スクラムマスターにおすすめの資格は3つだけ【コスパ良し】

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    公開日:2020年10月05日 最終更新日:2020年10月05日

    スクラムマスターになりたい、おすすめの資格が知りたいという疑問にお答えします。今回は「費用対効果が高いか」「体系的にアジャイル開発のスキルが身につく内容か」「実用的な内容か」の3点を満たした有用な資格を3種類ご紹介するとともに、それぞれの効果的な勉強方法も合わせてお伝えします。

    1. 【スクラムマスター向け】スクラム関連おすすめ資格まとめ

    1.1 スクラム開発とは

    スクラム開発とは、アジャイル開発のひとつです。スクラムというチームを組んで、最終決定権と責任を持つプロダクトオーナー・チームメンバーを管理し、円滑にプロジェクトを進める責任を持つスクラムマスターといったそれぞれの役割を決めて、開発を進めて行く手法です。

    スクラム開発では、開発の携わる全ての人を「チーム」と呼び、チーム一丸となって最大限の価値を提供するという考えに重点を置いています。

    スクラムマスターの役割については以下の記事も参考にしてください。

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    1.2 スクラムマスターとは

    スクラムマスターは、チームメンバー全体の管理者として、開発のメンバーのサポートを行うとともに、外部の関係者にもスクラムの価値を理解してもらうように働きかけます。

    メンバーやプロジェクトに問題が生じた場合は、どのような問題がチームにあるのか、円滑に進んでいない要因はどこにあるのか等を整理して、成果を最大限に活かすように注力します。

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    1.2.1 スクラムマスター向け資格にはどのような種類がある?

    スクラムマスターに特化した資格としては、3種類あります。

    • 認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®:CSM®)
    • PSM(Professional Scrum Master™)
    • LSM(Licensed Scrum Master)

    また、アジャイル全般であれば、アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験もあります。
    詳細は、以下の記事をご覧ください。

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    1.3 スクラムマスター関連のおすすめ資格選定基準

    スクラムマスター関連のおすすめ資格選定基準としては、3つあります。

    • 費用対効果
    • 体系的にアジャイル開発のスキルが身につく内容か
    • 実用的な資格か

    資格の種類によっては、実務に役立たない資格も多いです。今回は「費用対効果が高いか」「スキル向上できるか」「実用的か」の3つを満たした資格をご紹介します。

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    1.3.1 費用対効果

    アジャイル開発は「経験主義」の側面があり、「やってないことは分からないし、将来のことは約束できない」という考え方が基本です。なので、開発中に何度も、スプリントごとに見積もりを行います。

    この考え方は資格においても同様で、スクラムマスター向け資格は研修を伴うものが主流です。研修+資格のため、一般的な座学試験と比較すると取得費用は高額になりやすく、よって費用対効果も重要となります。

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    1.3.2 体系的にアジャイル開発のスキルが身につく内容か

    体系的にアジャイル開発のスキルが身につく内容であるかも非常に重要です。試験にかかるアジャイル開発に関する内容を体系的に学べる学習書やチュートリアルサイト、もしくは研修などが用意されているかなどが挙げられます。

    例えばこれまで個人開発やウォーターフォール開発の経験しかないエンジニアでも、資格の勉強を通じてアジャイル開発の思想や、イテレーションの回し方、ベロシティの計測の方法などを学び、実践に活かせるような内容になっているかという点も重視するようにしましょう。

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    1.3.3 実用的な資格か

    資格の勉強内容が実用的であるかどうかも重視したいポイントです。

    結論から言えば、認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®:CSM®)かLSM(Licensed Scrum Master)を取得するのが2020年現在は一番おすすめです。いずれも数日にわたる研修・トレーニングに参加した上で、試験を受験する形式です。

    CSMは最もメジャーと言われている認定資格で、CSMを取得するとさらに上位資格へとステップアップ可能です。ただし研修が厳しく、トレーナーに資質がないと判断された場合は研修終了後に試験を受けられないという厳しさがあります。トレーナーが受講者に厳しく接するのが研修の特徴で、精神的に弱い人にはおすすめしないとの声があります。

    LSMはKDDIなどが参加した合弁会社の主催で、ワークショップが「楽しい」「面白い」という声が多いです。

    好みや目的に合わせて、どちらを受験するか選ぶと良いです。
    両者はアジャイル関連の資格としても人気があります。

    詳細は、以下の記事をご覧ください。

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    2. 認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster®:CSM®)

    出典:Odd-e Japan

    認定スクラムマスターは、数あるスクラムマスターの中で最もメジャーな資格です。アジャイル開発の理解を深めたい・スクラムマスターの資格を取りたいと思っている初心者の方は、まずはこの資格から上位の資格にステップアップしていきましょう。


    資格名Certified Scrum Master(CSM)
    試験開催時期研修終了後
    受験方法HPから申し込み
    料金30万円(税込)
    公式HPOdd-e Japan

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    2.1 認定スクラムマスターの難易度

    Certified Scrum Master(CSM)の研修を受講し、研修+テキスト+演習をこなします。研修を途中で離脱したり、トレーナーから適性がないと判断された人物は資格試験の受験自体ができなくなります。特に演習パートは非常にハードで、スクラム未経験・未学習の場合は気合を入れて研修の受講と復習をする必要があります。合格率は非公表です。

    試験そのものの難しさ以上に、研修全体のハードルが高めに設定されており、トレーナーは論理的に弱い箇所や穴がある箇所の演習を通じて徹底的に指摘し、特にグループによる演習を重視します。初日に課題が出され、課題解決の方法を話し合い、グループワークで「全員が合意する」状態に導き、ステークホルダー(研修においてはトレーナー)に内容を判断してもらうのが一連の流れとなります。

    講師は基本的に厳しいスタンスを取り、わざと意見出しや、ファシリテーションのための雰囲気づくりを難しくする態度をするので、スクラムマスターとしてそのような状況下でどう動くべきか徹底的に考え抜く必要があります。

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    2.2 認定スクラムマスターの料金・費用

    料金は30万円(税込)です。

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    2.3 認定スクラムマスターの勉強方法

    スクラムに対する基礎知識はあることが前提です。スクラムガイドでは、スクラムとは以下のように定義されています。「スクラムとは、以下のようなものである。– 軽量 – 理解が容易 – 習得は困難」。スクラム未経験・未学習の場合にはCSMではなくとも、アジャイルソフトウェア開発技術者認定試験を受け、基礎固めすることで知識自体は早い段階で身につくでしょう。

    多少なりとも実務経験や知識が伴ってきたら、研修に参加すると良いです。認定スクラムマスター(CSM)は、スクラムマスターとはどのような存在であるのか、マインドセットを徹底的に固めるもの。チームの誰よりも論理的に物事を考えられなければならない存在で、なおかつチームの合意を得られる存在でなくてはならないため、スクラムマスターとしての在り方を極めていきたい人におすすめです。

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    3. PSM(Professional Scrum Master™)

    出典:scrum.org

    PSM(Professional Scrum Master™)は、Scrum Org. によるスクラムマスターの認定資格で、圧倒的に低コストで受講ができます。CSMの1/20、LSMの1/13程度の費用で認定資格が取得可能で、CSMやLSMでは参加必須のトレーニングへの参加が必須ではありません。

    またPSMには有効期限がなく、CSMは2年で有効期限をむかえるため、2年毎に更新料$100が発生します。知識の裏付けとなる認定資格は欲しい(腕試ししたいなど)が、スクラムマスターとしての在り方を極めるというよりはゼネラリスト志向の人や、コストを抑えたい人におすすめです。


    資格名PSM(Professional Scrum Master™)
    試験開催時期特になし
    受験方法HPから申し込み
    料金$150(約1.6万)
    公式HPscrum.org

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    3.1 PSMの難易度

    研修・トレーニングへの参加が必須ではないため、CSMのような研修そのものの精神的・肉体的なハードさなどは特にないといえます。

    一方で資格試験そのものの難易度はCSMより高く設定されており、CSMが正答率75%と言われているのに対し、PSMは85%以上。スクラムガイドをしっかり読み込むなど事前対策が必要です。また英語で受験することになるため、英語力が足りない人にはより難しいでしょう。

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    3.2 PSMの料金・費用

    PSMの料金は150ドルです。日本円に換算すると、約1.6万円で受講できます。

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    3.3 PSMの勉強方法

    Scrum.orgではOpen Assessmentという何度でも受けられるプレテストがあり、問題傾向を把握できます。さらには英語力向上のため、スクラムガイドを英語で読み込むなど対策するのがおすすめです。
    合格をより強固のものにしていくため、Udemyの対策コースの練習テストと、PSM I™ Preparation Quiz – Real Modeを2~3周して95~100%の正答率を取れるようにしておくと良いでしょう。

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    4. LSM(Licensed Scrum Master)

    出典:Scrum Inc. Japan

    Scrum Incによるスクラムマスターの認定資格です。Scrum IncはKDDI株式会社、株式会社永和システムマネジメントとScrum Inc.の3社での合弁会社によるものです。

    スクラム経験有無に関係なく、誰でも受講可能なのが特徴で、研修を受けたのちにメールでWebサイトへのログイン情報が届き、サイト上で試験を受けて合格すると資格が得られます。不合格の場合でも25ドルで再度受験可能です。


    資格名LSM(Licensed Scrum Master)
    試験開催時期研修終了後
    受験方法HPから申し込み
    料金20万円(税抜)
    公式HPScrum Inc. Japan

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    4.1 LSMの難易度

    研修が終了するとメールでサイトURLが送られ、試験を受けることができます。四択問題が30問あり、全問解答するとすぐに結果が表示されます。

    75%以上の正解で合格です。不合格の場合でも2回目をすぐに受けられるため、試験そのものの難易度はそれほど高くないといえます。スクラム未経験者も受講可能の研修で、系統立ててスクラムを学べるため研修の内容が身についていれば1回~2回の受験で合格できる可能性は高いです。

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    4.2 LSMの料金・費用

    料金は20万円(税抜)です。

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    4.3 LSMの勉強方法

    試験内容自体は研修で内容を網羅している&再受験が即時可能なため、研修の内容が定着していれば問題なく解けます。スクラム開発が完全未経験の場合は、『スクラム実践入門 ── 成果を生み出すアジャイルな開発プロセス』などで予習推奨です。

    また個人開発&小さなことでも構わないので、開発に取り入られる箇所は取り入れてみると良いでしょう。例えばスクラムではありませんが、かんばん方式を個人開発に取り入れ、Trello管理をしてみるなどです。

    参考:個人開発をアジャイル開発で Kanban × Trello|Qiita

    アジャイルやスクラムの経験が半年程度ある人であれば、同程度のキャリアの参加者も多く参加する研修のため、自社のアジャイルやスクラムの取り組みについて意見交換するとより理解が深まるでしょう。グループワークだけでもかなり理解が深まるといえます。

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    5. スクラムマスター向け資格関連のよくある質問・Q&A

    スクラムマスター向け資格関連のよくある質問・Q&Aをまとめました。参考にして頂ければ幸いです。

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    5.1 資格を取得しなければスクラムマスターになることはできない?

    スクラムマスターの資格はいずれも民間資格であり、国家資格ではありません。よって資格保有者でなくとも「スクラムマスター」と名乗ることは可能です。

    スクラムマスターの資格取得は知識・スキルの客観的証明、および「研修でスクラムマスターに関する経験値を高める」ことの意味が大きいです。さらには、未経験者で就活をする際の会社へのアピール材料や社内での昇進・昇格の対象になったりメリットが大きいので、資格の取得をおすすめします。

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    5.2 スクラムマスター関連の資格取得にはどのような事前学習をすべき?

    PSM・LSMはどちらもターゲット層が初級者~中級者向けで、テストの難易度もそれほど高く設定されていないため小中規模の開発、ないしは個人開発の経験があれば問題ないでしょう。

    ただし、CSMは研修そのものの難易度が非常に高く設定されているため、業務での開発経験・マネジメント経験を積んでいることが前提です。経験が浅い場合は、アジャイルソフトウェア開発技術者検定試験 の受験から始めるのもおすすめです。

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    5.3 スクラムマスター向けの他のおすすめ資格にはどのようなものがある?

    アジャイル・スクラムとウォーターフォールは一長一短で、全てのプロジェクトにアジャイルを導入すべきとは限りません。よって多種多様な開発スタイルで深く経験を積むのがおすすめです。

    よってウォーターフォールの開発現場も可能なら経験し、プロジェクトマネジメントを学ぶようにしましょう。応用情報技術者試験でも、過去にウォーターフォール開発に関連した内容が出題されたことがあり、受験をすることをおすすめします。

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    6. まとめ

    今回は、スクラムマスターに特化した資格を3種類ご紹介しました。スクラム関連の資格の費用は高額になりやすいです。そのため、アジャイル開発のスキルが身につくのか、実用的な内容であるのかを吟味して受験するようにしましょう。

    資格の習得は知識の習得だけではなく、業務の効率化・社内での昇給・昇進や就職の際のアピール材料になったりと貴方の人生の選択肢を大きく広げてくれます。資格の習得がゴールではなく、それを用いて業務にどう活かしていくかを考えるようにしましょう。

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