2020年最新版!フリーランスエンジニアとして今後稼げる、需要が増えそう、将来性のあるプログラミング言語とは?!
この記事では、今フリーランスエンジニア界隈で注目されているプログラミング言語の実情について独自調査しました。
プロエンジニアコンサルタントが日ごろ扱うフリーランス案件の最新リアル情報も合わせてお届けします!
1. 継続案件はフリーランスの命!案件数が多いプログラミング言語トップ3
弊社が扱うフリーランスエンジニア向け求人案件"プロエンジニア" より算出した結果は以下の通りです。
1.1 1位 Java
Java は、成長途上の不安定な新技術よりもセキュリティ面に優れ、ノウハウも実績も豊富なことから、安定した既存技術を望む大企業を中心に採用されていることも挙げられるでしょう。
◆ Java の相場単価:60~80万円
参考:プロエンジニア フリーランス求人案件より算出(2020年3月時点)
1.2 2位 PHP
PHP は、システムを開発して運用している立場から考えた場合、扱えるエンジニアが多いことで安心して PHP を使い続けられるという選択肢が生まれるため需要も安定していると言えます。
◆ PHP の相場単価:50~80万円
参考:プロエンジニア フリーランス求人案件より算出(2020年3月時点)
1.3 3位 JavaScript
JavaScript は、ユーザーがいかに見やすく・操作しやすい画面を作成するかといった UI/UX を重要視するリッチな画面の Web サイトがトレンドであることから、フロントエンド側にお金をかける企業が増えてきている事が予想されます。
◆ JavaScript の相場単価:50~90万円
参考:プロエンジニア フリーランス案件より調査(2020年3月時点)
2. 稼げる!単価が高いプログラミング言語はズバリこれ!
参考:プロエンジニア フリーランス求人案件より算出(2020年3月時点)
希少なプログラミング言語を扱えるエンジニアの求人は単価が高い傾向
このように、プロエンジニアにおけるフリーランスエンジニア案件の結果では「Python」が77万円で1位という結果になりました。
ちなみに Python の人気は世界で2位、エンジニアが次に学びたいプログラミング言語としてもTop3入りしています。世界中で需要の高いプログラム言語ということで、Python エンジニアの需要は国内でも急激に高まっているものの常に人材不足。そのため、高単価の案件が多く存在します。
また、Java や JavaScript のような開発現場で多く使われ求人案件数が多い言語よりも、Go や Swift など比較的新しいプログラミング言語の方が単価や年収は更に高い傾向にあります。
参考:
・GitHub 「オクトバース(Octoverse)」
・2020 HackerRank Developer Skills Report
3. フリーランスエンジニアが最低限押さえておきたいプログラミング言語
Java、PHP、JavaScript
案件数が多い Java、PHP、JavaScript のいずれかを身に付けておけば、ここ数年は最低限案件確保に困ることは無さそうです。
プログラミング言語と合わせて"主流のフレームワーク*" も理解できていないと、案件の選択肢が減ってしまいます。
*主流のフレームワークについては7.1 トレンドのフレームワークを知っておこうを参考にしてみてください。
4. フリーランスエンジニアがこれから学んでおきたい言語
需要があり将来性もある言語を身に付けよう
◆ Go
世界的にも人気があり、「2020 HackerRank Developer Skills Report」においてもエンジニアが学びたいプログラミング言語No.1です。コンサルタント予想では"今後 PHP から Go に切り替わるのでは" とする見解もあり、今後急激に流行る可能性も大です。
◆ Python
AI や IoT が進んでいるため Python は必須になると予測。多言語でシステムを作り Python で一部 AI 機能を入れるなどもあるかもしれません。扱えるエンジニアは絶対数が足りないため、これから学んでおけば仕事獲得のチャンスは更に高まります。
◆ JavaScript
JavaScript は Web 系のフロント開発においては世界標準といえるポジションで、その需要は今後もますます加速していくことが予想されます。多くの既存サービスにも使用されているため、新規案件だけではなく改修の場面でも需要が見込めます。
5. ねらい目!需要があるのにエンジニアが少ないプログラミング言語
Go、Swift、Python、Kotlin
- Go や Swift は比較的流行って間もないながら人気が急上昇しているため、現場経験者が少ないという現状です。
- 世界的なニーズが高まっている Python は、AI の活用が広がる国内でも人気が急増していますが圧倒的に人材不足の状況。
- Kotlin は Android の公式開発環境に認定されたこともあり、将来性が有望ということからも需要が急増しています。
これらのプログラミング言語はニーズが多くても扱えるエンジニアは少なく、社員だけでは追いつかない企業も多いので、フリーランスエンジニアの求人はつねに需要が上回っている状態です。
6. 無くなるかも?!10年後どうなるか分からないプログラミング言語
日経 Xtech によると"エンジニアが今後スキルを磨かなくてよいと思っている言語" の第1位は、「COBOL」という結果でした。
一方、弊社プロエンジニアコンサルタントは、次のプログラミング言語について"今後需要が減少するのでは" という予想をしています。
◆ Ruby
現在の Perl のようなポジションになりそう。
Laravel が普及したことにより、Rails の影を薄めた気がします
◆ HTML、CSS
昨今、プログラミングという言葉が当たり前に聞くようになり、非エンジニアでも独学やスクールなどでプログラミングを学んで初歩的なプログラミングはできるようになってきています。その為、その人口が増加すると HTML、CSS を使用した簡単なコーディング作業は、プログラマーのスコープ外となりそう。
参考:日経 Xtech「エンジニアが今後、スキルを磨かなくてもよいと思う言語」
7. プログラミング言語と合わせて身に付けておきたいスキル
7.1 トレンドのフレームワークを知っておこう
どの言語においてもフレームワークやライブラリの学び(経験)は必須です。
最近はフレームワークやライブラリを使用することが前提の案件が多いため、フレームワークの経験がないと経歴書でお見送りになるケースもあります。
以下のようなフレームワークの経験を持ち合わせているエンジニアがフリーランス市場では特に求められています。
プログラミング言語 | フレームワーク |
---|---|
PHP | Laravel |
Ruby | Ruby on Rails |
Java | Spring Boot |
Python | Django か Flask |
JavaScript | Node.js、Vue.js(Nuxt.js)、React.js(Next.js) |
7.2 ハイスキルのフリーランスエンジニアを目指すなら身に付けたいスキル
- AWSなどのクラウドの知識 AWSなどのクラウド時代に合う新たなスキルや知識を身に付けることや、クラウド環境を自身で構築できるようになると引き合いは多くなります。
- バックエンド、フロントエンド、インフラの総合的な知識が必要 フルスタック(一人でシステムを一から作れるような人)が求められるため総合的に身に付けることを目標とすると良いでしょう。
- 情報収集力、横の繋がりを作る(人脈)こと IT 業界は変化が大きい為、常にアンテナをたてておくことが必要です。
その他では、インフラ関係や DevOps 界隈で注目されている技術の1つである「Docker」も主流になっています。
また IT 業界は、広いようで意外と狭い業界の為、横の繋がりから仕事をもらえる可能性も十分にあります。
8. まとめ
フリーランスエンジニアにおすすめのプログラミング言語として、まずは主流となる JavaScript(Vue.js、Node.js)や PHP(Laravel)を押さえつつ、この先伸びそうな Go や Python にもアンテナを張っていく姿勢をもつことで、長く生き残っていくことが出来るのではないでしょうか。
フリーランスエンジニアにとって、開発言語のトレンドや単価の相場を知ることは非常に大切なポイントです。
この情報を参考に、変化の激しい IT 市場の動向や最新のトレンドを抑えつつ、ご自身の興味範囲と単価や年収といった収入のバランスを考えて求人・案件を見つけてみませんか。