エンジニアの転職、就職活動で、書類選考を無事通過したら、次は採用担当者による面接選考です。
当日想定される質問の回答シミュレーション準備は出来ていても、いざ面接当日に何を持って行ったら良いのかわからない、または実際の面接で忘れ物をして困った経験がある方もいるのではないでしょうか。
そこで面接当日に慌てないようにするために有効なのが、持ち物チェックリストです。本コラムに掲載していますので、是非活用してみてください。
1.面接は、持ち物の準備から始まる
面接準備と言うと、「聞かれること」や「答え方」など、質疑応答の準備をイメージされる方が多いと思います。
面接は、面接官や採用担当者と直接会話をする場ですので、質疑応答の準備はもちろん必要です。
しかし、そればかりに気を取られて、面接に必要な持ち物の持参し忘れてしまっては、元も子もありません。
「面接は、持ち物の準備から始まる」と捉えて、前日までに余裕をもって、持ち物のチェックをしておきましょう。万全な前日の準備は、面接当日の余計な不安や緊張を軽減させてくれます。
2.面接対策としての準備したい3つの持ち物
面接対策として準備したい持ち物は3つあります。
これらは必須とも言える物なので、必ず準備しておきましょう。
2.1 履歴書とスキルシート(職務経歴書)のコピー
履歴書とスキルシート(職務経歴書)のコピーです。
面接は、書類選考で使用した、履歴書やスキルシートを元に質疑応答が進んでいきます。
書類に記載した内容について説明を求められることもありますので、企業に提出した履歴書と、スキルシートのコピーを持参することは必須と言えます。
面接までの時間で目を通し、記載内容を再確認しておきましょう。
2.2 企業のWEBサイト、求人票のコピー
面接に向かう企業のWEBサイト、求人票のコピーです。
こちらも、再度面接の前に目を通して、企業が求める人材や求人募集の背景、企業のプロフィールなどについて、再確認するために使用します。
企業研究の内容を自分自身でまとめたメモやノートなどがあれば、そちらも持参すると安心です。
面接において、「最後に何か質問はありますか?」と面接官から逆質問をされる場合があります。その際、企業のWEBサイトに既に掲載されている内容を質問すると、企業研究をしていないと捉えられ、マイナス評価にもなりかねません。
よって、応募する企業の情報については、しっかりと事前に把握しておくことが求められます。
2.3 面接会場までの地図のコピー
面接会場へは、初めて行く場合がほとんどだと思います。
見知らぬ土地では迷うことも想定されますので、面接会場までの道のりが載った地図のコピーがあると、より安心です。
事前に、乗り換えの方法、地下鉄であれば何番出口か、駅からの道順、徒歩何分かなど、利用するルートも確認しておきましょう。
現在はスマートフォンの地図アプリを利用する方がほとんどかとは思いますが、アプリだけに頼ると、携帯の充電がなくなることや、電波が繋がらずアプリが起動できないといったトラブルも想定できます。そんな時に面接時間の遅刻を避け、不安や緊張感を倍増させないためにも、地図のコピーをを用意しておくことで、万全な準備を整えておくことができます。
3.ビジネスマナー対策としての準備したい4つの持ち物
面接では、求人応募者が、ビジネスマナーを持ち合わせた人物かどうかも、チェックの対象となります。
そこでビジネスマナー対策として準備しておきたい4つの持ち物について解説します。
3.1 筆記用具・メモ帳
筆記用具とメモ帳は、ビジネスの基本です。
面接だけと考えていた場合でも、現地で何かしらの書類に記入が必要になることがあります。
また、面接官との会話の中で、書き留めておきたいことなども発生しますので、ビジネスマナーとして、筆記用具とメモ帳は必ず持参するようにします。
3.2 腕時計
現在は、携帯電話を時計代わりにする方も多く見受けられます。
しかし、面接の場で、折に触れて携帯電話を覗くことは、マナーとしてあまり好ましくありません。
普段の仕事においても、携帯電話を常に気にしている姿は、ビジネスマンとして褒められたものではありません。
華美なものは避け、ビジネスの場にふさわしい、オーソドックスな腕時計を持参すると良いでしょう。
3.3 携帯電話
面接当日は、時間に余裕を持って行動することが基本ですが、出先での急な体調不良や電車遅延など、想定外のことが起こる可能性があります。万が一、面接会場に遅れそうな場合は、企業へ必ず連絡しなければなりません。前日までに携帯電話の充電を済ませておき、必ず持参しましょう。
ここで気を付けておきたいのは、面接中に着信音が鳴ることは言語道断です。面接会場に着いたら、携帯電話は電源を切るか、音の出ない状態に設定しておくことが望ましいです。
3.4 印鑑
面接の場で印鑑が必要となることは、極めて稀な事例ですが、印鑑もビジネスの基本です。
面接時の交通費支給がある場合や、機密情報に関する誓約書に押印が必要となるケースなど、印鑑が必要となる場合があります。
いざという時のために、ビジネスマナーとして印鑑も持参しておく安心です。高価な印鑑である必要はありませんが、シャチハタ不可という場合もありますので、三文判があると理想的です。
4.身だしなみとしての4つの持ち物
続いて、身だしなみとして持参しておきたい4つの持ち物について解説します。
4.1 ハンカチ・ポケットティッシュ
ハンカチとポケットティッシュ、これらは身だしなみの基本です。
面接では緊張のあまり、汗が出てしまうこともあります。春の季節で花粉症の方は、ポケットティッシュは必須です。
ハンカチにはきちんとアイロンをかけて、タオル地よりは薄手のものを使うようにすると良いです。
4.2 化粧ポーチ・予備のストッキング(女性のみ)
こちらは女性に限った持ち物ですが、化粧ポーチに加え、予備のストッキングを持ち合わせておくことをお勧めします。
面接当日は、スーツ、ストッキングにパンプスの服装で臨む方がほとんどだと思います。ストッキングのほつれは、いつどこで起こるかわかりません。ストッキングのほつれが気になって面接に集中できない…ということは大いに有りえます。もしもの時に備えて、予備のストッキングを持参しておけば、慌てずに済みます。
5.見落としがちだけど、必ず出かける前にチェックしたい持ち物
5.1 現金、交通系ICカード
最後は、見落としがちだけど、必ずチェックしたいものとして、現金、交通系ICカードがあります。交通系ICカードには予め必要な分をチャージしておくと、当日の行動がスムーズに進みます。
面接は、普段の使っているカバンとは、別のカバンで行く方が多いと思います。その時にバッグに入れ忘れがちなのが財布、もしくは定期のICカードです。
ICカードのチャージ分で面接会場にはたどり着けたから気づかなかったけれど、面接会場に行ってみたら財布を忘れていた…ということにならないよう、現金が入った財布と交通系ICカードは必ずチェックしたい持ち物です。
6.まとめ
面接は、持ち物の準備から始まります。
万全の体制で面接に臨むためにも、面接に持参する持ち物チェックリストとして、こちらの表をぜひ活用してください。
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