ITスペシャリストになるのなら取得を目指したい資格一覧 | サービス | プロエンジニア

    ITスペシャリストになるのなら取得を目指したい資格一覧

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    公開日:2019年04月05日 最終更新日:2019年09月25日

    ITスペシャリストは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が定めるITスキル標準(ITSS)において、ITスペシャリストの定義を「6つの専門分野において一定のスキルを有するエンジニア」としています。また、幅広いIT関連の知識や技術力をベースに、IT関連の特定分野について高度な専門性を持つエンジニアの総称でもあります。
    本記事では、ITスペシャリストを名乗る上で、エンジニアとしての信頼性を高め、スキルを証明するためにも取得しておきたい資格について説明します。

    目次

    1. ITスペシャリストとは

    ITスペシャリストとは、その名の通り、ITの特定分野において高度な専門性を持つスペシャリストの総称です。
    また、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が定めるITスキル標準(ITSS)では、ITスペシャリストの定義として、6つの専門分野においてレベル3以上を満たす人としています。※参照資料:IT スペシャリストのスキル領域
    この6つの専門分野は、プラットフォーム、ネットワーク、データベース、アプリケーション共通基盤、システム管理、セキュリティとなっており、スキル達成度を示すレベルの概念とあわせて次項に解説します。

    1.1 ITスペシャリストの6つの専門分野

    ITスペシャリストが6つの専門分野においてどのような役割を果たすのかを説明します。

    1.1.1 プラットフォーム

    システムやソフトウェアが正しく動作するための土台となるプラットフォームの策定・設計・構築・導入を行い、システムリリース後の運用に携わります。
    Windowsやmac OSなどのOSをはじめ、データベース管理サーバ、Webサーバ、アプリケーションサーバなどのミドルウェアのプラットフォームについても障害・性能管理まで行います。

    1.1.2 ネットワーク

    社内ネットワークのLANなども含め、ネットワーク全体の設計・構築・導入および運用を行います。 また、障害対応などの業務にも携わります。

    1.1.3 データベース

    データベースの設計・構築をはじめ、テスト計画の作成、性能・障害管理を行います。

    1.1.4 アプリケーション共通基盤

    システムに合わせたソフトウェアの導入やフレームワークなどの選定・開発および導入を行います。
    また開発環境の構築やソフトウェアの動作効率を良くする開発ツールの導入なども行います。

    1.1.5 システム管理

    システム全体の構築・管理の設計および運用を行います。ハードウェア、ソフトウェア、アプリケーションなどのシステム運用にも携わります。

    1.1.6 セキュリティ

    サーバー攻撃による個人情報漏洩などの情報流出を防ぐセキュリティ対策を見据えた、セキュリティシステムやセキュリティのためのコンポーネントの設計・構築および運用を行います。

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    2. ITスペシャリストの専門分野に役立つ資格

    ITスペシャリストの専門分野において役立つ資格を説明します。
    レベルはスキルの達成度を示しており(下図参照)、レベルが高いほど資格取得も難易度が高くなると言えます。



    参考資料:ITスキル標準のキャリアフレームワークと資格のマップ



    参考資料:ITスキル標準 レベルの概念

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    2.1 基本情報技術者試験

    ITエンジニアであれば最初に取得を目指したい資格です。IT関連の基本的な技能や知識を幅広く習得することができ、ITスペシャリストになるためのしっかりしたベースとなります。

    ・ H30年度の実績:合格率 25.6%
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル2

    関連記事:基本情報技術者試験の合格率は?難易度と勉強時間の目安まとめ

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    2.2 応用情報技術者試験

    ITエンジニアとしてある程度経験積んだ上でレベルアップを目指して受験する人が多く、IT関連の応用的知識や技術に加え、管理・経営まで幅広いスキルを習得することができます。
    ITスキル標準(ITSS)では、スキルレベル3であるこの資格取得によりITスペシャリストといえることになります。

    ・ H30年度の実績:合格率 23.1%
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル3

    関連記事:応用情報技術者試験の合格率は?難易度と勉強時間の目安まとめ【2018年版】

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    2.3 ネットワークスペシャリスト試験

    ネットワークに関する広範な知識と専門性を示すことができる資格です。
    試験は選択式問題と記述問題から成り、おおまかに3つの分野について広く問われます。
     ・ 基礎理論や開発技術、ネットワークセキュリティまで含むテクノロジ系
     ・ プロジェクトやサービスなどのマネージメントに関するマネジメント系
     ・ システムや経営戦略などのストラテジ系
    難易度は高い試験とされていますが、ITスペシャリストの専門分野がネットワークであれば、ぜひ取得を目指したい資格と言えます。

    ・ H30年度の実績:合格率15.4%
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル4

    関連記事:ネットワークスペシャリスト試験は転職に有利?気になる年収も調査しました
    関連記事:ネットワークスペシャリスト試験の難易度は?合格率から勉強時間まで解説

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    2.4 オラクルマスター(Gold)

    オラクルマスターは世界で高いシェアを占めるOracleデータベースに関する専門性を認定する世界共通資格です。
    Bronze, Silver, Gold, Platinumまで4段階のステップがありますが、GoldとPlatinumは高い評価を受ける資格とされています。Oracleデータベースの知識や管理、方法に関する専門的な深い内容が問われ、実務経験がないと難しいような実践的な演習問題も多いです。
    出題範囲はデータベーススペシャリストほど広くはなく、難易度はレベル3ですが、ITスペシャリストの専門分野がデータベースやプラットフォームであれば、取得を目指したい資格と言えます。

    ・ H30年度の実績:合格率 非公開
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル3

    関連記事:オラクルマスターとはどんな資格?難易度から受験料までまとめました

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    2.5 データベーススペシャリスト試験

    データベースに関する広範な知識と専門性を示すことができる資格です。
    試験は選択問題と記述問題から成り、ER図、正規化、概念データモデリングなどに関する問いをはじめ、性能設計・運用管理・データベースセキュリティなどに関する深い造詣が必要とされる問が出題されます。
    難易度は高い試験とされていますが、ITスペシャリストの専門分野がデータベースであれば、ぜひ取得を目指したい資格と言えます。

    ・ H30年度の実績:合格率 13.9%
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル4

    関連記事:データベーススペシャリスト試験の難易度は?合格率や勉強時間を解説

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    2.6 情報処理安全確保支援士試験

    情報処理安全確保支援士(情報セキュリティスペシャリスト)になるための試験です。
    情報セキュリティ技術の専門家として、セキュアな情報システムを企画・要件定義・開発・運用・保守するための知識・実践能力を有することを証明できる資格です。
    試験は選択問題と記述問題から成り、情報セキュリティ、セキュリティ管理、セキュリティ実装技術など、セキュリティに関する問題が大半ですが、ネットワーク知識も要求されます。
    難易度は高い試験とされていますが、ITスペシャリストの専門分野がセキュリティであれば、ぜひ取得を目指したい資格と言えます。

    ・ H30年度の実績:合格率 17.7%
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル4

    関連記事:IT系初の士業!?情報処理安全確保支援士試験の登録制度概要と難易度

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    3. ITスペシャリストの幅を広げるおすすめの資格

    IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が定める専門分野に限らず、特定の分野に高い専門性を持っていればITスペシャリストと呼ばれるようになってきています。
    下記に、高い専門性をもつITスペシャリストのために役立つ資格を説明します。

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    3.1 ITストラテジスト試験

    ITストラテジストは、ITと企業経営の両方の専門性を兼ね備えたスキルを証明できる資格です。
    試験では、マネジメントに関する広範な知識、企業の経営方針を定めるための経営戦略の立案についてなど問われます。
    企業の経営戦略に基づいたIT戦略を立て、企業が抱える経営課題の解決や企業システムの最適化などに役立つスキルは、コンサルティング、経営企画部門、情報システム部門などにおいて高く評価されます。

    ・ H30年度の実績:合格率 14.3%
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル4

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    3.2 システムアーキテクト試験

    業務要件の的確な分析や業務ニーズに応じたシステムのグランドデザインの設計などを主導するシステムアーキテクトに関する高度な専門知識を証明する資格です。
    試験では、要件定義や仕様設計を中心に、情報システムや組み込みシステムなどの専門的な業務手法や業務知識について深く問われます。
    システムの上流工程に関する幅広い実務スキルを持ち、変化のめまぐるしいIT業界において、システム改良や新たなシステム設計を実現できる専門性は、企業からも重宝されます。

    ・ H30年度の実績:合格率 12.6%
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル4

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    3.3 プロジェクトマネージャー試験

    プロジェクト全体を管理・運営するマネジメント能力を証明できる資格です。
    試験ではプロジェクトマネジメントに関する全領域から出題され、近年はセキュリティに関する問題も重要視されています。合格率が低く、難易度がかなり高い試験ですが、マネジメントのスペシャリストを目指すなら価値のある資格といえるでしょう。

    ・ H30年度の実績:合格率 13.2%
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル4

    関連記事:プロジェクトマネージャ試験勉強に!論文対策法からおすすめ参考書まで紹介
    関連記事:プロジェクトマネージャ試験の難易度は?合格率から勉強時間まで解説【2018年版】

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    3.4 エンベデッドシステムスペシャリスト試験

    ハードウェアとソフトウェアを適切に組みあわせて組み込み(エンベデッド)システムを構築する組み込みエンジニアや、IoT系エンジニアの専門性を証明する唯一の国家資格です。
    試験では、コンピュータやシステムの構成要素、ネットワークやセキュリティ、組み込みシステムの設計・構築に関する問いが出題されます。
    近年、注目度が高まり急発展しているIoT技術などには組み込みソフトウェアが必須であり、今後は幅広い知識や技術を持つ組み込みエンジニアの需要も増えていくでしょう。

    ・ H30年度の実績:合格率 17.8%
    ・ 難易度:ITスキル標準が定めるレベル4

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    4. まとめ

    ITスペシャリストを目指すのであれば、システム開発の業務経験を積む中で身につく知識や経験をベースに、特定の分野における専門性を高めていきます。その中で、前述したような資格の取得を目指すことで、スペシャリストとしての知識や技術を得ることができるでしょう。
    さらに高いレベルのITスペシャリストとして活躍するためには、専門分野の高難度の資格習得をはじめ、業界の動向を常に把握しながら新しい技術の習得などにも柔軟に対応し、その分野を極めたプロフェッショナルを目指しましょう。
    またITスペシャリストとしてキャリアを積み、その深い専門知識の強みを生かして、プロジェクトマネージャーやITアーキテクトへのキャリアチェンジを図るケースも多く見られます。

    本記事を参考に、ITスペシャリストを目指す方も、現在ITスペシャリストとして活躍されている方も、対外的なスキル証明として役立つ資格の習得を目指してはみてはいかがでしょうか。

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