プログラマーに資格はいらないの?どんな資格を取ればいいの?と悩んでいる方は多いでしょう。本記事では、そんな方のためにプログラマー向けのおすすめ資格を一覧で紹介。難易度や、資格の選び方、本当に資格は必要ないのかについても解説します。
1. プログラマー向けの資格の選び方
プログラマーが資格を取得したいと考えたとき、どんな資格を選べば良いのでしょうか。ここでは、プログラマーにおすすめの資格の選び方を解説します。
1.1 プログラマーにおすすめの資格の選定基準
プログラマー向けの資格は多岐に渡りますが、今回おすすめの資格を選定した際に基準としたポイントは、次の4つです。
それぞれの理由を、詳しく解説します。
(いち早くおすすめの資格を確認したい方はこちら)
1.1.1 実用性
プログラマー向けの資格を選ぶときには、まず実用性について考えてみましょう。
例えば、Linux技術者の認定試験であるLinuCは、オンプレミスのLinuxだけでなくクラウドも出題範囲として扱われているため、資格取得の家庭で仮想化技術全般についても学べます。
つまり、オンプレミスとクラウド両方をカバーでき、Linuxの実用的な技術も学べる資格です。
このように、現場で直接的に役立つ知識が学べるかを重視して選ぶのがおすすめです。
1.1.2 汎用性や網羅性
取得することで多くの知識を身につけられ、その後の学習にも役立つ汎用性の高い取得を選ぶのもおすすめです。
例えば、基本情報技術者や、応用情報技術者の試験は、ITに関する知識を網羅的に問われる試験です。
これらの資格試験に向けての学習を通して基礎的なプログラミング能力と論理的思考が身につきます。
1つのプログラミング言語のコーディングやそれに必要な論理的思考を身につけると、ほかの言語やフレームワークの学習がしやすくなります。
1.1.3 運営元の信頼性
国家資格やベンダー資格など、運営元の信頼性が高い資格がおすすめです。
たとえばベンダー資格は、当該製品やプログラミング言語を提供している事業者が合格者の技術水準を認定するものです。民間資格と比較し、一般的に「運営元の信頼性が高い」と認識されています。
国家資格も同様です。
1.1.4 資格手当が出るなど、就職・転職時のアピールポイントになるか
取得によってスキルアップが見込める資格の場合、企業が資格手当を出すことがあります。
資格手当を出すということは、企業がお金を出してでもその資格を持った人材を確保しておきたいと考えていることを意味します。
特に国家資格や信頼性の高いベンダー資格は、就職・転職時のアピールポイントになる場合も。
希望する企業がどのような資格に対して手当を出しているか調べておくと、就活が有利に進む可能性があります。
2. プログラマーにおすすめの資格10選
前述の選定基準をもとに、プログラマーにおすすめの資格を10個ピックアップしました。
なお難易度は、経済産業省が定めるIT関連能力を体系化したスキル指標「ITスキル標準(ITSS)」で表記しています。
ITSSについて詳しくは、次のリンク先をご参照ください。
▶ ITスキル標準(ITSS)と関連資料のダウンロード|IPA
参考記事
2.1 HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験は、マークアップに関する技術力や知識を認定する制度です。
レベル1とレベル2の2段階のステップがあり、レベル1はWebコンテンツ制作の基礎に関する実力を、Level2はシステム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計の能力を問われます。
認定の有効期限は5年。どちらも特別な受験資格はありませんが、レベル2の認定を受けるためには、レベル2の試験に合格するだけでなく、有意なレベル1認定の保有が条件です。
HTML5プロフェッショナル認定試験という名前ではありますが、HTMLやCSSだけでなく、JavaScriptやAPIに関する知識も必要です。
公式サイトでは、無料で参加できるセミナー・イベントの情報やサンプル問題など、受験勉強に役立つ情報も掲載されています。
先に受験することが多いレベル1の試験について、以下にまとめました。
受験資格 | なし | 受験者数 | 非公表 |
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試験時期 | 随時 |
費用 | 16,500円(税込) |
受験方法 | CBT方式 |
公式サイトURL | https://html5exam.jp/ |
2.2 ITパスポート試験
ITパスポート試験は、入門レベルのIT系国家試験です。学習の過程で身につけられるのは、情報セキュリティや情報モラル、企業コンプライアンス、経営戦略などの分野に関する知識。
IT企業で働いている人やIT企業に就職したいと考えている人だけでなく、すべての社会人やこれから社会人となる学生が備えておくべき知識を学べます。
企業はもちろん、国家公務員の採用や大学での入試優遇措置や単位認定でも利用されている資格であるため、取得しておいて損はありません。
公式サイトには、「活用事例」としてITパスポートを利用する採用活動や授業などの例が掲載されています。
ITパスポートを取得することで有利に就職できるのはどのような企業なのか、学生の方であれば、授業を利用して効率よく資格取得に向けた学習を進められないか確認してみてください。
難易度は比較的低く、初心者向けの資格です。
受験資格 | なし | 受験者数 | 131,788人(2020年度) |
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試験時期 | 随時 |
費用 | 7,500円(税込) |
受験方法 | CBT方式 |
公式サイトURL | https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html |
2.3 基本情報技術者試験
エンジニアの登竜門でもある国家試験です。高度IT人材となるために必要な基本知識・技能やそれらの知識や技能を実践的に活用する能力が求められます。
基本情報技術者を取得した人に要求されるのは次のような水準です。
• 指導のもとでソフトウェアの設計や開発・運用ができる
• 指導のもとで提案活動への参加や経営戦略に関する予測・分析・評価ができる
基本情報技術者試験では、特定の機種やOSなどに依存しないかたちで問題が作成されているため、技術の本質的な部分を理解でき、環境の変化にも対応しやすい知識を身につけられるのが特徴です。
問題は約450名の専門家からなる試験委員が作成していて、教育的かつ実践的な内容を学べます。
基本情報技術者試験の問題は幅広い分野から出題されるため、試験に向けての学習は自分の得意分野・不得意分野の発見にもつながります。
試験は午前と午後に分けて行われ、それぞれ100点満点のうちどちらも60点以上で合格です。
受験資格 | なし | 受験者数 | 66,870人(2019年度秋期) |
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試験時期 | 上期・下期 |
費用 | 7,500円(税込) |
受験方法 | CBT方式 |
公式サイトURL | https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/fe.html |
2.4 応用情報技術者試験
基本情報技術者と同じく国家資格で、ITエンジニアとしてレベルアップを図るときに目指したい試験です。技術だけでなく、管理や経営など幅広い分野に関する知識と応用力が問われます。
ITに関して応用的な知識や技能を持ち、高度IT人材としての道筋が見えてきた人を対象とした試験です。
応用情報技術者を取得した人に求められるのは次のような水準です。
• 経営者の方針を理解したうえで、経営戦略や情報戦略の策定に関する動向や事例を収集できる
• 定められた指標を用いて、経営戦略や情報戦略について分析を行える
• チームのメンバーとして、サービスや安定的な稼動状態を提供できる
• プロジェクトマネージャーのもとで予算・工程・品質などを管理できる
• システムなどの設計や開発において、方針を理解しつつ問題を解決できる
中小企業診断士試験や弁理士試験などのように、応用情報技術者試験に合格することで一部の試験が免除される資格もあります。
受験資格 | なし | 受験者数 | 26,185人(2021年度春季) |
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試験時期 | 春季・秋季 |
費用 | 7,500円(税込) |
受験方法 | 記述式 |
公式サイトURL | https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/ap.html |
2.5 Ruby技術者認定試験
Rubyは日本生まれのオブジェクト指向スクリプト言語です。Java等のコンパイラ言語と違い、書いてすぐに実行できることから初心者にもおすすめです。
また、オブジェクト指向言語であるため、Rubyで書かれたプログラムはカスタマイズしやすいという特徴もあります。
Ruby技術者認定試験は、そのRubyベースのシステムを設計・開発・運用するエンジニアやRubyでシステム提案を行うコンサルタント、Rubyを教える講師およびRubyを学ぶ学生などを対象とした認定試験制度です。
運営しているのは、Rubyの開発者であるまつもとゆきひろ氏が理事長を務める非営利団体。資格を取得すると、Rubyによるシステム開発について高い水準の能力を持っていることを示せます。
「ガク割」と呼ばれる学生割引制度が用意されているため、可能であれば学生のうちに取得しておくとお得です。
シルバーとゴールドの2段階があり、シルバーはRubyの文法知識、Rubyのクラスとオブジェクト、標準ライブラリの知識について、基本的な技術レベルが問われます。ゴールドは、Rubyによるプログラム設計技術を持っていることを認定する試験です。
ガク割は、シルバー、ゴールドどちらの試験でも利用可能。
以下の表では、シルバーの試験についてまとめています。
受験資格 | なし | 受験者数 | 非公表 |
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試験時期 | 随時 |
費用 | 16,500円(税込)
※ガク割適用価格8.250円(税込) |
受験方法 | 記述式 |
公式サイトURL | https://www.ruby.or.jp/ja/certification/examination/ |
2.6 PHP技術者認定試験
PHP技術者の育成と、納品品質の向上を目的として行われる試験で、PHPプログラミングに関する知識が問われます。PHPのバージョンアップが行われると、試験もバージョンアップしますが、旧バージョンで取得した資格が無効になることはありません。
難易度によって初級試験・上級試験(準上級試験)・認定ウィザードの3段階にわかれています。
上級と準上級の場合、同じ問題を解いて正答率によって合否が決まります。5〜7割未満の場合は準上級、7割以上の場合は上級です。
上級試験で90%以上の正答率を出すと、PHP技術者認定ウィザードに挑戦できます。PHP技術者認定ウィザードは、500文字以上の所定の文書を提出して認定を受けます。
公式サイトでは、試験に対応した無料教材を誰でもダウンロード可能。まずは、この教材を使って学習を始めてみるのもおすすめです。
以下の表では、PHP7初級試験についてまとめました。
受験資格 | なし | 受験者数 | 非公表 |
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試験時期 | 随時 |
費用 | 12,000円(税抜)
※学校法人の生徒・先生は50%OFF |
受験方法 | CBT方式 |
公式サイトURL | https://www.phpexam.jp/summary/ |
2.7 Oracle認定Javaプログラマ
Javaは、1995年にSun Microsystems(現在はOracleに合併)からリリースされた、オブジェクト指向プログラミング言語です。多くのアプリケーションやWebサイトを動かすために必要なほか、データセンターやスーパーコンピュータ、携帯電話など、あらゆるところで使われています。
動作が高速なことやセキュリティ面において堅牢で信頼性が高いことが特徴で、1995年にリリースされた言語でありながら、現在でもJavaを使った商品やサービスは数多く開発されています。
Oracle認定Javaプログラマは、そのJavaの開発元が実施する、世界共通のベンダー試験です。資格自体に有効期限はありませんが、Javaのバージョンアップに合わせて試験も変わります。受験の申し込みや参考書の購入の際には注意してください。
業界標準に準拠した高度なスキルを証明できる試験で、難易度はブロンズ・シルバー・ゴールドの3段階。
ブロンズは言語未経験者、シルバーはJavaアプリケーション開発に必要な基本的スキルを持った開発初心者、ゴールドは設計者の意図を理解して機能の実装が可能な中上級者向け。
シルバー以上は、全世界に通用する資格です。日本だけでなく、国際的に活躍したい、海外でも通用する資格を取得したい方にもおすすめ。
試験のバージョンアップに合わせて資格を合わせたい場合には、移行試験に合格すればアップグレードできます。取得した後、新しいバージョンの試験が出た時のために覚えておきましょう。
以下の表では、ブロンズの試験についてまとめています。
受験資格 | なし | 受験者数 | 非公表 |
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試験時期 | 随時 |
費用 | 14,630円(税込) |
受験方法 | オンライン |
公式サイトURL | https://education.oracle.com/ja/oracle-certified-java-programmer-bronze-se-available-only-in-japan/trackp_818 |
2.8 オラクルマスター
Oracle Databaseの管理・運用に関するスキルとSQLの習熟度を問われる試験。すでに27万人を超えるエンジニアが受験した試験でもあります。難易度によってゴールド・シルバー・ブロンズの3段階があります。
ブロンズは、データベースの基礎知識を問うもので全てのITエンジニアが対象。
シルバーは日常の運用管理スキルを問うもので運用担当者が対象のシルバーDBAと、SQLのスキルを問うもので開発者やデータアナリストが対象のシルバーSQLがあります。
ゴールドはマルチテナント環境などのスキルを問うものでデータベース管理者が対象です。
また、詳細は未定であるものの、今後ゴールドの上にエキスパート向けの資格である「プレミアム」の資格が追加される構想もあります。
こちらもOracle認定Javaプログラマと同様に、技術の発展とともに試験が変わりますが、移行試験に合格すれば資格をアップグレードできます。
以下の表では、ブロンズの試験についてまとめました。
受験資格 | なし | 受験者数 | 非公表 |
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試験時期 | 随時 |
費用 | 34,300円(税抜) |
受験方法 | CBT方式 |
公式サイトURL | https://education.oracle.com/ja/oracle-master-bronze-dba-available-only-in-japan/trackp_DB19CBRNZ |
2.9 Python 3 エンジニア認定データ分析試験
Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験で、データエンジニアの役割や確率と統計、scikit-learnなどが試験範囲です。
「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」が主教材となっているので、受験を考えるのであればまずはこちらを読んでみるのがおすすめ。
詳細な出題範囲や出題される割合は、公式サイトに掲載されています。
学割制度が用意されていて、児童や生徒、学生はもちろん、教員の方も割引価格での受験が可能です。
できれば、学生のうちに試験に合格できるよう学習スケジュールを組んでみてください。 過去問は公開されていませんが、認定スクールによる模擬試験を使って学習を進められます。
CBT方式を用いて通年で実施されている試験であるため、思い立ったらすぐに受験できるのがメリット。
合格ラインは70%なので、しっかりと自信をつけて試験に臨みましょう。
受験資格 | なし | 受験者数 | 3158人(2021年6月末まで) |
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試験時期 | 通年 |
費用 | 10,000円(税別)
※学割5,000円(税別) |
受験方法 | CBT方式 |
公式サイトURL | https://www.pythonic-exam.com/exam/analyist |
2.10 LinuC
オンプレミスのLinuxの知識やクラウド環境、オープンソースのリテラシー、システムアーキテクチャについて問われる試験です。クラウド時代の即戦力であることを証明できる資格で、難易度によってレベル1から3までの3段階にわかれています。
レベル1は、物理/仮想環境でのLinuxサーバーの構築・運用、レベル2は、仮想マシンやコンテナを含むLinuxシステム、ネットワークの設計構築、レベル3は各分野の最高レベルの技術力を持つ専門家レベルのスキルや知識が求められます。
Linuxに関する知識を中心に比較的幅広い範囲の知識が求められるため、Linuxに関わる技術者だけでなくクラウドシステムや各種アプリケーションなどに関わる技術者にとってもメリットがある資格です。
公式サイトでは無料で参加できる技術解説セミナーの案内も掲載されています。興味がある方は、まず無料セミナーから参加してみてはいかがでしょうか。
以下の表では、レベル1の試験についてまとめました。
受験資格 | なし | 受験者数 | 非公開 |
---|---|
試験時期 | 随時 |
費用 | 16,500円(税込) |
受験方法 | CBT方式 |
公式サイトURL | https://linuc.org/ |
3. プログラマーに資格はいらない?
プログラマーは、仕事をするために資格が必須の職業ではありません。
資格を持っていなくてもプログラマーとして就職・転職することは可能です。
とはいえプログラミング資格の取得にもメリットはあります。
まず「企業によっては資格手当を支給してもらえる」ことが挙げられます。実際にどの程度の手当があるかは企業の基準によって異なりますが、筆者が以前所属していた企業では、応用情報技術者試験の合格者には毎月1万円、高度区分試験の合格者には毎月3万円の資格手当が支給されていました。
また官公庁案件などの機密性が高い業務などに携わる場合には、国家資格の取得者数が入札要件として求められるケースもあります。
大手の開発案件などを担当したい場合には、資格を持っていた方が就職活動を有利に進められる可能性が高いでしょう。
4. 【目的別】プログラマーにおすすめの資格
プログラマーとして働く上で、さまざまな目的を持っている方もいるでしょう。ここでは、目的別にプログラマーにおすすめの資格を紹介します。
4.1 初心者
HTML5プロフェッショナル試験やITパスポート試験は、比較的難易度が低い初心者向けの試験です。ITに関する基礎を学べる試験でもあり、何から勉強すればいいかわからない人にもおすすめです。
4.2 特定のプログラミング言語により精通したい
特定のプログラミング言語により精通したい人には、上記で紹介したRuby、PHP、Javaに関する試験のように、1つの言語に特化した資格を目指すのがおすすめです。
それぞれの資格取得に向けて学習するなかで、より深い知識を得られる可能性があります。
4.3 フルスタックエンジニアになりたい
フルスタックエンジニアとは、システム開発や運用で全ての工程を手がけることができるエンジニアのこと。
フルスタックエンジニアを目指すなら、応用情報技術者試験やLinuCなど、学習の中で幅広く高度な知識を身につけられる資格がおすすめです。
5. その他のおすすめのプログラマー向け資格
プログラマーの業務には直接関係しないものの、参加するシステム自体が関係する場合に取得をおすすめしたい資格をご紹介します。
5.1 AWS認定
AWS認定は、AWS(アマゾンウェブサービス)に関する技術力や知識を認定するベンダー資格です。
役割別認定資格と専門知識認定資格の2タイプの資格があり、役割別認定には「ベーシック」「アソシエイト」「プロフェッショナル」の3レベルがあり、専門知識認定資格は「アーキテクト」「開発者」「運用者」「クラウドプラクティショナー」の4つのカテゴリーに分類されています。
クラウドやAWSを利用したシステムの開発に携わっている、またはこれから携わりたいと考えている場合には、背景となる技術を知るためにもチェックしてみてはいかがでしょうか。
6. まとめ
プログラマーとして働くうえで、必ずしも資格が必要なわけではありません。
しかし試験勉強を行うことで、自分がこれまで習得してきた知識や技術を整理・再確認することにもつながります。興味のある資格があったら、ぜひ試験範囲のチェックなど行ってみてください。新しい発見があるかもしれません。