• システムアーキテクト試験とは?取得のメリットや難易度を解説します

    公開日:2022年06月10日 最終更新日:2022年06月10日

    システムアーキテクト試験とは、情報処理技術者試験において「高度区分試験」に分類される、専門性の高い国家試験です。その合格率はかなり低いと言われていますが、具体的にはどのくらいの難易度なのでしょうか。さらにその難易度を突破してまで合格を目指すメリットはどのようなものがあるのかなどを、解説したいと思います。

    1. システムアーキテクトとは?

    システムアーキテクト試験とは?取得のメリットや難易度を解説します【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    システムアーキテクトとは、システム開発の現場においてシステム化の対象とする業務内容の分析を始めとして、要件定義や基本設計など、設計の基礎となる部分を作る人のことです。さらにSEなどのエンジニアが詳細部分の設計を行う際に足並みがそろうよう、設計のルール作りなども行っています。

    なおアーキテクトとは本来は建築家(設計者)という意味であり、システムアーキテクトは「ITシステムの設計者」という意味を込めて呼ばれています。

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    2. システムアーキテクト試験とは?

    システムアーキテクト試験とは?取得のメリットや難易度を解説します【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    システムアーキテクト試験とは、国家試験である情報処理技術者試験の中でも最難関資格である「高度区分試験」のうちのひとつです。企業活動における情報システム戦略を正しく理解し、業務モデル全体を検討できる能力の有無が問われる試験となっています。

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    2.1 試験概要

    令和4年度春期について、システムアーキテクト試験の試験会場、受験料は次の通りです。

    試験会場 全国62都市で実施
    (試験会場の指定は不可。新型コロナウイルスの感染状況により会場が変更になる場合があります)
    試験の日程 毎年4月の第3日曜日に開催予定
    受験料 7,500円

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    2.2 試験日程

    システムアーキテクト試験は令和3年度以降、毎年4月に開催される春期試験で行われています。2022年6月時点で、次回の開催予定日は不明ですが、例年では第3日曜日に実施されています。2022年4月の受験申し込みは2022年1月11日(火)~ 2月1日(火)でした。よって2023年度に受験を考えている方は、2023年の1月頃に公式サイトをチェックすることがおすすめです。

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    2.3 午前I・午前II試験の内容

    午前I試験の出題範囲は、以下の表の通りです。

    さらに午前II試験はそのうちの「コンピュータ構成要素」「システム構成要素」「データベース」「ネットワーク」「セキュリティ」「システム開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」「システム戦略」「システム企画」の9分野(下表で黄色に色付けしている部分)から出題されますが、午前I試験と比べて難度の高い問題が出題されています。

    テクノロジ系 基礎理論 離散数学
    応用数学
    情報理論
    通信理論
    計測制御理論
    アルゴリズムとプログラミング データ構造
    アルゴリズム
    プログラミング
    プログラム言語
    マークアップ言語
    コンピュータ構成要素 プロセッサ
    メモリ
    バス
    入出力デバイス
    入出力装置
    システム構成要素 システムの構成
    システム評価指標
    ソフトウェア オペレーティングシステム
    ミドルウェア
    ファイルシステム
    開発ツール
    オープンソースソフトウェア
    ハードウェア ハードウェア全般
    ヒューマンインターフェイス ヒューマンインターフェイス技術
    インターフェイス設計
    マルチメディア マルチメディア技術
    マルチメディア応用
    データベース データベース方式
    データベース設計
    データ操作
    トランザクション処理
    データベース応用
    ネットワーク ネットワーク方式
    データ通信と制御
    通信プロトコル
    ネットワーク管理
    ネットワーク応用
    セキュリティ 情報セキュリティ
    情報セキュリティ管理
    セキュリティ技術評価
    情報セキュリティ対策
    セキュリティ実装技術
    システム開発技術 システム要件定義
    システム方式設計
    ソフトウェア要件定義
    ソフトウェア方式設計
    ソフトウェア詳細設計
    ソフトウェア構築
    ソフトウェア結合/ソフトウェア適格性確認テスト
    システム結合/システム適格性確認テスト
    導入
    受入支援
    保守
    廃棄
    ソフトウェア開発管理技術 開発プロセス手法
    知的財産適用管理
    開発環境管理
    構成管理
    変更管理
    マネジメント系 プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメント
    統合マネジメント
    ステークホルダマネジメント
    スコープマネジメント
    タイムマネジメント
    コストマネジメント
    品質マネジメント
    資源マネジメント
    コミュニケーションマネジメント
    リスクマネジメント
    調達マネジメント
    サービスマネジメント サービスマネジメント
    サービスの設計/移行
    サービスマネジメントプロセス
    サービスの運用
    ファシリティマネジメント
    システム監査 システム監査
    内部統制
    ストラテジ系 システム戦略 情報システム戦略
    業務プロセス
    ソリューションビジネス
    システム活用促進
    評価
    システム企画 システム化計画
    要件定義
    調達計画
    実施
    経営戦略マネジメント 経営戦略手法
    マーケティング
    ビジネス戦略と目標
    評価
    経営管理システム
    技術戦略マネジメント 技術開発戦略の立案
    技術開発計画
    ビジネスインダストリ ビジネスシステム
    エンジニアリングシステム
    e-ビジネス
    民生機器
    産業機器
    企業活動 経営組織論
    OR/IE
    会計財務
    法務 知的財産権
    セキュリティ関連法規
    労働関連/取引関連法規
    その他の法律/ガイドライン/技術者倫理
    標準化関連

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    2.4 主な受験者層

    システムアーキテクト試験は、年齢・学歴などを問わず、誰でも受験可能な試験です。なお前提条件で下位試験に合格しておく必要などもありません。

    ではどういった方に向いているのかというと、システム開発の上流工程を導く立場にある人、もしくは目指している人です。

    これまでに培った豊富な業務知識にもとづいて的確にシステム化の対象業務を分析し、顧客のニーズに適したシステムのグランドデザイン設計から完成までを主導する上級エンジニアを目指す方に最適な試験となっています。

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    3. システムアーキテクト試験の難易度

    システムアーキテクト試験とは?取得のメリットや難易度を解説します【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    そんな上級エンジニアが目指す試験であるこのシステムアーキテクト試験の難易度は高いと言われていますが、実際のところを合格率や他試験の比較を例に確認していきましょう。

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    3.1 システムアーキテクト試験の合格率・合格点

    日程 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
    平成21年度秋期 8,395 1,112 13.2
    平成22年度秋期 8,167 1,022 12.5
    平成23年度秋期 6,509 966 14.8
    平成24年度秋期 6,683 965 14.4
    平成25年度秋期 6,113 864 14.1
    平成26年度秋期 5,735 860 15.0
    平成27年度秋期 5,274 697 13.2
    平成28年度秋期 5,363 748 13.9
    平成29年度秋期 5,539 703 12.7
    平成30年度秋期 5,832 736 12.6
    令和元年度秋期 5,217 798 15.3
    令和3年度春期 3,433 567 16.5

    出典:統計情報|情報処理推進機構

    このように、システムアーキテクト試験の合格率は12~15%程度で推移しており、かなりの高難度試験と言えるでしょう。さらに申し込んだものの受けないという人が例年3~4割も存在しており、試験日までに計画的に勉強を進めておかなければ、受験するところまで到達できない試験のようです。

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    3.2 免除科目

    システムアーキテクト試験のうち午前I試験については、特定の条件を満たすことで免除されます。その免除条件は、次の通りです。

    • 応用情報技術者試験に合格後、2年以内であること

    • その他の高度区分試験に合格後、2年以内であること
    (上記は情報処理安全確保支援士を含む)

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    3.3 応用情報技術者試験とシステムアーキテクト試験の比較

    システムアーキテクト試験の難度を知るために、同機構が実施する応用情報技術者試験と比較してみましょう。
    経済産業省が定める「ITスキル標準(ITSS)」によると、システムアーキテクト試験および応用情報技術者試験の認定レベル、および各レベルで人気の試験は、次のようになっています。

    ITスキル標準:経済産業省が定めるIT関連能力を体系化したスキル指標

    ITSSの認定レベル 同レベルの主な試験
    エントリレベル
    (レベル2)
    基本情報技術者試験
    LPIC-2、CCNA、PHP準上級、ORACLE MASTER Silver など
    ミドルレベル
    (レベル3)
    応用情報技術者試験
    LPIC-3、CCNP、PHP上級、ORACLE MASTER Gold など
    ミドルレベル
    (レベル4)
    システムアーキテクト試験
    その他高度区分試験、情報処理安全確保支援士試験、CCIE、ORACLE MASTER Platinum など

    出典:ITスキル標準V3ダウンロード|情報処理推進機構

    このようにシステムアーキテクト試験は「ミドルレベル(レベル4)」、対する応用情報技術者試験は「ミドルレベル(レベル3)」に分類されており、共にミドルレベル(中級者向け)とされています。ただしIT全体の幅広い知識が問われる応用情報技術者の方に比べて、それぞれの専門分野を深く掘り下げて学ぶ必要のある高度区分試験は、やはりかなり難易度の高い試験と言えるようです。

    特に高度区分試験は実務経験者を想定した内容となっており、実務上の経験談などを交えてかなり長文の論文にあらわす文章力も必要となります。そのため知識を暗記しただけでは合格しにくい、難度の高い試験となっています。

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    4. 午前I・午前II試験の記述・論述問題の対策方法

    システムアーキテクト試験とは?取得のメリットや難易度を解説します【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    難易度が分かったところで、次は試験対策についてご紹介したいと思います。

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    4.1 午前I試験の記述・論述問題の対策方法

    多肢選択式である程度定番となっている問題が存在する午前I試験については、過去問の学習がとても有効です。実際に、過去問から多くの問題が再出題されています。なお応用情報技術者試験に合格することで免除されることからも分かるように、出題範囲は応用情報技術者試験とほぼ同じです。過去問も応用情報技術者試験から数多く出題された実績がありますので、午前I試験の過去問演習が一通り終わった方は、応用情報技術者試験の過去問を解くことをおすすめします。

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    4.2 午前II試験の記述・論述問題の対策方法

    午前II試験は、午前I試験と同じく多肢選択式の試験となっています。ですが午前I試験と異なる点として、次の2つが挙げられます。

    • 出題範囲が専門に関係するものに絞られ、より深い知識が問われる

    • 毎年出題される定番の問題というものがほぼない

    なお出題範囲となる9つの分野のうち、システムアーキテクト試験で重点分野に挙げられているのは「システム開発技術」「情報セキュリティ」「システム企画」の3つです。この3分野については出題数も多く、さらに難度も高めの問題が出題されますので、特に重点的な学習が必要となっています。

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    5. 午後I・午後II試験の記述・論述問題の対策方法

    システムアーキテクト試験とは?取得のメリットや難易度を解説します【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    午後は記述式で解答します。記述式の対策ポイントについて、ご紹介します。

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    5.1 午後I試験の記述・論述問題の対策方法

    午後I試験は大問4つの出題から2問を選び、十数文字~数十文字の短めの記述で答える問題です。まずかなりの長文で顧客業務の概要についての説明があり、それをどうシステムで対応することにしたか、という説明が続きます。この説明部分の記述がとても長いので、ただ読むだけではなかなか頭に残らないという方も多いのではないかと思います。

    そこでおすすめなのは、「先に設問を読んで何が問われているのかを把握してから、その答えを探すつもりで問題文を読む」という方法です。そうすることにより「どこを重点的に読めばいいのか」が分かるため、問題文を効率的に読むことができるのです。

    なお4つの大問から選択する2問を絞る際にも、設問を先に読む方法が有効です。問題文の中身を4つぶん把握するのは相当な時間がかかりますが、設問であれば4問全て確認して答えやすそうなものを探すという方法を取りやすいのではないでしょうか。

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    5.2 午後II試験の記述・論述問題の対策方法

    午後II試験については、大問3つの出題の中から1問を選んで解答する方式です。

    この試験が難関とされるゆえんは、その解答に必要な文章の文字数です。

    3つある設問のうち
    (ア)が800字以内
    (イ)が800字以上1600字以内
    (ウ)が600字以上1200字以内
    です。

    つまり最低でも1400字より多く書いた上で、さらに3600字以内に収めて記述する必要があります。試験時間が120分、かつ手書きであることを考えると、書き直している暇はありません。

    日頃から文章を書きなれていない方にはかなり厳しい戦いになりますので、対策としては「文章を書く」練習をすることが最重要です。

    設問は「あなたが携わったシステムの概要を述べて下さい」「あなたはどう分析してどう対応したか述べて下さい」「あなたはその中でどう特別な工夫をしたかを述べて下さい」というような、受験者のこれまでの経験を問う内容がメインとなっています。

    日ごろから業務で携わったシステムの概要を800字以内に要約して文章化したり、自分が検討した内容やその理由、工夫した点などを数百文字で表す練習をしておくと、何よりの試験対策となるのではないでしょうか。

    なお過去の試験では、問題文が始まる前に「論述の対象とするシステムの概要の記入方法」という説明がありました。この記入方法に反すると点数がもらえませんので、見落とさないように注意して下さい。

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    6. システムアーキテクト試験の資格を取得するメリット

    システムアーキテクト試験とは?取得のメリットや難易度を解説します【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    試験を実施するIPA(情報処理推進機構)がシステムアーキテクト試験に合格することで客観的に証明できるとしているのは、特に超上流工程からのシステム開発技術です。まだおぼろげな姿すら見えていない段階のシステムに構想段階から携わる力があると証明されることで、より業務の幅が広がります。また難度の高い試験であることからも合格することで一目置かれやすい試験であり、さらにその性質から上級エンジニアとしての道が開け、年収アップにつながりやすいというメリットもあります。

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    7. システムアーキテクト試験の資格取得後のキャリアパス

    システムアーキテクト試験とは?取得のメリットや難易度を解説します【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    システムアーキテクト試験の合格者は、「ITコーディネータ」などIT系の試験で一部科目の免除が受けられます。さらに意外に思われがちなのは「中小企業診断士」「弁理士」などIT関係以外の試験でも一部科目免除を受けられるという点です。

    このことから、例えばシステムアーキテクトと中小企業診断士を組み合わせることで「IT業界に強いコンサルタント」など、より専門性の高いキャリアプランを選択することが可能になるのです。

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    7.1 資格を活かせる仕事・案件の例

    システムアーキテクト試験合格者の方が資格を活かせる仕事や案件の例を、3つピックアップしてみました。


    ■ PM/PMO/ITコンサルタントの案件

    ECサイト構築(発注側IT課題解決)支援【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    発注側IT課題の解決にシステムアーキテクトの資格を活かすことのできる、ITコンサルタントの求人情報です。詳しくは、下の案件情報ページをご覧下さい。

    案件情報:ECサイト構築(発注側IT課題解決)支援|プロエンジニア


    ■ PM/ネットワークエンジニアの案件

    メール配信システム向けネットワーク設計構築【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    ネットワークについての深い知識を持った上でマネジメントを行うための人材を募集する案件ですが、ITコンサルタントやシステムアーキテクトの経験があるとなお良いとされている案件です。このようにシステムアーキテクトの知識があると、フリーランスとしてもさらなる高額報酬を期待することが可能です。詳しくは案件情報ページをご覧下さい。

    案件情報:メール配信システム向けネットワーク設計構築|プロエンジニア


    ■ PMO/PLの案件

    動画クリエイター向けプロジェクト実行支援【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    業務課題をシステムに落とし込むことができ、システム化の立案や改善策の提案ができる人材を募集するフリーランス向けの案件です。詳しくは案件情報ページをご覧下さい。

    案件情報:動画クリエイター向けプロジェクト実行支援|プロエンジニア

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    8. まとめ

    今回はシステムアーキテクト試験についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
    この試験は受験者の豊富な経験と高い文章力を問われるという、かなり難度の高い試験となっています。しかしそのぶん、合格すればIT技術者として確かな知識と経験を持っていることを証明することもできるのです。

    システムアーキテクト試験は、一度合格するとその肩書に有効期限のない試験です。近年価格が改定されましたが、それでもまだ一万円未満のお得な試験です。
    ベンダー試験と比較して受験料も控えめなので、我こそはという方は、一度実力を試してみてはいかがでしょうか。

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