• システムエンジニア(SE)の志望動機、就職や転職活動で使える例文とポイントをまとめました

    公開日:2017年07月27日 最終更新日:2021年12月24日

    システムエンジニアを目指す方に向けて、悩みがちな志望動機の作成ポイントと例文をまとめました。
    人気職種として挙げられる社内SEと、システムエンジニアの違いなどにも触れていますので、これからシステムエンジニアになりたいと考えている方は是非チェックしてください。

    1.履歴書における志望動機の位置づけ

    履歴書には、自分の様々なデータを記載します。

    氏名、住所、学歴、職歴など、書く内容が決まっているものから、志望動機(自己PR)や本人希望記入欄など企業によって記載する内容が異なるものがあります。

    言い換えれば、履歴書における志望動機(または自己PR欄)というのは、最も応募者の意欲を企業にアピールすることができる部分です。

    また、人により記載内容も異なる箇所ですので、その人がどのような人物であるか、どのような思いで応募してきたのか、企業が採用したいと考えている人材と合っているかどうかを判断するための最適な項目となります。

    就職活動、および転職活動においては、志望動機が最も重視されますので、使いまわしやコピーなどは避けるようにし、企業に対する自分の熱意を、自分の言葉で伝えるようにします。

    2.システムエンジニアとは

    2.1 システムエンジニアとはシステムの設計、開発、テストを行うエンジニア

    システムエンジニアはSE(エスイー)とも呼ばれ、システム開発を行う様々な工程を担うエンジニアです。

    どのようなシステムを作成するかを検討する企画から始まり、そのシステムの実現にはどのような機能が必要かを設計します。

    設計の内容は「基本設計書」や「画面設計書」、「詳細設計書」などに文書化する他、出来上がったシステムが設計書どおりに動作するかのテストも行います。テストは最小単位の機能である単体テストから上流工程へ、結合テスト、システムテスト、運用テストを実施します。

    完成後は実際に顧客の現場へデプロイし、安定稼働した後は顧客からの問い合わせ対応や、システムの使用方法をレクチャーしたりします。

    また、システム開発は基本的にプロジェクト単位で稼働しますので、プロジェクト毎の進捗管理工数管理も含まれます。

    顧客への提案(プレゼン)のスキルから、折衝能力などのコミュニケーションスキル、プロジェクトマネジメントの他、詳細なシステム要件を正確に文書化するスキル、担当するシステムのあらゆる面での製品知識などが必要です。

    2.2 システムエンジニアとプログラマーの違い

    一見、システムエンジニアとプログラマーは同じ職種と思われがちですが、厳密には業務内容が異なります。

    システムエンジニアは前述のとおり、プログラミング以外のシステムの企画から完成後のフォローまでを一貫して担当するのに対し、プログラマーは上がってきた設計書を元にプログラミング言語でプログラミングを行う職種です。

    プログラマーは、開発環境を構築し、設計書を元に必要な機能をプログラミングします。

    開発環境に合わせたプログラミング言語を習得する必要があるだけでなく、データベースやSQLの知識、HTMLやCSS、JavaScript、フレームワークアーキテクチャの知識等、必要とされるスキルも様々です。

    一方、システムエンジニアの業務では、プログラミングはプログラマーに任せるものの、機能の実現可否を設計する際や、機能要件を顧客へ提案をする場合などには、技術的な知識は必要不可欠となります。

    システムエンジニアを志望している場合であっても、まずはプログラマーから実務経験を積み。システムエンジニアへとスキルアップしていく流れが一般的となっています。

    3.社内SEとは

    3.1 社内SEとは社内のシステム、ITインフラの管理を行うエンジニア

    社内SEとは、自社の情報システム部門で社内のITインフラやシステムの管理を行うエンジニアです。

    開発業務は外注することがほとんどのため、社内SEはその進捗管理や品質チェックなどのマネジメントが主となります。

    社員からのPCに関する問い合わせ対応や、社員の要望に合わせて自社システムの更改したり、人事異動に合わせて社内インフラを整えたりなど、企業によっても社内SEの業務範囲は様々です。 

    PCの知識からインフラ、システム開発、マネジメントなど幅広いスキルを身に着けられる他、経営層の視点から社員の意見をまとめたり、チームメンバーとのコミュニケーション能力なども必要となります。

    社内SEについては、こちらの記事でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
    関連記事: 社内SEとは?仕事内容から必要なスキル、転職活動での志望動機、資格まで解説

    3.2 社内SEとシステムエンジニアの違い

    一般的なシステムエンジニアとは、対顧客であり、プロジェクト毎に様々な顧客のシステム開発を担当します。

    プロジェクト期間は数か月~年単位になるものもあり、顧客先に常駐したり自社で開発するなど開発スタイルも様々です。

    プロジェクト毎に必要とされる業務知識、技術スキルも異なるため、多くの業種や技術スキルを経験することができます。

    一方社内SEは、対自社であるため、常に自社に勤務してその企業のシステムに特化した業務を行います。

    前述のとおり、業務内容は多岐にわたるものの、社内システムを一度把握できてしまえば定型業務になりがちな部分もあり、新しい技術に触れられる機会が少なくなることも懸念されています。

    4.システムエンジニアの志望動機のポイントは3つ
     「なぜその企業なのか」「経験とスキル」「どんな仕事をしたいか」

    4.1 なぜその企業でなければいけないのか

    まずは、他の企業ではなく、なぜその企業でなければいけないのかです。

    志望動機が曖昧だと、「それはうちでなくても他の企業でも良いでしょう」と思われかねません。

    これからどのような仕事を行っていきたいのかという自己分析と、企業研究をしっかりと行う必要があります。

    「自分には〇〇の夢があり、そのためには貴社の××サービスを広めることでなければ実現できない」と言った、自分の志と企業のビジョンが一致していることが大切です。

    4.2 企業で活かせる経験やスキルをアピール

    次に、企業で活かせる経験、もしくはスキルです。

    入社した後に自分がどのような部分で企業に貢献できるのか、これまでの経験や、持っているスキル、将来を見据えて自分で学んでいる内容などがあれば積極的にアピールしたいところです。

    書面に記載するだけではなく、実際に自分で組んでみたプログラムがあればそれを面接の場に持参する方法もありますし、これまで得た技術情報をWebでまとめて公開しておくなど、アピールの仕方も様々です。自分の技術スキルを可視化して実際に見せることで、企業にレベルを把握してもらいやすくなります。

    またシステムエンジニアは、プレゼンやコミュニケーションスキルが高いことも重宝されますので、面接での受け答えでアピールできるのはもちろんのこと、コミュニケーションスキルを向上させるためのコミュニティに定期的に参加しているなど、自発的に活動していることがあれば説得力も上がります。

    4.3 その企業でどんな仕事をしたいのか

    最後は、その企業に入社したらどのような仕事をしていきたかというビジョンです。

    企業は、長く戦力になってくれる人材を求めています。その企業で実現したい業務内容や情熱を伝えることが大切です。

    5.社内SEの志望動機は「なぜ社内SEなのか」も重要なポイント

    5.1 基本ポイントはシステムエンジニアと同じ3つ

    社内SEもシステムエンジニアである以上、志望動機のポイントは前述したシステムエンジニアのポイント3つと基本的には同じです。

    「なぜその企業なのか」、「活かせるスキル」、「どんな仕事がしたいか」について、具体的なエピソードと共に伝えるようにします。

    特に社内SEは、常にその企業のシステムに携わる仕事ですので、なぜその企業なのかは非常に重視されます。

    5.2 「なぜ社内SEなのか」は重要

    加えて社内SEの場合は、「なぜ社内SEという職種を選んだのか」も重要な部分です。

    社内システムのエキスパートとして腰を据えて働きたい、社員からの声が直接届くためユーザを身近に感じられることにやりがいを感じる、などの理由に加えて、自分なりのエピソードがあると印象も変わります。

    5.3 徹底した企業研究がカギ

    なぜその企業なのか、なぜ社内SEなのか、2つの理由を明確に説明するには、徹底した企業研究が欠かせません。

    企業の求める人材像や業務内容と、自分のスキル等を考えたとき、その企業の社内SEだからこそ自分が貢献できることは何かを見出すことがポイントです。

    6.面接で志望動機が聞かれる理由

    面接で志望動機を聞かれて、履歴書やエントリーシートに記載している内容と同じことを述べてしまうのは、せっかくのチャンスが台無しになってしまいます。

    書類を見ればわかることをわざわざ面接で聞くのには理由があります。

    面接は、直接会って会話をすることで、企業と応募者の間でお互いの不明点の擦り合わせを行う場です。企業から見ると、「どんな人なんだろう」「この企業に対してどれだけの熱意を持っているのだろう」という疑問を、様々な質問を通して把握していきます。

    面接で志望動機を聞く理由とは、会話から生まれる、履歴書などの書面だけでは伝わらないその人の人柄や、これまでの人生経験を含め、どれだけこの企業に入りたいと思っているのかという志望度合いを知りたいという意図があります。

    ですので、面接で志望動機を答える際は、応募に至ったきっかけから、なぜその企業でなければいけないのか、どんな貢献をしていきたいかなどの熱意を、具体的な経験談を交えて伝えると良いと思います。

    7.会社説明会におけるチェックポイント

    会社説明会は、業務内容や社風などについて、実際に働いてる社員から直接聞くことができるなど、企業と接点を持つことができるチャンスです。

    説明会では必ずメモを取るようにしておくと、後々見返すことができます。

    チェックポイント① 事前に質問事項を洗い出しておく

    会社説明会は、ホームページや求人情報だけでは把握できない部分を確認するための機会ですで、事前に調べられる部分は調べておき、質問したい内容をリストアップしておきます。

    説明を聞く際の指針にもなりますので、企業情報の予習は必ず行うようにします。

    チェックポイント② その企業の強みは何か

    その企業の特長をチェックします。

    特定のサービスのみに特化して展開している企業もあれば、幅広くオールラウンダーであることを強みとする企業もあります。企業の強みを把握することは、企業研究の第一歩であり、なぜその企業を選んだかという志望動機にもつながります。

    チェックポイント③ 採用したい人材像

    未経験でもOKなのか、経験者採用であれば、スキルの度合いやマインド重視かなど、どのような基準で採用を行っているのかなどを細かくチェックします。企業が求める人材像が理解できれば、自分に足りないものも把握できるだけでなく、企業が自分とマッチしているかを確認することもできます。

    8.システムエンジニア、社内SEへの就職、転職におすすめの志望動機例文

    8.1 システムエンジニア(SE)へ就職する場合

    〇年間、プログラマーとして従事しておりましたが、プログラミングの一部分だけではなく、上流工程からシステム開発に携わるシステムエンジニアになりたいと思うようになりました。

    貴社は独立系であり、大規模案件も多くあることから、分野にとらわれない様々な業務知識と開発経験を得られることができると思いました。

    特に貴社独自の〇〇サービスは国内シェアも多く、システム開発だけなくアフターフォローまで担当できることは大変魅力で、開発から保守までをトータルにサポートできるシステムエンジニアとして成長したいという私の思いが実現できると思い、志望させていただきました。

    8.2 社内SEへ就職する場合要

    貴社の運営するサイトの一つである〇〇サイトは私も普段よく利用させていただいております。画面遷移について問い合わせをしたところ、私の意見を反映し更改してくださり、ユーザー視点に立ったサイト運営方針であることがとても印象深かったことを覚えています。

    前職ではシステムエンジニアとして一連のシステム開発の経験と、マネジメント職の経験があります。基幹システムのパッケージ開発の経験もありますので、業務知識や開発スキルを活かし、貴社の社内システムの企画から運用管理まで一貫して携わることで、サイトの活性化にも貢献したいと考え、志望いたしました。

    9.まとめ

    IT業界でエンジニアは常に人手不足が叫ばれています。

    開発業務は大変なこともある一方で、システムが完成した時の達成感は、他にはない喜びがあります。モノ作りに携わりたい、世の中を仕組みをITで支えたい方などは、ぜひシステムエンジニアにチャレンジしてみてください。

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