Webディレクターがフリーランスとして独立するには「どの程度の技術やディレクション経験が必要なんだろう」「独立するにはどんな手続きをすればいいの?」など、疑問や不安を感じている方もいるでしょう。
この記事では、フリーランスWebディレクターになる手順や、年収の目安、仕事の探し方、必要なスキルや知識など、それぞれ具体例をあげて解説しています。フリーランスのWebディレクターに興味がある方や、これからフリーランスになろうとしている方は、ぜひ参考にしてください。
1. フリーランスのWebディレクターとは?
フリーランスのWebディレクターとは、会社に所属せずにプロジェクト単位でWebサイトやWebサービス開発のディレクションを行う人のことです。
自分のスキルや経験に応じて案件を選び、クライアントと直接契約するか、案件マッチングサイトやフリーランスエージェントを通して契約するかの、どちらかの形で案件を受注します。
フリーランスWebディレクターは、Webに関する技術知識はもちろん、クライアントやチームメンバーと積極的にコミュニケーションを取り、プロジェクトを円滑に進めていくことができる能力が重要です。また開発現場のディレクションだけでなく、分析やマーケティングなども担当する場合があります。
1.1 フリーランスWebディレクターの業務内容
フリーランスWebディレクターの業務内容には、次のようなものがあります。
フリーランスWebディレクターの主な業務内容は、通常のWebディレクターと同様に「クライアントの要望に沿ったWebサイトやWebサービスの開発を行うこと」です。クライアントの要望をヒアリングするほか、ターゲットや競合サイトの分析も行い、特徴や差別化できる点も考えてサイトの仕様を決定します。
開発が始まったらスタッフの作業の配分や調整を行い、納期や品質を管理します。基本的にプロジェクト単位での参画ですが、契約によってはサイトやサービスのリリース後も継続して分析や改善に携わるケースもあります。
Webディレクター全般の業務について詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
1.2 フリーランスWebディレクターの平均年収は?
フリーランスのWebディレクターの平均年収は、正社員のWebディレクターや、全職種の平均年収を大きく上回ります。
当サイト「プロエンジニア」に登録されている「Webディレクター」の案件※1 を集計したところ、平均年収は約708万円でした。
なお月給の最低額は20万円から、最高額は100万円です。つまり自身のスキルや案件との相性にもよりますが、年収1000万円も十分に狙えます。
「求人ボックス給与ナビ」が、2024年時点でサイト上に登録されているWebディレクター求人情報※2 から算出した値によると、正社員Webディレクターの平均年収は477万円でした。
なお厚生労働省が発表する賃金構造基本統計調査(職種別)※3 によると、R4年度の全一般労働者の平均年収は約497万円です。
※1:2023年6月時点でプロエンジニアに登録されているフリーランス案件情報のうち、月額報酬の下限額および上限額が公開されている案件より、単価平均×12か月で年収平均を算出
※2:2024年3月時点で「求人ボックス給与ナビ|Webディレクターの仕事の年収・時給・給料」に公開されている求人統計データ
※3:賃金構造基本統計調査/令和4年賃金構造基本統計調査にて公開されている職種別賃金のうち、「決まって支給する現金給与額」*12ヵ月分に「年間賞与その他特別給与額」を加えた値を算出
案件別に詳しい相場を知りたい方は、次のページをご覧ください。
▶ Webディレクターフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル
1.3 フリーランスWebディレクターの具体的な働き方:1日のタイムスケジュールの例
参考までに、フリーランスITエンジニア専門エージェント「プロエンジニア」を通じて、実際にフリーランスWebディレクターとして活躍している方の1日のタイムスケジュールを見てみましょう。
■ 正社員ディレクターからフリーランスに転身した大熊さんの場合
こちらはフリーランスWebディレクターである大熊さんの、1日のタイムスケジュールです。
元々正社員のWebディレクターをしていましたが、キャリアの幅を広げるために入社9年目で退社。現在は正社員時代には経験できなかった領域の案件を担当しています。将来的にはWebに特化したコンサル事業の展開を考えています。
午前中はメールチェックや本日の作業確認を行い、午後はディレクション業務やミーティングなどを行っています。作業は基本的にテレワークで行い、残業は1~2時間程度という働き方を選択しています。
出典:勤続9年のベテラン正社員ディレクターからフリーランスに。経験やキャリアの幅を広げたい!|プロエンジニア
2. フリーランスのWebディレクターになるには?求められるスキルや経験
フリーランスのWebディレクターは、「外部人材」です。つまり企業にとって育成する対象ではないため、前提条件として即戦力になるスキルが求められます。
主に求められるスキルや経験は、以下の通りです。
2.1 2年以上のディレクション経験
フリーランスは一般的に数年の実務経験がなければ、案件の獲得は困難です。
フリーランスWebディレクターの場合、多くの案件で2~3年以上のディレクター経験があることを求められます。ただしコーダーやデザイナーとしてWeb開発の現場経験が充分ある場合、応募できるWebディレクター案件もあります。
実際のフリーランス案件でどのぐらいの経験が求められているのかは、次の案件ページをご確認ください。
▶ Webディレクターフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル
2.2 Webディレクターに必要な知識や経験
フリーランスに限らず、Webディレクターにはたくさんの知識や経験が必要です。
まず作業の工数を見積もり、的確に予算や人員を配分するためには、コーダーやデザイナーなど開発側の業務知識を持っておく必要があります。
またマネジメントや外部折衝(顧客対応)の経験も、Webディレクターには重要です。
さらにWordPressなどCMSの知識や、SEOやマーケティングの知識もあると、受注できる案件の幅が広がるでしょう。
2.3 自己管理能力
プロジェクトの管理だけでなく、フリーランスは自分自身の仕事のスケジュールや進捗も管理する必要があります。
また税金や保険など、会社員なら会社が代行してくれる手続きを自分で行う必要があります。つい先延ばしにしないよう、自己管理する能力も重要です。
2.4 営業力や交渉力
Webディレクターにはマネジメントや外部折衝などのコミュニケーション能力が必要なだけでなく、フリーランスとして自分の仕事を探す必要もあります。そのため、営業力や交渉力などのコミュニケーションスキルが必要です。
Webディレクターとしての業務を行いつつ、さらに自分の案件獲得に動くのは時間が足りないという方は、フリーランスエージェントに一任するのも手です。
当サービス「プロエンジニア」は、フリーランスITエンジニア向けのエージェントです。もし案件獲得や交渉にお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
3. 会社員からフリーランスWebディレクターになる「独立の流れ」(ロードマップ)
Webディレクターがフリーランスになるまでの、一般的なロードマップをご紹介します。独立に至る基本的な流れを把握する参考にしてください。
3.1 コーダーやWebデザイナーに就職・転職する~Webディレクターとして実務経験を積む
フリーランスのWebディレクターを目指すには、まず会社員のコーダーやWebデザイナーとして就職・転職し、Webディレクターにキャリアアップしておくことが近道です。
未経験からフリーランスになる方もいますが、案件探しが難しくなります。ただプロジェクトマネージャーなど違う職種のマネジメント経験がある場合、Webディレクション業務自体は未経験でも案件を受注できる場合があります。
▶ 参考:【PM/Webディレクター】スタートアップのプラットフォーム開発のディレクション
3.2 個人事業主になるための手続きをする~退職する
フリーランスとして一定以上の収入を得る見込みがある場合、「個人事業主」として開業届を出す必要があります。
個人事業主の開業届は、市区町村の役所に提出します。事業の規模によって個人事業主ではなく法人として登録する場合は、会社の設立登記を行います。登録する方法によって税金や保険の対策が異なります。
開業手続きについて詳しくは、フリーランスWebディレクターになる前に確認しておくべきこと を参照してください。
専業のフリーランスになる場合は、開業手続きと並行して勤務先を退職する準備も行っておきましょう。企業によって「退職の何か月前までに申告する」などの決まりがあるので、予め確認しておくことがおすすめです。
なお副業から始める場合は、退職の必要はありません。
3.3 フリーランスエージェントに登録する~案件に参画する
充分な人脈を確保してから独立するのではない場合、案件探しにはフリーランスエージェントがおすすめです。フリーランスエージェントとは、フリーランスとクライアントをマッチングさせるサービスのことです。
フリーランスエージェントに登録する際には、自分のスキルや経歴、希望する勤務条件や単価などを登録します。すると自分で案件を選んで申し込めるほか、スキルや希望の勤務形態にぴったりの案件をエージェントに紹介してもらうこともできます。その際、契約条件の交渉や、請求書発行など事務処理の代行も行ってもらえます。
結果として案件獲得のための営業や交渉、事務処理などの雑務に割くリソースを減らすことに繋がり、自分の作業時間を業務に集中させることができます。
契約が成立したら、案件に参画します。契約する際には、単価や契約期間、納期や納品物、報告や連絡の方法などを確認しておきましょう。
4.【2024】フリーランスWebディレクターの開業手続きチェックシート
独立の流れの中で紹介した「開業手続き」とは、会社員の方には耳慣れない言葉ではないでしょうか。参考までに、2024年2月時点でフリーランスとして開業するために必要な手続きを、チェックシートにまとめました。
これらフリーランスの開業に必要な手続きのうち、健康保険については退職した後も2年間は継続して加入することができます。ただし、その後は国民健康保険に切り替える必要があるので、忘れないように準備してください。
フリーランスの開業手続きについて詳しくは、次の記事も参照してください。
5. フリーランスのWebディレクターになるメリットとデメリット
ここまでの紹介で、フリーランスのWebディレクターは年収が上がりやすい反面、高いスキルや自己管理、手続きが必要だと伝わったかと思います。
改めて、Webディレクターがフリーランスになるメリットとデメリットを一覧にまとめました。
5.1 フリーランスWebディレクターのメリット
フリーランスのWebディレクターになると、以下のようなメリットがあります。
●自分の好きな仕事やクライアントを選べる
フリーランスになると、自分で働く時間や場所を選ぶことができます。さらに自分が携わってみたいクライアントを、自由に選ぶことができます。
● 自分のスキルや経験に応じて高い収入を得られる
フリーランスになると、自分のスキルや経験に応じて高単価の案件を受けることが可能です。自分の仕事の質や量が報酬に直結するので、やりがいを感じることもできます。
● 自分のペースで仕事ができ、キャリアや将来を自分で決められる
もちろん収入アップやキャリアアップだけでなく、収入とプライベートが両立できるように調整することも、フリーランスならば可能です。
フリーランスエンジニアとして仕事を続けつつ、プロボクサーになる夢を叶えた福田さんのインタビューもご覧ください。
5.2 フリーランスWebディレクターのデメリット
フリーランスのWebディレクターになると、以下のようなデメリットがあります。
● 自分で税金や保険などの手続きや支払いをする必要がある
フリーランスになると、自分で各種手続きや支払いを行わなければなりません。他にも案件探しなどの雑務が増えるため、考えることが増えるというデメリットがあります。
● 自分でトラブルやクレームに対処する必要がある
フリーランスになると、クライアントとトラブルになった際に間に入ってくれる会社などがありません。そのため、自分でトラブルやクレームに責任を持って対処する必要があります。
なおフリーランスエージェントを通した案件の場合、トラブルの種類によっては間に入ってもらうことができます。
● 安定した収入や福利厚生がない
フリーランスは案件が決まらなかったり、予定していた契約が更新されなかったりなど、収入が不安定になるリスクがあります。また会社員のような福利厚生がなく、失業保険や労災保険なども自分で用意しなければ利用できません。
ケガや病気、休暇などでブランクができると、その間は収入が途切れてしまいます。いざという際の保険などは、自分で備えておく必要があります。
6. フリーランスWebディレクターになる前に確認しておくべきことチェックシート
いざフリーランスとして独立する前に、確認しておくべきことをチェックシートにまとめました。
これからフリーランスになりたいと考えている方は、このチェックシートをすべて埋められるか確認してみてください。
フリーランスになると、収入が不安定であることや、税金や保険の対策が不十分であることなどから、社会的信用が低いとみなされることがあります。そのためクレジットカードの作成や賃貸の借り入れ、ローンの審査などで不利になることがあります。会社を退職する前に、必要な手続きを済ませておくことが大切です。
また「独立がポジティブなものであること」は、フリーランスになってすぐ挫折しないために重要です。何らかの事情によって仕方なく独立を考えている場合は、まずは「自分のスキルを客観的に見積もる」ことから始めてみてください。
自分のスキルや対応できる作業量をしっかりと見積もっておくことで、「高単価の案件を受けたら内容が難しすぎた」や「納期に間に合わなかった」などのトラブルを避けることができます。
逆に慎重になりすぎて、低い単価に対してスキルがもったいないという場合もあります。スキルの見積もりが難しいという場合は、フリーランス案件を扱った経験が豊富なエージェントに相談すると、見積もりを手伝ってもらうことができます。
このようなフリーランス向けのエージェントは、1つではなく複数見つけておくことがおすすめです。
スキルの客観化やポートフォリオの準備ができていなかったという方は、次の記事も参考にしてみてください。
ほか、エンジニアが独立するまでの手順について詳しく知りたい方には、次の記事もおすすめです。
7. 実際にフリーランスWebディレクターに転身した方の具体例とご本人へのインタビュー
実際に会社員WebディレクターからフリーランスのWebディレクターに転身した方の事例として、ご本人へのインタビューを紹介いたします。
■ フリーランスWebディレクターの大熊さんへインタビュー
(プロエンジニアを選んだきっかけは)Web検索でフリーランスの案件を探していたところ、プロエンジニアのサイトにたどり着きました。正直、社名を聞いたことはなかったのですが、問い合わせてみたところとにかくキャリアコンサルタント碓井さんの印象が良かったんです。
初回の打ち合わせでは雑談も交えながら案件選びの秘訣や、フリーランス初めての人が躓きやすいポイントなど親身になって教えていただき、少しずつこちらの不安も解消されていきました。
8.【2024】フリーランスWebディレクターの市場動向と将来性
これからフリーランスのWebディレクターを目指す方は、将来性があるのか気になっているのではないでしょうか。2024年現在の市場動向と、将来性をご紹介します。
8.1 フリーランスWebディレクターの具体的な案件例
フリーランスWebディレクターの2024年現在の市場動向について、月額単価の異なる案件例を3つピックアップしてご紹介します。
■ 案件例:月額単価50~60万円の案件例
この案件は、越境ECサービスのディレクションやマーケティング担当者を募集する案件です。月額単価は50万円~60万円。定時は10時から19時、出社対応可能な方向けの案件となっています。
必須スキルは、次の3点です。
• 越境ECに携わった経験(ポジション問わず)
• ディレクションの経験
• 出社対応可能な方
この案件について詳しく知りたい方は、フリーランスITエンジニア専門の案件紹介、転職支援エージェント「プロエンジニア」の、案件情報ページをご覧ください。
▶ 【Webディレクター】越境ECサービスのディレクション・マーケティング
■ 案件例:月額単価60~70万円の案件例
この案件は、受託企業でのディレクション担当者を募集する案件です。月額単価は70万円~80万円。フルリモートで勤務可能な案件となっています。
必須スキルは、次の2点です。
• Webディレクターとしての実務経験2年以上の方
• 顧客折衝経験
この案件について詳しく知りたい方は、案件情報ページをご覧ください。
▶ 【Webディレクター/弊社実績多数】受託企業でのディレクション業務★2年以上の経験者優遇!フルリモートで月70万~
■ 案件例:月額単価100万円を狙える案件
この案件は、月額単価は最低70万円から、スキル次第では最高で100万円を狙うことができます。定時は10時から19時、リモート勤務も相談可能な案件となっています。
必須スキルは、次の4点です。
• Webディレクターとしての実務経験3年以上
• サイト分析(Google Analytics)の経験
• UI/UX(ユーザーインターフェイス/ユーザーエクスペリエンス)設計の経験
• パートナー、品質、進行管理の経験
この案件について詳しく知りたい方は、案件情報ページをご覧ください。
▶ 【Webディレクター】大手ECサイトの改善ディレクション業務
その他の案件を確認したい方は、次のページもご覧ください。
8.2 フリーランスWebディレクターの市場動向と将来性
フリーランスITエンジニア専門の案件紹介エージェント「プロエンジニア」に所属するエージェントによると、WebサイトやWebアプリケーションなどの「Webサービス」の数は、今もなお著しい増加を続けています。それに伴いWebサービスの新規作成や改修の需要もさらに高まっており、Webディレクションを行える人材の需要も高い状況が続いています。
▶ 参考:Webディレクターフリーランス案件の特徴・単価・必要スキル
またWebディレクターは、クライアントや開発チームとのコミュニケーションが主な業務の1つです。そのため今後もAIに置き換えられにくい職業だと言えるでしょう。
9. フリーランスWebディレクターのキャリアパスや目標設定の例
フリーランスWebディレクターのキャリアパスの例として、次の4つが挙げられます。
WebディレクターからWebプロデューサーになるために必要な視点は、予算や工数を見積もり、利益を出すことです。Webディレクターは決められた予算や納期を守るように管理することが主な仕事でしたが、予算や納期の見積もりをしっかりとできることが、Webプロデューサーになるために必要なスキルです。
また、マーケティングの知識に特化することでWebマーケターになったり、Web開発に関する幅広い知識や経験を積むことでWebコンサルタントを目指したりといった道もあります。
逆にコーダーやデザイナーなど開発寄りの仕事を続けたいという方には、「ディレクションもできるフルスタックエンジニア」を目指すという道もあります。
キャリアパス選択の自由がきくのも、フリーランスWebディレクターの利点です。ぜひ自分に合ったキャリアパスを見つけてみてください。
▶ インタビュー(Webディレクターからコンサルを目指している方)
▶ インタビュー(フルスタックエンジニアからマーケティングも身につけたい方)
なお下の記事でご紹介している案件のように、プロジェクトマネージャーの募集にWebディレクターの実務経験で応募可能な案件もあります。
あなたに合った意外な案件探しも、ぜひプロエンジニアにお任せください。
10. フリーランスのWebディレクターの収入を上げる方法
フリーランスのWebディレクターとしてキャリアパスを検討する上で、職種の方向性だけでなく、「どうすれば単価を上げていけるのか」も重要ですよね。
フリーランスのWebディレクターが収入を上げる方法には、次の3つがあります。
10.1 サイト作りだけでなく、分析やマーケティングのスキルを身につける
フリーランスWebディレクターの単価は、持っているスキルによって変わります。ディレクション能力があることはもちろんのこと、Webサービス全般に関する知識や、Web開発現場で人気のプログラミング言語の知識を持っているほか、SEOやマーケティングなどの知識を習得していると、高単価の案件に参画できる可能性が高まります。
それらのスキルを習得していることを客観的に示す指標として、次の4つの資格が挙げられます。資格は必須ではありませんが、自分のスキルチェックのためにも、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
• Webディレクション検定
• Webリテラシー試験
• Web解析士
• Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
■ Webディレクション検定
Webディレクション業務のスキルを証明するための資格です。工程管理、要件定義や現状の分析、サイトの設計、マーケティング立案、実施まで、幅広い専門知識を問う実践的な内容となっています。
■ Webリテラシー試験
Web業界で働くうえで必要な基礎知識をまとめた検定試験です。Webに関わる仕事を行う上で標準的な知識を備えているかを問う試験です。
■ Web解析士
ウェブサイトやアプリのアクセスデータを解析し、改善提案を行うことでビジネスの成長に貢献する専門家であることを証明するための資格です。
■ Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Googleのウェブ解析ツール「Googleアナリティクス」の知識と使用方法を証明する資格です。主に、マーケティング専門家やWeb解析者が、ウェブサイトの分析能力を示すために取得します。
10.2 複数の案件を掛け持ちする
Webディレクターだけの話ではありませんが、フリーランスの収入は基本的に仕事した量によって変わります。そのため、複数の案件を掛け持ちすることで、収入を増やすことができます。
しかし複数の案件を掛け持ちするとなると、各案件の進捗状況や品質、自分自身の健康などの管理が難しくなります。自分が作業できるキャパシティをしっかりと見極めて、無理のない範囲で案件を探すことが大切です。
10.3 フリーランスが集まる交流会や勉強会で人脈を作る
フリーランスのWebディレクターが収入を上げるには、自分のスキルを高めるだけでなく、人脈も育てておく必要があります。フリーランスが集まる勉強会などに参加すると最新情報が得られるだけでなく、条件の良い案件の情報を得られることもあります。
11. まとめ:フリーランスのWebディレクターは高収入と自由なキャリアを求める人におすすめ
フリーランスのWebディレクターは、やはり自分で案件を選べるという点がとても魅力的な職種です。月額単価だけでなく、自分に合った働き方を選んだり、希望するキャリアに沿ったスキルの経験を選んで積むこともできます。
その代わり、案件を探す手間が増えたり、収入が不安定になったりといったリスクも大きくなりますが、エージェントを活用することで負担を軽減することも可能です。
この記事がフリーランスという働き方が自分に合っているかどうか、見極めるお手伝いができましたら幸いです。
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