目次
1.1 ゲーム
1.2 写真・映像
1.3 ライブ参加
1.4 教育
1.5 観光
1.6 内覧・見学
1.7 ショッピング
2.1 ハコスコストアより「ロートデジアイX初音ミクVR LIVE」
2.2 YouTubeより「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver 公式ティザー映像」
2.3 VR CRUISE「太古の時代へタイムスリップ!恐竜戯画」
2.4 YouTube「Visit Hamilton Island in 360? Virtual Reality with Qantas」
2.5 GooglePlay「VR脱出ゲーム - Lost In The Kismet」
2.6 Steam「Disney Movies VR」
3.1 Oculus Rift「G-Tune :Garage」
3.2 HTC VIVE「VR ZONE」
3.3 HTC VIVE「SKY CIRCUS」
3.4 きゃりーゴーグル「USJ:ユニバーサルクールジャパン2016」
3.5 Galaxy Gear「Galaxy Studio」
3.6 おまけ
3.7 おまけ2
4.1 手軽に360度全天球動画が撮れるカメラ「RICOH THETA」
4.2 1~4枚の平面写真からパノラマ映像が作れる「Pano Creator」
前回の記事 <<2016年はVR元年!おすすめの360°VRヘッドセット5選>>では今すぐ遊べる発売済のVRデバイスについてご紹介しましたが、今回はそれらのデバイスに対応したコンテンツについてご紹介します。
1. VRコンテンツの現状
VRと聞いてぱっと思い浮かぶのはゲームや動画などのエンターテイメント系が多いかと思いますが、ほかにも様々な分野で応用されています。
1.1 ゲーム
近年主流となっている本格的なVRヘッドセット開発の原動力となり、最も注目を集めているコンテンツはやはりゲームではないでしょうか。まるで自分が本当にゲームの世界にいるかのような体験が可能で、これまで以上の没入感を楽しむことができます。
1.2 写真・映像
最近では企業が制作するだけでなく、個人でも手が出せるお値段で360度写真や映像が撮影できるようになりました。これまでの平面の写真やビデオとは異なり、実際に撮影したその場にいるような臨場感が得られます。思い出の場所に再び立てるるようになりました。
さらに360度対応の映画も登場しており、より作品世界をリアルに楽しめる作りになっています。
1.3 ライブ参加
映像と少し重複しますが、ライブの映像を360度VR化することによって、あたかも実際に参加しているかのような臨場感でアーティストやアイドルのライブを楽しむことができるようになりました。
1.4 教育
よりリアルになったフライトシミュレータや手術の練習システムなどが開発されており、訓練への活用が始まっています。
1.5 観光
なかなか行けない遠い場所や、厳しい自然環境の場所に、あたかも実際に行って旅をしている気分になれるVRの開発も進んでいます。入院中などで外に出られない方が、遠くの観光地を自由に旅行できるという点でも期待されています。
1.6 内覧・見学
不動産情報サイトSUUMOから提供されている「SUUMOスコープ」など、自宅に居ながら気になる物件の内覧に行くことが可能になりました。
また遠く海外の結婚式場が実際にどんな雰囲気なのかを比べることができるアプリが結婚情報誌の付録になるなど、さまざまな場面で利用が進んでいます。
1.7 ショッピング
平面の画像では分かりにくい大きさが分かる、VRショッピングサイトの開発も進んでいます。
2. 自宅で楽しめるおすすめコンテンツ
次は家で今すぐ体験できるおすすめのVRコンテンツを、ピックアップしてご紹介します。
2.1 ハコスコストアより「ロートデジアイX初音ミクVR LIVE」
(対応:Google CardBoard)
ニコニコ超会議で上映されて話題を呼んだ、初音ミクのVRライブを鑑賞することができます。空間内を踊りながら飛び去るミクさんを目で追いかけてみたり、触れそうになるほど目の前まで近寄ってきたミクさんにドッキリさせられてみたりと、VR世界の特徴を引き出した作りになっています。
ハコスコストアのアプリは、AppStoreまたはGooglePlayからダウンロードできます。
2.2 YouTubeより「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver 公式ティザー映像」
(対応:Google CardBoard)
こちらはダイジェスト版ですが、かなり見ごたえのある映像に仕上がっています。一時停止にしてあたりを見渡すと、細部まで作り込まれているのが良く分かります。
スマートフォン版の全編はVRアプリとして480円(予価)で今夏発売予定です。
当初の発売予定である2015/2016冬から延期された理由は「引用:映像の高解像度化とアプリ容量の軽量化が現在大きな課題となっております。」とのこと。VRヘッドセットの性能最大の高精細画像を目指すと動画4分で1TBになるとも言われています。本編は約15分の動画を単体アプリとして配信する予定であることから、美麗さを保ったままいかに通信や保存の容量を抑えるかが最重要課題になっているようです。
- 攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver 公式サイト(http://www.sign.site/koukaku_vr/)
2.3 VR CRUISE「太古の時代へタイムスリップ!恐竜戯画」
(対応:Galaxy Gear)
まるでジュラシックパークに迷い込んだような恐竜の世界を、ぐるぐると見回すことができます。逃げるトリケラトプスの大群に踏まれながら、お腹を見上げるなんてレアな体験も。
VR CRUISEのアプリは、AppStoreまたはGooglePlayからダウンロードできます。
2.4 YouTube「Visit Hamilton Island in 360? Virtual Reality with Qantas」
(対応:Google CardBoard)
カンタス航空によるハミルトン島の観光体験ムービーです。とても美しい島の自然を、まるで現地にいるかのように体験することができます。あまりこの分野が発達しすぎると、旅行に行かずに引きこもる人が増えてしまう可能性が…あるかも?
2.5 GooglePlay「VR脱出ゲーム - Lost In The Kismet」
(対応:Google CardBoard)
内容は短めですが、クリアまで全て無料でプレイできる脱出ゲームです。 操作は全て視点カーソルで行い、目的のものに数秒視点を合わせると選択される仕組みになっています。
VRと脱出ゲームは相性が良さそうだと思っていましたが、実際に、とても臨場感のある仕上がりになっていました。四方を壁で囲まれた小部屋に閉じ込められている、という閉塞感。ディスプレイを外から眺めているときとは大違いで、脱出できたときの解放感は格別なものがありました。
2.6 Steam「Disney Movies VR」
(対応:Oculus Rift、HTC VIVE)
おなじみディズニー映画のほか、最近ディズニーが権利を取得したスターウォーズやマーベル作品の配信も予定されています。今後は映画の世界を360度見渡せる動画だけでなく、キャラクターとのリアルな対話が目玉となる予定とのこと。ディズニーランドにあるスティッチと会話できるアトラクションのようなゲームが、家のPCから手軽にプレイできる日はすぐそこかもしれません。さらにはスターウォーズの世界でフォースの力を存分に振るえる日が来るかも!?
今のところは、以下のSteamダウンロードページでサンプルを見ることができます。
Disney Movies VR(http://store.steampowered.com/app/469650/?snr=1_5_1100__1100)
3. 販売店や企画展で実機が体験できるイベント
ハイエンドなVRヘッドセットを使ってみたいけど、高価なのでまずはお試しで使ってみたいという方へ。現在国内で開催されている店頭での実機展示や、実際にプレイできる企画展についてまとめました。
3.1 Oculus Rift「G-Tune :Garage」
【公式サイト】(http://www.g-tune.jp/content/oculus_rift/index.html)
マウスコンピュータのハイエンドのゲーミングPCを店頭販売している「G-Tune :Garage」さんでは、Oculus Riftをなんと2014年からデモ展示中です。現在はDK2の体験が可能となっており、秋葉原のほかに名古屋にも設置店舗があります。
3.2 HTC VIVE「VR ZONE」
【公式サイト】(http://project-ican.com/)
バンダイナムコが運営する企画展です。80分の枠を予約し、1本につき700円~の体験料を支払ってプレイする仕組みになっています。こちらは家庭用PC向けのゲームではなく、専用の筐体とセットになったアーケード風ゲームの体験になっています。(2016年4月15日~未定)
3.3 HTC VIVE「SKY CIRCUS」
【公式サイト】(http://www.skycircus.jp/)
池袋サンシャイン60展望台にて、「スウィングコースター」や「TOKYO弾丸フライト」といった本格的なVRアトラクションを楽しめます。(2016年4月21日~未定)
3.4 きゃりーゴーグル「USJ:ユニバーサルクールジャパン2016」
【公式サイト】(http://www.usj.co.jp/universal-cool-japan2016/)
ユニバーサルスタジオジャパンにて、「きゃりーぱみゅぱみゅXRライド」などVRヘッドセットと実物のコースターを組み合わせたアトラクションを体験することができます。アトラクション専用の「きゃりーゴーグル」は、Gear VR Innovator Editionをカスタムした品のようです。(2016年1月15日~6月26日まで)
3.5 Galaxy Gear「Galaxy Studio」
東京駅「丸の内南口」から徒歩1分の商業施設「KITTE」で開催されている、Galaxy製品を紹介するイベント「Galaxy Studio」にて、Gearを使った「ジェットコースター」と「サーフィン」を体験することができます。(2016年5月19日~6月8日まで)
3.6 おまけ
現在未発売のPlayStation VRを先行して体験できる場所は、2016年5月現在下の2件(同時には1件)のみのようです。共にお台場で開催されているので、東京旅行のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
・PlayStation VR「GAME ON」
【公式サイト】
(http://www.fujitv.co.jp/events/gameon/)
(2016年3月2日~5月31日まで)
・PlayStation VR「東京ジョイポリス」
【公式サイト】
(http://tokyo-joypolis.com/event/psvr_jp/)
(2016年6月1日~6月30日まで)
<<PlayStation VR実機体験レポートはこちら>>
3.7 おまけ2
以下のイベントは、WEBサイトには終了と書かれていませんが、5月下旬の現在、31店舗のうち2軒に問い合わせたところ「このサービスは5月上旬に終了している」との回答でした。5月からは前述の攻殻機動隊のムービーが配信される予定だったとのことから、延期の関係で休止している可能性があります。店舗に向かわれる方は、事前にお電話で確認されることをお勧めします。
・Galaxy Gear「VR THEATER」
【公式サイト】
(http://www.interpia.ne.jp/vr/theater/)
(2016年4月7日~未定)
Gear向けアプリも配信している「VR CRUISE」運営の企画で、関東1都5県、計31店舗のネットカフェで実施されていました。受付でチケット(600円)を購入する仕組みになっており、「進撃の巨人展」で好評だった「360°体感シアター『哮』」の鑑賞が可能だったようです。
4. VRコンテンツの作り方
ここまできたらコンテンツを作ってみたい!という方へ、手軽にVR動画を作れるカメラとサービスをご紹介致します。
4.1 手軽に360度全天球動画が撮れるカメラ「RICOH THETA」
(公式サイトURL:https://theta360.com/ja/)
ボタン1つで手軽に360度全方位の静止画・動画を撮影できるデジタルカメラです。廉価モデルでカラフルなボディである「RICOH THETA」の実勢価格は25,000円程度~、上位モデルで黒いボディである「RICOH THETA S」は40,000円程度~で販売されています。
少し高価なデジカメくらいのお値段で、かなりクオリティの高い写真や映像が撮影可能です。
4.2 1~4枚の平面写真からパノラマ映像が作れる「Pano Creator」
(公式サイトURL:http://www.pano-vr.com/service/panocreator/)
撮影したJPG画像をアップロードしてボタンを押すだけでパノラマが自動生成され、Webサイトで活用することの出来る日本製のクラウドサービスです。法人向けだけでなく、個人向けにも提供されています。
いかがでしたでしょうか。イベントについてはやはり東京中心という状況ですが、オンラインゲーム用のハイエンドPCがネットカフェに普及していることを考えると、ネットカフェへのVR導入が全国に広がる日も遠くはないかもしれません。 まずはYouTubeなどの動画を手軽に楽しんで、近くに寄ることがある際にはぜひイベントも楽しんできてみて下さいね。