フリーランスになれば会社員より年収が増えるというけれど
• 年収1000万円を目指すことは可能なのか
• 年収1000万円以上をずっと保つことができるのか
将来性などに不安のある方もいるのではないでしょうか。
本記事では、フリーランスで年収1000万円稼いでいる人はどのぐらいいるのかの実態や、正社員との比較データを紹介。さらに年収1000万円を超えやすい職種や必要なスキル、手取り額の計算方法も解説します。
1. 会社員とフリーランス、それぞれ年収1000万円の割合は?
SNS上などでは、「フリーランスとして独立すれば5年以内に年収1000万円突破できる」などの文言を見ることがあるかもしれません。例えば現在年収が1000万円を超えているフリーランス100名に対して行われた調査※1 では、約6割が「フリーランスに転身後、5年以内に年収1000万円を超えた」と回答しています。
※1 出典:【年収1,000万円以上のフリーランスに調査!】約6割が「5年以内に年収1,000万円超えを達成」 優先して取り組んだことは「専門スキルのスキルアップ」|PRTIMES
しかし内閣官房が発表した「令和2年度フリーランス実態調査結果」によると、「フリーランスとしての年収」が1000万円以上と答えた方は約4%、つまり「年収1000万円を超えているフリーランスは25人に1人」ということが分かります。
ただこちらの調査では「経費を差し引いた後の収入」で集計しているため、節税のために経費を最大化している人も多いことを考えると、額面では1000万円を超える人の割合はさらに増える可能性はあります。(経費にできる費用については、後ほどご紹介します)
対して会社員やフリーターなどの「雇用者としての年収」は、給与額面で1000万円以上という方が約3%です。同様に雇用者とフリーランスの収入をグラフで比較してみると、意外に似た曲線を描いていることが分かります。
このように公的データを見てみると、フリーランスで年収1000万円を突破するのは必ずしも簡単なことではないようです。
では現在1000万円以上稼いでいる方はなぜ転向後早々に高単価の案件を獲得できたのか?というと、「需要のある職種であるかどうか」や、「自分と相性のよいエージェントが見つかるかどうか」が重要になります。
2. フリーランスの手取り額は?年収別見込み額の早見表
ひと言で年収1000万円といっても、フリーランスはその中から税金や各種社会保険料を自分で支払う必要があります。それらの必ず必要な支出を差し引いた後の手取り額は、おおよそ次のような試算になります。
【試算の条件】
• 20~30代
• 単身世帯
• 東京都在住
• 青色申告あり
• 経費計上なし
• 特別な控除なし
• 個人事業税がかかる業種
月額単価 | 年収 | 手取り年収 | 手取り月収 | その単価の案件例 |
---|---|---|---|---|
50万円 | 600万円 | 約421万円 | 約約35万円 | 50万円以上の案件例を見る※2 |
70万円 | 840万円 | 約559万円 | 約47万円 | 70万円以上の案件例を見る※2 |
85万円 | 1020万円 | 約671万円 | 約56万円 | 90万円以上の案件例を見る※2 |
100万円 | 1200万円 | 約774万円 | 約65万円 | 100万円以上の案件例を見る※2 |
140万円 | 1690万円 | 約1020万円 | 約85万円 | 130万円以上の案件例を見る※2 |
※2:「案件例を見る」のリンク先は、弊社が運営するフリーランスITエンジニア専門エージェント「プロエンジニア」の案件ページです。単価別の代表的な案件の例は、この記事の最後でもご紹介します。
年収から手取りを計算する詳しい方法については、次の記事も参考にしてみてください。
2.1 年収1000万円以上得るために必要な月額単価と、その手取り額は?
早見表から分かるように、年収1000万円以上稼ぐためには、月額単価で約85万円の収入が必要です。例えば月額85万円(年収1020万円)の場合の手取り年収は約671万円で、月の手取りは約56万円です。
※:条件は早見表と同じく、「青色申告、20~30代、独身、東京都在住、個人事業税がかかる業種、経費ゼロ」で計算しています。2024年時点で、所得税に追加して「復興特別税」が徴収されています。また2024年6月から始まる「定額減税」で、年収2千万円以下の方は所得税と住民税が一律で減税になります。
※:個人事業税は、職種やお住まいの地域により、かからない場合があります。
なお年収が1000万円を超えると、翌々年から消費税の納付義務が発生しますので、ご注意ください。
2.2 手取りで年収1000万円を超えるために必要な月額単価は?
こちらも上の表から分かるように、手取り1000万円を超えるためには、月額140万円以上の収入が必要です。その場合、月の手取りは約85万円にものぼります。
3. 年収1000万円以上狙えるフリーランス(個人事業主)の職種は?
まず、弁護士や税理士、公認会計士など、士業のフリーランスは年収が高めの傾向があります。しかし士業で開業するには、専門の資格が必要です。
資格が不要で安定して高単価を狙える職種には、次のようなものが挙げられます。
3.1 トレンドのプログラミング言語を扱うプログラマー
同じプログラマーでも、言語により単価や需要(募集されている案件の数)が大きく異なります。特にトレンドの言語やモダンなフレームワークを扱える場合、高単価を期待できます。
3.2 フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアは、特にスタートアップやベンチャー企業において需要があり、好条件を引き出しやすい傾向にあります。
フルスタックといっても、全てのスキルが専門家並みにハイレベルである必要はありません。いくつかのスキルがクライアントの求める水準を満たし、かつ幅広い工程での開発経験や知識があれば、あとはフルスタックエンジニアとして仕事をしながら学んでゆくこともできます。
アーリー/シード期の企業では、フリーランスで参画したフルスタックエンジニアが、最終的にCTOやテックリードになることも多いようです。
3.3 データサイエンティスト・機械学習エンジニア
AIやSaaSで大量のデータを扱う企業が増加の一途をたどる中、今後も機械学習を活用する場面は拡大していくと予想されます。しかしそれらを扱えるエンジニアは需要に対してまだまだ不足しており、将来性がとても期待できる職種です。
3.4 プロジェクトマネージャー
管理職の印象が強いプロジェクトマネージャーですが、実はフリーランスにも需要があります。優秀なプロジェクトマネージャーを社内で育成するには、時間もコストもかかるのが実情です。そこで即戦力としてスポットから採用できる「フリーランスのPM」に、注目が集まっています。
3.5 コンサルタント
図のように、各種のコンサルタントは年収1000万円を超えやすい状況です。コンサルティングファームを退職してフリーランスになる方が多い印象ですが、例えばITコンサルならプロジェクトマネージャー経験を、WebコンサルならWebディレクター経験を活かしてコンサルタントに転身する方も数多くいらっしゃいます。
コンサル業務に興味のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
出典:フリーランスコンサルタントになるには?年収相場と独立の流れ、独立のメリット・デメリット|プロエンジニア
どの分野においても、フリーランスのコンサルタントは将来性のある職種です。前述のような「コンサルティングファームに頼むほどの規模感ではないけど、コンサルタントの手は借りたい」という企業の需要は、今後も継続すると考えられます。
4. 年収1000万円を稼ぐフリーランスの特徴
年収1000万円を稼ぐフリーランスの特徴として、次のようなポイントが挙げられます。
前述のように、需要のある職種やそれに付随するスキルを持っていると、月額単価は最も上がりやすいです。さらに、単価の高い案件は必須スキルに求められる項目が多くなる傾向にあります。そこで幅広い業務知識やリーダー経験などのサブスキルを持っていると、単純に応募できる案件の幅が広がります。
またフリーランスは働き方の自由度が高い代わりに、そのぶん信用が大事になります。作業スケジュールを守るだけでなく、体調を整えるなどの自己管理が重要です。
なおここで求められるコミュニケーション能力とは「楽しくおしゃべりできること」ではなく、「仕事上必要な意思疎通をスムーズに行えること」です。何か問題や疑問点などに気づいた場合は速やかに「報告・連絡・相談」し、さらにクライアントの話をしっかりと聞いて対応する「傾聴」のスキルも重要です。
さらに、今どれほど需要のあるスキルであっても、いずれはコモディティ化してしまう可能性はあります。そのため長く高単価で働き続けるためには、常に流行のキャッチアップを欠かさず、スキルアップを続けていける必要があります。
5. 年収1000万円を目指すため、今からスキルチェンジは可能?
結論から言うと「職種による」ですが、例えばITエンジニアの場合はスキルチェンジが可能です。ただITエンジニア同士でも方向性を大きく変えて高難度の職種にチャレンジする場合は、個人開発した作品でポートフォリオを用意するなど、熱意を示すことが重要です。
実際にスキルチェンジした3名のフリーランスの方に、それぞれインタビューしてみました。転向を決意したきっかけや、それからどのように行動したのかを伺っていますので、ぜひ確認してみてください。
5.1 組み込み系エンジニアからデータサイエンティストに転向した、中村さんの例
僕自身サッカーが好きなので、試しにサッカー選手の特性を分析するシステムを自作してみたのですが、知識も技術力も独学レベルなので思うように仕上がらず…このシステムを更に加速させたいという気持ちから、実際にデータサイエンティストとして仕事をしたいと思い、すぐに案件探しを始めました。
(中略)
すぐ決断できたのは、当時この分野であれば今後も伸びると予測できましたし、年齢的にも最後の挑戦だと思ったからです。
5.2 JavaエンジニアからPHPエンジニアに転向した、淺原さんの例
フリーランスになって最初の10年間はJavaエンジニアとして、エージェント経由で銀行系の仕事を主に請けていました。
リーマンショックをきっかけに、大手企業の案件が減少し、銀行系の案件を請けられなくなったため、リーマンショックの影響を受けなかった中小企業のPHP案件を請け始めました。それ以来PHPの案件を10年以上受け続けています。
5.3 Webデザイナーからフルスタックエンジニアに転向した、武田さんの例
当初はWebデザイナーの仕事を探していましたが、その時お世話になったエージェントから複数の案件を紹介いただきまして、そこでWebデザイナー職とWebエンジニア職では大きく収入の差があることを目の当たりにしたんです…(笑)
「これは今後エンジニアにならなければ将来自分の理想の収入を得るのは難しいかもしれない…」と感じ、それ以降徐々にWebデザイナーからWebエンジニアにキャリアチェンジしていきました。
なお二十代であれば、異業種からでもITエンジニアに転向することが充分可能です。
スキルチェンジを希望している方は早ければ早いほど有利になりますので、ぜひ弊社プログラマカレッジにご相談ください。本気でITエンジニアになりたい方であれば、受講費用は完全無料です。
6. フリーランスが手取り年収を増やす具体的な方法
フリーランスが年収1000万円を目指すための現実的な方法として、次の3つが挙げられます。
当然のことですが、何より作業単価のアップが収入アップへの近道です。スキルアップしてより高単価の案件を受注するほか、長期で参画中の案件であれば交渉することで単価をアップしてもらえることもあります。
交渉が苦手という場合、エージェントを利用すれば代理で交渉してもらうことも可能です。
また、希望単価で契約できたことはもちろん、単価交渉にも柔軟に対応してくれます。もちろん案件参画後すぐ交渉ができるわけではないですが、現在案件参画から1年が経過し、企業様に私自身の対応業務の幅が広がったことや、今後の対応業務の提案等をさせていただき単価交渉を行っており、そこでも碓井さんは親身になってフォローしてくださるので助かっています。
6.1 案件を掛け持ちする
今の作業状況に余裕があるならば、案件を掛け持ちするという方法もあります。掛け持ちは収入が増えるだけでなく、メインで受注している案件が突然なくなった場合に備えてリスクを分散できるというメリットもあります。
案件の掛け持ちに興味がある方は、次の記事も読んでみてください。
6.2 青色申告で経費や控除を最大化する
現在の売上のまま手取りを最大化する方法として、青色申告が挙げられます。
青色申告をすると、次のようなメリットがあります。
経費や控除の最大化については、次の項目で詳しく説明します。
7. 青色申告で経費や控除を最大化する方法
青色申告で使用できる経費や控除の、それぞれの種類をご紹介します。確定申告をする際には、見落としがないかチェックしてみてください。
7.1 経費を最大化する
青色申告で経費を最大化することで、節税につながります。
例えば、次のような科目を経費に計上することができます。
費用の科目 | 計上できるもの |
---|---|
減価償却費 | 高額かつ消耗しない資産(固定資産)の購入にかかった費用の一部を、一定の年数(耐用年数)の間、毎年費用に計上できる |
消耗品費 | 事務用品などの消耗品代(10万円未満または耐用年数が1年未満) |
通信費 | インターネット代、電話代、切手代、宅配送料など※3 |
交際費 | 打ち合わせの飲食代など、顧客とのつきあいで発生した費用 |
旅費交通費 | 電車・バス代、ガソリン代など業務で必要な移動にかかった費用、出張旅費など |
図書新聞費 | 資料・参考書代など |
広告宣伝費 | 広告の費用や宣伝用ウェブサイトのサーバー料金など |
水道光熱費 | オフィスの水道代、電気代、ガス代※3 |
修繕費 | 固定資産の修繕にかかった費用※3 |
地代家賃 | オフィスの家賃など※3 |
損害保険料 | オフィスの火災保険料や営業車の自動車保険料など※3 |
※3:自宅などプライベートで使うものでも、自宅をオフィスにしている場合は家事按分して一部を計上
7.2 控除を最大化する
控除には、「消費税に関する控除」と「所得税に関する控除」の2種類があります。
■ 消費税に関する控除
仕入れが必要な業種の場合、材料や商品の購入(仕入れ)で支払った消費税ぶんの金額を、売上時に受け取った消費税から控除することができます。
■ 所得税に関する控除
所得税に関して受けられる控除には、次のようなものがあります。
基礎控除 | 全ての納税者に適用される控除 |
---|---|
社会保険料控除 | 国民健康保険料や国民年金保険料などの社会保険料を控除 |
青色申告特別控除 | 青色申告を行うことで適用される控除。最大65万円 |
その他の保険料控除 | 生命保険・医療介護保険・個人年金保険・地震保険・学資保険など、個人で加入した分の保険料を控除 |
医療費控除 | 一年間の医療費の合計が高額になった場合に適用される控除 |
小規模企業共済等掛金控除 | 小規模企業共済やiDeCoに加入している場合、掛金の一部を課税対象額から控除 |
寄付金控除 | ふるさと納税や、社会福祉法人などに寄付した場合に適用される控除 |
雑損控除 | 災害や盗難によって損害を受けた場合に適用される控除 |
その他、家族の状況に関する控除 | 配偶者控除、扶養控除、障害者控除、ひとり親控除、寡婦控除、勤労学生控除など |
8. フリーランス(個人事業主)として独立するデメリット
フリーランスは会社員に比べて年収が高くなりやすく、また自由も多いというメリットがあります。その代わりとして、フリーランスには会社員にはないデメリットがあります。
まず、会社員であれば自分でやらなくてもよい税金や保険などの事務処理を、自分で全てこなす必要があります。対策として、税金の処理を外注しているフリーランスもいます。
また、フリーランスは収入が安定しないというイメージがあります。そのため金銭的な面で社会的信用が低下し、クレジットカードの作成やローン契約の審査時に、会社員よりも不利になります。大きな買い物をする予定がある方は、独立する前にローンを組み終えておくことがおすすめです。
さらにクライアントとトラブルになった際に、フリーランスは自力で対処しなければならないというデメリットもあります。トラブルに自分で対処できるのか不安があるという方は、エージェントの利用がおすすめです。
以前契約していた案件先の現場担当者と私の意見が合わないことがあったのですが、プロエンジニアの担当キャリアコンサルタントに相談したところ、現場の状況やこちらが求める改善点を丁寧にヒアリングし、後日現場担当者にしっかり伝えてくださり、状況改善に務めてくれました。
9. フリーランス(個人事業主)の年収が激減した場合の対処法
フリーランスの場合、年収が1000万を超えていた翌年、突然収入がゼロになるという場合もあります。その際の対処法を詳しく知りたい方は、ぜひ次の記事もご覧ください。
国民年金については、収入の減少に応じて納付の猶予や免除を受けることができます。
ただしデメリットとして、将来受け取る年金の額が減少するという点が挙げられます。とはいえ「全額免除」になっても2分の1は保証されます。対して「未納」の場合は全く保証されないため、支払いが難しい場合は忘れずに手続きを行っておきましょう。
なお免除を受けた後、10年間は免除された分を追納することができます。年金を減らしたくないという方は、後で余裕ができた際に納付することも可能です。
10. 年収1000万円以上のフリーランス案件例を紹介
ここでは、実際に年収1000を超えるフリーランスITエンジニアの案件をご紹介します。必要なスキルなども紹介しますので、レベル感の参考にしてみてください。
10.1 フルスタックエンジニアの案件(月額単価80万円~90万円)
出典:【Ruby/TypeScript】フルスタックエンジニア★クラウドWAFプロダクトの開発
【必須スキル】
• Webアプリケーションの開発実務経験(3年以上)
• Ruby on Rails での開発経験
• React/Vue 等のフロントエンドフレームワークを用いての開発経験
こちらは、Ruby on Rails を利用したバックエンドの設計、開発、保守や、React を利用したフロントエンドの設計、開発を主に行う、フルスタックエンジニア向けの案件です。
バックエンド&フロントエンド開発をメインに行いつつ、フルスタックエンジニアとしての経験を積める環境です。Web エンジニアでありながらセキュリティについて学べる機会も多いだけでなく、さらにクラウド技術、コンテナ技術、コンテナオーケストレーション技術、AI 技術など、多様なバックグラウンドを持ったメンバーと一緒に働ける点が魅力的な案件です。
10.2 データサイエンティストの案件(月額単価90万円~100万円)
出典:【Python】データサイエンティスト★マンション売買サービスのデータ分析
【必須スキル】
• Python を用いた開発経験
• AI、機械学習、データ分析に関する開発経験
• PdM などサービスの企画に携わった経験
こちらは、不動産テック企業にてマンション売買サービスのデータ分析を行う案件です。どのような情報をサービスにしていくか分析し、企画まで率先して行える方が求められています。
Pythonでの開発経験があり、さらにこれからデータ分析に携わっていきたい方は、ぜひチェックしてみてください。
10.3 プロジェクトマネージャーの案件(月額単価90万円~100万円)
出典:【PM】クラウド型動画コンテンツ配信システムの開発マネジメント
【必須スキル】
• コンシューマ向けWeb系プロジェクトでのPMまたはSEリーダの経験
• オープン系の技術を用いた開発経験
• 顧客調整、要求定義、要件定義経験
• プロダクトをベースとしたSIプロジェクトにおいて、PMまたはSEとして要件定義の経験
• スピード感よく要件定義、現場コントロールが出来る
• 責任感がある
• 予算/コスト管理の経験
• 顧客へ報告資料の作成と説明
こちらはクラウド型動画コンテンツ配信システムを提供している企業にて、コンテンツホルダ向け動画配信サイト開発のプロジェクトマネージャーを募集しています。
この案件では、Web系のプロジェクトマネージャーとして一通りのスキルがあるだけでなく、次のような人物が求められています。この人物像は多くの案件で暗に求められているものですので、参考にしてみてください。
【求める人物像】
• コミュニケーション能力の高い方
• 新しい業界、技術への探究心があること
• 勤怠が安定していること
• 職務姿勢が真面目であること
11. フリーランスの年収について、よくある質問にお答えします
フリーランスの年収について不安のある方へ、よくある質問にお答えします。
11.1 フリーランスになれば年収は必ず正社員より上がるのでしょうか?
フリーランスになれば必ず上がるとは、お約束できるものではありません。とはいえ、会社にとっても育成などにお金がかからない分、同じスキルであれば基本給(月額単価)は高くなる人が多い傾向にあります。逆に育成が必要な経験の浅い段階であれば、正社員の方が安心です。
また、あまり外注する文化のない職種も、フリーランスに向いていません。自分が希望している職種のフリーランスにどれだけ需要があるのかを、見極めることが大切です。
自分が持つスキルの需要や将来性が気になる方は、エージェントへの相談がおすすめです。フリーランスになった場合の単価感などを確認し、想定年収を試算することができます。フリーランスとして需要の高いスキルを持っている方の場合、思わぬ年収アップになることもありますので、まずは確認してみてください。
▶ プロエンジニアではITエンジニアの独立支援も行っています
11.2 いくら見た目の単価が高くても、フリーランスは報酬の「未払い」や「不当な減額」といったトラブルがあるらしくて心配です
SNSなどを経由した個人取引やクラウドソーシング、スキル販売サイトなどで契約すると、そういったトラブルに遭遇することがあります。特に契約について正しい知識がない個人との取引は作業後のキャンセルや音信不通などのトラブルが多いため、取引の流れがシステムで管理される仲介サービスを経由すると安心です。ただし仲介サービスでもトラブルは防ぎきれないので、相手の取引実績や評価などをよく見極めてから受注するように気をつけてください。
それでも報酬面のトラブルが心配な方には、エージェント経由での受注がおすすめです。
そもそもエージェントがクライアントとフリーランスの方の間に入った上で、お支払いはエージェントから行います。そのため「未払い」や「発注者との連絡が取れなくなる」ことはございません。プロエンジニアの場合、15年以上の実績と常時300名以上のエンジニア稼働実績があります。安心してご稼働いただけると自負しています。
11.3 経験年数が増えたら、いつかは年収1000万円を超えますか?
フリーランスに定期昇給はないため、ただ単に経験年数が長いだけでは単価アップにはつながらないのが実情です。単価の高い仕事を受けるためには、経験内容が重要になります。ただし常にスキルの更新を続けていなければ、そのスキルの需要自体がなくなるリスクもあります。
さらに1000万円以上の高収入を目指す場合は、専門スキルの更新だけでなく、リーダーやマネージャー、コンサルタントへのステップアップなど、キャリアアップに向けて積極的に動くことが重要です。
12. まとめ
一般的にフリーランスになると収入がアップすると言われていますが、職種によるところが大きいのが実情です。専業のフリーランスになろうか検討している方は、まず案件情報サイトなどで、自分がなりたい職種の案件が豊富にあるか確認してみることがおすすめです。
さらに自分のスキルでどのぐらいの単価が期待できるのか、先輩フリーランスや専門分野のエージェントに相談できれば安心です。後悔しないためにも、ぜひしっかりと下準備をして、フリーランスという働き方を楽しんでくださいね。
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【A】汎用性が高く、難易度が比較的やさしい言語は、企業が新規の開発にも積極的に採用する傾向があります。後ほどご紹介しますが「TypeScript」はその一例ですね。「静的型付けができるJavaScript」は開発の規模を問わずに採用しやすいですし、JavaScriptの上位互換的な存在だと言えます。
また少しご質問の意図からズレてしまうかもしれませんが、「純粋に難易度が高い言語」にも一定の需要は常に存在します。