の通り組織の中で最も高い技術力が要求されます。
    なお、CTOの役割は企業の規模によって大きく異なります。


    中規模~大企業
    取締役会レベルの経営上層部に位置することが多くあり、ビジネス戦略に伴う技術策定、投資などの意思決定、システム構築や運用など、技術者としての高いスキルが求められます。


    小規模~スタートアップ企業
    プロジェクトの進捗管理、コードレビュー、チームのマネージメントなどテックリード的な役割を担うケースが多いです。


    CTOを目指すには、高度な技術力にプラスして、自分の強みとなるスキル(コミュニケーション、経営、マーケティング、マネジメントなど)を持ち合わせていることも必要です。
    会社やビジネス全体を見て動ける人間になりたいという志向がある人が向いているでしょう。


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    2.2 マネジメント、ビジネスサイドへのキャリアパス

    マネジメント、ビジネスサイドへのキャリアパスは、プログラミングから始まり、サービスの開発・運用などで経験を積んでいく一般的なキャリアパスのパターンとも言えるでしょう。
    しかし、後輩の教育や、他部署・クライアントとの交渉など、コミュニケーション力も求められる役割となりますので、自分の方向性と合うか見極めることも大切です。

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    2.2.1 チームリーダー/プロジェクトリーダー/プロジェクトマネジャー

    • 平均年収:601万円
    • ボリュームゾーン:550~650万円

    出典:2020年7月プロエンジニア プロジェクトマネジャー正社員案件より算出

    プロジェクトマネージャー目指すには、下記のようなキャリアパスを通ることが多いでしょう。いずれのポジションも、技術的な背景を理解していることが求められます。


    • プログラマーとして開発経験・技術力を積む
    • システムエンジニアとしてコミュニケーション力や設計技術などのスキルを身に着ける
    • プロジェクトリーダーとしてマネジメント力・リーダーシップ力を磨く
    • プロジェクトマネージャー

    Web系エンジニアのキャリアプランとしても一般的と言えるでしょう。


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    2.2.2 VPoE

    VPoE(VP of Engineering)とは、開発チーム、エンジニアチームのマネジメント責任者です。エンジニアの採用、育成、組織の設計など、エンジニア組織のマネジメントが業務の軸となります。

    日本ではCTOと兼務されていることが多いですが、近年の急速なIT化で日本でもエンジニアの需要が更に高まってきたことを背景に、エンジニアを管理・育成するVPoEの存在が非常に重要になっています。

    VPoEは、マネジメントの最高責任者として、エンジニアの育成と、生産性の最大化をすることが役割となりますので、高いコミュニケーション力と課題解決力が求められます。

    株式会社メルカリや、ラクスル株式会社など、急成長を遂げている日本の企業でも、VPoEを導入しているところが増えてきています。


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    2.2.3 Webディレクター

    • 平均年収:558万円
    • ボリュームゾーン:500~600万円

    出典:2020年7月プロエンジニア Webディレクター正社員案件より算出

    Webディレクターとは、Webサイト構築の際、プロジェクトの監督、管理、進行を行う立場の人を指します。主に制作チームのメンバーとコミュニケーションを取りながら、プロジェクトが円滑に進むように管理します。
    Webディレクターは自分でフロントのプログラミングをすることはないかもしれませんが、制作チームをまとめていく上で、技術的なスキルも身に付けていたほうがスムーズに信頼関係を築けるでしょう。

    その他、下記のようなスキルがあると重宝されるでしょう。


    • ヒューマンスキル
    • Webマーケティングスキル
    • Webテクニカルスキル
    • 営業力

    特にWebマーケティングのSEOやリスティング広告、SNS活用などの知識は必要とされることも多いでしょう。


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    2.3 フリーランスへのキャリアパス

    • 年収目安:400万円~1000万円以上
    •  ※職種や経験などにより大きく幅が出るポジション

    出典:フリーランス職種別単価|プロエンジニア

    次にフリーランスとして独立する場合のキャリアパスについて解説します。
    フリーランスになる主なメリットとデメリットは下記の通りです。


    メリットデメリット
    1. 収入が上がる1. 仕事や収入が不安定
    2. 時間を効果的に使える2. 補償面の不安
    3. 仕事を選べる3. 事務処理(確定申告等)

    Webエンジニアがフリーランスとして活躍できる職種の例として、Webエンジニアはもちろん、IT講師や技術ライターなどがあります。中でも、Webエンジニアのフリーランス案件は特に多い傾向です。
    年収アップを求めて、コードを書き続けたい場合は、フリーランスで活動するキャリアパスもひとつの道と言えるでしょう。


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    2.4 別職種への転向

    Webエンジニアから別職種へ技術的なスキルを活かして転向できる別職種をご紹介します。
    エンジニアのスキルやキャリアを活かせる職種は多数あります。
    どの職種でも言えることですが、キャリアは掛け算を行うことで、市場価値が上がります。

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    2.4.1 ITコンサルタント

    • 平均年収:516万円
    • ボリュームゾーン:450~600万円

    出典:2020年7月プロエンジニア ITコンサルタント正社員案件より算出

    ITコンサルタントとは「ITを活用して企業の経営課題を解決する専門家」です。
    ITコンサルタントを目指すためには、下記のようなスキルがあると良いでしょう。


    • 幅広い専門的知識
    • 最新のIT技術
    • 経営者(経営層・幹部)を納得させられるだけのコミュニケーション能力
    • 課題解決のための論理的思考力
    • プロジェクトチームを率いるマネジメントスキル

    ITコンサルタントは、残業が多く激務と言われることの多い職種ですが、経営課題を解決して大きな達成感を味わえるやりがいのある仕事で、高年収が期待できます。


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    2.4.2 プリセールス

    • 平均年収:627万円
    • ボリュームゾーン:500~600万円

    出典:プリセールス平均年収情報|DODA職種図鑑

    プリセールスとは、自社の製品やシステムなどの導入の際、技術的知識を活かして営業をサポートする職業です。
    IT技術に関する知識と並行して、営業としてのコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力が重要です。

    商材となるシステムのサンプルを見せてプレゼンする必要があるため、ITの開発経験や知識を他の現場でも活かしたいという人に向いている仕事と言えるでしょう。

    また、エンジニアの知見を裏付けとしてクライアントの課題解決に喜びを感じられる人や、売上を上げることにやりがいを感じられる人にも向いています。

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    2.4.3 社内SE

    • 平均年収:451万円
    • ボリュームゾーン:400~550万円

    出典:2020年7月プロエンジニア 社内SE正社員案件より算出

    社内SEとは、社内ITシステムのマルチプレイヤーとして、自社内のシステムおよびインフラの構築・管理業務を担当するエンジニアのことを言います。
    基幹システムやサーバーの運用保守、社内ネットワークの管理、各種アカウントやライセンス管理、社員に対するサポートなど、業務内容は企業により異なりますが、幅広く存在します。

    新しいシステムの開発に携わっていたいと考える人にとっては、物足りなさや退屈さを感じるかもしれませんが、自分が開発したシステムを継続して管理できるため、開発者として愛着を持って仕事ができ、充実感にもつながります。


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    2.4.4 IT講師、エンジニア採用コンサルタント、技術ライター

    平均年収
    • IT講師:600万円
    • エンジニア採用コンサルタント:367万円
    • 技術ライター:408万円

    出典:2020年7月プロエンジニア 正社員案件

    上記、どの職種においてもWebエンジニアの知識とキャリアは重宝されるでしょう。

    IT講師、技術ライターにおいては、エンジニアの知識は必須となります。
    エンジニア採用コンサルタントについても、技術的な知識があることによって、企業と求職者のミスマッチを防ぐことにもつながります。

    またいずれの職業も次のステップとして、フリーランスという選択肢も考えられます。
    ただし、全体的にWebエンジニアの年収相場よりも低めな傾向にあるため、副業として検討してみるのも良いかもしれません。


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    3. まとめ

    Webエンジニアのキャリアパスを考える際、目先のことだけに囚われ、キャリアを考えてしまうと、給与が伸び悩んだり、方向転換が難しくなってしまう可能性も。
    仕事を選ぶ判断軸は、給与以外でも、やりがいやワークライフバランスなど様々です。
    長期的に何を目指し、そのためにはどういったキャリアを積む必要があるのか、より早いうちに広い視野を持って考えてみてはいかがでしょうか。

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