• フリーランスからの再就職は難しい?独立後に正社員に戻ることはできるのか

    公開日:2024年08月12日 最終更新日:2024年08月12日

    「フリーランスになってみたいけど、一度正社員を辞めてしまったら再就職は難しくなるのかな?」と考えて、不安になっている方も多いのではないでしょうか。結論から言えば、フリーランスとしての「職務経歴」が充実していれば、通常の転職とほとんど違いはありません。ただ、面接でフリーランスになった理由や志望理由を聞かれた際には、答え方にコツが必要です。

    本記事では、フリーランスの再就職を取り巻く状況から、面接官に好印象を持ってもらえる志望動機や転職理由の考え方のコツについて、実際にフリーランスから正社員に再就職した方の体験談を交えてご紹介します。

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    1. フリーランスが再就職を検討する主な理由とは?

    ここ数年でフリーランス人口は急増していますが、それに伴って再就職を希望する人も増えています。中でもよくある3つの理由は、次の通りです。

    フリーランスからの再就職は難しい?独立後に正社員に戻ることはできるのか【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    それぞれ詳しく解説します。

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    1.1 経済的リスクを強く感じた

    「家のローンが通らなかった」
    「子どもの教育費が思いのほかかかりそうになった」
    「体調面に不安を感じた」

    これらのライフステージの変化や経済的リスクが浮き彫りになったとき、正社員への再就職を検討する方が多いようです。

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    1.2 案件が思うように取れない

    フリーランスは自分で仕事が選べる反面、自分で仕事を取る必要があります。そのため営業が苦手な方の場合、案件が思うようにとれない状況になることがあります。

    特に対人関係が苦手という方の場合、自己アピールと面談の繰り返しである営業活動に疲れてしまうケースも多いようです。

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    1.3 市場観の把握が甘く、独立そのものを後悔している

    フリーランスの売上は、市場の状況に大きく左右されます。案件の供給が少ない市場に対して受注したいフリーランスが多すぎると、案件がなかなか取れず、独立前に思い描いていたような売上につながらないこともあります。

    また市場によっては価格競争が起こっていて、案件あたりの単価が下がっている場合もあります。案件をたくさん受注できても労働時間に対して収入が見合うと感じられない場合、独立を後悔することになります。


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    2. 事実、フリーランスの再就職は難しい?厚労省の実態調査をチェック

    フリーランスそのものの動向を直接調査した公的データが見つからなかったので、今回は厚労省による転職に関する実態調査の結果をチェックしてみましょう。

     

    2.1 企業が転職者を採用した理由

    厚生労働省が発表した「転職者を採用した理由」のうち、フリーランスに多い「専門的・技術的な仕事」について、企業側の回答を紹介します。

    ■「専門的・技術的な仕事」の場合

    転職者の採用理由 回答割合(複数回答可)
    経験を活かし即戦力になるから 66.1%
    専門的知識・能力があるから 52.7%
    離職者の補充のため 44.6%
    職場への適応力があるから 26.7%
    新卒者の採用が困難であるため 10.3%
    幅広い人脈を期待できるから 3.9%
    親会社・関連会社からの要請のため 1.9%
    その他 4.9%

    「専門的・技術的な仕事」につく転職者を採用した理由の第一位は「経験を活かし即戦力になるから」で、3分の2の企業が採用理由に挙げました。次いで「専門的知識・能力があるから」も、半数を上回っています。これらはフリーランスを採用しない理由にはならず、むしろ実力のあるフリーランスには有利な状況です。

    一方で、フリーランスが敬遠されるかもしれない理由には「職場への適応力があるから」が挙げられます。フリーランスは自由な働き方に慣れているため、「自由の少ない職場に適応しにくいのではないか」と心配されるためです。しかしその割合は、30%弱にとどまっています。

    これらのことから、専門職のフリーランスの場合は職務経歴をしっかりと充実させておけば、再就職にも充分期待できると考えられます。

    ▶ 参考:転職者の採用理由|令和2年転職者実態調査の概況|厚生労働省

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    2.2 正社員経験なしで独立してから再就職するのはハードルがやや上がる

    ただ、その職種で正社員経験が全くない状態からフリーランスとして独立していた場合、正社員として再就職するのはややハードルが上がります。特にフリーランス期間が短い方の場合、経歴上は「正社員経験あり」より「フリーター」に近いと判断されやすいためです。
    (とはいえ、正社員経験がなくてもフリーランスで3年以上の経験があれば、高評価する企業が増えてきます)

    なお新卒、中途、フリーターなどの「経歴の違いで正社員登用時に優先順位をつけない」と答えた企業は、約50%です。

    フリーランスからの再就職は難しい?独立後に正社員に戻ることはできるのか【フリーランスエンジニア案件情報 | プロエンジニア】

    出典:フリーター等の活用についての調査研究事業 意識調査結果|厚生労働省

    逆に採用に優先順位があると答え、かつフリーターの採用に対して消極的な企業は、「採用要件に当てはまる人材が少ないこと」「スキルが劣る場合があるため」を理由に挙げています。

    このように職務経歴から「フリーターに近い」と判断される状況にある場合は、フリーランスのうちに充分なスキルを身に着けておくことが重要です。


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    3. フリーランスから正社員に戻る「再就職」のためにまず意識すべきこと

    フリーランスから正社員に再就職するために、初めに意識しておくとスムーズに進むことをご紹介します。

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    3.1 再就職にあたっての「求人探し」

    再就職にあたっての「求人探し」には、次のような4つのルートが代表的です。

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    それぞれのルートについて、詳しくご紹介します。

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    ◆ 現在や過去のクライアントに就職する

    現在や過去のクライアントの中に「ぜひ長く働きたい」と思った企業があったなら、中途採用を募集していないか聞いてみるのが有効です。そこから就職に繋がったというケースも数多くあります。

    職場の雰囲気も分かる上にこちらのスキルや人柄も知ってもらっているので、話がスムーズに進みやすいという利点もあります。心当たりの企業があるようなら、最もおすすめの方法です。

    また直接自分のクライアントでなくても、知り合いのフリーランスなどに良かったクライアントを紹介してもらい、その企業の採用情報を探して応募するというケースもあります。

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    ◆ ハローワークや就職情報サイトで、希望に合う求人を探す

    通常の就職・転職希望者と同じように、ハローワークや就職情報サイトで求人票を探して応募する方法もあります。

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    ◆ 転職エージェントで、自分に合った求人を紹介してもらう

    あらかじめ転職エージェントに相談して自分に合った求人を紹介してもらうことで、求人票を見ただけでは分かりにくいアンマッチを減らすことができます。何十件と就職活動を続けるのを避け、厳選したい方におすすめです。

    弊社サービス「プロエンジニア」では、正社員への再就職を目指すフリーランスエンジニアの方のご相談も承ります。

    再就職支援も無料で承っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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    ◆ SNSを活用し、SNS採用を行っている企業に応募する

    ソーシャルリクルーティングと呼ばれ、SNSを積極的に活用している人材に企業がオファーを出すという採用方法があります。逆に企業が拡散力の高いSNSを運用して人材からの認知度を高め、SNS上で応募してもらうというケースも。SNSを上手に活用している方におすすめです。

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    3.2 整合性のある志望動機を用意する

    上でも書いたように、フリーランスになった理由と、これから正社員になりたい(戻りたい)理由には、できる限り一貫性を持たせることが重要です。

    もちろん入社したい企業をなぜ選んだのかも、しっかりと伝えられるようにするのは新卒と同じです。その企業に入社したいからフリーランスをやめようと思ったなど、再就職の理由と志望動機にも一貫性を持たせられると、さらに好印象になります。

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    3.3 ネガティブな志望動機を避け、前向きに言い換える

    嘘はよくありませんが、例えば「健康面に不安が出たので正社員になりたい」など、ネガティブな志望理由は言わないようにするのが無難です。もし同じ内容であっても、前向きな表現に言い換えることがポイントです。

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    3.4 フリーランスの経験を「職務経歴書」に整理する

    職種やポストでなんとなく業務内容が予想できる会社員と違い、フリーランスは一体何をしているのか個人差が大きすぎて分かりにくいものです。そのため、自分の経験やスキルを伝えるための職務経歴書の準備が何よりも大事です。職務経歴書がしっかりしていれば、フリーランスでの業務経験は会社員同様にきちんと評価してもらえます。

    ポイントは、「チーム構成や業務内容をできるだけ具体的に書く」ことです。ただし実績公開が許可されていない企業もあるため、信用を損なわないためにも公開できる範囲を確認してから書くことも大切です。

    職務経歴書の詳しい書き方は、次の記事も参考にしてみてください。

    エンジニアのスキルシート実例|書き方と職種別テンプレートを紹介
    この記事では、エンジニア向けにスキルシート(職務経歴書)の書き方や、書く際に気をつけるポイントについて解説します。 エンジニアにとって、自分の持つ技術や経験を示すスキルシートは大変重要なものです。納得のいく転職活動を行うためにも、スキルシー…

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    3.5 組織やチームで働いた経験を「職務経歴書」に盛り込む

    重ねてになりますが、フリーランスであっても、たった一人で作業しているばかりではありません。プロジェクトのチーム体制や、そのチームの中での自分のポジションがよく分かるように職務経歴書を作ることで、組織で働いた経験をアピールすることができます。

    また会社員経験がある場合は、そこで問題なく仕事していたことをアピールすることも有効です。ただし会社員をやめた理由が「人間関係」である場合は組織に向いていないととらえられがちなので、他の前向きな理由を考えておいた方が無難です。

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    3.6 長く働きたい旨を伝える

    フリーランスを正社員として雇う場合に企業が懸念しているのは、「すぐにやめてしまうのでは?」という点です。「この会社で長く働きたいと感じたから正社員になりたい」など、志望理由と絡めることで自然に伝えられます。


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    4. フリーランスから再就職を目指す際、よく面接官に聞かれること

    ここでは、正社員を目指すフリーランスがよく面接の場で聞かれることと、それに対する回答例をご紹介します。

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    4.1「組織で働くことやマネジメント業務を行うことに抵抗感はないのか?」

    フリーランスは「自由な働き方」という印象が強いため、「組織で働くのが苦手だからフリーランスになったのでは?」と思われがちです。特に年齢が高い方や、長年フリーランスをしている方は、「今さら組織に入るのは難しいのでは?」と思われてしまいます。

    !対策案

    フリーランスになった理由が「働き方を自由に選べるから」以外であれば、そもそも組織で働くことに抵抗感がないことを独立理由に絡めて伝えることができます。

    もし「働き方を自由に選べるから」が理由でフリーランスになったのなら、正社員を目指すように事情が変わったことを説明できるようにしましょう。

    例えば育児や介護のため在宅勤務が必要だった場合には、次のように伝えることができます。

    見守りが必要な家族がいたため在宅勤務を希望しましたが、前職では認められませんでした。そのため転職を考えた際に、フリーランスという働き方があると知って選びました。しかしフリーランスを続けているうちに、自分には一つのチームで腰を据えて仕事をする方が合っていると気づきました。その後家族の状況が変わって外で働きやすくなったため、この機会にまた正社員になりたいと考えました。

    また、もし勤務形態が客先常駐など「フリーランスながら組織で仕事をしていた」のなら、その経験をアピールした上で次のように伝えることができます。

    以前常駐した案件でチームリーダーを任せてもらう機会があり、マネジメントに興味がわきました。そのため、よりマネジメントに関わることができる正社員になりたいと考えました。

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    4.2「独立の意思はもう無いのか?正社員になった後も副業はするのか?」

    フリーランスはフットワークが軽い印象をもたれやすいため、「組織が窮屈だったらまた独立すればいい、と考えているのでは?」と思われる場合があります。

    また本業は正社員になったとしても「副業をかなり本格的に行うのでは?」という印象も、もたれやすいです。

    !対策案

    上と同じく、「フリーランスになった理由」と「今後は正社員になりたい理由」を、明確に語れるようにしておきましょう。

    また副業を推奨している会社であれば、フリーランスのキャリアへの理解を得られやすいのでおすすめです。正社員入社後も副業でフリーランスを続けられる可能性が高いので、会社選びの時点で気をつけておくのも一案です。

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    4.3「会社員の給与はフリーランスより低い可能性があるが、問題ないのか?」

    フリーランスは各種の保険や保障が少ないぶん、月収の額面が高いです。実際にフリーランスが正社員と同等の生涯年収を稼ぐには「月額単価60万円は欲しい」という状況なのですが、この数字は額面だけなら正社員の手取り月収よりもかなり高く感じるため、給与が激減してしまった気分になりがちです。

    !対策案

    ボーナスを含めた月あたりの給与額面と比べたり、フリーランスを続けた場合の生涯年収を試算して、正社員の平均と比較してみることがおすすめです。

    会社員とフリーランスの手取りの実態について詳しく知りたい方は、次の記事も合わせてご覧ください。

    フリーランスの手取りの実態は?個人事業主の年収早見表&シミュレーション
    フリーランスや個人事業主が自分の収入を計算する方法と、代表的な条件での手取りを早見表でご紹介します。また、その手取りがもらえる「ITエンジニアの案件例」も、ご紹介します。 [widget] 1. フリーランスの手取り、単価ごと見込み額の早見…

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    4.4「具体的な実績は?」

    ここまででも書いたように、フリーランスの業務内容をよく知らない人はフリーランス期間を「定職についていなかった」と勘違いすることがあります。

    さらに機密保持契約によって、フリーランスは自分のポートフォリオにクライアントの実績をあまり詳細に書けないケースがあります。そのため自分の実績が伝わりづらいことがあり、面接官に違和感を持たれてしまう場合があります。

    !対策案

    職務経歴書には、自分の担当した内容だけでなく、チーム構成や担当範囲なども細かく書き込んでおきます。

    実績がそのまま公開できない案件でも、例えば社名やプロジェクト名を出さなければOKなど、公開可能な範囲がそれぞれあります。案件を受注した際には、面倒でもこまめにクライアントに確認しておくことがおすすめです。

    エンジニアのスキルシート実例|書き方と職種別テンプレートを紹介
    この記事では、エンジニア向けにスキルシート(職務経歴書)の書き方や、書く際に気をつけるポイントについて解説します。 エンジニアにとって、自分の持つ技術や経験を示すスキルシートは大変重要なものです。納得のいく転職活動を行うためにも、スキルシー…
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    5. フリーランスからの再就職で面接官に好印象を与える「志望動機」の例

    再就職の面接では、どういった志望動機を語れば好印象を与えられるのでしょうか。よくある4つのパターンをご紹介します。この中にご自身の経験に近いものがある場合は、ぜひ自分の状況に当てはめて志望動機を考えてみてください。

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    5.1「フリーランスのままでは経験できない業務内容に魅力を感じたため」

    志望する企業が作っているサービスや商品に魅力を感じた場合、次のような動機はポジティブな印象になります。

    フリーランスでは経験できない企画の段階から、より深く関わりたいと感じました。

    新卒と同じく、「なぜその企業を選んだのか」は重要な動機になります。志望する企業のホームページや製品は必ずよく調べて、惹かれる点を探しておいてください。

    その際には「このサービスがとても便利だったから」といったユーザー視点の感想ではなく、「このサービスを提供したいから」といった企業側の視点に立つと、より好印象につながります。

    またフリーランスと中途入社の両方を募集している企業の場合は、まずフリーランスとして案件を受注して職場の雰囲気を確認してから、担当者に「ぜひこの会社に入社したい」と伝える方法もおすすめです。志望動機に説得力が増す上に、自分のスキルをアピールすることもできます。

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    5.2「社員を大事にしていると感じたため」

    志望先が多様な働き方に理解がある企業である場合、次のような動機はポジティブに受け取られます。

    以前勤めていた企業は残業がとても多かったため、退職して勤務時間を選びやすいフリーランスになりました。しかし御社では時短勤務や休暇の取得が奨励されており、社員を大切にしていると感じたため、ぜひ御社で長く働きたいと考えました。

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    5.3「チームでのものづくりの楽しさに気づいたため」

    フリーランスで孤独を感じていた方の場合、次のような動機に説得力を持たせることができます。

    フリーランスとして受けた中には、フルリモートで一人きりで作業する案件と、チームで協力して作業する案件がありました。両方を経験したことで、私はチームで協力して作業する方により充足感を得られ、向いているのだと気づきました。

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    5.4「キャリアアップを考えた中で、マネジメントに興味が出たため」

    マネジメントに興味が出たため正社員になりたいと志望している場合、次のように伝えることができます。

    フリーランスで働く中でチームリーダーを任せてもらう機会があり、マネジメントに興味を持ちました。しかしフリーランスのままでマネジメントができる案件は、経験者しか募集がありませんでした。そのため、マネージャーとして着実にキャリアアップしていける正社員になりたいと考えました。


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    6. 面接官に「元々、会社員を辞めたのは何故?」と聞かれた際の切り返し方

    会社員経験がある方の場合、会社員を辞めてフリーランスになった理由には、できるだけポジティブな動機を用意しておきたいところです。「なぜ辞めたのか」より「これからどうしたいのか」に注目すると、ポジティブな表現に言い換えることができます。

    上の前向きな6つの「会社をやめた理由」について、それぞれに隠れる本音と、ここからつなげやすい志望動機をご紹介します。

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    6.1「効率的に仕事を進めることが評価される環境で働きたかった」

    長時間労働が辛かったので辞めた場合は、こう言い換えが可能です。これから志望する企業が残業の削減を掲げている場合、志望動機につなげることができます。

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    6.2「年功序列でなくスキルを評価してもらえる環境で働きたかった」

    給料が安かったので辞めた場合は、こう言い換えが可能です。実績重視を掲げている企業を志望する場合、志望動機につなげることが可能です。

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    6.3「様々な方と一緒に働くことで人脈を広げたかった」

    人間関係でトラブルがあったので辞めた場合は、こう言い換えが可能です。様々なメンバーと関わった経験は大きな糧になったとアピールすることができます。

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    6.4「さらなるスキルアップが可能な環境で働きたかった」or「新しいスキルにチャレンジしたかった」

    スキルを伸ばせそうになかったので辞めた場合は、こう言い換えが可能です。その結果フリーランスで得たスキルを活かせそうな企業を志望する場合、志望動機につながります。

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    6.5「家族のケアとキャリアの継続を両立できる環境を選択した」

    育児や介護、入院など、家族のケアとの両立が難しかったので辞めた場合は、こう言い換えが可能です。多様な働き方を推奨している企業を目指している場合、志望動機につなげることができます。

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    6.6「治療に専念しつつ無理なく仕事を続けられる環境を選択した」

    病気になってしまったので辞めた場合は、こう言い換えが可能です。合わせて「今は回復して健康面に心配はない」ことを、しっかりと伝えるようにしましょう。

    ただ精神的な病気だった場合、どう伝えてもネガティブにとらえられがちです。別のポジティブに言い換えられる理由のうち、実際に自分に当てはまると感じる理由を伝えることがおすすめです。

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    7.【体験談】フリーランスから再就職に成功した人の実例

    弊社サービス「プロエンジニア」を利用して、実際にフリーランスエンジニアから正社員へ再就職した方の体験談をご紹介します。

     

    7.1 フリーランスWebプログラマーから正社員へ転職した方の場合|上流工程から保守まで一貫して一つのサービスに携わるため

    年齢 21歳
    職種 Webプログラマー
    フリーランスになった本当の理由やきっかけ

    元々高校生の頃から趣味でプログラミングを行っていました。大学へ行くよりもプログラミングの仕事を個人でやってみたいという思いから、高校を卒業してすぐにフリーランスとして活動を開始しました。

    卒業当時は就職することも考えましたが、高校を卒業したばかりの自分を採用してくれるような会社はないだろうと思っていたため、就活はあえて行っていませんでした。

    フリーランスを選んだというよりは、フリーランスしか選べなかった感じです。

    フリーランスをやめて正社員を希望した本当の理由

    フリーランスでも十分にスキルを磨いていくことはできますが、任せてもらえる仕事は開発業務の一部のみという案件が多かったです。上流工程のコアのところに携わったり、開発に携わったサービスを継続して運用まで担当させてもらえるケースはこれまでになく、正社員であればそれが可能だと考え始めました。

    フリーランスとしても、基本的には請負元に常駐して働いていたため、正社員として勤務していくことに対してもあまり不安は感じていませんでした。

    実際に面接などで語った志望動機

    上流工程から携わり、開発したあとの運用にも携わっていきたいと考えています。

    また、フリーランスとして培ってきたプログラミングのスキルを活かしていくことができ、かつ技術的にも更に経験を積める環境で働きたいと考えています。そのため、モダンな技術を多く取り入れている御社であれば、共に実現可能だと感じました。

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    7.2 フリーランスSEから正社員へ転職した方の場合|リーダーになるため

    年齢 31歳
    職種 SE
    フリーランスになった本当の理由やきっかけ

    私はフリーランスになる前から、SEとして働いていました。その時の職場でフリーランスとして働いている人に話を聞いて「同じような仕事をしているのに稼げる金額がそんなに違うんだ!」と感じることがありました。

    「ならば自分もフリーランスとして独立すれば同じように稼げるのでは?」と思い、フリーランスになろうと思いました。

    フリーランスをやめて正社員を希望した本当の理由

    フリーランスとして、すでに5年ほど経験を積みました。幸いにもこれまでは順調に稼いで来られたのですが、「このまま案件を獲得し続けていくこと、つまり自分自身を営業し続けていくことを、一体いつまでできるだろうか?」と、30歳を超えた辺りから考えはじめました。

    最初は好奇心で正社員の求人を見始めたのですが、気になるところを調べるなどしている中で、どうやら30代後半になると正社員として就職することはかなり厳しくなってくると感じました。そこで30代前半の今のうちに長く勤めていけそうな会社へ正社員として入社することで、その後も安定的なキャリアを築いていけると考えました。

    実際に面接などで語った志望動機

    年齢的にも「一人の技術者」というより、組織の中でマネジメントを行い、後輩育成なども行っていくような立場になりたいと思うようになりました。

    御社のホームページには、リーダーへのキャリアパスについても明確に記されておりました。そのため、御社であれば私のやりたいことが実現できると感じました。直近はフリーランスでしたが、PLの右腕のような形で上流から一通りの業務を経験しています。御社に入社しましたら、その経験を活かしていけると考えています。

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    7.3 フリーランスプログラマーから正社員へ転職した方の場合|リーダーになるため

    年齢 28歳
    職種 プログラマー
    フリーランスになった本当の理由やきっかけ

    長くフリーターをやっておりお金に困っていたので、インターノウスのプログラマカレッジを受講して正社員のエンジニアになりました。

    しかし正社員として3年働いても給与がなかなか上がらないことにもどかしさを感じ、結婚をきっかけにフリーランスになることを決意しました。家族が増えるため収入を増やしたいと思ったことが、フリーランスになった一番の理由です。

    フリーランスをやめて正社員を希望した本当の理由

    フリーランスとして働く中で、30歳を前に将来の安定を考えるようになりました。フリーランスは収入は多いですが、正社員として働くことのメリットも感じるようになり、正社員に戻りたいと考えるようになりました。

    転職するなら20代のうちがいいと考えたため、すぐに転職活動を始めることにしました。その際、プログラマカレッジで対応がよかったインターノウスさんに、今回もお世話になることにしました。

    実際に面接などで語った志望動機

    フリーランスになってからは(中略)などの開発に携わりました。その中で、リーダーとして小さなチームを率いる機会をいただきました。

    そのときのチームリーダー経験から、今後はチームをまとめられる人材として成長していきたいと感じ、リーダーとしてのキャリアを積める正社員になりたいと考えました。

    弊社インターノウスが運営するフリーランスエンジニア向けサービス「プロエンジニア」では、正社員への再就職を目指すフリーランスの方のご支援も行っています。
    面接時に好印象を持ってもらえる志望動機の言い換えや、より効果的なスキルシートの書き方についても、弊社キャリアコンサルタントが無料でご相談を承ります。

    再就職支援も無料で承っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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    8. 再就職に向けた転職活動の前に、考えておきたいことチェックリスト

    これから転職活動を始める方へ、その前に一通り確認しておきたいことをチェックリストにしてみました。このリストが全て埋まるかどうか、ぜひ一度確認してみてください。

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    9. まとめ

    フリーランスという働き方は自由度が高いという特徴がありますが、それが全ての方に向いているとは限りません。もし自分には正社員の方が向いていると感じたら、早めの決断がおすすめです。

    弊社が運営するフリーランスエージェント「プロエンジニア」のキャリアコンサルタントが、あなたに最適なフリーランス案件探しだけでなく、正社員への転職活動も全力でサポートいたします。これから正社員へ転身したいと考えている方も、ぜひ一度プロエンジニアにご相談ください。

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