クラウドエンジニアに人気の、Google Cloud認定資格(旧GCP資格)。この記事では、14種類(2026年1月時点)あるGoogle Cloud認定資格の概要から、試験の種類の一覧表、難易度、取得するメリットまで徹底解説します。
さらにGoogle Cloudのスキルを活かせるフリーランス求人案件の動向もご紹介。資格取得を検討中の方、Google Cloudのスキルアップを目指す方は必見です。
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1. Google Cloud認定資格(旧GCP資格試験)とは?
Google Cloud認定資格(旧GCP資格)はGoogleが公式で提供しているベンダー資格であり、試験ではGoogle Cloudに関する知識やスキルが問われます。
資格の難易度は3段階、計14種類に分かれており、種類によってはGoogle Cloudに関する知識以外にも、セキュリティやネットワーク、機械学習、データ分析など幅広い分野のスキルも必要です。
この資格を取得することで、Google Cloudや各分野に関する知識が一定以上あることを証明できます。また、クラウドに関するスキルの向上や収入アップ、任される仕事のレベルがアップするなどのメリットも期待できるでしょう。
1.1 Google Cloudとは
Google Cloud(旧GCP)とは、Googleが運営しているクラウドサービスのことです。Google Cloudを利用することで、Googleが運営しているYouTubeや検索エンジン、Gmailなどで実際に使われている技術を使用して、自社アプリの開発や運用などができます。
アプリケーションを開発・管理するためのサービスや、AIを構築するための機械学習サービスなど、幅広い用途のサービスを利用できる点が特徴です。
Google Cloudについて、さらに詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
1.2 Google Cloud認定資格に合格するメリット
この資格を取得することで、Google Cloudの各分野に関する知識が一定以上あることを証明できます。そのためクラウドに関するスキルの向上や収入アップ、任される仕事のレベルがアップするなどのメリットも期待できるでしょう。
またGoogle Cloudのエンジニアには、需要の増加が続いています。フリーランスとして独立を検討しているクラウドエンジニアの方にも、スキルの裏付けになるのでおすすめです。
1.3 認定資格の種類
Google Cloudの認定資格にはさまざまな種類があり、主に以下の3つに分類できます。
1.3.1 基礎的な認定資格
クラウド技術の基礎知識を証明する、入門レベルの資格です。
2026年1月時点で、次の2つの資格ロールがあります。
| Cloud Digital Leader | クラウドコンピューティングの基礎と、Google Cloudのプロダクトとサービスの使用方法に関する知識があることを示す |
|---|---|
| Generative AI Leader | Google Cloud の生成 AI サービスに関するビジネスレベルの知識を有しており、Googleのサービスを使って組織が AI を導入できると理解している |
■ 受験の前提条件
受験するにあたって、Google Cloudについての実践的な経験は不要です。エンジニア以外にも、ビジネスリーダーやプロジェクトマネージャーなど、クラウドに関わる全ての人に推奨されています。
試験は選択式で、オンラインでの受験も可能です。
2025年9月時点では英語のみの実施でしたが、日本語にも対応しました。
1.3.2 アソシエイト認定資格
アソシエイト認定資格には、次の3種類のロールがあります。
| Cloud Engineer | アプリケーションのデプロイ(配置)やオペレーションのモニタリング(監視)、ソリューション管理などができることを示す |
|---|---|
| Google Workspace Administrator | チームメンバーが安全かつ効果的にコラボレーションとコミュニケーションを行えるようGoogle Workspace の日常的な管理ができることを示す |
| Data Practitioner | クラウド コンピューティングのコンセプトに関する基本的な知識を持つほか、Google Cloud データサービスを使用した経験があると示す |
■ 受験の前提条件
受験するために必要な前提条件は特にありませんが、公式サイトでは「6か月以上のGoogle Cloudでの実務経験があること」が推奨されています。
1.3.3 プロフェッショナル認定資格
プロフェッショナル認定資格は、特定の専門分野における高度なスキルと知識の保有を証明する資格です。Professional認定資格は、専門分野別に9種類に分かれています。
| Cloud Architect | クラウドソリューションの設計、開発、管理における専門知識を証明する |
|---|---|
| Cloud Developer | スケーラブルで信頼性の高いアプリケーションを構築する専門知識を証明する |
| Data Engineer | データ処理システムの設計、構築、運用における専門知識を証明する |
| Cloud Database Engineer | データベースの設計、実装、管理、運用における専門知識を証明する |
| Cloud Security Engineer | クラウド環境のセキュリティに関する専門知識を証明する |
| Cloud Network Engineer | クラウドネットワークの設計、実装、管理における専門知識を証明する |
| Cloud DevOps Engineer | アプリケーション開発ライフサイクル全体を自動化・効率化する専門知識を証明する |
| Machine Learning Engineer | 機械学習モデルの構築、デプロイ、運用における専門知識を証明する |
| Security Operations Engineer | ワークロード、エンドポイント、インフラストラクチャに対するセキュリティ上の脅威を検出、監視、分析、調査し、対応する知識を証明する |
■ 受験の前提条件
資格の種類ごとに出題内容や試験の実施言語は異なりますが、受験する場合はどの資格も「3年以上の業界経験(Google Cloudの経験1年を含む)があること」が推奨されています。
2. 日本語での受験が可能なGoogle Cloud資格試験
Google Cloud認定資格にはさまざまな種類がありますが、中には英語でしか実施されていない資格もあります。しかし英語ではなく、日本語で受験したい人もいるでしょう。
以前は日本語対応は5つの試験のみでしたが、現在は12の試験が日本語に対応しています。2026年2月時点で日本語対応していない(英語のみ)のは、次の2つです。
• Cloud Database Engineer
• Security Operations Engineer
日本語に対応している中で、特に人気の資格を詳しくご紹介します。
2.1 Associate Cloud Engineer
Associate Cloud Engineerを取得することで、Google Cloud Consoleやコマンドラインを使用したプラットフォームベースの一般的なタスク実行や、Googleマネージドサービスでデプロイされたソリューションの管理などができるようになります。
Associate Cloud Engineerの試験で評価される能力は、以下の通りです。
• クラウドソリューション環境の設定
• クラウドソリューションの計画と構成
• クラウドソリューションのデプロイと実装
• クラウドソリューションの安定稼働の実現
• アクセスとセキュリティの構成
<試験の概要>
| 試験時間 | 2時間(更新試験:1時間) |
|---|---|
| 登録料 | $125(税別)(更新試験:$75) |
| 言語 | 日本語、英語、スペイン語、ポルトガル語 |
| 試験形式 | 50~60問の多肢選択(複数選択)式 |
| 試験の実施方法 | 遠隔監視オンライン試験、またはテストセンター |
| 前提条件 | なし |
| 有効期限 | 3年間 |
| 推奨される経験 | 6か月以上のGoogle Cloudの実務経験 |
2.2 Professional Cloud Architect
Professional Cloud Architectは、「Associate Cloud Engineer(アソシエイト認定資格)」よりも高難易度とされる「プロフェッショナル認定資格」にあたる資格です。
クラウド構築やGoogle Cloudに関する知識を活かして、可用性が高く堅牢・安全な動的ソリューションを設計・開発・管理できるスキルが身についていることを証明できます。
この試験で評価される能力は、次の通りです。
• クラウドソリューション アーキテクチャの設計と計画
• クラウドソリューション インフラストラクチャの管理とプロビジョニング
• セキュリティとコンプライアンスに対応した設計
• 技術プロセスやビジネス プロセスの分析と最適化
• クラウドアーキテクチャの実装の管理
• ソリューションとオペレーションの信頼性の確保
<試験の概要>
| 試験時間 | 2時間(更新試験:1時間) |
|---|---|
| 登録料 | $200(税別)(更新試験:$100) |
| 言語 | 日本語、英語 |
| 試験形式 | 50~60問の多肢選択(複数選択)式 |
| 試験の実施方法 | 遠隔監視オンライン試験、またはテストセンター |
| 前提条件 | なし |
| 有効期限 | 2年間 |
| 推奨される経験 | 3年以上の業界経験(GCPを使用したソリューションの設計と管理の経験1年以上を含む) |
2.3 Professional Cloud Developer
Professional Cloud Developerは、Googleが提供している各種ツールを使用して、スケーラブルかつ可用性の高いアプリケーションを構築できることを証明できる資格です。
他にもアプリケーションの設計やデプロイ、ビルド、テスト、管理などの知識も問われるため、アプリ開発中級者向けの資格と言えるでしょう。この試験で問われる能力は、以下の通りです。
• スケーラビリティ、可用性、信頼性に優れたクラウドネイティブアプリケーションの設計
• アプリケーションのビルドとテスト
• アプリケーションのデプロイ
• Google Cloud サービスの統合
• アプリケーションのパフォーマンス モニタリングの管理
<試験の概要>
| 試験時間 | 2時間(更新試験:1時間) |
|---|---|
| 登録料 | $200(税別)(更新試験:$100) |
| 言語 | 日本語、英語 |
| 試験形式 | 50~60問の多肢選択(複数選択)式 |
| 試験の実施方法 | 遠隔監視オンライン試験、またはテストセンター |
| 前提条件 | なし |
| 有効期限 | 2年間 |
| 推奨される経験 | 3年以上の業界経験(Google Cloudを使用したソリューションの設計と管理の経験1年以上を含む) |
2.4 Professional Data Engineer
Professional Data Engineerは、データ収集や分析、変換、公開するための知識が問われる資格です。
データに基づいた意思決定をするための知識も必要となるため、データエンジニア向けの資格と言えるでしょう。セキュリティやコンプライアンス、効率性などを重視したデータ処理システムの設計・構築・運用などを行うためのスキルも必要となります。
この資格試験で評価される能力は、以下の通りです。
• データ処理システムの設計
• データ処理システムの構築と運用化
• 機械学習モデルの運用化
• ソリューションの品質の確保
<試験の概要>
| 試験時間 | 2時間(更新試験:1時間) |
|---|---|
| 登録料 | $200(税別)(更新試験:$100) |
| 言語 | 日本語、英語 |
| 試験形式 | 50~60問の多肢選択(複数選択)式 |
| 試験の実施方法 | 遠隔監視オンライン試験、またはテストセンター |
| 前提条件 | なし |
| 有効期限 | 2年間 |
| 推奨される経験 | 3年以上の業界経験(GCPを使用したソリューション設計と管理の経験1年以上を含む) |
3. Google Cloud認定資格 最新のおすすめ勉強法
Google Cloud認定資格に合格するための勉強方法は、主に「書籍での学習」と「Google Cloud認定トレーニング」の2つです。それぞれの勉強方法について、詳しく解説します。
3.1 Google Cloud認定資格の参考書籍
書籍を使って勉強したい場合は、「Google Cloud認定資格Associate Cloud Engineer公式ガイド」がおすすめです。
「Associate Cloud Engineer」の資格に対応しており、価格は6,600円(税込)。本書籍の著者は、GoogleおよびAWS認定のエンジニアである「Dan Sullivan(ダン・サリバン)」氏です。
Googleの公式ガイドということもあり、以下のように幅広い内容が網羅されています。
• Google Cloud Platformの概要
• Compute Engine仮想マシンを使用したコンピューティング
• 仮想マシンの管理
• Kubernetesを使用したコンピューティング・クラスタの管理
• App Engineを使用したコンピューティング
• Google Cloud Platformでのストレージのデプロイ
• クラウドのネットワーキングDNS、負荷分散、IPアドレス
• アクセスとセキュリティの構成
上記以外にもさまざまな内容が網羅されており演習問題も付いているため、確実に合格率をアップしたい人におすすめです。
参照:Google Cloud認定資格Associate Cloud Engineer公式ガイド|インプレスブックス
3.2 Google Cloud認定トレーニング
レクチャーを受けながら勉強したい場合には、「Google Cloud認定トレーニング」を利用すると良いでしょう。
「Google Cloud認定トレーニング」とは、Google認定インストラクターのレクチャーを受けながら、クラウドやGoogle Cloud認定資格について学べる学習プログラムです。
学習方法としては、オンラインで自分のペースで学習できる「オンデマンドコース」や、対面でのレクチャーを受けられる「定期開講クラス」が用意されています。
以下のようにさまざまな学習プログラムが用意されているため、自身の知識・経験レベルに応じた内容が学べるでしょう。
• Googleプロダクト(Gmail、ドキュメント、ドライブ、Meetなど)の管理方法
• Google Cloudの基礎
• 機械学習と人工知能
• ネットワークとセキュリティ
• アプリケーションの構築、デプロイ、保守
4. Google Cloudの各種スキルが活かせる求人案件の動向
Google Cloud(旧GCP)に関するスキルを身につけることで、アプリケーション開発などの実務に活かすことが可能です。実際にGoogle Cloudの知識が必須とされている求人も多く、当サイト「プロエンジニア」に掲載しているフリーランス求人にも、以下のようなものがあります。
| 求人概要 | 【PHP/Laravel/AWS/GCP/Azure】システムエンジニア★官公庁の業務システム開発 |
|---|---|
| 職種 | Webアプリケーション |
| 業務内容 | 既存のWebシステムの改修および、電子納付機能の機能追加 |
| 必須スキル | ・設計工程から携わった経験
・PHPによる開発経験 ・Laravel経験 ・AWSやGCP、Azureなどクラウドサービス上での開発経験 |
5. まとめ
今回はGoogle Cloud資格試験の概要や種類、日本語での受験が可能な試験、おすすめの勉強法などについて解説しました。
Google Cloudの認定資格に興味のある方は、まず基礎的な認定資格である「Cloud Digital Leader」やアソシエイト認定資格の「Associate Cloud Engineer」の資格から挑戦すると良いでしょう。
クラウドに関する技術やGoogle Cloudの知識を身につけてスキルアップを図りたい方は、まずこのGoogle Cloud認定資格の合格を目指してみてはいかがでしょうか。
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